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5月のれんらく帳
2005.5.1|info

わかりにくくてどーもスイマセンですが、今月の「おやすみ」をアップしておきます。

◎ 定休日 →毎月曜日(2、9、16、23、30日)
◎ 臨時休業→10[火]&24[火]
 ※両日とも19:30より「旅講座」あり。
  また、イベント開催にともない営業時間の変更があります。

◎ 5/18[水]、6/1[水]の両日、カフェの営業は18時までとさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。 今月はいよいよ「旅講座*フィンランド」がスタートします。準備も着々と進んでいます。カジュアルな雰囲気の中たのしい講座にしたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

そして個人的には、カエターノ・ヴェローゾの来日公演があります。前回1997年の来日公演はなんとなくスルーしてしまったのですが、後から「すんごいよかったですよぉ~」という話をたくさん聞かされてくやしい思いをしていたので、今回はいわば「雪辱戦」ですね。だいたいウチの定休日である「月曜日」にライブをやられたら、やっぱり行かないわけにはいかんでしょう?moiのお客様のなかにも心待ちにされている方もいらっしゃるようで・・・会場で見かけたら声をかけてくださいね。

では、今月もmoiでお会いしましょう!

ラ・トゥール展
2005.5.2|art & design

なんとしてもゆかねばと思っていた「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」へ、ようやく行ってきた(開催中~5/29 上野・ 国立西洋美術館)。

キャッチコピーは《再発見された神秘の画家》。なぜ「神秘なのか?」は公式サイトでチェックしていただくとして、ヘソまがりのぼくの目にうつるラ・トゥールはもっとちがう表情の人物だった。たとえていうなら、

── フォークボールばかり投げるピッチャー。

ラ・トゥールの作品の最大の特徴は、「光」と「闇」が織りなす独特の世界にある。そしてその「こだわり」と「技術」はハンパではない。つまり、「光」と「闇」を描くことはラ・トゥールにとって最大の武器であり、いわば「フォークボール」だったのではないか。ツーストライクに追いこまれた打者は相手がつぎに「フォークボール」を投げてくるであろうことを、しっている。しっているのだが、打者はその威力の前に打つ手立てがない。空振り三振を喫してしまうのだ。「どうせあいつにはフォークしかない」、そうひとは悪態をつくだろう。けれども、けっきょくのところいつも歯が立たないのである。

かれが生きた17世紀、「またかよ!」とつっこみながらも、ひとはラ・トゥールの描く「光と闇」に夢中だったはずである。そしてそのなかには、ときの国王ルイ13世もいた。

── 「光」と「闇」を描かせたら右に出る者のいない画家。

ラ・トゥールは絶大な人気を誇っていた。人気がでるのも無理はない。「光と闇」ほど、いまもむかしもひとびとの想像力を刺激する概念はないからだ。ひとはみな、「光」と「闇」とのはざまに生きている。「光」は「闇」を暗示し、「闇」は「光」を期待させる。「光」しか存在しない世界は「神の国」だし、反対に「闇」だけが存在する世界は「地獄」である。「光と闇」に、ひとは「神秘」をみてしまうのだ。

極論すればこんなふうにも言える。ラ・トゥールの作品の多くが失われてしまったのは、「戦乱」や「大火」など不運な出来事が重なったからにすぎない。けれども、ひとがそこに「神秘」を求めてしまうとしたら、それはもちろん、かれが「光」と「闇」とを描く画家だったからにちがいない。ラ・トゥールの《フォークボール》、いまだその切れ味は健在なのだ。

雑誌『料理王国』6月号
2005.5.3|publicity

雑誌v6月号(5/6発売)にmoiが登場しています。

今回の主役は「器(うつわ)」。「個性あるカフェの器」という特集記事のなかで、moiで使用しているSTUDIO UMEのカップ&ソーサーセット《エクリプス》(デザイン/梅田弘樹)がとりあげられています。

ほかに登場するのは、陶芸家・太宰久美子さんの器をつかう原宿の「Annon cook(アンノン クック)」さん、独自にセレクトした雑貨を販売する大阪の「a terre(ア・テール)」さん、そしてオーナーで、現在apple社のデザイナーをつとめる西堀晋さんの作品をつかう京都の「efish(エフィッシュ)」さんです。そうそうたるメンツの中にまぜてもらえて・・・光栄です、ね。ぜひ書店などでチェックしてみてください。

なお、ここでとりあげられている器《エクリプス》は現在、発売にむけた調整をすすめています。発売はおそらく今秋以降になるかと思われますが、時期、価格などが決定しましたらmoiのサイトおよびこのブログ等でお知らせさせていただきますので、どうかいましばらくお待ちください。

几帳面で融通の効かない性格の「青年」
2005.5.4|column

ニッポン人はおおむね(もちろん自分もふくめて)、「几帳面で融通の効かない性格の『青年』」なのかもしれない。

「几帳面で融通の効かない性格の『青年』」というのは、あるサイトにあった「強迫神経症」になりやすいひとの例である。ニッポンの強迫神経症的な傾向は、「駅」でのこんな光景に顕著にみてとれる。

ホームで電車をまっている。いつ電車はやってくるのか?ホームの「時刻表」と「時計」とを見比べさえすれば、それはすぐわかる。しかし「几帳面で融通の効かない性格の『青年』」は、それだけではゆるしてくれない。「おかしな電光掲示板」をこしらえる。「前の駅をでました」。さらには「おかしな機械仕掛けの女声アナウンス」が念を押す。「まもなく○番線ホームに○○行き列車が到着します」。最後のとどめを刺すのは駅員だ。「はいっ、○○行き列車が到着しまーす。白線までおさがりになって・・・」。はたしてぼくらは、電車に乗りこむまでにいったいどれだけの回数、こんな具合に念を押されるのか。電車がくるぞ、くるぞ、ほらくるぞ、ほれほれ・・・ああ、イライラする。ったく、うざいったらありゃしない。

これだけ念を押されて気にならないようだったら、そっちのほうが断然おかしい。コミュニュケーションの上で「繰り返し」は「注意の喚起」を意味する。だから、ここニッポンにおいては、ぼくらはホームに立っているときは「電車をまつこと」に集中しなくてはならないのだ。スポーツ新聞を読んだり、腰に手をあてて牛乳をのんでいる(そんなやついないか)場合じゃない。心して、まつ。これだけ真剣にまった、のだ。もし一分一秒だって遅れたらゆるすわけにはゆかない。遅延証明をよこせ!「suica」(関西は「行こか?」でしたね)の引かれちゃった分のおカネを返せ!と徹底的に抗議しなければならない。こうして「几帳面で融通の効かない性格の『青年』」は、気づかないうちにどんどん自虐的な「ひとり芝居」にハマってゆくという構図。

ところで、一分一秒の遅れでなにかを失ってしまうような人生をおくっているひとが、ここニッポンに、本当にどれだけいるのだろうか。その一分一秒にこだわった結果、一瞬にして百人以上の尊い生命が奪われた尼崎の脱線転覆事故のニュースをみるにつけ、そうかんがえずにはいられない。すくなくとも、「スローライフ」が「ウリ」の雑誌を小わきにかかえて、猛ダッシュで駆け込み乗車する「アナタ」は相当まちがっている。

ビバ!
2005.5.5|column

いよいよ「ゴールデンウィーク」も終盤にさしかかってきました。お天気にも恵まれ、みなさんたのしい連休をすごされていることとおもいます。

前半はまったりモードだったmoiも、中盤くらいからすこし盛りかえしてきた感じでホッとしています。よくおみえいただいている方々にくわえ、「連休」ということで初めて足を運んでくださる方々、地方からわざわざ訪ねてくださる方々もおおく、さらにはひさしぶりのなつかしい顔もそろって、こちらも立場を忘れて(?)すっかり楽しませていただいております。ご来店いただいたみなさま、どうもありがとうございます。

花粉症はまだよくならないけれど、ビバ!黄金週間って感じです。

では、後半もよいお休みを。

みやまつともみ 貼り絵と銅版画展
2005.5.6|art & design

日曜日から、学芸大学前のギャラリーtrayにてみやまつともみさんによる貼り絵と銅版画展「HOME+」がはじまります。

北欧の家具や、生活雑貨をモチーフにしたおだやかな「貼り絵」でおなじみのみやまつさん。moiでも、昨年のオープン2周年の記念としてオリジナルの銅版画を制作していただくなど、いつもなにかとお世話になっています。個人的には、作品に接したときおだやかな余韻のようなものが感じられるところが、たいへん気に入っています。

今回の個展では、貼り絵や銅版画の新作にくわえ、あたらしいグッズのお披露目もあるとのことでとてもたのしみです。

GWの〆に、ぜひ遊びにいかれてみてはいかがでしょう。

◎ みやまつともみ 貼り絵と銅版画展『HOME+』

 日程:2005年5月8日[日]~5月17日[火] [11日はお休み]
 時間:13:00-20:00 [最終日18:00まで]
 会場:shop and gallery「tray」

ギョッとした話。
2005.5.7|food & drink

いつもちいさな《偶然》を届けて、そのつどびっくりさせてくれる友だちがいる。

京都のおみやげといって持ってきてくれたのは、「鈍刀煮(どんとうに)」という名前のたべもの。イワシをしょうゆと酒、酢で炊きあげ、天日干しをくりかえしてつくった「お茶漬けイワシ」とのこと。これを目にして、またまたほんとうにビックリした。

というのも、じつは昨晩、ぼんやり眺めていたある雑誌でこの「鈍刀煮」のことを知り、「わぁ~食べてみてぇ~」などと叫んでいたところだったからである。しかもその「ある雑誌」というのは、先日ここでも取り上げたばかりの『料理王国』6月号。送られてきた掲載誌をパラパラめくっていて《発見》したのだった。こういうミラクルなことを時々やってのける人なのだ。脱帽。

イワシだけに、やぁ~ほんとにギョッとしたよなどと「正調おやじギャグ」でしめてみるの巻。

のんき大将
2005.5.8|cinema

ジャック・タチはお好きですか?

『ぼくの伯父さん』、『ぼくの伯父さんの休暇』、『トラフィック』、『プレイタイム』・・・ジャック・タチの映画はどれもモダンでチャーミングだけれど、ときに「冗長」に感じられてしまうこと、ありませんか?でも、それはきっとジャック・タチが映画を観ることがしあわせだった時代に生きたひとだったからにちがいありません。だって、しあわせは長く続いたほうがいいにきまってますから。

「プロムナード」をテーマに毎月開催されているシネクラブ「キノ・イグルー」の上映会、今回とりあげられるのはそのジャック・タチ監督/主演による『のんき大将』(1949)。しかも今回は、タチの遺志を汲んだ娘ソフィーの手で1994年に再編集された〈カラー版〉での上映。

「笑わせるための『笑い』」ではなく、「笑うための『笑い』」でつねに観るひとの「こころのゆとり」を問うタチの映画だけに、せわしない日々のささやかな「息つぎ」にうってつけのイベントとなることでしょう!

◎ ジャック・タチ『のんき大将〈カラー版〉』
 日 時:5/28[土] 5/29[日] 両日 13時~、15:30~
 会 場:IID世田谷ものづくり学校
 料 金:2,500円(デザートプレートつき)
 定 員:各回とも先着30名さま

くわしくはkino IgluのWEBサイトをごらんください。

1ユーロあったら、
2005.5.9|column

百円あったら○ックへ行こう!という某ハンバーガーチェーンのCMがここ日本では現在オンエア中ですが、ところ変わってフィンランドでもやはりやっているのですね。いわく、

1ユーロあったら○ックへ行こう!

一枚のコインにはパワーがある、というわけでエウロパワー・キャンペーン実施中。しかしハンバーガーやドーナツ、ヨーグルトはいいとして、「ちびニンジン」っていうのはどうなんでしょう???ウサギかよっ!!!

笑えるテレビCMはココから。よくわかりませんが、出演者はみんなフィンランドで人気のスケートボーダーなんでしょうね。

・・・それはそうと、あすmoiはお休みさせていただきます(イベント「旅講座*フィンランド」は19時30分スタートです〈ご予約はすでに終了しました〉)。よろしくお願いします。

「旅講座」開講。
2005.5.10|event

きょうは、「旅講座*フィンランド」の記念すべき(?)第一回目でした。

フィンランドという国の位置や歴史にはじまり、国民性、それにサウナの入り方やヘルシンキの見どころなどが今回のテーマ。ぼくも「フィンランドのおすすめカフェ」などをご紹介させていただきました。けっきょく予定の一時間半をオーバーして、約二時間ほどになってしまったのですが、それでもまだまだ時間が足りないというのが正直なところ。後編となる次回は、より内容を絞り込んでコンパクトにお伝えできるようつとめたいところです。

「第一回」というのはだいたいいつもそうなのですが、なんとなくおたがい緊張してしまいますね。準備も想像以上に手こずったし・・・。でも、二回目となる次回はもっとリラックスしたものになることでしょう。練って練って、これからいいイベントに育ててゆきたいものです。

ELIEL
2005.5.11|cafe

「旅講座」でフィンランドのカフェの話をさせていただくためにいろいろ調べものをしていたら、ふと「フィンランドで初めてはいったカフェはどこだったのか?」が気になった。

すこしのあいだかんがえていたら、「ああ、そうだった」と思い出した。ヘルシンキ中央駅の構内にある「エリエル(ELIEL)」だ。ホテルにチェックインしてさっそく街にくりだしたのはいいけれど、日曜日の夕方のヘルシンキはゴーストタウンのように静まりかえっている。おまけに雪までちらちら舞ってくる始末。やむなく、駅までゆけばなんとかなるさと思い、ようやくたどりついてほっと一息ついたのがそこだった。

店名は、フィンランドの大建築家エリエル・サーリネンの名前からとられている。ちなみにエリエルは、ニューヨークJFK空港の「TWAターミナル」を設計した建築家エーロ・サーリネンのお父さん。エリエルは後にアメリカ・ミシガン州のクランブルック・アカデミー初代学長の任に就くためフィンランドを離れ、家族とともに渡米する。ちなみにチャールズ&レイのイームズ夫妻を結びつけたのは、ここ「クランブルック」である。

それはともかく、この駅構内のカフェはとりたてておしゃれな店ではない。イメージ的には、上野駅構内の日本食堂。店の一角には「ビリヤード台」かなにかがあって、アキ・カウリスマキの映画にでも登場しそうな男たちが群がっていた。入ってゆくと、いっせいにその男たちがジロリとこちらを見るのだが、こわいというよりは、「アキっぽい」とやけにうれしかったのを憶えている。

いま、おなじ構内にはスタバのような「ロバーツ・コーヒー」もある。もしいまだったなら、迷うことなく「ロバーツ」で用を済ませていたかもしれない。あの頃そこに「ロバーツ」がなくて、ほんとよかった。

『シベリウス』がおもしろい
2005.5.12|book

夢想家で浪費家、見栄っ張りで、おまけに小心者、そんな作曲家シベリウスの素顔をわかりやすいことばでつづった『シベリウス アイノラ荘の音楽大使』(ひのまどか著 リブリオ出版)は、相当おもしろい。

「禿げ上がった石臼のような頭をもち、つねに眉間にシワをよせた気むずかし屋の国民的作曲家」というイメージは、ここではあまり感じられない。酒に溺れては何日も家をあけ、イタリアでは家族を放置していきなり失踪、莫大な借金で自己破産寸前にもかかわらず、出版社との契約を結べばいきなり庭に念願の「サウナ小屋」を建てしまう。そのくせ「私がいったい何をしたというのか!私は借金を払うためにこの世に送られてきたのか!」などと逆ギレする始末。家族からしたら、これはもうAランクの「ダメおやじ」である。「人間くさい」といえばいえなくもないが。それにしても、浪費家でおカネの苦労が絶えなかったシベリウスが紙幣の肖像になってしまうのだから、世の中というのは皮肉なものだ(画像/旧100mk紙幣 現在の通貨はユーロのためすでに廃止)。

ところで、そんなシベリウスのお孫さんがここmoiをおとずれたことがある。ウソみたいな話だがホントである。建築家で、フィンランド建築博物館の館長もされているセヴェリ・ブロムシュテットさんがそのひと。お母さんが、シベリウスの六女ヘイディさん、お父さんは高名な建築家でシベリウスの墓碑の設計も手がけたアウリス・ブロムシュテットさんである。2002年に「アルヴァー・アールトの住宅展」が開催された折り、レクチャーの打ち上げがてら立ち寄ってくださったのだ。お会いしたセヴェリさんはとてもフレンドリーで、なおかつ身のこなしも洗練されていて「なんかフィンランド人っぽくないなぁ」と感じた記憶がある(笑)。いまにして思えば、上流家庭の出身で、同じような境遇の人々との交流がほとんどだった「シベリウス家の血」がなせるわざだったかもしれない。

ちなみにmoiのコーヒーを口にしたセヴェリさんの感想は、「Velvet!」。シベリウスの伝記をよんだおかげで、思いがけず記憶がよみがえった。

またしても壊れた。
2005.5.13|column

またしても、店の「ibook」がこわれた。これで4回目。しかもすべておなじ症状。3回目に修理したのはちょうど一年前で、「ibookロジックボードリペアエクステンションプログラム」、かなり遠まわしな物言いなので翻訳すると、「ある一定期間に製造した『ibook』について、初期不良のため無償にてロジックボードを交換させていただきますよキャンペーン」によるものだった。もちろん、保証期間内に故障した1回目はともかく、持ち込みで5万円以上もの修理代金をとられた2回目についてはその後、全額返金されている。当然の話だ。そして、それからわずか一年でまたしても!三年で4回のロジックボードの故障・・・正直これってどうなんすか?おそらくサポートはゴネるだろうけれど、なんとしても修理は無償でやってもらわねば。

・・・というわけで、しばらくの間メールの返信やらブログの更新やらが遅れたりすることもあるかと思いますが、どうぞご勘弁の程お願いしますね。

逆うまみ成分
2005.5.14|finland

あらためて、「サルミアッキ」のイヤなところをかんがえてみた。

その一。「色」がイヤだ。なんというか情け容赦のない「黒さ」だな、あれは。しかも、ときに粉吹いてるし。パソコンの底についている「ゴム足」を食べてるみたいな気分になってくる。

そのニ。なんか知らんがきまって2個くっついてきやがるところがイヤだ。1個でたくさんだっつーの。

その三。余韻がイヤだ。とにかくずーっと残るんだよ、余韻が。いわば、逆うまみ成分。甘さと辛さと塩っぱさとが同時にやってくるから、どこに照準をあわせたらいいのか「味蕾(みらい)」が戸惑ってるじゃないか!!!

と言いつつ、じつはここのところほぼ毎週食べさせられているせいか、だんだん味覚が鍛えられてきたようでだいぶ平常心を保てるようになってきた・・・ちょっと、うれしい。

PLAYBILL
2005.5.15|book

むかしむかしといってもたぶん8年前くらいのこと、表参道の青山通りからちょっとはいった路地に「プレイビル」という名前のちいさなブックストアがあった。素っ気ないけれど雰囲気のある、ニューヨークの街角に佇むブックストアのような空気をもつ店だった。ちかくには、イームズが流行るずっと前からイームズの家具をあつかっていた「Moder Age Gallery」があったり(現在は「目黒通り」に移転)、すこしさきには「LAS CHICAS(ラスチカス)」というユニークなカフェがあったりと、当時その界隈にはそんなすごく「いい匂い」が漂っていたのだ。

ところで「プレイビル」には、いつもおんなじCDをエンドレスでリピートしながら店番している「アヤちゃん」という女の子がいて、「プレイビル」の「空気」の大半はたぶんアヤちゃんがかもしだす「空気」だった。ぼくは、当時手伝っていた「American Book Jam」という雑誌のためにそこで「ポエトリーリーディング」のイベントをやらせてもらったことがある。メインはNYと東京のふたりの詩人による競演だったのだけれど、「ボクシング」をテーマにしたコミック本を手にそのイベントに飛び入り参加したアヤちゃんのボーイフレンド「タケ」は、魂のこもったリーディングで会場の温度をぐっと上昇させてくれた・・・バシッ、グギッ、うぐっ。

その後「プレイビル」は店じまいし、アヤちゃんとタケは結婚して、アヤちゃんは「いいお母さん」になった。「プレイビル」はなくなってしまったけれど、そのお店の「ちいさな魂」はいま、かれらの「家庭」におだやかに宿っているにちがいない。

余談だが、コミックを読まないぼくが吉田戦車『ぷりぷり県』を全巻こっそり揃えているのはアヤちゃんの影響だ。ちなみにアヤちゃんのお気に入りは「イサム本部長」、ぼくは・・・「でっち義兄さん」だな。

そういえば...
2005.5.16|column

きのう、突然またCDプレーヤーが壊れた。週末をアナログでしのぐのはしんどい(泣)。DJがいればいいのに・・・(笑)。

それにしてもPCが壊れ、CDプレーヤーが壊れ、おまけにやや風邪気味で・・・。

前略、甘やかされてます
2005.5.17|column

つくづく思うのだ。moiのお客様は心優しい、と。

以前、レコード針が折れていて・・・という話をしたら、「フレッシュマン」のN本クンが家で使っていないカートリッジをもってきてくれたのにつづき、きょうはなんとOさんが自宅からCDプレーヤーを手にやってきた。ありがたやありがたや・・・(感涙)。

ほかにも、べつにお世辞とかじゃなかく、ほんとうに「お客様」にはいろいろとよくしていただいている。おかげさまで、ハートウォーミングな日々を過ごさせていただいてます。

余談だが、壊れたPCはけっきょく「無償」で修理してもらえることになった。さすがは「心優しい」Macだけのことはある(・・・ということにしておこう)。

CLOUDBERRY JAM
2005.5.18|music

再結成したスウェーデンのバンド、「クラウドベリージャム」がただいま来日中。ずーっとむかしに一度ライブをみたことがあるけれど、そのサウンドは意外に骨太な印象でした。「スウェディッシュ・ポップス」全盛の90年代よりも、きっといまのほうがちゃんと音楽的に評価してもらえるかもしれません。そしてボーカルのジェニーちゃんもまた、5年の歳月を経てすっかり骨太に、いえ、貫禄がでましたね・・・。まあ、それはこっちもおなじこと。他人のことは言えません。

ところでバンド名「クラウドベリージャム」をフィンランド語になおすと、「Lakkahillo(ラッカヒッロ)」となります。ちなみに和名は「ホロムイイチゴ」というのだそうです(北欧のベリーについては、フィンランド在住でmoiにもおこしいただいたことのある宮澤豊宏さんのレポート[花いっぱい.com内]をごらんになるとよいですよ)。きくところによると、「ラッカ」はフィンランドでもとりわけ北の方に自生するベリーで、なかなか見つけるのが困難なものだそうです。そのため、「ベリーはみんなのもの」という意識が強いフィンランド人のあいだでもこれだけは特別、たとえ見つけてもその場所は他人にはけっして口外しないのだとか。ちょっと日本における「マツタケ」っぽいですね。

味はというと、ベリーから連想する「酸味」があまり感じられず「トロッ」とした食感があります。まさに「ベリー界の『ウニ』」といった感じでしょうか???ベリーらしい風味はいまひとつですが、おそらくその甘さと食感にフィンランドのひとびとはメロメロなのでしょう。生はもちろん、ジャムにした「ラッカ」はお菓子や、こんな具合に「レイパユースト」とよばれるキュッキュッという不思議な歯ざわりのある「焼きチーズ」に添えて食されたりします。「ラッカのジャム」はスーパーや空港などでもふつうに売られているので、北欧を旅行される方はぜひ「おみやげ」にされるとよいでしょう。

マンシッカ
2005.5.19|food & drink

つめたいものが恋しい季節になってきました。

月刊『カフェ&レストラン』6月号の特集「東京ドリンクのリアル-人気カフェが表現する138品」では、そんなこれからの季節にぜひトライしてみたいコールドドリンクの数々が紹介されています。ここmoiからは、ふたつのオリジナルドリンク「クランベリーオレンジ」と「マンシッカ」がエントリー。

ちなみに「マンシッカ」とは、フィンランド語で「イチゴ」の意味。北欧の「夏のごちそう」、ベリーのフレーバーシロップをつかったさわやかな炭酸系ドリンクです。ところで、このドリンクにはちょっとしたストーリーが込められています。「マンシッカ」に飾られたミントの閉じこめられた氷、それは「フィンランドの夏の訪れ」をイメージしています。長い冬のあいだ大地を覆っていた「氷」がようやく融け、いっせいに「緑」が芽吹く、そんな季節のうつろいをじつはこんなかたちで表現してみたのです。

そしてもうひとつのおたのしみ。この「マンシッカ」にはごろんとひと粒、おおきな「いちご」が入っています。「いちご」は凍っているので、お好みのタイミングで口いっぱいにほおばってみてください。ドリンクでありながら、そんな「たべるたのしみ」も忘れない、ちょっと欲張りなドリンクなのです。

これからの季節、北欧の夏に思いをはせながらぜひいちどおためしください!

雑誌『CASE』取材がありました
2005.5.20|publicity

MUSICをキーワードにしたハイライフマガジン『CASE[ケイス]』vol.04の取材がありました。

掲載される6月号はズバリ「北欧特集」ということで、都内の《北欧スポット》を「VOLVO」でドライブするという企画だそうです・・・。発売は5月末(!!!)、「北欧の音楽」や「アウトドアウェア」なども取り上げられているようなので書店等で見かけたらぜひチェックしてみてください。

話は変わって、「ボルボのステーションワゴン」といえば「成功したカメラマン」のシンボルなわけですが、それっていったいどうしてなんでしょう?むかしから「疑問」に思っているのですが・・・どなたかご存じの方がいらっしゃったら、その「ワケ」教えてください。

花粉症がおさまらない
2005.5.21|health

ほんとうならゴールデンウィーク明けにはそろそろよくなっているはずの「花粉症」が、なぜだか今年はまだくすぶっている。いったんおさまりかけたようにも思ったのだが、ここ数日またぶり返してきた様子。

ダメじゃん、ヨーグルト!

きょうはほんとうにヒドくて、家に戻ってもどんどん悪化するいっぽう、ついには寝込んでしまった。この時期、原因となるスギはもちろんヒノキの飛散も終わっているはずなので、もしやその他の花粉にも・・・。

さて「花粉症」といえば、あの石原慎太郎東京都知事がついに動き出した。スギ花粉症を「国の林業に関する失敗の所産」と断じ、長い間この問題を放置してきた政府を厳しく批判している。先日ひらかれた「首都圏サミット」の席上でもこの問題を取り上げ、「8都県市が連携して花粉症対策に取り組む方策を検討するとともに、国に対策推進を要望することで一致した」とのこと。ブラボー!慎太郎。言動にとかく問題の多いかの都知事ではあるが、少なくともこの点だけは「全面的に支持」させていただきます。

ちなみに石原都知事、どうやらこの春「花粉症デビュー」されたようで(笑)、じぶんが発症したとたん目くじらをたてて批判しだすところがいかにもというか、ちょっとまあ、なんだかなぁというかんじだが、なにもしない政治家よりははるかにマシということで・・・こと「花粉症問題」にかぎってはひとつ「タカ派」でよろしく!

CAETANO VELOSO
2005.5.23|music

8年ぶりに来日したカエターノ・ヴェローゾのライブから、帰ってきたところです。とにかく濃密で完成度の高い、すばらしいライブパフォーマンスでした。さまざまな〈人生〉を真に生きてきた人間にのみ許された、大海のような千変万化の表現世界がそこにありました。

音楽をきくとき、それがロックであれジャズであれクラシックであれ、たいてい収まる〈場所〉はいつもどこかきまっているような気がするのですが、ことカエターノの音楽にかんしてはなにかちがっています。どこかべつの〈場所〉にささってくるような、そんな感覚があるのです。「音楽」というよりは、「体験」。しかもそれは、まっさらなじぶんのなかの「空きメモリ」のような〈場所〉なので、そこにすっぽり収まってゆく感覚が意表を突かれたようで、なんともいえず気持ちいい。とにかく気持ちいいのです。ちょっと危険なほどに。

今回の一連のライブがどんなにすばらしいものだったかについては、中原仁さんやディモンシュ堀内さんのブログを読んでいただくとして、個人的には、アンコールで演奏される「Terra(テーハ)」一曲のためだけでも行って損のないライブだと思います。残すところ、東京公演はきょうとあしたの二日間のみ。迷っているひと、絶対に行くべきですよ。

水曜日のmoiのBGMは『MUITO』できまりだな・・・。

旅講座*フィンランドへようこそ
2005.5.24|event

今月よりスタートした新企画「moiの旅講座*フィンランド」。きょうは、第一組の「後編」がありました。

今回は、ヘルシンキ以外の街を中心に夏のフィンランドのおすすめスポットへとご案内したあとで、ガイドブックではとりあげられていないような地元で人気のレストランのご紹介、ちょっと差のつく(?)「フィンランドみやげ」情報、そして街でよく目にするフィンランド語の説明やかんたんんなあいさつを中心とした「フィンランド語講座」などなど、またまた気づけば盛り沢山の内容になってしまいました。

また、途中には「案内人」よりフィンランドの「おいし~いキャンディー」がふるまわれるサービス(?)つき・・・。質問コーナーでは「スーパーマーケットでの買い物の仕方」といった具体的な内容の質問も飛び出すなど、参加者のみなさんの旅への「意気込み」(?)を感じることのできたひとときでした。

さて、moiでは現在、そんな「旅講座*フィンランド」の新規参加者を募集中です。ご興味をお持ちの方は、ぜひ下記までお問い合わせください。

◎ moiの旅講座*フィンランド〈全2回〉

 日 程:前編:6/8[水]  後編:6/22[水]
 時 間:両日とも 19時30分~21時予定
 会 場:カフェmoi [JR・東京メトロ 荻窪駅]
 参加費:5,600円(コーヒーつき/税込/2回分)

バナナとようかん
2005.5.25|food & drink

水っぽくなくて、しかも片手でたべられるようなすべてのものは、「物理的に」テイクアウト向きということになるだろう。けれども、「水っぽくなくて、しかも片手でたべられるすべてのもの」がじっさいにテイクアウトされるかというと、そんなことはない。おそらくは「心理的に」それを阻止するなにか、「羞恥心」であるとか「タブー」であるとかが作用するからにちがいない。

たとえば、さいしょの定義にもとづけば、「バナナ」は「テイクアウト向き」のたべものであることにまちがいはない。けれども、そうそう街でバナナを頬張るひとに遭遇しないのは、それがなんとなくサルみたいだからではないだろうか。では、おなじく「テイクアウト向き」とおぼしき「ようかん」についてはどうだろう。

というのも、あるお客様から「『ようかん』をまるかじりするおじいさん」の目撃談をきいたからである。話によるとそのおじいさんは、棒状のようかんを一本そのまままるかじりしていたという(「西」の方角をむいて笑っていたといった情報については未確認)。身なりもちゃんとしていたし、ようかんも「とらや」かどこかのちゃんとしたようかんだったそうだ。町中だったということはあるにせよ、ちゃんとした老人がちゃんとしたものを食べているという限りにおいて、そこにこれといった違和感は感じられない。問題はやはり、それが「ようかん」だったことにある。

ひとつかんがえられるとすれば、それは見た目に「いくらなんでも甘すぎる」。その老人が筋金入りの「甘党」だったとしても、あまりに度が過ぎている。その「いくらなんでも甘すぎる」ものを、白昼堂々と他人の視線を気にするでもなく猛然と食しているのである。その姿に、ひとが驚きをこえて畏怖の念すら抱くのもむしろ当然かもしれない。だから、ようかんのなんたるかを知らない外国人がその光景を目にしたとしても、不思議には映るにせよ異様には思わないはずである。場合によっては、「うまそう」とさえ思うかもしれない。おなじように、歩きながら角砂糖をむしゃむしゃ頬張るひとも「いくらなんでも甘すぎる」のでだめだ。

どうしても、ようかんや角砂糖を外でむしゃむしゃ食べたいというひとには、せめてもう片方の手にペットボトルの「お茶」なり「水」なりをもつくらいの心の余裕を期待したいものだ。世間の風当たりも多少はマイルドになるはず、である。

Lost in Translation
2005.5.26|cinema

いまさらですまないが、「Lost in Translation」を観たのだった。

生まれつき「語学の神様」から見はなされているせいで、どこにいっても「ロスト・イン・トランスレーション」なぼくにとっては、ストーリー的には「ふぅ~ん」程度にしか感じるものがなかった。おもしろかったのは、スクリーンの中のペナペナでプラスティックな「トーキョー」の姿。ソフィア・コッポラの「トーキョー」のフェイクっぽさは、どこかウォン・カーウァイの「ホンコン」のそれに似ている。

カメオ出演で、Hiromixや藤原ヒロシにまじって「フェイクっぽい90年代トーキョー」の〈代名詞〉ともいえる「ヒステリックグラマー」のデザイナー北村氏が登場するあたり、「いかにも」という感じで妙に納得してしまった。個人的には「ヒステリックグラマー」の色使いは〈きたない〉ので好きになれないが、あれはあれでいわば〈外部者のまなざし〉から投射した「東京」のネガとしての表現だった、というワケか。

フィンランド人の若いコが「エキサイティング!」とよろこぶのもまた、日ごろぼくらが目にしている「東京」とは異なる、いわばThe Jesus and Mary Chainのフィードバックノイズでコーティングされた「ペロペロキャンディー」のような都市「トーキョー」ということなのだろう。

kiitos kiitos
2005.5.27|finland

「北欧のスタイリッシュ・デザイン-フィンランドのアラビア窯」という展覧会が、いま滋賀県立 陶芸の森 陶芸館でひらかれている。ここはときどき渋めの好企画をおこなっていて要注目のミュージアムなのだが、残念ながらおいそれとは行ける距離にはない。で、悔しがっていたところ、お客様のT内さんがなんとこの展覧会の図録をmoiに寄贈してくださった。なんでも、ある特殊な(?)事情で名古屋&京都まで出かけたついでに足をのばしてきたそうである。

中身は、創設いらい現在に至るまでの「アラビア」の代表的なプロダクトの数々がカラーで紹介されているほか、巻末には資料や作家のバイオグラフィーも掲載されていてなかなか見ごたえがある。

というわけで、プレゼントしていただいたこの図録、moiで自由に手にとってご覧いただけるよう、「閲覧用」に置いておきたいと思います。興味のある方は、ぜひmoiでチェックしてみてください。

T内さん、大事に使わせていただきます。どうもありがとうございました!

帳消し?!
2005.5.28|column

人通りはあるのだけれど、その流れが店までおよばない。なにかの拍子にたおれた看板は、とうとう修理を必要とするようなダメージをうけた。

すったもんだの末、けっきょくサービスセンターとのあいだを2往復するはめになった「ibook」がようやく手元に帰ってきた。帰ってはきたのだけれど、たしかに修理すべきところは直ってはいるのだけれど、みごとハードディスクの中身がまるごとすっ飛んでいた。ろくすぽ起動もできないような状況で修理に出しているので、バックアップすらまともにとれていない・・・。たしかスペースシャトルの設計図とか日本銀行の金庫の番号だとか、けっこうだいじなデータが入っていたはずだが、いまはできるだけそのことについては考えないようにしている。おかげで、晴れて(?)OS.Xユーザーの仲間入りである。

帰り道、立ち寄ったセブンイレブンで「くじ」を引いたら「ジャンボチョコモナカ」が当たった。世の中、そうそう悪いことばかりではない。

ディープインパクト
2005.5.29|column

憎ったらしいほどの強さ。

皐月賞につづき、無敗のままダービーも制した「ディープインパクト」。パドックでチャカつき、スタートではつまづいて後方からの追走。道中もかかり気味のまま最終コーナーでは外をついて上がってくると、直線では一気に加速し結果は5馬身差の圧倒的勝利。ひさしぶりに、背筋が寒くなるようなレースをみた。馬も強かったけれど、武豊の騎乗もすばらしかった。単勝オッズ1.1倍という猛烈なプレッシャーを背負いながらも、馬の力を信じて後方待機、途中かかり気味と見るや内に入れてじっとがまんさせ、最終コーナー手前で不利を受けない外に持ち出し一気にゴーサイン。こちらも、憎ったらしいほどの冷静さ。まさに天才×天才の「最強コンビ」の出現だ。

こうなってくると気になるのは、いったいだれが彼らの勝利を阻むのかということ。あまのじゃくなんです、ハイ。が、まあ、すでに国内に敵なしといったところだけれど。唯一、不安があるとしたら「自滅パターン」だ。名馬はゴール板をしっているといわれる。ゴ-ル板のところで、ほんのハナだけでも突き出せば勝てるのが競馬の世界。着差をつければつけるほど派手で圧倒的な強さを見せつけることにはなるが、それだけ競走馬としての生命を削っている、つまりはそういうこと。ディープインパクトに、やはり「憎ったらしいほど強かった」天才タイプのナリタブライアンの姿を重ねあわせてしまうのはぼくだけだろうか?故障に泣き、まともに「花道」さえ飾ることもできずに引退していった「ナリタブライアン」。「圧倒的な強さ」をこの目でみたいというファン心理があるいっぽうで、ディープインパクトにはそんなせつない一生をおくってもらいたくはないという思いもある。

強さのなかに潜む脆さ、ディープインパクトのほんとうの「敵」はたぶんその「ひたむきさ」に、ある。

「北欧のラグジュアリー」を探しに
2005.5.30|publicity

5/31発売の雑誌『CASE[ケイス]』vol.04にmoiが登場しています。

「VOLVO C70で『北欧のラグジュアリー』を探しに」・・・ということで、インテリアショップ「hike」(中目黒)、「ムーミンベーカリー&カフェ」(後楽園)、そしてスウェーデン料理の「アルトゴット」(吉祥寺)といったお店にまぎれて、こっそり(?)紹介されています。「ラグジュアリー」ではないので・・・かなり恥ずかしいです(笑)。

ところで、この『CASE』という雑誌のメインコンテンツは「音楽」です。というわけで「from Scandinavia」特集の今回は、スウェーデンやノルウェーを中心としたいわゆる"クラブ寄り"のミュージシャン/DJへのインタビューがいくつか紹介されています。

ことしの「フジロック」にも登場が予定されているノルウェーのロイクソップ、スウェーデンのヒップなピアノトリオe.s.t.、そしてコンピレーションCD「Nordic Lounge」の仕掛人であるDNMのヤコブ・ルーセンスキーなど・・・現在進行形の北欧サウンドに興味のあるかたは要チェックですよ。

なお、VOLVOでmoiにおいでになられる方にひとこと。当店にはパーキングはおろか、付近に路上駐車できるようなスペースもありませんが、ご連絡いただければ最寄りのコインパーキングの場所をごあんないさせていただきます!?

2005.6
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2005.4