目の前に指を一本立てて、じっと見つめてみてください。何本に見えますか? えっ、3本? ──
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Moi!フィンランドをもっと好きになる、111回目の配信レポートをお届けします。メニューはこちら。
ユーロヴィジョン 2023
「いまちょうどユーロヴィジョンの集計をしているところです」と岩間さん。
ユーロヴィジョンとは、Eurovision Song Contestのこと。1956年に設立されたEU加盟国の放送局の主催で行われる音楽コンテストです。
今週は各SNSでもフィンランド国内の盛り上がりが感じられました。キャラクターも銅像も、お店やブランド、美術館から政府機関まで、フィンランドのあちらこちらで彼の印象的なキャラクターや蛍光緑色の衣装がフィーチャーされていました。
その主役はフィンランド代表として出場したラッパー/シンガーのKäärijä。岩間さんも注目せずにはいられなかったようです。
比較的落ち着いた曲が好まれるというユーロヴィジョンですが、それらとはタイプが違い意外性のあるKäärijäの曲「Cha Cha Cha」で、イギリス・リヴァプールの会場は大盛り上がりだったとのこと。ミホコさんも自分も聞いたことがないのですが、酔っ払いの歌?らしいです。
「優勝はスウェーデンでした。でもフィンランドは2位、僅差だったね!」
ハ:フィンランドだと怒るひとがいないからできるのかも。
イ:応援の仕方がすごくいいよね、一般の人もお菓子作ったり。手近なところでなんでも楽しんでしまうところがフィンランドらしい。ミホコさん、ヘルシンキ中央駅の石像見ませんでしたか?
ミ:ええ、気づきませんでした。
イ:まさに灯台下暗しですね、笑。
スオメンリンナとハヴィス・アマンダ
といった会話でお分かりのように、ヘルシンキに滞在中のミホコさん。うれしい現地からの報告です。ちなみにフィンランドは深夜2時過ぎ、遅い時間にありがとうございます!
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空港に朝5時に到着したミホコさん。列車が動き出してからヘルシンキ市内へ。とても天気が良くホテルに荷物を預けて、スオメンリンナへ向かいました。お店や博物館はまだ開いていない時間(土曜日はたいてい12時頃から)だったため、もくもくと島内を歩いたそうです。
今日のヘルシンキの日の出は4:42、日の入りは21:50。桜の便りがやってきたばかりだと思っていたフィンランドに、いつの間にか季節を追い抜かれてしまったかのようにも感じます。
そしてミホコさんは、現在HAMで修復中のハヴィス・アマンダ像があった噴水の場所を見に行きました。マーケット・スクウェアからエスプラナーディ公園のルーネベリの像まですっかり見渡せるようになっているとのこと。
あす日曜日は、ハカニエミ・マーケット、キアズマ、アテネウムなどに行ってみようかなとのことでした(Moiのツイートが役に立ててうれしいです)。
ミ:水が抜かれて、ハヴィス像の台座には木の囲いがされていました。
イ:ちょっと気になっていたんですけど、アシカたちはいますか?
ミ:いますよ、ぐわっと口を開けて。水は吐いていませんが。
イ:それはちょっとシュールですね。
観光客とレストラン
「観光客は戻ってきていますか?」という岩間さんの質問に、フィンランドで降りる人は少なかったですね、1割くらいかもとミホコさん。
岩間さんが初めてフィンランドへ行った1999年当時もヴァンター空港で出る人は少なく、他のヨーロッパへツアー客が多かったそうです。ちなみに自分が行った2015年もとても少なかった思い出があります。なぜ少なかったのか、それは大雪の11月だったからです。
ハ:ヘルシンキは記録的な大雪(+スーパームーン)という新聞を見せてもらって「お前はラッキーだな」と言われました。
イ:その時から雨男が始まったのかもしれない、笑。SNSではフィンランドを旅行している様子を見かけるようになったけど。
ミ:わさーって感じではないですね。アールトカフェにも寄りましたが、あまり観光客は見ませんでした。ホテルでも日本人観光客は何組か。
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また、ヘルシンキ中心部から北西、アールト邸のあるムンキニエミ地区ではハーフマラソンをやっていたそうです。メダルを下げた選手が走っていたとミホコさん。
イ:ところで美味しいものは食べました?
ミ:食べてないです。レストラン高いですよね、1€がいま145円くらい。
イ:カフェとかデパ地下で購入して、部屋で食べるとかになってしまいますよね。
ミ:必ず行くお店はあるんです。一人で入っても平気なお店なので。
イ:そういうお店ってありそうでないですよね。
ピーラッカとクラフトビールでCha Cha Cha
今月27日のMoiサークルのオフ会のお知らせを少ししました。当日はMaijaさんにカルヤランピーラッカをご用意していただけるということで、ピーラッカの話題に。
イ:ミホコさん、ピーラッカ食べますか?
ミ:ホテルの朝食とかですかね。
イ:家庭料理だよね。
ミ:みんなスーパーの冷凍食品かもしれませんが。やっぱりできたてほやほやが美味しいです。
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そして頼まれごとで、とあるビールを探しているというミホコさん。そうして棚を探しているうち、アサヒ、サッポロと日本のビールをはじめて見つけて驚いたそう。
ミ:ビンの形がコロナビールみたいな、ちょっと小さめの。
イ:輸出仕様ですかね。
ミ:クラフトビールもたくさん並んでましたよ。
イ:フィンランドのビールというと、ラピンクルタ、コフ、カルフといった感じでしたが。
ミ:地方のビールがどわーっと。
「お酒を飲んで、Cha Cha Chaということでいいですか。うまくまとまった?笑」と岩間さん。
── ちょっとぼんやりとしていて、ちらほらと無言になる時間がありました。いえ、酔っ払ってはいたわけではありません、笑。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。
text : harada
#111|Drunken Angel – Lucinda Williams