聞こえますか? 聞こえますか? ラジオの時間です ──
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Moi!フィンランドをもっと好きになる110回目の配信レポートをお届けします。メニューはこちら。
ヴァップな istut in vinmari
4月29日と30日の二日間、北参道のvinmariというお店で、istutのカフェが復活すると聞き行ってきました。今回はフィンランドのヴァップ(5月1日)に合わせて、カルダモンの効いたフィンランドのドーナツ、ムンッキをご用意されるとのことでした。
地下鉄の駅からお店へ向かう途中、Hyvää Matkaa! に出勤前のIさんと遭遇。やはりたくさんの人たちが istut のコーヒーや焼き菓子を待っていたようです。お店の前へ到着すると、開店すぐにも関わらずもう半分以上の席が埋まっていました。
istut のおふたりも昔からの常連さんも今回初めてきた方もみんなどこかうれしそう。タンペレのピューニッキ展望台のムンッキを思い出したという方や、ひと口たべるたびに元気に「いただきます!」と言う女の子も。自分も久しぶりに istut のコーヒーとムンッキを堪能することができました。ごちそうさまでした!
今月20日には新座市のベーグルショップ輪粉で開催される東日本大震災支援イベント「モノ・つなぐ市」で、再び istut のコーヒーがいただけるそうです。シナモンロールやラハカプッラも並ぶということなのでお近くの方はぜひ。maikaやbnei coffeeでのシナモンロール販売、大江戸骨董市に来月の東京蚤の市(立川・昭和記念公園)ととてもお忙しそうです。
ヴァップなウェルカムパーティ
そして、WAFINのおふたりに誘っていただき、doinel で作品展を開催中のマリアンネ・フオタリさんのウェルカムパーティに参加しました。場所は荻窪のフィンランドカフェ kielotie です。「パーティ」と聞いて、小学生の頃の誕生日会しか思い浮かばない自分としては、未知の世界です‥‥ 「パーティ」?
マリアンネさんはフィンランドからゴム風船やリボン、ドーナツをご用意してくれました。本場のヴァップでもこうして楽しまれるそうです。料理はマリアンネさんの好みに合わせた日本食。隣の席に座っているのにまったく話しかけられない自分に、マリアンネさんがお菓子やリコリスをすすめてくれます。優しい。
スライドでマリアンネさんのこれまでの歩みを紹介してもらったり、クイズコーナーがあったりととても楽しい時間を過ごさせていただきました。みなさんあたたかく見守っていただきましてありがとうございました、笑。
モルックの次はホビーホース?
もうひとつ自分の報告。サークルでユカさんに教えてもらったショートフィルム『Teen Horses』をオンラインで視聴しました。
フィンランドからフランスに引越した女の子が、フィンランド発祥のスポーツ「ホビーホース」のチームを作る物語。ホビーホースとは、馬の頭のぬいぐるみがついたスティックをつかって乗馬競技を行うもの。映画の中ではその姿を笑われるシーンなどがあるのですが、真剣に競技に打ち込むのを見ていると「なるほど」と胸を打つ瞬間もありました。
▶︎ ティーン・ホース|Brillia Shorts Shorts Theatre
イ:このあいだのたき火ピクニックの時、となりでモルックをしているグループがいたんですが、次はホビーホースが流行るのでしょうか?
ハ:かもしれませんね、笑。
イ:ホビーホース・チームつくろうか?
ハ:えっ、オジサンふたりでですか?
サークルのオフ会とサーミブレスレット
来たる5月27日、Moiのサークル「nuotio|takibi」ではオフ会を開催します。その打ち合わせのため会場となるJuhla tokyoを訪れた岩間さん。ちょうどその日はsota leather productsさんとMaijaさんによるサーミブレスレット+シナモンロールのワークショップが行われていたそうです。
今回のサーミブレスレットは、北欧のバンド織を組み合わせたもの。かねてから岩間さんとお知り合いでもあるHさんが織られた作品です。ワークショップはまた秋に開催されるそうですので、ご興味のある方はぜひご注目ください。
ミ:ミサンガのようなイメージの。
イ:とてもモダンな感じで、バンド織がとても色鮮やかでした。
ハ:いつもはワイヤーで飾りつけされてますよね。
木星と螺旋、すべてがフィンランドに見えてくる
木星氷衛星探査機のTwitterアカウントがあり、そのアイコンがちょうどフィンランドの国旗を並べているように見えてくるというミホコさんの報告です。
ちなみにこのプロジェクトは、EU・米・イスラエル・日本の共同のプロジェクトで2023年4月に宇宙へ探査機JUICEが打ち上げられました。現在、木星の第3衛星ガニメデをめざしています。
そして、もうひとつ。いまミホコさんが読んでいる小説の話。海族と山族の対立を描く物語で、その海族の中に「イソベリ」という登場人物がいるそうです。
「イソ| iso」といえば「大きい」、「ベリ|veli」といえば「兄弟」ということで、「isoveli|大きい兄弟」すなわち「兄」になるとミホコさん。読み始めた頃はどうしても「お兄さん」だと思ってしまい、紛らわしかったとのこと。
ミ:中公文庫「螺旋プロジェクト」の大森兄弟さんの小説(『ウナノハテノガタ』)で。
ハ:いろんな作家さんが書いているやつですよね。吉田篤弘の(『天使も怪物も眠る夜』)読みました。
ミ:そうです、螺旋プロジェクト。とにかくなんでもフィンランドの何かに見えてしまう、笑。
イ:そういうふうに思い込めることはしあわせですよねえ。
── 今月の司会は自分の担当でした。いつものようにスタートしたものの自分以外のモデレーターの声が聞こえません。ほぼ半分の15分間、まさかまさかのひとり語り。「これって、大丈夫ですか?」と参加してくれているみなさんに尋ねてみると、みなさんから「きこえてます」「がんばってください」「だいじょうぶです」と励ましの声(チャット)をいただきました。みんな優しい。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。
text : harada
#110|Radio Radio – Elvis Costello & The Attractions