#081 真夜中のサプライズ

世の中にはいろんなことがありすぎて、驚くことも少なくなってきたような気がします。ひとつひとつ驚くことが間に合わなくなってしまっているというか ──

Moi!フィンランドをもっと好きになる81回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

  • ポータルサイトのリニューアル
  • たき火のピクニック
  • エスキモーのパンツ
  • サンドイッチのケーキ
  • カレワラのポップアップ
  • 昨日のポルヴォー

ポータルサイトのリニューアル

最初の報告は自分から。いまみなさんがご覧になっているMoiのウェブサイトが新しくなりました!

移行までの間、このclubhouseレポートもしばらくnoteに書いてきましたが、今後はまたこちらからお届けします。改めましてどうぞよろしくお願いします。

実際のサイトの方はいかがでしょうか?読みやすくなったと感じていただけたらうれしいです。


たき火のピクニック

もうひとつは個人的にハマりつつある「たき火」について。今年6月にnuotio|takibiサークルの有志で「nuotio夏至祭2022」という企画を行いました(その模様はこちらをどうぞ)。

nuotio|takibiは、フィンランドが好きという共通点を持った人たちが、たき火のまわりに集まるように訥々と話したり交流したりできたらという想いを込めて命名したサークルです。それならば、実際に「たき火」をしてみたら楽しいんじゃないかと考えたのでした。

秋も深まるこの季節、満を辞してその第二回目を開催しようということになりました。そこで先日、都内某所に下見へ行ってきました。晴れ予報でしたが、雨が降りました。さて、当日はどうなるでしょうか、笑。


エスキモーのパンツ

次の報告は、土曜日に放映された『新美の巨人たち』(テレビ東京系列)を観たという岩間さん。今回の番組テーマは「イッタラ」。渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の展覧会「イッタラ展」の紹介もされていました。

イ:アアルトベースのことを「エスキモーのパンツ」と呼ばれていたというのを知らなかった。
ユ:サーミじゃないんですね!エスキモーってどこのでしょう?
イ:グリーンランドかなぁ。森林測量技師をしていたアールトの父親の資料から着想を得てデザインしたとも聞いたことがあったけれど。
ユ:学芸員の方も「エスキモーのパンツ」って言っていましたね。
イ:出典を知りたいね。機会があったら調べたい。

名前について以前調べたことがあるのですが、1936年のカルフラ=イッタラのデザインコンペティションで1位をとったアールトのドローイングに「Eskimoerindensskinnbuxa」というシリーズ名が付けられていたそうです。出典とまではいえませんが、アルテック2ndサイクルのページにも書かれています。現在のアアルトベースよりもぽってりとした印象があります。

▶︎ Savoy Base|artek 2nd cycle

ミ:ユカさんは番組でこれは、というエピソードはありましたか?
ユ:いえ、特にないんですが……隈研吾さんや皆川明さんがインタビューに応えている場面がありまして。隈さんの後ろにご自身の名前がローマ字でたくさん書かれていたのが、笑。
イ:あぁ、芸能人とかスポーツ選手がインタビューに応えるときみたいな(スポンサーボード?)感じであったよね、本棚の背表紙だったのかな、笑。
ミ:「隈活」ご苦労様でした笑。


サンドイッチのケーキ

そしてもうひとつ岩間さんから、Moi主催による「Voileipakakku」作りのワークショップについて。フィンランド語でvoileipaがサンドイッチ、kakkuがケーキということで「サンドイッチケーキ」。

イ:サンドイッチのようなケーキ、ケーキのようなサンドイッチというか、フィンランドではお祝いの場などで作られますよね。
ミ:前にもご紹介しましたが、甘くないケーキです。
イ:会場がバラ園ということで、ハムや野菜を薔薇に見たててデコレーションします。本来はライ麦パンなどを使いますが、今回は食べやすくアレンジしています。
ミ:次回のclubhouseで楽しい報告が聞けるでしょうか。

このレポートを書いている時点では終了しているのですが、本日10月16日、四季の香ローズガーデンという東京光ヶ丘にある施設で行いました。次回の報告をどうぞお楽しみに。


カレワラのポップアップ

そしてユカさんの報告。青山のスパイラルで行われていたジュエリーブランド「Kalevala」のポップアップへ行きました。

創立85周年というブランドですが、今までのイメージと違い、現代的になっていたとユカさん。新しいデザイナーによるジュエリーや写真作品などと一緒に展開されていたそうです。

ユ:ポップアップは今日までで、ニュースレターに登録すると木製のキーリングがもらえますよ。
ミ:デザインはどんな?
ユ:魔除けみたいなマークです。そのモチーフでデザインされているアクセサリーもありましたよね。
ミ:ありますね。
ユ:Kalevalaは以前にも日本に入ってきていたんですか?
ミ:百貨店や個人のお店などでありましたね。

ビョルン・ヴェクストロムのデザインした『スターウォーズ』のレイア姫のネックレスを見てみたかったです。今後もポップアップなどが行われるといいですね。公式サイトはこちら。

▶︎ Kalevala 公式オンラインショップ


昨日のポルヴォー

「昨日はポルヴォーへ行ってきました」

最後はミホコさんによる、まさかのサプライズ!岩間さん、ユカさん、そして自分も一瞬フリーズ。

「いまフィンランドにいます」

配信前の打合せでも全く気づきませんでした、びっくりです!!

©︎mihoko-san

ようやくの夏休みで、フィンランドにいるというミホコさん。友人の方と一緒にポルヴォーにあるルーネベリ博物館へ行ったそうです。こちらでは一年中ルーネベリタルトがいただけるとか。

現地時間深夜2時ということでしたが、なんだかとても楽しそうなミホコさん。どんな旅になるのでしょうか、今からお話を聞くのが楽しみです。

イ:寒さはどうですか?
ミ:ほどよく寒い感じですね、ダウンに帽子でちょうどいいくらい。紅葉がとても美しいです。
ユ:飛行機はどうでしたか?
ミ:来る時はガラガラでしたけど、帰りは混むかもしれませんね。直行便で早朝についたので列車の時間まで空港で時間を潰しました。
ユ:(しみじみ)いいですねえ。。
ミ:マスクなしで過ごせるのが新鮮です。


── 人は本当に驚くとすぐに理解することができなくて、無言になるんですね。でもこんなサプライズなら大歓迎です。明日はどんな驚きに出会えるでしょうか。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text : harada

#81|Midnight Surprise – Lightspeed Champion