忙しいというのは、心を亡くすことと云われますが、やっぱりそこはユーモアでなんとかするという方法しか知りません ──
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Moi!フィンランドをもっと好きになる78回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。
- LAPUAN KANKURIT 表参道イベント 『KAHVITAUKO』
- スウェーデン映画 『ギャング・カルテット』
- Hyvää Matkaa! × Juhla tokyo ライブイベント
- マステは必須? 「イッタラ展」
- 北欧語書籍翻訳者の会 note 「読書のネタ探し」
- フィンランドセンター文学サロン 『エジプト人』
- YBC山形放送ラジオ 『Life is …』
- 山の上ホテル 続報 「トーベの手紙」
LAPUAN KANKURIT 表参道イベント 『KAHVITAUKO』
今週の報告はユカさんから。LAPUAN KANKURIT 表参道とMoi、そしてMaijan Pullat のMaijaさんとのイベント『KAHVITAUKO』に参加してくれました。
1年半以上、毎週日曜こうして話していますが、岩間さんと実際に会うのは2年ぶりくらいだったというユカさん。
岩間さんも「clubhouse を続けていたから久しぶりだったけれど、どこか繋がっている気がしますよね。毎週聴きに来てくださっている方々のアイコンを見てもそう思います」と。
LAPUAN KANKURIT 表参道のnoteにイベントレポートを書きましたので、お時間のある時にご覧になってみてくださいね。
スウェーデン映画 『ギャング・カルテット』
次にユカさんが紹介してくれたのが、スウェーデン映画『ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル』。主人公を演じるのはスウェーデンで有名なコメディアン。
え、スウェーデン?と思いきや、窃盗団が「フィンランドの王冠」を入手しようと奮闘するお話だそうです。「王冠」と聞いた時点で、岩間さんもミホコさんも、おそらく参加されていたみなさんにも、『?』が頭に浮かんでいたはず。
ミ:え! 瓶の王冠? 本物の王冠?
ユ:王様の王冠です。フィンランドタンゴとか、マンミ、昔の着ぐるみのムーミンも出てきました。
イ:フィンランドに喧嘩売ってるのかね?笑
ユ:サイト見るだけでも楽しいので、ぜひ。
▶︎ ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル | キノシネマ
Hyvää Matkaa! × Juhla tokyo ライブイベント
さらにユカさん。表参道のHyvää Matkaa!にて、千駄木のカフェ Juhla tokyoとのコラボレーションによるライブイベントにも参加されました。
出演したのはフィンランドの女性アーティストGEA。「アンビエントな感じで気持ちよかった」とユカさん。GEAさんはJuhla tokyoの主催する音楽フェス『モリノオト』@メッツァ・ビレッジに出演されます。
岩間さんによる紹介記事もぜひご覧ください!
イ:先日、GEAの音源を聴かせてもらいましたけど、よかったですよ。
ユ:透き通るような高い声で。でも目の周りを黒く塗って、頭にトナカイの角をつけたりしてますけど。
ミ:女性ですか? えっ、トナカイの角?
ユ:はい、つけたり、外したり。
イ:そっちに気を取られて歌が聞けない、笑。
ミ:女性でトナカイの角・・・・。
イ:クリスマスの余興みたいな。
ユ:そういえば、もう3ヶ月でクリスマスですものね。
マステは必須? 「イッタラ展」
次の報告はミホコさん。混雑を避けて平日日中にイッタラ展へ行きました。正直、展覧会が苦手だというミホコさんですが、今回の展示方法は好みに合っていて、じっくり1時間以上観たそうです。
「時代を辿るような会場構成が良かったですよね」と岩間さん。「第1部では、イッタラの歩みがよくわかるエポックメイキングな品々、主要なデザイナーを紹介する第2部、イッタラのその特徴を13の視点から見る第3部」と。「特に第3部は自分の気に入ったところをじっくり見るといいですよ」
ミ:ショップもマグネットやピンズなど充実していましたけど、マステがなかったのが気になりました。ハガキのバードはありました。
イ:ミホコさんといえば、マステ必須ですよね。
ユ:マグネットやピンズというのは作品がそのまま?
ミ:ええ、好きな作品がある方にはいいですよね。
▶︎ イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき | Bunkamura
北欧語書籍翻訳者の会 note 「読書のネタ探し」
北欧語書籍翻訳者の会のnote、今回の担当はミホコさん。フィンランド語訳が出ている日本の文学作品を紹介してくれています。
2005年版と2014年版の比較もできて、おもしろいです。やはり村上春樹がたくさん訳されているようなのですが、出版順がバラバラなのでどのように選択しているのか気になりました。
イ:やはり世界どこでも、村上春樹強しですね。
ミ:日本で賞を取っている作品が訳されているのもいいなと思いました。
イ:『コンビニ人間』(村田沙耶香/文春文庫)とかですかね。
ミ:ええ。あと古典が意外にもよく訳されています。
ユ:日本語から直接フィンランド語に訳されている方も増えていますね。
ミ:はい、直接訳す方々が3, 4名ほどいます。
ユ:翻訳者の趣味が出そうですね。
ミ:小さな出版社からとか、いろんなところから出るとうれしいですよね。
フィンランドセンター文学サロン 『エジプト人』
「あと今週は文学サロンもありましたよね、原田さんはどうでしたか?」とユカさん。──「セルボさんが、最高でした!」
今回のテーマは、ミカ・ワルタリの『エジプト人』。登壇されたのは、フィンランドセンターのアンナ・マリア所長、そして翻訳家・通訳のセルボ貴子さん。
まずワルタリのプロフィール(イベント当日の9月19日は、彼の誕生日)をアンナ・マリア所長から紹介、それをセルボさんが通訳(かっこいい!)。そしてセルボさんから、現在翻訳されている『エジプト人』や、出版社みずいろブックスについてのお話。
今回の文学サロンにセルボさんが出演されると知ってすぐ、新訳の『エジプト人』をみずいろブックスから出されるのだなと気づいたのですが、発表されるまで黙ってなくちゃと自分も勝手にドキドキしていました、笑。今から出版されるのが楽しみです。
▶︎ みずいろブックス
YBC山形放送ラジオ 『Life is …』
次は、岩間さんからの報告。YBC山形放送のラジオ番組『Life is …』の電話インタビューを受けました。
突然スタジオと直接繋いでインタビューを受けることになり、ちょっと焦ったと岩間さん。内容は、フィンランドにまつわる話とのことですので、聴取できる方はぜひ聞いてみてください。
今週土曜10月1日にもインタビューの第2回目が放送される予定です。
イ:Radikoプレミアムとか入っている方なら聞けるかもしれません。
ユ:なんとかして聴いてみます!
ハ:なんとかして聴けちゃうところがすごいです!
山の上ホテル 続報 「トーベの手紙」
最後は自分の報告です。これまでにも何度か話題に上っていた山の上ホテルにあるという「トーベ・ヤンソンの手紙」。
先日たまたま友人がお菓子を買いたいというので、山の上ホテルに寄りました。お菓子を買っている間、せっかくだから「トーベの手紙」について聞いてきたら? と言われました。とはいえ、誰に聞いたらいいのかわからず、とりあえずそばにいたクローク係のお兄さんに質問してみました。
ハ:確かに「トーベの手紙」はあるとのことですが、今は展示されていないそうです。
ミ・ユ:そうなんですね。
ハ:山の上ホテルには文豪のゆかりのある品がたくさんあるそうで、70周年記念の機会などにもしかしたら展示されるかもしれないと言っていました。山の上ホテルの創業は1954年なので、2024年ですね。
イ:友人、グッジョブ!笑
ミ:クローク係の方で知っていたんですね。
ハ:そうなんです。とってもホスピタリティがしっかりしていると思うので、ミホコさん、ぜひ宿泊してみてください!
▶︎ 山の上ホテル
── 心のなかにユーモアを持っていると、物事のいいところが見えてきて、なんだか心がほぐれてくるような気がします。友人からもらったお菓子はお腹のなかに、笑。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。
text : harada
#78|It’s All In Your Mind – Beck