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太田黒公園
2014.12.3|facebook

ようやく冬らしい空気に覆われだした東京。紅葉も見どころを迎えつつある。

荻窪にある太田黒公園は、ドビュッシーやスクリャービン、シベリウスなどを広く日本に紹介したことで知られる音楽評論家・太田黒元雄の自宅を杉並区が公園として整備した場所。紅葉にあわせて12月7日までライトアップ中とのことで、仕事の後で寄り道してみた。

かつてここのすぐ近くに暮らしていたことがあるのだが、こんなに人の歩いている太田黒公園はあまり見たおぼえがない。とはいえ、近隣の人たちが中心なのでたかがしれている。

杉並区の粋なはからい。夏にはホタルを放すとかしてくれないかなァ。

マッティ・ピックヤムサ展のあるきかた
2014.12.4|facebook

まいど、こちらのFBページに「いいね」を頂きありがとうございます。キートス、キートス。さて、きょうの話題です↓

マッティ・ピックヤムサ展のあるきかた

本日より、フィンランドの人気イラストレーター、マッティ・ピックヤムサの原画展【後期】がスタートいたしました。これは、フィンランド最大の新聞「ヘルシンギンサノマット」日曜版コラムにマッティが提供した挿絵の原画を展示するもので、前半後半各5点ずつカフェに展示しております。

マッティの描くイラストはどれもカラフルで、とても楽しいものばかり。なので、イラストを観ていただくだけで十分お楽しみいただけるのですが、せっかくですので作品の下に記された文字もぜひ読んでみて下さい。左より新聞掲載日/コラムの見出し/要約となっています。見出しを読んであらためて作品を観ると…… なるほど! そういう意味だったのか!! と膝を打つこと間違いなし。絵をみてほっこり、見出しを読んでにんまり、そんな構成になっているのです。

ちなみにこの作品、見出しは「私は間違っていました」というもの。さまざまな国の言葉で「こんにちは」と書かれているなか、「Moi」「Hei」「Terve」といったフィンランド語が書かれていないのがポイントです。さて、そのココロは?

どうぞお店でご確認ください! 作品展は8日(月)までの5日間。今回の展示にあわせてつくられた図録など、グッズの販売も8日までとなっておりますのでどうかお見逃しのありませんように。

フィンランド独立記念日
2014.12.8|facebook

12月6日は……フィンランドの97回目の「独立記念日」でした。そしてもうひとつ、moiが荻窪から吉祥寺に引っ越して丸7年目の日でもありました。

じつは7年前、ほんとうは12月5日に移転オープンするつもりだったのですがどうしても間に合わず、やむなく一日延期したところ偶然にもフィンランドの独立記念日と重なりました。出来過ぎ!!!

というわけで、育休中のスタッフIからは「にんじんの7」付きキャロットケーキを、そして公私共々お世話になっている美保子さんからはお手製のリースを頂きました!思いがけない贈り物に頬も緩みっぱなしの一日となりました。Kiitos Paljon!

もうひとしずく
2014.12.11|facebook

本日12/11より、粘土作家ポヲさんの個展がはじまりました。前回『手のひらからひとしずく』の続編ということでタイトルは、『もうひとしずく』。ガラス瓶に閉じ込められた、ハリネズミやリスたちの可憐な小宇宙。

制作途中、敬愛するトーベ・ヤンソンの評伝『トーベ・ヤンソン〜仕事、愛、ムーミン』を熟読し、ドキュメンタリーDVD『ハル〜孤独の島』を200回以上も繰り返し観たというポヲさん。それでも、そのままの世界を粘土でなぞるのではなく、自分なりのフィルターを通して敬愛するトーベ・ヤンソンの世界を、フィンランドを表現したい語るポヲさんのスタンスは「moi」のそれとも共通するもので、とても共感できます。

展示は15日(月)までの5日間、短い期間ですがぜひご覧頂ければと思います。なお、価格は3千円〜4千円台が中心ですが、小さなものは千円台からご用意しております。プレゼントの候補としてもぜひ。

宮本輝『優駿』
2014.12.13|review

十数年ぶりに再読。

宿命の血を引いて生まれた一頭のサラブレッドが、関わったすべての人間たちをその苛烈な運命の渦に巻き込みつつ、最後には生きることへとふたたび駆り立ててゆく。レースシーンの、胸が圧迫されるかのような緊迫した描写が見事。ちなみに、映画版では多田時夫を演じた石橋凌がはまり役だった。

私的十大ニュース 第1位
2014.12.28|facebook

では、2014年の「私的」十大ニュースの「第1位」を発表します!

「4年半ぶりに東京都内から出る」

今年はもう、まちがいなくコレに尽きますね。こんなにドキドキしながら多摩川を渡ったのは生まれて初めてです。渡り切った瞬間、小さくガッツポーズをし、世界じゅうのみんなに「ありがとう!!!」と叫びました(心の中で)。

7年ぶりに訪れた京都では、京響の「第九」を聴き、年男(注「としお」と読まないで)として「ウマ」に縁の深い藤森神社(ふじのもりじんじゃ)を参詣してきました。

写真は、その藤森神社の境内にある神馬像。傍らの立て札にはきっとなにかありがたい謂れでも書かれているにちがいないと、わざわざ収まるような構図で写真を撮ったのですが、後からよくよく見直してみたところ

「御本殿・拝殿周辺でハトやネコにエサを与えないで下さい」

と書かれていました……。今年も「moi」を可愛がってくださり、どうもありがとうございました。どうぞみなさまよいお年をお迎え下さいませ。

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