#129 しあわせってなんだっけ

ええっと、なんだったっけかな ──

Moi!フィンランドをもっと好きになる 129回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

+ 永遠なるヴィヴィ・ロン! 再び
+ 映画『SISU 不死身の男』に注目
+ リーッタ・イコネンと中之条ビエンナーレ
+ ロバーツコーヒーでシナモンロールジェラートを
+ Masterclass of Happiness ~ フィンランド流の幸せを学ぶ

永遠なるヴィヴィ・ロン! 再び

今回の最初の報告はミホコさんから。東京都立中央図書館で開催中の「Long Live Wivi Lönn!|永遠なるヴィヴィ・ロン!」展を観てきました。

どこが会場になっているのかわからず少し迷ってしまったというミホコさん(自分も迷いました)。その代わり一人でゆっくり展示を鑑賞したり、関連書籍を読んだりできてよかった、と。ヴィヴィ・ロンが手がけた建築の写真を見ながら、実際に建物の中の様子を見てみたいと思ったそうです。「現地へ行けば外観は見ることができますけど、中は私には想像のできない造りになっていて」。

会期は今週火曜日の9月19日まで。パネル展示ではありますが一冊の本になるくらい充実した展示内容だと思います。気になる方はぜひお出かけください。

▶︎ Long Live Wivi Lönn!|東京都立図書館

イ:ヴィヴィ・ロンの建築は今も現存しているんですか?
ミ:今も残っていますね。木造のものは残っていないようですが。
イ:それなら中を見学するチャンスもあるのかな?
ミ:学校などが多いので実際に中に入るのは難しいかもしれませんね。


映画『SISU 不死身の男』に注目

続いてミホコさんが紹介してくれたのが、10月27日に公開となる映画『SISU 不死身の男』。ミホコさん曰く、とんでもない映画みたいとのことで、「世界一幸せな国フィンランドの爆風マッドエンターテインメント」という、なんなんだこれはといったキャプションも、笑。

イ:S・I・S・Uのシスですか?
ミ:はい、そうです。R15指定なので残酷な描写があるかもしれません。
イ:いま映画の公式サイトを見てみたら「ツルハシ1本でナチスを討つ」とありますね。ノンフィクションなのかな?
ミ:フィクションだと思いますよ。
ハ:全国の映画館で公開されるんですか?
ミ:はい、全国で公開されますね。TOHOシネマズとかユナイテッド・シネマとか。
イ:結構メジャーな映画館で上映されるんですね。
ハ:岩間さん、ぜひ映画を見た感想を、笑。

公式サイトに3種類のトレイラーが掲載されていて、そのうち「過激版予告」を見てみたのですが、痛いのが大の苦手な自分にはとっても過激でした。というわけでちょっと穏やか?な「30秒予告」のトレイラーをどうぞ。

▶︎ 『SISU/シス 不死身の男』30秒予告


リーッタ・イコネンと中之条ビエンナーレ

次は自分の報告です。フィンランドセンター主催「Artist Talk:Riitta Ikonen」をオンラインで視聴しました。リーッタさんは、アメリカを拠点とするフィンランド人アーティスト。群馬県中之条で開催中の「中之条ビエンナーレ」に参加されています。

今回はイラストレーター/アーティストのセキナツコさんとのユニット【セキ・イコネン】として作品を制作しました。二人が出会ったのは20年前のイギリス・ブライトン大学。卒業以来初めてのコラボレーションで、この夏、中之条町アーティスト・イン・レジデンスに滞在しました。

自然とのつながりをテーマに採集を基本としているというリーッタさん。ベリーやキノコだけでなく周囲にあるワクワクするようなものをいろいろと集めて作品をつくります。作品の多くは身に纏えるもの、着ぐるみのようなコスチュームです(とても楽しい作品たちなので~リーッタさんのウェブサイト~を訪ねてみてください)。

展示会場には二人が製作した道祖神もたくさん並べられているそうです。道祖神を作ろうとしたきっかけは、国立民族学博物館で関さんがある道祖神に出会ったこと。中之条町で1974年に作られた木製の道祖神です。その伝統を調べるために地元の方々へのインタビューなど、中之条町でフィールドワークを行いました。木製の道祖神が少なくなってきている現在、外部の自分たちが光を当てることで、その伝統が再発見されたらうれしいとリーッタさんは話していました。

中之条ビエンナーレ

会期:2023年9月9日~10月9日
時間:9:30~17:00
会場:群馬県中之条町 町内各所
WEB:nakanojo-biennale.com

ハ:コスチュームの作品でいうと、養蚕業をされていた方に桑の葉をかたどったものを着てもらって写真を撮っていました。ビエンナーレが終わったらプレゼントされるそうです。もらったコスチュームをどうされるのかがとても気になっています。
イ:どうするんだろう、それは気になる、笑。
ハ:あと、かぼちゃの苗植えのお手伝いをした時、おやつに出されたイチゴのかき氷がとても美味しかったみたいです。これが食べられるなら毎日でもお手伝いしたいって、笑。
イ:日本の暑い夏にはごちそうだったでしょうね。
ハ:そうした滞在制作ってやっぱり現地の方々との交流がいいですよね。
イ:近頃、各地で芸術祭などが行われるようになってきたけれど、その場所から刺激を受けて作品がつくられることがアーティスト・イン・レジデンスのおもしろいところだよね。


ロバーツコーヒーでシナモンロールジェラートを

最後の報告は岩間さんです。フィンランド在住で現地でガイドのお仕事をされているYさんと麻布十番のROBERT’S COFFEEでお会いしたそうです。Yさんが一時帰国されるのは7年ぶりとのこと。今年のフィンランドの夏は過ごしやすい気候だったそうで、Yさんは日本の夏に溶けていましたと岩間さん。

カフェmoiにお客さんとして来られていたというYさん、フィンランドへ移住されてからもう15年と聞いて驚きましたと岩間さん。パンデミックの影響で一時は観光客が全く訪れずとても大変だったようですが、じわじわと戻りつつあるそうです。それでもアジアからの観光客はまだまだとのこと。

フィンランドから帰国される方は大抵いろんな用事や手続きなどを一気に片付けようとされるそうで、Yさんもこの機会に人間ドックへ行かれました。クリニックの検査が、次はこれ、その次はあれ、それぞれの部署に人がいたりととても親切すぎてびっくりしたとYさん。フィンランドでは検査の場所と時間がショートメールで届くだけといった感じだとか。それでもYさんにとっては、そうしたドライな感じが快適になっているそうです。長く向こうにいる人たちの感覚なのかもしれませんねと岩間さん。

イ:フィンランドと日本でおもてなしの違いがありますけれど、ミホコさんはどっちが好きですか?
ミ:わたしはサッパリ派です。わからなかったら聞きますので、笑。
イ:日本の場合はある意味で逃げ道を作っているようなところもあるよね、心からのおもてなしとはちょっと違うような。フィンランドで感じる距離感はいいよね。
ミ:自己責任が基本だと思ってますから。
イ:まあ一概にどっちがいいとも言えないけれど、文化の違いかもしれないですね。

せっかくROBERT’S COFFEEに来たので、岩間さんお気に入りのシナモンロールジェラートを注文しようとしたところ、残念ながら売り切れだったそうです。

ハ:そういえば、そろそろシナモンロールの日ですね。
イ:10月4日ね。お店で食べたり、自分で作ったり、それぞれだと思うけれど、原田くんは?
ハ:え‥‥っと、それじゃ、今年は自分で作ります!
イ:言いましたね、笑。ミホコさんはあまりシナモンロール食べないよね。
ミ:そうですね。淡白でごめんなさい、笑。ところでシナモンロールジェラートって?
イ:要するにシナモンとカルダモン入りのジェラートなんですけど。とても美味しいですよ、コーヒーに合って。


Masterclass of Happiness ~ フィンランド流の幸せを学ぶ

なにか最後にお知らせとかありますかと岩間さん。そこで、Visit Finlandのフィンランド流の幸せへのアプローチを学ぶプログラム「Masterclass of Happiness」を紹介しました。自然とライフスタイル、健康とバランス、デザインと日常、食とウェルビーイングという4つのテーマに沿って5人のコーチと一緒に探していく無料オンライン講座です。

最初のレッスンは「大自然の知恵」。スマートフォンを持たずに自然の森や公園に出かけ、そこで何を感じるかを自分自身で見つけようというもの。まじめにやってみると案外おもしろいのではないでしょうか。どんなことも本気で自ら楽しんでしまおうというところがフィンランドで暮らす人たちのいいところかなと思っています。

また、マスタークラス修了者には「幸せの証明書」が授与されるそうです。チャレンジしてみてはいかがでしょう。

▶︎ Find Your Inner Finn|Visit Finland

イ:そういえば先日、原田くんのLINEの既読が全然つかないと相談されましたよ、笑。
ハ:あ~、LINE全く使ってないので気づかず‥‥、。
イ:すでにデジタルデトックス、笑。


── しあわせってなんだろうって想像できることが、しあわせなのかなとおもったりもします。いつだって答えは自分の中にあるよ。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text : harada

#129|Happiness – Georgie Fame