#120 夏の行き着くところ

夏です。梅雨明けしていないのが嘘のよう。北欧の国々ではすこしずつ涼しくなってきて、夏の終・・・・──

Moi!フィンランドをもっと好きになる120回目の配信レポートをお届けします。メニューはこちら。

+ 今年もサマーコテージへ
+ 映画『マリメッコの女王』
+ Ph.D. Exhibition ~ 鎌倉の休日
+ フィンランド・グラスアート展の予習
+ スオミのネックストラップ
+ フィンランド語講座@kielotie

今年もサマーコテージへ

今週は自分の報告から。ひとつめはフィンランドセンター主催のオンラインイベント「フィンランド、シポー諸島へのバーチャルツアー」を視聴しました。

アンナ=マリア・ウィルヤネン所長がご自身のサマーコテージを現地から案内してくれる企画です。昨年も一度参加したことがあったので、実際に訪れたことがあるわけでもないのに、また今年の夏も島へやってきたなぁという気分でした、笑。驚いたのはアンナ=マリア所長が教えてくれたニシンのアイスクリーム。名前だけ聞くと「え~!?」と思ってしまいますが、とても美味しそうでした。食べたことのある方はいますか?

ミ:どんなところを紹介してくれたんですか?
ハ:コテージの周りの花々や植物、イタリア製のタイルのテーブル、サウナや島から見える景色とかです。
ミ:寒そうではなかったですか?
ハ:はい。とても天気が良くて、気持ちよさそうでした。


映画『マリメッコの女王』

ふたつめが、マリメッコの創業者アルミ・ラティアを描いた映画『マリメッコの女王』について。7月13日が彼女の誕生日だったので、はじめて観てみました。普通の伝記映画かと思っていたのですが、アルミ・ラティアの物語を舞台で俳優が演じるという、映画自体がメタ構造になっているところがおもしろかったです。

ミ:内容についてはどうでしたか?
ハ:もっとエキセントリックな人かと思っていたんですが、経営者としての孤独などを感じていたんだなぁと。
ミ:家族にしたい、上司にしたい、友達にしたい、親戚くらいでいいかな、この中で選ぶとしたら?
ハ:社員のことをとても考えていた人だったみたいなので、上司でもいいですね。
ミ:それはよかった!笑。マスターも映画ご覧になったことありますか?
イ:ドラマ仕立てでサラッとしていて、想像させる余地があるのでおもしろいですよ。
ミ:アルミ・ラティアを上司にしたいですか?
イ:距離をとっておきたいです、笑。


Ph.D. Exhibition ~ 鎌倉の休日

そしてもうひとつ。先週ご紹介したばかりの長野でヴィンテージ家具を取り扱うお店、Ph.D.(フッド)がポップアップショップを開催するということで、鎌倉へ行ってきました。会場は鎌倉駅前のPOMPONCAKES GARE。ケーキ屋さんとギャラリーが一緒になった6月にオープンしたばかりのお店です。

会場に並んでいたのは、椅子や照明などのヴィンテージ家具とアップサイクル製品「oops」シリーズのクッションやポーチなど。こちらのシリーズは、不要になった生地や糸、家具の修理や張替えなどで出る端材などを利用して作られています。考案には、フィンランドで学ばれたテキスタイルデザイナー氷室友里さんもアドバイザーとして関わられていたそうです。

生地はニードルパンチという無数の針のついた機械で織り込まれているそう(羊毛フェルトを想像してみてください)、もちろん世界にひとつだけ。見たことのあるテキスタイルなどが含まれていたのでお聞きしてみたところ、テキスタイルメーカーとの信頼関係からしっかりと了承を得て作られているとのことでした。会期は8月6日までとのことですので、鎌倉を散策がてら、ぜひお出かけください。

【Ph.D. Exhibition】
 ■ 7月15日~8月6日 
 □ 11:00~18:00(月火定休)
 ■ POMPONCAKES GARE
 □ 鎌倉市御成町11-40 2F

鎌倉に来たからには、ライ麦ハウスベーカリーに行かなければなりません。ミホコさんから「お話できましたか?」と質問されたのですが、お店に入った時点では自分だけだったのが、いつのまにやらいっぱいになっていてお話しするチャンスがありませんでした。ライ麦パンとピーラッカとディルフムスを購入。ライ麦ハウスベーカリーは、日本でフィンランドパンを買える数少ないお店のひとつですね、と岩間さん。

北欧雑貨店のkröne hus/pieni kröneにも寄ってみました。土曜日ということもあり大盛況、邪魔になってはいけないので退散します。今年初の海を見て、帰りました。


フィンランド・グラスアート展の予習

次の報告は岩間さん。東京都庭園美術館で開催中のフィンランド・グラスアート展の予習をしました。岩間さんが調べるときにまず手に取る本というのが、日本では昭和47年に出版されたウルフ・ホード・アフ・セーゲルスタード著『現代フィンランドデザイン』(伊藤弘子訳/形象社)。

その中で、1954年のミラノ・トリエンナーレでタピオ・ヴィルカラらのアートグラスによって北欧が発見され、フィンランドのデザイナーのサインがあると売れるということがあったそうです。そこでデザイナーのカイ・フランクは、デザイナーの生き方として問題があるのでは?と考え、実用的なものにはサインを入れないという方向性で行くことにしたとか。

ミ:ハッリ・コスキネンがMUJIのデザインをするときに、MUJIには商品に名前が出ていないからいいよねと言ったことを思い出しました。
イ:名前を出さないことで自由に作れるという面もあったかもしれないですね。
ミ:この食器はだれだれのデザインしたものとか言われることもありますけど。
イ:カイ・フランク先生はどう思うでしょうね?笑

展覧会「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」については、近々記事を公開する予定です。こんなふうに観るとおもしろいんじゃないかなというところを書きましてので、まだ展覧会を観ていない方も、もう一度観に行こうかなと考えている方もぜひ読んでみてください。どうぞお楽しみに!


スオミのネックストラップ

最後はミホコさんの報告です。いつもミホコさんが首から下げて使っているスオミ/フィンランドのネックストラップ。外出先のお店で「フィンランドですね!」と話しかけられたりすることがあったそうです。こちらのストラップは以前、知り合いとおそろいで購入したそうです。

話を聞きながら、そういえば取材に行ったり、フィンランド好きの方たちとお会いしたりするときに、みなさんなにかしらフィンランドのものを身につけていたりすることが多いのを感心していました。

そうでないといけないなぁと。ミホコさんのようにストラップを真似してみようかなぁとか。あ、Moiのストラップを作って欲しいなぁとか。


フィンランド語講座@kielotie

そしてミホコさんからのお知らせです。荻窪のフィンランドカフェkielotieで、今回特別にフィンランド語講座を担当されます。それぞれの学習状況に応じて3つのコースに分かれています。第3部で読む絵本はマウリ・クンナス『夏(Kesä)』。申込み・問合せはkielotieまでどうぞ。

【スポット・レッスン!フィンランド語】
 ■ 7月23日
 □ 第1部 11:00~12:30「はじめまして!フィンランド語」
 □ 第2部 13:30~15:00「再会・再開!フィンランド語」
 □ 第3部 15:30~17:00「フィンランドの昔話・童話を読む会」
 ■ kielotie
 □ 杉並区荻窪5-16-20, 2F

── ・・・・いやいや、まだ夏、まだ夏、と思いながら過ごされるそうです。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text : harada

#120|I Know Where The Summer Goes – Belle & Sebastian