#104 笑顔の向こう

あまりのあたたかさに驚いた桜がいっせいに満開。雨が降り続き、もう散り始めています ──

Moi!フィンランドをもっと好きになる104回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

  • フィンランドの桜
  • 北欧デザイン展:シルエットの美しさ
  • カフェとプッラと教会と
  • 京都で見つけるフィンランド
  • ヘルシンキのふたつのオーケストラ

フィンランドの桜

東京ではほぼ満開になった桜の話題から始まりました。「お花見などの季節ですが、フィンランド的に心が躍るイベントなどはありますか?」と岩間さん。「ヘルシンキでも桜を見ることができますが、ライラックを見ると『咲いた』という気持ちになりますね」とミホコさん。

そろそろイースターなのでスイセンの季節がやってきて、春を感じるのだそう。ヘルシンキの桜はいつ咲くのでしょうか?北海道・釧路では5月11日が開花予報なので、5月終わり頃?


北欧デザイン展:シルエットの美しさ

今回は自分の報告から。前回、岩間さんとミホコさんから報告のあった日本橋髙島屋の『ていねいに美しく暮らす北欧デザイン展』へ行ってきました。「ていねいな暮らし」からは程遠い毎日なので、すこし気おくれしつつ、笑。テレビで紹介された後だったためか、会場はとてもにぎわっていました。

先週の話を聞いて「持ち帰れるとしたら、どの椅子にしようか」とばかり考えていたのですが、椅子だけでなく数々の食器やインテリアにも目を奪われました。それらの形を見て、シルエットの美しさについて考えていると、その言葉通り「影」が美しいことに改めて気づきました。

結局、どれを持って帰りたいかは決められませんでした。小さな会場でありながら見応えのある展示だったと思います。展覧会はこのあとジェイアール名古屋タカシマヤへ巡回します(4月20日~5月7日)。

ハ:どうしたら個人でこれほど収集することができるのでしょうか?
イ:とにかくコレクションしたいという情熱かも。切手を集めているミホコさんとしてはどうですか?
ミ:そういったところもあるかもしれません、笑。
ハ:それにしてもコレクターから研究者にまでなってしまうというところがすごいですよね。


カフェとプッラと教会と

そしてもうひとつ。東京・早稲田にあるスオミ・キリスト教会で開催された「チャーチ・カフェ」へ行きました。教会が中野にあった頃に料理教室やフィンランド語教室に参加されていた方々が、カフェモイにもよく来店されたそうです。いまでもお付き合いのある方がたくさんいると岩間さん。自分は初めてお邪魔させていただきました。

今回の「チャーチ・カフェ」では、プッラの基本形という「ヴォイシルマプッラ|バター目玉パン」をいただきました。カフェモイでキッチンを担当されていたKさんにもお会いすることができました。また教会の吉村宣教師やパイヴィさんからはいろいろなお話も。今後も定期的に開催できればとおっしゃられていましたので、気になる方はスオミ・キリスト教会のInstagramをフォローしてみてください。

ハ:フィンランドの教会の天井に「船」の模型が飾られていると聞いたんですけど、ご存知ですか?スオミ教会では模型の代わりに、船が描かれたテキスタイルを飾っていました。
イ:船にはどんな意味があるの?
ハ:神様と一緒に旅をするといったような意味があるらしいです。そういえば先日のテレビ番組で織田さんのご自宅にも船があったのを思い出しました。
イ:ミホコさんは見たことありますか?
ミ:ポルヴォーの教会であります。その時に聞いた由来をいま思い出そうとしているところでした、笑。


京都で見つけるフィンランド

次の報告は「いま京都に来てまして・・・・」というミホコさん。旅の目的は、現在京都国立近代美術館で開催中の「リュイユーフィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネンコレクション」展。

ミホコさんが京都の街を歩いていて見かけたのが、「ワインとおやつALKAA」という看板。フィンランド語で「始める/始まる」という意味。また他に「KUU」という宿屋も見つけたそうです。それは「月」という意味ではなく「空」ではないでしょうかと言われてしまったとか。

ちなみに、リュイユ展についてのレポートも現在公開準備中です。どうぞお楽しみに!

イ:フィンランド語の店名も普通になってきましたね。
ミ:(どうしてそういう名前になったのか)由来が気になりますね。
イ:お店の人に直撃して、問い詰めてみたらいかがでしょう、笑。


ヘルシンキのふたつのオーケストラ

最後の報告は岩間さんから。「フィンランド放送交響楽団|Radionsinfoniaorkesteri」の定期演奏会のストリーミングライブをフィンランドの国営放送YLEのWebサイトで見ました。

YLEの運営するオーケストラで、ヘルシンキ・ミュージックセンター|HelsinginMusiikkitaloが本拠地です。今回の指揮は山田和樹さん。マニアックなプログラムだったでしたが、とても馴染んでいて良かったと岩間さん。

また、ヘルシンキにもうひとつあるオーケストラ「ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団|Helsinginkaupunginorkesteri」の本拠地は、フィンランディア・ホール。音はあまり良くないけれど、アルヴァ・アールトが設計した劇場だという特別感があると岩間さん。

イ:大盤振る舞いでアーカイブなども無料で視聴できるのがいい。
ミ:映画など、EUの外では見れないということもありますね。
イ:フィンランドのインターネットラジオは聴きますか?ヘビメタやイスケルマとかもあったり。
ミ:好きな局を聴きます。日本で聴くとやはり空気感がちがいますが。
ハ:Webサイトで検索してみます。


── さびしくもありますが、傘の中から見上げる桜や、傘の足元に広がる花びらもなかなかいいものです。どうぞ笑顔でお過ごしください。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text:harada

#104|The Shadow of Your Smile – Astrud Gilberto