#026 団地と子どもたち

こちらじっちょりんです。団地やコンクリートに囲まれた場所で暮らしていると自然と親しむことがないなんて思われますが、子どもたちにはそれらを見つけ出すアンテナがあります。そしていつか忘れてしまったその感覚も、年齢に関係なくふたたび呼び覚ますことができるのではないでしょうか ──

Moi!フィンランドをもっと好きになる26回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

フィンランド 森の小さなサバイバー
キルカスカラケイット
フィンランドのコーヒー
竹内晧水彩画展 屋根のある風景
フィンランドで考える 人々を支える社会制度のこと


フィンランド 森の小さなサバイバー

昨日25日にNHK Eテレで放映された『地球ドラマチック 〜フィンランド 森の小さなサバイバー〜』ご覧になりましたか? フィンランドの森で暮らすリスや小鳥たちといった小さな動物たちの様子やフィンランドの自然の姿をとらえたドキュメンタリーです。

越冬のために食料を蓄えるリスの姿がかわいらしいとゆかさん。カメラのアングルも動物たちの目線に合わせているので、まるで自分も小さくなったような気分になったといっていました。岩間さんもフィンランドということで観てみたところ、まるでムーミン谷の実写版のような趣きで、もしかしたらトーベ・ヤンソンもそんなふうに森や自然を見つめていたのではないかととても新鮮な気持ちになったそうです。

見逃してしまったのですが、みなさんの話を聞きながら、冬の天文台の公園で樹の上を飛び回る野生のリスを追いかけたことを思い出して懐かしくなりました。ここで朗報です!10月4日午前0時から再放送がありますよ。

▶︎「フィンランド 森の小さなサバイバー」 – 地球ドラマチック


キルカスカラケイット

そして今週ゆかさんがオンライン料理教室で作られたというキルカスカラケイット(クリアタイプの魚スープ)。本来は魚の骨を焼いたもので出汁をとるそうですが、今回はニンニクで下味を。白身魚ならなんでも良いということで、ゆかさんは鮭で作りました。

レシピなどをみて自分だけで作るよりも教えてもらいながら作る方が美味しくできるとゆかさん。さらにサーリストライスレイパという甘い黒パンも作られたそうです。材料に使ったミックス粉はフィンランドから取り寄せたそうで、他にはポテトチップスもたくさん!

気になる方はノルディス北欧雑貨などの通販を利用されてみてはいかがでしょうか。


フィンランドのコーヒー

今週は岩間さんとシニア向け集合住宅で行われた北欧イベントに参加してきました。第1弾はフィンランドとコーヒーについてのトーク、第2弾はカンテレの演奏会、そして第3弾となる今回はコーヒーを実際に楽しんでもらうというイベントでした。

多くのみなさんに安心して楽しんでいただくため2部構成となっていましたが、2時間以上休みなく岩間さんはコーヒーを淹れつづけていました。おそらく60杯以上。みなさんお代わりをしてくださってとても好評でした。やっぱり岩間さんがコーヒーを淹れている姿はかっこいいし、もちろんコーヒーも美味しいのでもっとみなさんに飲んでもらえる機会があればいいなと思っています。

イベント中の写真を撮り忘れ、お昼にいただいたご飯しか撮っていませんでした、すみません。
ご飯はとても美味しかったです、ごちそうさまでした!

またMoiでは「喫茶ひとりじかん」という活動もしています。ひとりになりたい方やひとりが寂しい方いろいろなひとりがあると思うのですが、そんなひとりがそれぞれ思い思いに過ごせる場所をつくりたいとはじめた活動です。もちろん岩間さんのコーヒーが飲みたいという方もお気軽にご連絡ください。施設や病院、イベントや集会所など場所があればどちらでも、旅費をいただけるならフィンランドにも行きます!

▶︎ 喫茶ひとりじかん

そして岩間さん、今週のLAPUAN KANKURIT表参道のコラムを2回にわたって執筆しています。フィンランドの人たちがどんなふうにコーヒーを愉しんでいるかがよくわかると思います。ぜひご覧ください。

▶︎ 今週の日記|カハヴィタウコのすすめ


竹内晧水彩画展 屋根のある風景

みほこさんが紹介してくれたのは最近読まれたというカズオ・イシグロの『充たされざる者』(早川書房)。ヘルシンキが出てくると聞いて手に取ったそうですが、とにかく分厚い!900ページ以上もあるそうです。

作品の舞台はとくに限定されていない(中央ヨーロッパあたり)けれど、「充たされざる者」たちが落ち着けそうな街としてヘルシンキを作者は思い描いたのではないかとみほこさん。また、どんな流れでヘルシンキが出てくるのかを想像しながら読めば長くても楽しめるのでは、と岩間さん。

©︎mihoko-san

そしてみほこさんは、現在銀座の新井画廊で開催されている『竹内晧 水彩画展|屋根のある風景 -フィンランドで過ごした13年-』へ行かれたそうです。

自分も昨日観てきたのですが、木造教会の研究のためフィンランドを訪れ、13年にわたって過ごした竹内晧さんがヘルシンキの街並みやトゥルク、ポルヴォー、エストニアの旧市街、スウェーデンの景色を描いた作品が展示されていました。

竹内さんのお話や絵にまつわる解説などもとても楽しいのでぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。会期は本日26日までですが、竹内さんも在廊予定とのことでした。


フィンランドで考える 人々を支える社会制度のこと

最後にみほこさんが先日講師を務めたオンラインセミナー「フィンランドで考える 人々を支える社会制度のこと」に参加した話を。セミナーでは、フィンランドの税金や医療制度、年金に教育制度、ネウボラや介護のことまで実際にみほこさんが交流のあるフィンランドの方々に聞いた話を交えながら、とてもわかりやすくお話ししてくれました。

参加された岩間さんもフィンランドで赤ちゃんが産まれると支給される「マタニティパッケージ」がドイツ由来のものだということを初めて知り、驚いたといっていました。元々は布を企業が提供し、町の女性たちがみんなで縫って作った服をカゴ製の箱に入れ、貸し出すというかたちだったそうです。そんなところからもボランティアの精神が育まれていったのではないか、などなどセミナーでしか聞けない色々な話を聞くことができました。

次回のテーマなども募集されていたので、もしみほこさんに聞きたい話題などがあったら、マトカトリへメールなどでリクエストしても良いかもしれません。

▶︎ マトカトリ| フィンランドとバルト三国の旅の情報広場


── シニア向け住宅での北欧イベントや竹内さんの展示会、みほこさんの社会制度に関するセミナーなどで思ったのは、いくつになっても北欧やフィンランドを楽しむことができるんだということです。これからも毎日を心地よく過ごすためのヒントや手本がそこにあるのではないでしょうか。いつかの子どもたちのように、ぜひ見つけ出したいところです。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text : harada

#026|Chalkhills and Children – XTC