Moi!フィンランド好きが日曜朝8時から今週のフィン活について報告しあう30分 ──
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日曜日の朝、Moiとその仲間たちという感じで、第1回目のclubhouse配信を行いました。お聴きになれなかった方へ簡単なレポートをお届けしたいと思います。
テーマは「今週のフィン活について報告しあう」というもので、とくに事前の打ち合わせなどはありませんでした。それでも参加されたみなさん(Iさん、Mさん、Yさん)がフィンランドにくわしい方ばかりなので、安心です。
とはいえ、フィンランド初心者の自分としてはお話しできるようなことはほとんどないので、何か考えなくてはいけません。そこで近所の森から参加することにしました。
それはなんとなく誰かが話している後ろで鳥の声や風の音が聞こえたらいいなあと思ったからです。桜はもうだいぶ散ってしまいましたが、いつの間にか森の中では朝日を浴びた新緑がとてもきれいな季節になっていました。
フィンランドにまつわる本
さて今回の配信は偶然にも、みなさんがフィンランドにまつわる本を紹介する回となりました。
・尾崎英子『ホテルメドゥーサ』
・トーベ・ヤンソン『メッセージ トーベ・ヤンソン自選短編集』
・『アイノとアルヴァ 二人のアアルト展図録』
・フランク・マルテラ『世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない』
Iさんが紹介するのは『ホテルメドゥーサ』。フィンランドの森の中にあるホテルで出会った男女4人の話。さっそく図書館で予約してみました。
トーベ・ヤンソンの短編集『メッセージ』はYさんのご紹介です。現在1話だけ試し読みもできるので、ぜひ。
イースターの伝統料理マンミ
またYさんにはフィンランドでイースターの時に食べる伝統料理マンミ(Mämmi)のことも教えていただきました。
ライ麦粉を練って塩と糖蜜とオレンジピールで味を整えたプディングで、見た目は海苔の佃煮みたいとおっしゃっていました。フィンランド人でも年に1度くらいでOKというようなデザートらしいです、笑。
ここで座っていたベンチの下から、蜂が飛び出してきました。配信中なので騒がないようにしていたのですが、雑音が入ってしまっていたようです。あたふたして、すみません、笑。
展覧会「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」
Mさんには、現在世田谷美術館で開催中の展覧会『アイノとアルヴァ』の図録を紹介していただきました。とても充実した内容で、展覧会へ行くことができない方にもおすすめだそうです。
そしてもう一冊は『世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない』。
フィンランドについて『幸福度世界1位』という惹句がよく使われていますが、「しあわせ」や「幸福」って比べられるようなものじゃなく、もっと個人的なものなんじゃないかなあと思っています。
たとえば、こんなふうに日曜日の朝に好きなものについて話し合ったり、清々しい森の中で深呼吸したり、ベンチの前にカタクリの花が咲いているのを見つけたり、とか。
── それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。
text : harada
#001|Sunday Morning – The Velvet Underground & Nico