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	<title>aakkoset ｜ Moi - フィンランドをもっと好きになる</title>
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	<description>フィンランドをもっと好きになる</description>
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	<title>aakkoset ｜ Moi - フィンランドをもっと好きになる</title>
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		<title>Rakastaa｜Runo</title>
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		<dc:creator><![CDATA[wirkkala]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 15 May 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[aakkoset]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。今回のアルファベットは【R】です。いったいどんなフィンランドに出会えるでしょうか。</p>
<p>The post <a href="http://moicafe.com/aakkoset/rakastaa-runo/">Rakastaa｜Runo</a> first appeared on <a href="http://moicafe.com">Moi｜モイ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。</p>



<p>Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだフィンランドのことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。</p>



<p>今回のアルファベットは【R】です。</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">愛する</h4>



<p>これは自分もふくめての話だけれど、外見や生活環境などが自分と似ている相手に対し無自覚的に“近しさ”といった感情を抱いてしまうということがある。</p>



<p>しかし、言うまでもないことだけれど、それは一方通行の思い込みにすぎない。あるいは、願望といっていい。</p>



<p>ひとは誰しも個別の人格をもっており、それは絶対的なものだ。たとえ血を分けた家族といえどもそれは変わらない。</p>



<p>にもかかわらず、自分に似ているというだけで物事の感じ方や考え方まで似ているのではないかと勝手に思い込んでしまう。そして、その思いが伝わらないととたんに怒り出し、悲嘆にくれ、裏切られたなどといって駄々をこねるのだ。</p>



<p>ネットに流布する韓国や中国に対するヘイトスピーチのなかには、こうした一方的な“近しさ”の感情が受け入れられないことへの苛立ちに端を発すると思われるものもすくなくない。</p>



<p>見た目も似ているし地理的にも近いのになんでこんなに考え方や感じ方がちがうのか、と。これが、たとえば南米やアフリカのひとでも同じように思うだろうか。</p>



<p>だが、この一方的に抱いた“近しさ”の感情は裏を返せば「自分のことを理解してくれて当然だ」「相手も自分とおなじように感じるはずだ」という傲慢さのあらわれでもある。そこには、一個の人格をもつ他者に対するリスペクトが決定的に欠いている。初対面の相手にいきなり距離感ゼロで接触するような話ではないか。</p>



<p>そして、それを「片思い」と「愛」のちがいと言ってもいいかもしれない。</p>



<p>ところで、フィンランド語の学習につきまとうむずかしさのひとつに「R」の発音がある。巻き舌が日本語の発音にはないため、どうしても訓練が必要になる（ただし“江戸っ子”を除く）。これがうまくできないと、「R」と「L」の違いが判りづらくなってしまうのだ。</p>



<p>もちろん、フィンランド人がオギャーと泣くかわりにルルルと巻き舌で叫びながら生まれてくるわけではない。ちゃんと練習するのだそうである。</p>



<p>それでも、なかには練習してもうまく巻き舌を習得できないフィンランド人もいるらしい。知り合いのフィンランド人から聞いた話だ。そしてそういうひとは、「Rakastaa」がうまく発音できないためいざというとき愛の告白ができないのだそうだ。</p>



<p>本当だろうか？</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-runo.jpg" alt="aakkoset" class="wp-image-6324" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-runo.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-runo-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-runo-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-runo-500x375.jpg 500w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Rakastaa = 愛する<br>text : iwama</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">詩とフィンランド</h4>



<p>「翻訳された詩は、詩なのでしょうか？」 ── かつて詩人の管啓次郎さんにこんな質問をしたことがある。この先、直接お会いできることは一生ないかも知れず、とても失礼なことだと承知のうえで、どうしてもこの機会を逃したくないと思ってのことだった。</p>



<p>別の言語に翻訳された時点で「詩」のなかにある魔法は消えてしまう（と考えていた）。それなのにどうして翻訳された「詩」というものが存在するのだろうか。「詩」とは語り得ないものを言葉にするものだから、単語の選び方や行間、時代やその背景を知っているかどうかによって理解の深さが大きく異なるはず。いや、そもそもこの理解という言葉が「詩」にはそぐわないのかもしれない。理由を解読することなんて、「詩」というものからいちばん遠くにあることだと思うから。</p>



<p>だとしたら「詩」がわかるというのはどういうことだろう。管さんは「詩はどこにでもある」と言った（とても詩的な言い方で。ここで管さんから聞いたそのままを言葉にするとやはりその瞬間に自分の感じたきらめきが消えてしまう）。それはきっと「詩」を見つけることができるのは自分でしかないということ。「詩」を読むことは、自分のなかにある「詩」と出会うことなのだと思った。</p>



<p>詩は自分のなかにある。</p>



<p class="has-text-align-center">＊</p>



<p>それは「フィンランド」についても同じように考えられるかもしれない。</p>



<p>「フィンランド」や「北欧」というとき、その言葉の表面にあるイメージにとらわれすぎないようにしようと考えてきた。幸か不幸か、自分には「フィンランド」に関する知識も「北欧」へのあこがれもほとんど持ち合わせていなかったため、真っさらな気持ちで見つめることができた。</p>



<p>「フィンランド」に夢を見ること、「フィンランド」の現実を語ること、「フィンランド」を楽しむこと、「フィンランド」を消費すること、それぞれにそれぞれの「フィンランド」がある。そこで自分にできることといえば、一歩離れて「フィンランド」を翻訳すること。もしかしたらそれはもうすでに「フィンランド」ではなくなっているのかもしれない。けれど「フィンランド」を通して、自分の大切にしているモノや、ヒトや、コトを伝えることができたらいいなと考えている。</p>



<p>そしてもうひとつ。ここにも「フィンランド」があるよ、あそこにも「フィンランド」があるよ、と気づかれにくい「フィンランド」のありかを指さすこと。もしもそこからあなただけの「フィンランド」を見つけてもらうことができたなら。</p>



<p>フィンランドはあなたのなかにある。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-rakastaa-1024x683.jpg" alt="aakkoset" class="wp-image-6322" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-rakastaa-1024x683.jpg 1024w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-rakastaa-300x200.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-rakastaa-768x512.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-rakastaa-500x333.jpg 500w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-rakastaa-800x533.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-rakastaa-1170x780.jpg 1170w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2024/05/aakko-rakastaa.jpg 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Runo =&nbsp;詩<br>text : harada</p><p>The post <a href="http://moicafe.com/aakkoset/rakastaa-runo/">Rakastaa｜Runo</a> first appeared on <a href="http://moicafe.com">Moi｜モイ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>Parhaiten｜Posti</title>
		<link>http://moicafe.com/aakkoset/parhaiten-posti/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[wirkkala]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 15 Apr 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[aakkoset]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。今回のアルファベットは【P】です。いったいどんなフィンランドに出会えるでしょうか。</p>
<p>The post <a href="http://moicafe.com/aakkoset/parhaiten-posti/">Parhaiten｜Posti</a> first appeared on <a href="http://moicafe.com">Moi｜モイ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。</p>



<p><br>Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだフィンランドのことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。</p>



<p>今回のアルファベットは【P】です。</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">最高の日々</h4>



<p>どこの街でも、歩いていて落書きや無雑作に貼られたポスターの類を見つけるとうれしくなってしまう。</p>



<p>というのも、たいがいの落書きやポスターは観光客に向けられてはいない。地元民が、おなじ地元民になにかを伝えようとして書かれたり貼られたりするのがふつうだ。だから、そういった落書きや張り紙の類はそれが他愛のないものであればあるほどその街の素顔を垣間見せてくれるように思うのだ。</p>



<p>以前、ヘルシンキの町はずれで壁に貼られた一枚のフライヤーを写真に収めたことがある。ニコ＆タプサ（Niko ja Tapsa）なるアーティストの新譜の発売を知らせるフライヤーらしいが、はたして彼らが何者なのか、人気あるのかないのか、さっぱりわからない。ヒップホップのユニットであることも、日本に戻ってYouTubeで検索してようやく知ったくらいである。</p>



<p>それでも彼らの「Parhaita päivii」という曲のMVを繰り返し観ていたら、なんだかアルバムも聴いてみたくなってしまい、フィンランドに行く知人に無理を言って現地のレコードショップで買ってきてもらった。『Parhaita päiviä』というそのアルバムタイトルは「最高の日々」とでも訳すのだろうか。</p>



<p>フィンランド語によるラップは、日本語のそれと同じくなんとなくカクカクいう響きが親しみを感じる。ふしぎな発見だった。フィンランドの人もまた、日本語ラップを聴いてそんなふうに思ったりするのだろうか。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-parhaiten.jpg" alt="" class="wp-image-3834" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-parhaiten.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-parhaiten-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-parhaiten-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-parhaiten-500x375.jpg 500w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Parhaiten = 最高の、いちばんよい<br>text : iwama</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">郵便屋さん、おはいんなさい</h4>



<p>普段から手紙を書くことはありますか。誰もが携帯電話を持つようになった今ではメールやメッセージなどすぐに用件を相手に伝えることができます。明日の予定も今の気持ちもどんなことでも今すぐ。手紙はといえば、便箋を用意して、ペンで書いて、封筒に入れて、切手を貼って、郵便ポストに投函して、郵便屋さんが回収して、いつ届くかそわそわして、トラックで運ばれて、郵便局で仕分けされて、相手の郵便受けに届いて、伝わっているのか不安になって、忘れた頃に返事が来て、笑。</p>



<p>最近、出したはずの手紙がどこかへ消えてしまいました。ひと月ほど前、確かに郵便ポストに入れたのに届いていないというのです。今の時代にそんなことがあるのだろうかととても不思議なのですが、どこでなくなったのかは全くわかりません。ポストの片隅に残っていたり、郵便局の仕分け棚の下に落ちていたり、回収の隙に鳥が咥えていってしまったり、突然の風に飛ばされてしまったり。しかもその手紙に何を書いたのかもすでに覚えていません。ということは、すっかりこの世界から消えてしまったということです。</p>



<p>とはいえ、その手紙には意味がなかったのでしょうか。相手に手紙を出したよと伝えたことで、その手紙の使命はもう果たされているような気もします。手紙の内容はわからなくてもどんな手紙かはおそらく伝わっているはずです。また、たとえ届いていたとしても引き出しの中にしまってしまえば、書いてあることは忘れてしまうでしょう ── もちろん読み返すことはできますが。</p>



<p>いつのまにか手紙の意味が大きく変わったのだと思います。いえ、もしかしたら本来の意味に戻ったのかもしれません。手紙は、連絡や内容を伝えるためではなく、想いを伝えるものに。それでも郵便受けに自分宛の手紙を見つけた時やそれを開封する時のうれしさはなんともいえません。その喜びを相手に味わってもらえなかったことはとても残念です。でも、配達の郵便屋さんが子どもたちの大縄跳びに誘われて、その手紙を落としてしまったのなら仕方ないかなぁなんて。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-posti.jpg" alt="" class="wp-image-3835" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-posti.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-posti-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-posti-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-posti-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Posti = 郵便<br>text : harada</p>



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		<title>Onnellinen｜Opiskelu</title>
		<link>http://moicafe.com/aakkoset/onnellinen-opiskelu/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[wirkkala]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Mar 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[aakkoset]]></category>
		<category><![CDATA[post]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。今回のアルファベットは【O】です。いったいどんなフィンランドに出会えるでしょうか。</p>
<p>The post <a href="http://moicafe.com/aakkoset/onnellinen-opiskelu/">Onnellinen｜Opiskelu</a> first appeared on <a href="http://moicafe.com">Moi｜モイ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。</p>



<p><br>Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだフィンランドのことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。</p>



<p>今回のアルファベットは【O】です。</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">白飯</h4>



<p>国連の世界幸福度ランキングで、フィンランドは4年連続第一位だったという。これは、一人あたりの国内総生産（GDP）のような経済指標だけでなく、他者への寛容さや国への信頼度といった主観的な評価をも盛り込むことでより実際の感覚に近いところで『幸福度」を比較しランクづけしようという試みである。</p>



<p>ところで、ぼくの愛読書にフランスの哲学者アランが著した『幸福論』がある。アラン先生は、幸福であるために、ひとは不幸に陥らないようくれぐれも用心する必要があるという。そして、不幸に陥らないためにもっとも重要なのは不要な「情念」に囚われないことである。</p>



<p>ここでサッカーを例にとってみる。サッカーをやっていたり、スポーツ観戦が趣味のひとにとって、サッカーは「おもしろい」ものだろう。反対に、サッカーにまったく興味がなかったり、なにかよくない思い出があるひと（ワールドカップの年に彼女とケンカ別れしたとか）からしたら「サッカーなんてつまらない」と言い放つかもしれない。</p>



<p>同じサッカーがあるひとにはおもしろく、また別のひとにはつまらない。しかし、これは言うまでもないことだが、「サッカー」自体がおもしろくなったり、あるいはつまらなくなったりするというわけではない。自分で自分の「情念」をサッカーに投影して、おもしろがったりつまらながったりしているという、ただそれだけのことである。サッカーは、ただのサッカーに過ぎない。</p>



<p>アラン先生に叱られるのを覚悟で言えば、この世界の、もしかしたら子どもや恋人も含め自分以外の存在のすべては「白飯」のようなものかもしれない。しかし、面倒くさいことに、人間は自分以外の存在に対して自分の「情念」を投影せずにはいられない生きものである。</p>



<p>白飯に、頼まれたわけでもないのに勝手にカレーをかけてみたり、天ぷらをのせたり、野菜のうま煮をかけたりして、カレーライスや天丼、あるいは中華丼にしようとする。そして、カレーをかけたつもりなのに「親子丼」だったと言っては怒ったり、悲しんだり、落ち込んだりするのである。こうしてひとはぐいぐい不幸に絡め取られてゆく。</p>



<p>幸福なひとは、カレーライスは「情念の産物」であることを知っている。カレーライスとは、白飯に自分の望みでカレーをかけたものに過ぎないからだ。だから、必要に応じていつでも「白飯」と「カレー」とを分けて捉えることができる。情念という敵の正体さえ知ってしまえば、世界は白飯とおなじくらいシンプルであたたかく感じられるだろう。幸福への、それが最初の一歩となる。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-onnellinen.jpg" alt="" class="wp-image-3832" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-onnellinen.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-onnellinen-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-onnellinen-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-onnellinen-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Onnellinen = しあわせ<br>text : iwama</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">フィンランドをもっと好きになる</h4>



<p>学ぶ。習う。勉強する。そういうことが好きという方はどのくらいいるでしょうか？ かつて学校へ通っていた頃にはあれだけ試験や宿題が面倒に感じていたのに、いま思うとなにを嫌がっていたのだろうと不思議な気持ちになることがあります。もしかしたらただ忘れているだけかもしれませんが。</p>



<p>近頃では知らないことを知ることや新しいことを教わることはなかなか楽しいことだなと感じることが多くなってきました。とはいえなにかの役に立つか立たないかというのはあまり関係なさそうです。大きな目的もはっきりとした理由も。「そんなことだから身につかないのだ！」ともうひとりの自分の声が聞こえてきそうですが、まあまあ落ち着いて ──。</p>



<p>今いちばん関心があるのはもちろんフィンランドのこと。フィンランドや北欧が好きというみなさんどなたもとても詳しくいろいろな経験をされているので自分にはまったく敵いません。それでもそれぞれに愉しまれている様子を眺めながら、みなさんを惹きつけるフィンランドの魅力はどこにあるのだろうといつも考えています。</p>



<p>以前フィンランドにはいろいろな入り口があると聞きました。森や湖といった自然はもちろん、アートやデザイン、建築、ファッション、音楽、スポーツ、サウナに歴史、そしてその暮らしなど。そう、ムーミンも忘れてはいけません。突然ぽんと飛び込んだ自分には入り口もなにもなかったのですが、毎日フィンランドの情報にふれたり、話を聞かせてもらったりする中で、自分にもフィンランド的ななにかがあることに気づきました。とくに自然や季節に対する姿勢や想い、哲学のようなものへの共感。</p>



<p>そうこうしているうちにいつのまにかフィンランドがちょっと好きになっていたようです。</p>



<p>え？！ちょっと？ と笑われてしまうかもしれません。それでも１日１日、昨日より好きになれているような気がします。フィンランドがとても好きな人から、ちょっと好きな人、これから好きになるかもしれない人に、もっと好きになってもらえるように、これからもじっくりと好きになっていけたらいいなと思っています。</p>



<p>学習というのは好きになった瞬間、楽しみに変化します。どうして好きになるのかといえば、共感する部分を自分の中に見つけることができたからではないでしょうか。反対にいえば何かを好きになることで元々あった自分自身の好きな部分に気づくような。それは好きなものが多ければ多いほど自分をもっと好きになれるということなのかもしれません。</p>



<p>さて、もうひとりの自分はわかってくれたでしょうか、笑。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-opiskelu.jpg" alt="" class="wp-image-3833" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-opiskelu.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-opiskelu-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-opiskelu-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-opiskelu-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Opiskelu = 学習<br>text : harada</p>



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		<title>Nuuskamuikkunen｜Näkemiin</title>
		<link>http://moicafe.com/aakkoset/nuuskamuikkunen/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[wirkkala]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 15 Feb 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[aakkoset]]></category>
		<category><![CDATA[post]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。今回のアルファベットは【N】です。いったいどんなフィンランドに出会えるでしょうか。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。</p>



<p><br>Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだフィンランドのことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。</p>



<p>今回のアルファベットは【N】です。</p>



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<h4 class="wp-block-heading">煙草を吸うひと</h4>



<p>ムーミンの作者として知られるトーベ・ヤンソンが、ひとりのアーティストとして一歩を踏み出すその「前夜」を描いたフィンランド映画『TOVE／トーベ』がいま公開中です。</p>



<p>公開されたスチール写真のなかで印象的な一枚に、アルマ・ポウスティ扮する若きトーベが煙草をふかしながらキャンバスに向かう姿をとらえたものがあります。ここ最近の映画としては珍しく、この『TOVE』では劇中ほかにも数多くの喫煙シーンが登場します。</p>



<p>じつは、トーベ・ヤンソン自身なかなかのヘビースモーカーだったらしく、この映画と同じ頃、26歳のときには『煙草を吸う娘』と題された自画像も描いていますし、毎夏を過ごした無人島暮らしを記録した『ハル、孤独の島』という映像作品でもくわえ煙草で作業をするトーベとパートナーのトゥーリッキの姿を見ることができます。どうやら、トーベにとって煙草は生涯なくてはならない友人のような存在だったようです。</p>



<p>そんなわけですから、ムーミンに登場する「スナフキン」という名前が「嗅ぎ煙草のお兄さん」といった意味であることを知ったときにもさほど驚きませんでした。スナフキンが、「嗅ぎ煙草」ではなく、物語ではパイプの愛用者であることが不思議に思われたくらいです。</p>



<p>ちなみにトーベ・ヤンソンの母語はスウェーデン語であったため、スナフキンはSnus mumrik（スヌス・ムムリク）」と表記されます。フィンランド語では舌を派手に噛みそうなNuuskamuikkunen（ヌースカムイックネン）という名前になりますが意味は変わりません。名前ではなくあだ名、「ほら、ときどきテントを張っているあの“嗅ぎ煙草のお兄さん”」って感じでしょうか。</p>



<p>ところで、20年ほど前に初めてフィンランドを訪れた際、街で煙草を吸っている人が多いなあという印象を持ちました。そこで日本とフィンランドの喫煙率について調べてみたのですが、毎日喫煙する人の割合は日本16.7％に対しフィンランド12％（OECDによる2019年のデータ）と日本の方がずっと多いのです。要は、早くから屋内での喫煙が禁止されていたフィンランドでは建物の外に出て一服する人が多く、より目についたということだったようです。</p>



<p>その一方で、喫煙者の男女比ではフィンランドが男女ともに大きく変わらないのに対し、日本では男性と女性とで大きな開きがあります。成人男性の喫煙率は、日本では27.1％と女性のおよそ3.6倍です。女性だけを見れば、喫煙率はフィンランドの方が日本よりも1.4倍ほど多いということになります。</p>



<p>些細なことですが、こうしたデータからも日本とフィンランドのちがいが薄っすら見えてくるような気がするのですが、さて、いかがでしょう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-nuuskamuikkunen.jpg" alt="" class="wp-image-3831" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-nuuskamuikkunen.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-nuuskamuikkunen-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-nuuskamuikkunen-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-nuuskamuikkunen-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Nuuskamuikkunen = スナフキン<br>text : iwama</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">涙の別れ</h4>



<p>Näkemiin. この言葉を耳にしたり、目にしたりすると、頭の中にすぐセミの姿が浮かんできます。</p>



<p>毎年、夏が終わりに近づくといつまでセミは鳴いているのだろうと、その鳴き終わる日を気にしています。自分の中ではセミの声が聞こえなくなったら秋になった証拠です。いつから秋がはじまるのかどうしても知りたいのです。</p>



<p>しかし聞こえていることに気づくことは簡単なのですが、聞こえなくなったことに気づくのはなかなか難しいものです。ああ、そういえばここ１週間ほど聞いていない──。それではいつ秋になったのか正確にはわかりません。</p>



<p>たいていそんな感じで、来年こそは秋のはじまりを見極めたいと誓うのですが。</p>



<p>ところでこの「さようなら」という言葉が好きです。さようならは苦手だけれど、そう、言葉のほう。「左様なら」、そのあとに続く言葉を言わないところがよいです。みなまでいうな、わかっておる（武士になった気分で）。ひかれる後ろ髪をたちきるようなその言葉を、話せるようになった幼児から、おじいさん、おばあさんまで口にするのですから。</p>



<p>そして「それならば」と手を振る。さて、誰かと別れるときどうして手を振るのでしょう。悲しみを抑えきれなくて涙を流す代わりでしょうか。別れるもの同士が余計な言葉を喉の奥にとどめるためでしょうか。それともここにいるよという存在証明でしょうか。</p>



<p>セミは夏に別れを告げます。現時点では10月7日が今年最後の夏の日でした。手も振らず、振り返らず、「それじゃ」となにも言わずに消えていくクールな感じもいいけれど、さんざんミンミン泣いたあと、さっと姿を消すセミもそれはそれで正直でいいなぁなんて。</p>



<p>泣けミーン。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-nakemiin.jpg" alt="" class="wp-image-3830" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-nakemiin.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-nakemiin-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-nakemiin-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-nakemiin-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Näkemiin = さようなら<br>text : harada</p>



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			</item>
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		<title>Mestari｜Meri</title>
		<link>http://moicafe.com/aakkoset/mestari-meri/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[wirkkala]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 15 Jan 2024 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[aakkoset]]></category>
		<category><![CDATA[post]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。今回のアルファベットは【M】です。いったいどんなフィンランドに出会えるでしょうか。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。</p>



<p><br>Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだフィンランドのことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。</p>



<p>今回のアルファベットは【M】です。</p>



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<h4 class="wp-block-heading">こそばゆさ</h4>



<p>カフェを閉めてもうずいぶん経つが、いまでもときどき「マスター」と呼ばれることがある。たいがいそんなふうに呼ぶのは、カフェ時代からぼくのことを知っている人たちである。</p>



<p>たとえば、毎週日曜の朝にClubhouseの配信でご一緒しているみほこさんもそんな一人。みほこさんとのお付き合いもかれこれ20年になるが、その大半の時間「マスター」と「お客様」という間柄であったことを思えば、いまなお自然とそんなふうに呼びかけてしまうのも無理のない話だろう。独身時代からずっと知り合いだった女性に対して、結婚後もつい旧姓で呼びかけてしまうのと同じだ。</p>



<p>とはいえ、呼ばれるこちらとしては若干こそばゆい感覚があるのもまた事実。もはやマスターとしての職務を果たしていないのに、いまだそんなふうに呼んでいただき「恐縮です！」といった感じ。ぼくのことをあまりよく知らない人からしたら、なんでこの人は「マスター」と呼ばれているのだろう？ カンフーでもやっているのだろうか？ と訝しく思っているかもしれない。一応断っておく。カンフーはやっていません。</p>



<p>先生にせよマスターにせよ、世間でそう呼ばれるのは、その職能が社会や組織の中である一定の役割をわかりやすいかたちで担っているからにほかならない。たとえばそれは医者であったり、教師であったり、警察官や船長であったり。カフェの「マスター」の場合、お客様に対して技術を提供し対価を得る職人という立場でのことだろう。</p>



<p>つまり、マスターは技術を提供する相手あってこその「マスター」なのである。それゆえ、いまも「マスター」と呼ばれると少しばかりこそばゆい。引退した船長なら、あご髭をさすりながらパイプのひとつもくゆらせれば元船長らしい威厳を保つこともできるだろう。では、カフェの元マスターはどうすればよいのか？ 胸に大きく「MESTARI」とプリントされたＴシャツでも着れば、あるいは元マスターらしく堂々としていられるかもしれない。</p>



<p>追記：フィンランド語の「Mestari」は「職人」「チャンピオン」「エキスパート」といった意味で使われます。カフェの「主人」という意味では、通常「isäntä」という語が用いられるのが一般的です。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-mestari.jpg" alt="" class="wp-image-3829" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-mestari.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-mestari-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-mestari-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-mestari-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Mestari = マスター<br>text : iwama</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">ひとりの海で</h4>



<p>祖母の古い家は縁側から海が見えました。畑と２車線の道をはさんですぐ。もちろん一日中、波の音が聞こえてきます。幼い頃から「海に行ってくる」といって、夏の間ずっと海をみていました。泳ぐでもなく、釣りをするでもなく、なにをするでもなく、ただ海を。ご飯の時間になると誰かが呼びにきます。いつの間にか何時間もたっていたりして。</p>



<p>ところで、水平線までどのくらいの距離があるか知っていますか？ 波打ち際に立ってみた場合、その距離は5kmもありません。それでもじっとみつめていると、遥かかなた、空を飛び越えて宇宙の果てまで眺めているような気分になってきます。いつのまにかなにをみているのかわからなくなるような感覚、世界が遠ざかって自分という存在だけになり、想像が視覚を超えていくような。</p>



<p>はっ！ いけません。戻って来られなくなりそうです。</p>



<p>潮の満ち干き、どうして波が起こるのか、海の色の変化、暮らしている生き物たち、水平線の向こうの姿、本当の大きさ ── 海についてくわしいことはなにも知らないけれど、とにかく海をみているのが好きです。何キロも続く海岸線の堤防の上を歩いていると、夜の月がずっと追いかけてくるように、水平線も自分の歩く速度に合わせてついてくるみたいで、どこか安心感をおぼえます。</p>



<p>とはいえ、波が高くなってくるとわくわくすると同時に怖いなと思うこともあります。ムーミンの作者トーベ・ヤンソンも、荒れる海に恐怖を感じながらも島で暮らすことを楽しんでいたようです。それは、全くもって自分の力が及びもしない海という大きな自然に憧れていたのかもしれません。海の中にぽつんと浮かぶ孤島で名前もないただのひとりの人間に戻れたからかもしれません。</p>



<p>きっと海では誰もがひとりに戻れます。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-meri.jpg" alt="" class="wp-image-3828" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-meri.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-meri-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-meri-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-meri-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Meri = 海<br>text : harada</p>



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			</item>
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		<title>Leipomo｜Lepo</title>
		<link>http://moicafe.com/aakkoset/leipomo-lepo/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[wirkkala]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Dec 2023 00:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[aakkoset]]></category>
		<category><![CDATA[post]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。今回のアルファベットは【L】です。いったいどんなフィンランドに出会えるでしょうか。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。</p>



<p><br>Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだフィンランドのことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。</p>



<p>今回のアルファベットは【L】です。</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">大仕事</h4>



<p>フィンランドを旅するとき、もっともお世話になるお店のひとつにレイポモ、パン屋があります。</p>



<p>とりわけ貧乏旅行では、そうそう外食に頼る（フィンランドでは外食はファストフードですら高価）わけにもいかず、夕食はホテルの部屋でパンとちょっとした惣菜をといったスタイルになりがち。そんなとき、街のそこかしこにあり、しかも品数も豊富なレイポモは強い味方です。</p>



<p>ライ麦を使った食事系の黒パンをはじめ、おなじみのシナモンロールや頭に澄ましバターと砂糖を浮かべた丸いバター目玉パン。ほかにもクリームチーズのようなRahkaをのせて焼成したプッラなど、考えただけでもよだれが出そうです。ちなみにプッラとは、フィンランド語で言うところの菓子パンのこと。</p>



<p>菓子パンといっても、フィンランドのそれは日本よりもずっと甘さは控えめです。あんぱんやクリームパンのように中身がみっちり詰まっていたり、アイシングで覆われているようなものはあまり多くありません。そんなこともあって、うっかり食事にも甘いパンを口にしてしまうのがじつはけっこう「罠」なのですが。</p>



<p>そしてもうひとつ、レイポモは現地の人を気取って買い物を楽しむのに格好の場所といえます。フィンランド語でパンの名前と数だけ言うことさえできれば、スマートに買い物を済ますことができるのがレイポモです。</p>



<p>────　ヘイ！コルヴァプースティひとつとペルナリンップひとつ下さい。</p>



<p>といった具合。大きなパン屋では、番号札をとって待っている間にできるだけ流暢に、いかにも「土地の人間」のようにさりげなくセリフが言えるよう頭の中で繰り返し練習して順番を待ちます。帰り際には、わざとらしくない微笑みを浮かべて「キートス（ありがとう）」と言うのもお忘れなく。</p>



<p>ホテルの部屋に帰りつき、パン屋での「大仕事」の心地よい疲れに酔いしれながら、さっそく包みから取り出したパンをひとかじり。そんなふうにしてひと息つくのが、ちょっと風変わりなぼくのフィンランドの旅の楽しみ方になっています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-leipomo.jpg" alt="" class="wp-image-3826" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-leipomo.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-leipomo-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-leipomo-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-leipomo-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Leipomo = パン屋<br>text : iwama</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">おじいさんに相談しよう</h4>



<p>「休息」。息をするのを休んだら苦しいだろうなあと考えてしまうのは疲れているせいでしょうか。そんなときには休んでひと息入れましょう。</p>



<p>熱中するとまわりの声がまったく聞こえなくなる性格なので、本を読んでいたりヒンメリを作っていたり（最近ハマっているのです）すると、たいていのことは後まわしになります。もちろんそれは「休息」といえども。ブレーキの壊れた自転車です。近寄ると危険ですので、できればそっとしておいてください。</p>



<p>とはいえ、「休息」のことを書いているのですから「休息」を後まわしにしてはいけません。そう、フィンランドならカハヴィタウコ、スウェーデンならフィーカ、とにかくコーヒーでも一杯 ──、</p>



<p class="has-text-align-center">＊</p>



<p>コーヒーを飲んでから30分が経過しました。その間ずっと、このあと何を書いたらいいのか考えていたので、はたして「休息」をとったといえるのかどうかわからなくなってきました。そもそも「休息」をうまくとれないことが悩みだったりすることもありますよね。まわりに気をつかって休めなかったり、なにか忙しくしていないと不安になってしまったり。</p>



<p>とりあえずここで理想の「休息」というものを考えてみることにしましょう。たとえば、</p>



<p>陽の当たる縁側に腰かけて、庭にやってくるメジロみたいな小鳥の声を聴きながら、ぼーっと雲が流れていくのを眺めたり、目を閉じてまぶたの裏の光を感じたり ──、ああぁ、これではおじいさんではないか。と思うけれど、幼い頃から縁側という場所がいちばん好きだったのです。三つ子の魂百まで。いや待て、ということは幼い頃からもうすでにおじいさんだったということだろうか ──。</p>



<p>「休息」からもフィンランドからもずいぶん遠く離れてしまいましたね。ここら辺で休息を。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-lepo.jpg" alt="" class="wp-image-3827" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-lepo.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-lepo-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-lepo-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/12/aakko-lepo-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Lepo = 休息<br>text : harada</p>



<div style="height:60px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



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			</item>
		<item>
		<title>Kaura｜Karhu</title>
		<link>http://moicafe.com/aakkoset/kaura-karhu/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[wirkkala]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 15 Nov 2023 03:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[aakkoset]]></category>
		<category><![CDATA[post]]></category>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。</p>



<p><br>Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだフィンランドのことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。</p>



<p>今回のアルファベットは【K】です。</p>



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<h4 class="wp-block-heading">魔法の言葉</h4>



<p>オートミールにハマっていると言うと、なんとなく健康に気を配っている人のように聞こえるだろうか。でも、じつは特にそういうわけではなく、たまたまある方からオートミールを頂いたのがきっかけである。しかも、フィンランドさんのオーツ麦（Kaura）を原料としたオートミール。</p>



<p>オートミールについていえば、お菓子に使われているようなものを除いて、いままでほとんど口にしたことはない。フィンランドでも食べた覚えはないし、正直なところ、食べようと思ったこともない。なんか鳥のエサっぽいよねとさえ思っていた。</p>



<p>しかし、「フィンランド産」と聞けばこれはやはり食べねばという気持ちになる。しかも、ご丁寧なことにパッケージにはフィンランドの国旗まで刷られている。だいたいフィンランドの澄んだ空気と明るい太陽に育まれたオーツ麦が原料なのだ。おいしくないはずがない。そうですよね。これはもうアイダホポテトとか、関サバみたいな話である。</p>



<p>そこで、恐る恐るオートミールを試してみたところ、いろいろアレンジをしたくなるような楽しさがあることに気づいた。はじめはシンプルに、「kaurapuuro｜カウラプーロ」というミルク粥にしてシナモンシュガーをふりかけて食べていたのだが、コーヒーでオートミールを煮出してみたところ、これがカフェオレ仕立てになってなかなか美味しい。きょうは野菜スープにオートミールを入れ、カレー粉を足してリゾット風にしてランチにした。</p>



<p>オートミールに限らずだが、ひとこと「フィンランド」と付いているだけでそこまで疎遠だったものにもシンパシーが湧き、楽しめてしまうのは何てすごいことなのだろう。</p>



<p>きっと、ひとはそれを「恋」と呼ぶ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/11/aakko-kaura.jpg" alt="" class="wp-image-2215" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/11/aakko-kaura.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/11/aakko-kaura-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/11/aakko-kaura-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/11/aakko-kaura-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Kaura =&nbsp;オーツ麦<br>text : iwama</p>



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<h4 class="wp-block-heading">熊が２番</h4>



<p>好きな動物はなんですか？ と聞かれたら、まずはオオカミ、２番目はクマ、と答える。</p>



<p>山道を歩いていて「熊出没注意！」の看板を見かけると、怖いなあと感じながらも会えたらいいなと、いつも思う。それでもやっぱり鉢合わせは困るから、ハナウタを歌ってみたり、音を立てて歩いてみたり。もちろん熊鈴は欠かせない。木陰でガサリっと物音がしたら、ビクッと身構える。日本では絶滅したはずのオオカミが今にも飛び出してきそうだから。</p>



<p>そもそもクマやオオカミのどんなところが好きかというと、どちらも神秘的な存在だし、人間なんてちっとも恐れていないようにみえるから。世界はヒトだけのものじゃないって、彼らの存在が教えてくれる。「街にクマが出た」。そんなニュースがあるけれど、森ではきっとクマたちがこう噂しているはず。「ヒトが森に入ってきた」。街がヒトのものだというのなら、森は当然クマのもの。</p>



<p>フィンランドからユーラシア、それから日本の北海道にかけて動物の分布に共通点があることを知っているだろうか。そう、たとえばヒグマとか。アイヌやサーミの方々をはじめ、クマと共存してきた人たちは、彼らをまるで神様の化身のように大切にする。畏怖の念や畏敬の念。これまでの慣わしや生活の知恵。自然という世界のルール。</p>



<p>一度だって野生のクマを目撃したことなんてないけれど、すぐそばの山の中に生きている、そんな事実があるだけでとても豊かな気持ちになる。</p>



<p>ところでどうしてクマが２番かというと、貯金箱にぬいぐるみ、絵本や物語の主役たち。クマはちょっと「人気」がありすぎるから。ヒトのいない場所がほら、１番落ち着くからね。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/11/aakko-karhu.jpg" alt="" class="wp-image-2214" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/11/aakko-karhu.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/11/aakko-karhu-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/11/aakko-karhu-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/11/aakko-karhu-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Karhu =&nbsp;熊<br>text : harada</p>



<div style="height:60px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



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		<title>Jäätelö｜Joki</title>
		<link>http://moicafe.com/aakkoset/jaatelo-joki/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[wirkkala]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 14 Oct 2023 15:00:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[aakkoset]]></category>
		<category><![CDATA[post]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。今回のアルファベットは【J】です。いったいどんなフィンランドに出会えるでしょうか。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。</p>



<p><br>Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだフィンランドのことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。</p>



<p>今回のアルファベットは【J】です。</p>



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<h5 class="wp-block-heading">暑いサウナとよく冷えたアイス</h5>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>ようやく暑さも落ち着き、ここ数日ほっと一息といったところ。あ、ほっととHOTを掛けたダジャレではありませんよ。念の為。</p>



<p>去年につづき、今年もコロナ禍によりひとと会うことも、気軽に外出することもままならない夏となりました。結果、ほとんどの時間を一人で、室内で過ごしています。当然、声を発する機会もありません。</p>



<p>しかし、これはこの夏の発見なのですが、それでも「暑い」という言葉だけは絶えず口にしていたように思うのです。暑い。ああ、暑い。くっそ暑っ（失礼）。つまり、「暑い」と言うその声は、言葉であってもはや言葉でない。いわば悲鳴のようなものなのかもしれません。</p>



<p>そんなわけですから、暑さをしのぐため、この夏はひたすらアイスクリームばかり消費していました。風呂上がりに、近所のシャトレーゼで買い込んできた「チョコバッキー」を毎日一本かならず食べるのが気づけばこの夏のぼくのルーティンになりました。</p>



<p>ところで、これはあまり知られていないことですが、 フィンランドは一人あ たりのアイスクリームの消費量でヨーロッパ第 一位と云われています。調査 によると、フィンランド人は 一年につき平均13リットルのアイスクリームを食べています。一般的なアイスキャンディーの内容量はだいたい100mlなので、3日に1本食べている計算です。</p>



<p>夏のフィンランドを訪れたことのあるひとなら、きっと公園のキオスクやちょっとした広場で移動販売で売られているアイスクリームを目にした記憶 があることでしょう。</p>



<p>もちろん、その周囲でアイスクリームに舌鼓を打つ老 若男女の姿も。たしかに、あの強く眩しい夏の光の下で食べるアイスクリームの味は格別です。</p>



<p>とはいえ、どうやらフィンランド人は夏にのみアイスクリームを好んで食べるわけではないようです。小雪が舞うヘルシンキのデパートの一角にあるアイスクリームショップは、じっさいそんなお天気にもかかわらずけっこうな賑わいでした。北極圏を有する極寒の国なのになんとも不思議な現象です。</p>



<p>フィンランドを代表する乳製品ブランド「Valio社」のマネージャー氏によれば、アイスクリームに関するとりわけフィンランドならではのふたつの特徴のうちのひとつがこの「一年じゅう好んで食べる」ということだそうです。ちなみにもうひとつの特徴は、「サルミアッキ、リコリス味を好む」とのこと。ま、そうでしょうね。</p>



<p>しかし、あえて暖房の効いたあたたかい部屋で冷たいものを食べるというのは、それはそれで贅沢な楽しみ方という気もしなくはありません。「3 Kaveria（3人の仲間たち）」というフィンランドのアイスクリーム工房のCMには、まさに「暑いサウナとよく冷えたアイス」というコピーがあります。 いや、そこは「ビール」ではないのか。</p>



<p>次、冬のフィンランドに行く機会があれば、そのときには暖かい室内で食べ るキンキンに冷えたアイスクリームにもぜひ挑戦したいものです。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-jaatelo.jpeg" alt="" class="wp-image-307" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-jaatelo.jpeg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-jaatelo-300x225.jpeg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-jaatelo-768x576.jpeg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-jaatelo-500x375.jpeg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Jäätelö = アイスクリーム<br>text : iwama</p>



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<h5 class="wp-block-heading">ちいさな川のある風景</h5>



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<p>フィンランドの地図を見ると湖水地方をはじめたくさんの湖があることに気づきます。</p>



<p>その数は188,000以上と言われています。実際に飛行機からみえた景色は、大地の上に無数の湖があるのか、大きな湖の中に無数の島があるのか、わからないほどでした。どこまでも続くそれら湖の連なりは巨大な川のようにも思えてきます。</p>



<p>そんな壮大な自然の風景とはうってかわって、今回はとてもちいさな小さな風景についての話です。</p>



<p>以前暮らしていた町には小川が流れていたそ うです。 ちょうど自分の生まれた頃に コンクリートの蓋が敷きつめられ、暗渠の遊歩道になりました。駅まで続く遊歩道の両脇には立派な桜が立ち並び、春には花の降るなかを散歩したり、秋には落ち葉をあつめてたき火をしたりしました。</p>



<p>遊 歩 道を歩くたびカタンカタンと音がするので、その下に川が流れていることがわかりました。ゆっくりと蛇行していく遊歩道はまだ川の面影を残していました。しかし、いつからかコンクリートの蓋はアスファルトになり、桜並木は跡形 もなく消えてしまいました。きっと現在その町で暮らしている人たちはそこに川があったことすら知らないでしょう。</p>



<p>も うすでにその川は枯れてしまっているのかもしれません。けれど今でもアスファルトの下に川が流れていたとしたら楽しいのになあと考えることがあります。その川だけでなくいろんな町や都市のいたるところに見えない川が流れていて、それらが大きな川や海へと続いていたとしたら。</p>



<p>時折ふと小川に沿って植えられた桜並木を想像することがあります。一度も見たことのないその川の風景を。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-joki.jpg" alt="" class="wp-image-319" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-joki.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-joki-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-joki-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-joki-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right">Joki =&nbsp;川<br>text : harada</p>



<div style="height:60px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



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		<title>Ihana｜Ilta</title>
		<link>http://moicafe.com/aakkoset/ihana-ilta/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[wirkkala]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Sep 2023 03:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[aakkoset]]></category>
		<category><![CDATA[post]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。今回のアルファベットは【I】です。いったいどんなフィンランドに出会えるでしょうか。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。</p>



<p><br>Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだフィンランドのことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。</p>



<p>今回のアルファベットは【I】です。</p>



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<h4 class="wp-block-heading">声に出して言う</h4>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>長引くステイ・ホームで、知らない場所をあてもなく散策したり、ひとと会って他愛のない会話に興じたりする機会がすっかり減ってしまいました。なにより深刻と思われるのは、この一年半あまり、何かに感動したり、それを他人と共有したりする時間もまた薄れてしまっていることです。</p>



<p>たとえば、見事な夕焼けを目にして感動するのは大切ですが、、じつはそれにも増して重要なのは「きれい」と口に出して言うことです。「すごい」でも「ヤバい」でもいいのだけど。</p>



<p>声に出して言うことで、ひとはその瞬間を誰かと分かち合うことが可能になります。仮にひとりだったとしても、ことばによって、ひとはいま心が動いたことを手応えをもって知ることができるのです。</p>



<p>うっとりと夕日に見とれているとき、それはカメラにたとえれば、ファインダー越しに世界をふたたび見出しているのと同じです。そしてその世界は、シャッターを切るかわりに「きれい」と声に出して言うことではじめて自分の心に定着します。一葉の写真みたいに。</p>



<p>ことばにすることは、その意味で、いつでも好きなときに開くことのできるアルバムをつくるようなものです。アルバムが分厚ければ分厚いほど、もしかしたらひとはこの長いステイ・ホームを耐え抜くことができるのかもしれません。</p>



<p>大人はとかく、「カワイイ」や「ヤバい」を連発する若者に眉をしかめがちですが、すてきな景色をたくさん発見し、パシャパシャと素早くシャッターを切りまくるその姿はぼくはとてもうらやましく感じます。白く曇ったレンズを拭かなければならないのは、むしろ大人のほうかもしれません。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-ihana.jpg" alt="" class="wp-image-472" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-ihana.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-ihana-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-ihana-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-ihana-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right has-small-font-size">ihana = ヤバい<br>text : iwama</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">帰り道の記憶</h4>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>前回のコラムで岩間さんが書いていた「青い時間」。その少し前にはまた別の色の時間が流れていますね。オレンジの時間、夕暮れです。</p>



<p>太陽が沈んでいくと空がオレンジ色に染まる。毎日酔うの繰り返されて、なんどもなんども眺めてきた景色なのに、どうしていつでも美しいと感じてしまうのだろう。どうしてだろう、なぜだろう、そんなふうに答えを見つけられないことこそが美しいと感じる理由なのかもしれない。</p>



<p>懐かしさや郷愁というものについて想うとき、思い浮かぶのはそんな夕暮れ時の帰り道のこと。きっと終わったばかりの今日一日の出来事を心の中でふと思い返す時間だからなのだろう。楽しかったことや後悔したこと、うれしかったことや恥ずかしかったこと。毎日の回想の記憶がずっと積み重なってきたから、帰り道、そして夕暮れはいつもどこか懐かしい。</p>



<p>思い出すことや振り返ることは、どこか後ろ向きな印象があるけれど、ずっと大切にしたいという気持ちの表れなのだとおもう。いつかすべてを忘れてしまう時がやってくるとしても、その時が来るまでは覚えていたい。たとえ何の意味がなかったとしても。そう、生きることって意味じゃないから。</p>



<p>街の夕暮れも好きだけれど、やっぱり海の夕暮れがいちばんいい。空と海のあいだ、水平線の向こうにゆっくりと消えていく太陽。ああ、そうか。夕暮れを最後の瞬間まで見届けることができるから、そうおもうんだ。少しでも長くその時間の中にいたいと願うから。</p>



<p>夕暮れが眩しいのは、これまでの記憶が輝いているからだよ、きっと。</p>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-ilta.jpg" alt="" class="wp-image-473" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-ilta.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-ilta-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-ilta-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-ilta-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right has-small-font-size">ilta = 夕暮れ<br>text : harada</p>



<div style="height:60px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



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		<item>
		<title>Hetki｜Hymy</title>
		<link>http://moicafe.com/aakkoset/hetki-hymy/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[wirkkala]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 15 Aug 2023 03:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[aakkoset]]></category>
		<category><![CDATA[post]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://moicafe.com/?p=479</guid>

					<description><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。今回のアルファベットは【H】です。いったいどんなフィンランドに出会えるでしょうか。</p>
<p>The post <a href="http://moicafe.com/aakkoset/hetki-hymy/">Hetki｜Hymy</a> first appeared on <a href="http://moicafe.com">Moi｜モイ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>Aakkosetとは、フィンランド語でアルファベットのこと ──。</p>



<p><br>Moiのスタッフがそれぞれ思いつくまま自由に選んだフィンランドのことばから、ささやかな日常の風景をお届けします。</p>



<p>今回のアルファベットは【H】です。</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">青い時間</h4>



<div style="height:30px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>青い時間（l&#8217;heure bleue）は、『レネットとミラベル　四つの冒険』というフランス映画に収められた掌編のタイトル。ヴァカンスで田舎を訪れていたパリジェンヌのミラベルが、ひょんなことから知り合った同世代の少女レネットに誘われて「青い時間」を見にいく話です。</p>



<p>夜明け前のほんの一瞬訪れる「真の静寂」に包まれた世界、それが青い時間。ふたりは薄明の中、麦畑で息をひそめてその瞬間を待つのです。いや、ただ待つというよりも、それは「つかまえに行く」と言ったほうがより正確な気がします。そのくらい、青の時間は臆病で、儚い。</p>



<p>空気が冴え冴えとした日没前のほんの一瞬、ごく稀にとはいえ、東京でも「青い時間」が出現することがあります。そんなときは、仕事もなにもかも放り出してベランダに飛び出したくなります。あの青い空気を、ちいさな瓶に詰めてずっと机の引き出しにしまっておければいいのに、柄にもなくそんなことを考えてみたり。</p>



<p>ところで、青い時間のことをシニネンヘトキ（sininen hetki）と呼ぶ北欧フィンランド。厳密には、冬の夜明け前や日没前に現れる現象を指して言われるようですが、日本人のぼくからすると、初めて体験した白夜もまさに「青い時間」そのものでした。</p>



<p>あるいは白夜というと、一晩中まるで昼間のように明るいものとして勘違いしてしまいそうですが、実際の白夜は、日没の後にとても静かな青い時間が訪れ、やがてまたゆっくりと夜が明けてゆきます。こんなにたっぷり青い時間が味わえるとはなんて贅沢なことなんだろう。ホテルの部屋で、カーテンも閉めずに毎晩、ぼんやり青いヴェールに覆われたような街並みをうっとりと眺めて過ごしました。</p>



<p>ときどき無性に思うのです。シニネンヘトキをつかまえに、またフィンランドへ行きたい、と。</p>



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<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-hetki.jpg" alt="" class="wp-image-481" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-hetki.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-hetki-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-hetki-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-hetki-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right has-small-font-size">hetki = 瞬間<br>text : iwama</p>



<hr class="wp-block-separator has-text-color has-text-light-color has-alpha-channel-opacity has-text-light-background-color has-background is-style-wide"/>



<h4 class="wp-block-heading">いつでも微笑みを</h4>



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<p>フム。</p>



<p>笑うということは確かに大切かもしれない。これまで何度も助けられてきたように思う。潤滑油、緩衝材、笑う門には福来る。ここでいう門は家庭、家族の意味らしい。</p>



<p>フム。</p>



<p>とはいえ、いつでも笑っていられないことだってある。わかっていてもそうはいかない。疲れていたり、怒っていたり、悲しんでいたり。とにかく気持ちに余裕がないときなんかは、もう。</p>



<p>フム。</p>



<p>それでも笑えたら気持ちが楽になるような気がするから、バカバカしい冗談を言ってみたりする。心を癒そうとして、気持ちをなだめようとして、苦しみを忘れさせようとして。すると、たいてい怒られる。</p>



<p>フム。</p>



<p>余裕がないときってどんなときだろう。人生は短い、でも長い。時間はたっぷりあるけれど、ほとんどない。矛盾しているようで実際の感覚はそんなもの。近くを見るか、遠くを見るか。</p>



<p>フム。</p>



<p>もちろん無理に笑う必要なんて全然ない。時間が経てば、いつか笑い飛ばせるから。真剣に悩んでいた自分や無理やり笑わそうとした誰かや。そうだったいいなという希望も込めて。</p>



<p>フム。</p>



<p>笑いにもいろんなかたちがある。抱腹絶倒、愛想笑い、泣き笑い。それでもやっぱり微笑みがいちばんいいとおもう。なんといっても自然だから。ふとした瞬間、自分が微笑んでいることに気づいたときの幸福感。</p>



<p>フム。</p>



<p>と、つぶやいたまま、どうぞ今すぐ鏡を見てみてください。</p>



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<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-hymy.jpg" alt="" class="wp-image-482" srcset="http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-hymy.jpg 800w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-hymy-300x225.jpg 300w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-hymy-768x576.jpg 768w, http://moicafe.com/wp-content/uploads/2023/10/aakko-hymy-500x375.jpg 500w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p class="has-text-align-right has-small-font-size">hymy = 微笑み<br>text : harada</p>



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