フィンランドのビーチで過ごす「特別な夏」

Yyteri
Visit Finland

あっという間に夏が通り過ぎていくフィンランド。そんな貴重な夏を存分に満喫しようとフィンランドの人たちは長い休暇をとり、森や湖のそばのサマーコテージなどでリフレッシュします。また、群島などで過ごされる人もいらっしゃいますね。

そうです。夏といえば、やっぱり海へ行きたいところ。海岸線の全長が1200km*ほどあるフィンランドには、美しい砂浜がいくつもあります。しかも日本の海水浴場と違い、あまり混雑することもありません。そこで今回は、夏の海や湖をゆったりと過ごせるフィンランドのビーチをご紹介したいと思います。

*測定の方法により差異があります。

自然保護地区のビーチ「イテリ」
130kmの海岸線「ハンコ」
鳥たちの楽園「ピヒヤラサーリ」
サイマーワモンアザラシと「フーハンランタ」
ポホヨラ・ルートの旅へ「カラヨキ」
白夜のスイミング「ユッラス」


① 自然保護地区のビーチ「イテリ」

Yyteri
Hannu Ikonen / Visit Finland

まず最初にご紹介するのが、イテリ(Yyteri)。ボスニア湾を望む街ポリにあるビーチで、北欧でも有数の広さを誇ります。レクリエーションエリアの総面積は約39ヘクタール。砂丘といって良いほどの広い浜辺には木製の歩道が通っています。こちらの海岸には国際環境認証「ブルーフラッグ」も授与されており、自然保護地域内にあります。

サマーシーズンは6月初旬から8月下旬まで。期間中、更衣室とトイレは毎日オープンしています。バーベキューエリアもあり、サーフィンやパドルボートなども楽しめます。またスパやホテル、ゴルフ場、アドヴェンチャーパーク「Huikee」などもあり、家族みんなで過ごすことができるビーチです。

▶︎ Visit Yyteri


② 130kmの海岸線「ハンコ」

Hanko
Mariia Kauppi / Visit Finland

次にご紹介するのが、フィンランド最南端の町ハンコ(Hanko)。その海岸線は130kmにも及びます。点在するいくつかのビーチからお気に入りの浜を探すのも良いかもしれません。夏の海の温度は風向きによって変わるため、地元の人たちは風向きでビーチを選ぶそうです。

ハンコは19世紀後半から温泉街としても有名で、スパパーク内にあるハンコカジノは1879年に建てられた木造のレストラン。貸し切りのイベントなどでも使用することもできます。

またハンコから出発するベンクトシャール灯台へのツアーや、アザラシウォッチングツアー、そして古い町並みの残るタンミサーリへのサイクリングもおすすめです。

▶︎ Visit Hanko


③ 鳥たちの楽園「ピヒヤラサーリ」

Pihlajasaari
Julia Kivelä / Visit Finland

そして、ヘルシンキから水上バスでわずか10分の場所にあるピヒラヤサーリ島(Pihlajasaari)は、緑も多く美しい砂浜や岩場が有名。日光浴をする人や海水浴客に特に人気があります。

また様々な種類の鳥たちの楽園で、19世紀には画家/鳥類学者のマグヌス・フォン・ライトも訪れていたそうです。また巣立ちの時期は立ち入り禁止にも。ハーブが豊富に育つ自然の中にある全長2kmの遊歩道を散策してみるのもおすすめです。

かつてこの島は別荘地として貸し出されており、その頃に建てられた建物が、レストラン「ピヒラヤサーリ」として使用されています。ヘルシンキに行った際にはぜひ訪れてみたい場所です。

▶︎ Pihlajasaari Island|My Helsinki


④ サイマーワモンアザラシと「フーハンランタ」

Saimaa
Visit Saimaa

欧州で4番目に大きなサイマー湖にあるフーハンランタ(Huuhanranta)。ビーチの全長が1.5kmあり、サイマー・リヴィエラと呼ばれています。湖の水はとても澄んでいて、そのうえ遠浅なので、子どもたちも安心して楽しむことができます。

そしてこちらの湖は、サイマーワモンアザラシの生息地でもあります。現在370匹ほどしかいないという世界で最も希少なアザラシ。岩場などで日光浴をしている姿を見ることができるかもしれません。サイマーワモンアザラシについては現在、ユネスコ自然遺産に登録申請中です。

またこの地区はジオパークにも指定されており、古代の水路の跡や雲母片麻岩の岩場など氷河の名残りを見ることができます。偉大な自然とその歴史を感じてみたい方はぜひ訪れてみてください。

▶︎ Huuhanranta shore formations|Saimaa Geopark


⑤ ポホヨラ・ルートの旅へ「カラヨキ」

Mariia Kauppi / Visit Finland

全長130kmのカラヨキ川がボスニア湾に注ぐ河口にある町カラヨキ(Kalajoki)。フィンランド語で「kala」は魚、「joki」は川を意味します。ビーチは町から少し離れた西側にあります。

こちらの広い砂浜にも木製の遊歩道があり、ベビーカーや車椅子で通行することができます。また海岸ではウィンドサーフィンやパドリングツアー、釣りなどの豊富なアクティビティを楽しむことができます。

カラヨキでおすすめなのが、街から山、森から海へと続く全長900kmに及ぶ「ポホヨラ・ルート」。このルートを探検することで、フィンランド民族叙事詩『カレワラ』などに受け継がれているフィンランドの原風景に出会うことができるのではないでしょうか。

▶︎ Visit Kalajoki


⑥ 白夜のスイミング「ユッラス」

Yllas
Eetu Leikas / Visit Ylläs

最後にご紹介するのが、ラップランドのユッラス(Ylläs)。アカスカンポロとユッラスヤルヴィという二つの湖で、太陽の沈まないラップランドの夏ならでは、白夜のスイミングはいかがでしょう。また、どちらのビーチでもカヌーやサップをレンタルすることができます。

スキーリゾートとして有名なユッラスですが、夏にはハイキングやサイクリング、釣り、カヌーなどで、美しい自然を堪能することができます。ユッラス山には、世界で唯一?のサウナゴンドラもあり、ラップランドの原野を見下ろしながらサウナを楽しめます。

▶︎ Sauna and swimming|Ylläs


Pihlajasaari
Julia Kivelä / Visit Finland

以上、6つのフィンランドの美しいビーチをご紹介しました。そろそろ夏も終わりに近づいてきましたが、来年の旅のご予定に加えてみてはいかがでしょうか。短い夏を、特別な夏に。なにかを大切にしたいという想いが、時間も場所も特別なものに変えます。フィンランドの「特別な夏」をぜひ体験してみてください。

text: harada
資料提供:フィンランド政府観光局

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