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6 SUOMI SECRETS〜フィンランドの幸せの秘密

Visit Finland 主催によるイベント【6 Suomi Secrets】が開催

2021年11月17日現在フィンランドでは、日本からの旅行者を迎えることが可能になりました。多くの方々が今後のフィンランド旅行を楽しみにされているのではないでしょうか。来年度にはフィンエアーの便数も最大40便(週)に増える予定です。

そんな旅の気分をさらに盛り上げるのにぴったりのイベント【6 Suomi Secrets】が、11月19日(金)、20日(土) フィンランド大使館の敷地内にあるメッツァ・パビリオンにて開催されました。イベントではフィンランドの3つの地方「ヘルシンキ」「群島エリア」「湖水地方」を巡りながら、フィンランド人の“6つの幸せの秘密”を知るためのさまざまな体験が用意されていました。

今回は、実際にフィンランドで体験できる2022年おすすめのアクティビティを交えながら、イベントのレポートをお届けします。

目次

ヘルシンキ 幸せとデザイン
群島エリア 海とムーミンワールド
湖水地方  コテージと森


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会場内は数多くのツリーをはじめたくさんの花や緑そして木に囲まれ、とても穏やかで過ごしやすい雰囲気でした。まず最初に大使館商務部のノーラさんと沼田さんの進行で、現在のフィンランド国内の状況や2035年までにカーボンニュートラル達成を目指すフィンランドのサステナブルな旅に関する取り組みなどの紹介がありました。

そしてタンペレにあるサウナと中継をつなぎ、サウナヒーラーによるフィンランド式サウナメディテーション「サウナ・マジック」を体験。ユハさん、オルガさん、シーリさんが登場され、森や木々に感謝を届けるヴィヒタを使った瞑想方法を教えてくれました。こちらは19日のInstagramライブでも配信されました。

会場からの「朝にサウナで瞑想体験をおこない1日を過ごすのと、1日を過ごしたあと夜に瞑想するのとどちらが良いですか?」という質問に、ユハさんは「やはり朝と夜、両方おこなうのがいいですね、笑」と答えていました。


ヘルシンキ 幸せとデザイン

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まず、ひとつめの秘密はヘルシンキから。フィンランド製の自転車 Jopo に乗ってサイクリングへ。ヘッドフォンからは街の音やカモメの鳴き声が流れ、ヘルシンキの風景動画を見ながら走る疑似体験ができました。ハンドルの形状が独特でカラーバリエーションも豊かなデザインの Jopo はとてもがっしりとしていて丈夫な感じがしました。

風を感じながらヘルシンキの海岸通りを走ってみたいという方へ、実際にヘルシンキの街をサイクリングしながらサウナ文化について紹介する「Happy Guideのサンセット・サウナ・サイクルツアー」というツアーがあります。現地へ行かれたときにはぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

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続いての秘密は「幸せのマスコット」。アート&クラフトが授業科目にもなっているフィンランドでは多くの人たちが作品作りを楽しまれているようです。こちらでは小石に自分だけのペイントを施し、幸運のチャームを作りました。花模様や動物などみなさんのいろいろな作品が並び、見ているだけでも楽しいコーナーでした。


群島エリア 海とムーミンワールド

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西海岸の群島エリアにある古都トゥルクは、大聖堂やお城をはじめとする文化施設が残され、グルメの街としても有名です。また、ナーンタリの町にはみなさんご存じのムーミンワールドがあります。南のベンクトゥシャール灯台は北欧で最も高い灯台で、宿泊施設や小さなチャペルがあり結婚式を挙げることもできます。

この地域でおすすめするのが「フィンランド群島を巡る4日間」、バイキング・ラインの日帰りクルーズ付き3泊4日のパッケージプランです。また「ルイサロ島でのキャンプ体験」などのプランもあります。そのほかもっとトゥルクのことを知りたいという方は Visit Turku のサイトをご参考にしてください。

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群島エリアでの体験は、夏至祭のアクセサリーでもある「小さなフラワーリース」作り。小さな輪にした針金に草木や花を挿したり編んだりしながらリースの形に整えていきます。サポートしてくれるスタッフの方もいるので初めてリースを作るという方にも安心でした。こうして自然のものに親しむこともフィンランドの秘密のひとつです。

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次は「幸せなこと」を考えるコーナー。青と白、どちらかの紙にフィンランドの好きなところやフィンランドでやってみたいことを書いて、壁に貼りアートを作ります。おみやげにもらったのが「UNDERLIGT HUR BRA MAN IBLAND KAN FÖRSTÅ VARANN UTAN ATT PRATA.」と書かれたムーミンのカード。

意味は「不思議なことに話さなくてもお互いを理解できることがある」。壁に貼られたいろいろな人の言葉に共感しながら眺めていました。最終的にどんな大きな作品が出来上がったのでしょう? とても気になります。

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湖水地方 コテージと森

湖水地方には、その名の通り数多くの湖があります。フィンランドで最も大きいサイマー湖にあるリンナンサーリ国立公園ではワモンアザラシの見学ツアーなどが開催されています。またユヴァスキュラの町には、アルヴァ・アアルトが設計した建物が29あり、アアルト建築を巡るガイドツアーに参加することもできます。

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ヘルシンキの北に位置するタンペレには多くの公衆サウナがあり、世界サウナ首都とも呼ばれています。サウナを楽しむこともフィンランドの人たちの幸せの秘密です。こちらのコーナーでは「DIY サウナスクラブ」を作りました。写真の白い粉は塩ではなく砂糖。オイルとローズマリーなどのハーブを一緒にまぜて作ります。砂糖によって肌が柔らかくなるそうです。

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そして最後はモルック体験。ちょうどノーラさんにお話をうかがう機会があり聞いてみたところ、ノーラさんにとってモルックはスポーツというよりもみんなで楽しむ遊びだったそうです。子どもからお年寄りまで誰もが楽しめるモルックもフィンランドらしい秘密のひとつだと思いました。

また、ちょうど一年前に開催予定だったイベント「Happy Day In Finland」が急遽中止になったこともあり、今回のイベントでみなさんが楽しまれることをノーラさんはとても喜ばれていました。好評により参加者の追加枠が募集され、実際に会場を訪れたみなさんも楽しまれたと思います。

残念ながらイベントに来れなかったという方にも、フィンランド人の6つの幸せの秘密「6 SUOMI SECRETS」を知ったことで、もっとフィンランドへの旅が楽しみになったと感じていただけたらうれしいです。

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text & photo : harada

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