雨々といわれていましたが、なんとかもちました。そこで今日も近所の森へと向かいます。森のなかに足を踏みいれた瞬間、ジー、ジーとセミの声が。夏ですね ──
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Moi!フィンランドをもっと好きになる15回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。
+ 干しぶどうスープ、 フィンランド語講座、 アルテックガチャ
+ シナモンロールジェラート、 サーリネン展
+ 秘密工作活動「フィンランド沼大作戦」
+ 北欧アルヴァ・アールトを巡る旅 II
+ 時間オーバーで紹介できなかった話題をすこし
干しぶどうスープ、 フィンランド語講座、 アルテックガチャ
まず最初のご報告は、みほこさん以前、シマを作られた時に残っていたレーズンで、干しぶどうスープを作られたそうです。フィンランド語では rusina keitto(ルシナケイット)、そのままレーズンのスープという意味です。
ということで特別に、みほこさん流「レーズンスープ」のレシピを教えていただきました。ご自宅でぜひ作ってみてください。
材料 1)干しブドウ:40g 2)水:110〜150ml (湿度の具合で適当に変えます。) 3)砂糖:大さじ 2 (ご参考 我が家の砂糖は、三温糖です。) 4)シナモンバー:1本 または、シナモンパウダー:小さじ1 (分量はお好みだと思います。) ここから後は、後半(③)に使う材料 5)水:大さじ 2くらい 6)片栗粉:小さじ 1 (ポテトスターチ、コーンスターチでも。) 7)レモン果汁:お好みで 作り方 ① 1~4 の材料をお鍋に入れて蓋をして、5~10分弱火で沸騰を続けます。干しブドウが柔らかくなればOKです。 ② 火からおろしたら、シナモンバーを使っている場合は、抜きます。 ③ 5~7 の材料を混ぜ、お鍋の中身と混ぜます(だまにならないように)。 ④ もう一度、沸騰させてとろみが全体に回ったら完成!です。
岩間さんが、キーッセリ(kiisseli)のような感じと言われたのですが、どんなものだろうと思って検索してみたら、Moiのオフィスでベリーのキーッセリをごちそうになったことがありました。甘酸っぱくておいしかったです!
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次に、みほこさんが講師をされているフィンランド語講座について。
7月からの授業が始まり、どんな辞書を使ったらよいかというお話もされたそうです。司会の実力不足で(ただ聞くタイミングがつかめず)聞きそびれてしまいました、またの機会に。
また、朝日カルチャーセンターでも「フィンランドのユーモア小説を読む」という講座を持っていらっしゃいます。詳しくはこちらをご覧ください。
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そして大人気のアルテック ガチャのお話。アルテックのお店では、売り切れがでたり、一人3回までとか制限がついたりしているようです。いかに本物っぽく見せるかの研究されているみほこさん。研究の成果がこちら。
また、ゆかさんもチャレンジされています。ミニチュアはいずれも組み立て式で、本来3本であるはずのスツールの脚が4本入っていたそうです。ちなみにスツールはスタッキングもできるとか。三本脚のスツールは重心がズレると倒れてしまうことがあるので注意しましょう(本物の「スツール60」のこと)という話も出ました。
シナモンロールジェラート、 サーリネン展
次のご報告は、ゆかさん。先日プレオープンしたばかりのロバーツコーヒー麻布十番店のレセプションに参加されたそうです。ゆかさんのおすすめは、シナモンロールジェラート。ただシナモンの味がするのかと思いきや、実際に砕いたシナモンロールが入っているそうです。岩間さんも「粉感」があるとおっしゃっていました。
フィンランドには、どのくらい、どんな場所にロバーツコーヒーがあるんですか? と質問をしたところ、一瞬の空白が訪れました ──。あ、ぼんやりした質問をしてしまったなぁと反省していたところ、ゆかさんが助け舟を出してくれました。主要な駅やマーケットなどではよく見かけるそうです(フィンランドの公式サイトを調べたところフィンランド国内には46店舗ありました)。
ロバーツコーヒーにつきましては、岩間さんのレポート記事が Moiのポータルサイトにありますので、ぜひお読みになってみてください。
▶︎ フィンランド発のカフェ「ロバーツコーヒー」が麻布十番に新店舗をオープン
また、ゆかさんは現在パナソニック汐留美術館で開催されている『サーリネンとフィンランドの美しい建築』展へ行かれたそうです。
こちらも近々ポータルサイトでレポート記事が公開されます。ご期待ください。
ちなみに Moiの nuotio|takibi サークル内で、自分もレポート(写真下)を書きました。また来週くらいにはフィンランドとライブで繋いだオンライン遠足(第2回目)も開催されますので、ご興味のある方はぜひサークルへ。
▶︎ nuotio|takibi〜フィンランドをもっと好きになる
秘密工作活動「フィンランド沼大作戦」
今週の岩間さんは、お知り合いを「フィンランド沼」に誘うべく工作活動をされたとのこと、笑。英語講師のその方は、授業の一環として街で外国人観光客と英語を通じたコミュニケーションをとるワークショップもされていて、『フィンランド人はなぜ「学校教育」だけで英語が話せるのか』(亜紀書房)という本も気になられていたそうです。
そこで岩間さんは、フィンランド大使館敷地内にあるメッツァパビリオンの見学ツアーのことを紹介されました。その方はさっそく見学ツアーを視察され、後日、生徒さん達と一緒にツアーに参加することになったそうです。
ぜひ、みなさんもフィンランドの魅力を広める工作活動を!笑。
北欧アルヴァ・アールトを巡る旅 II
オンラインセミナー「アルヴァ・アールトとフィンランドの名建築を巡るオンラインセミナー」に参加された方も多いと思いますが、ガイド役として登場されたのが建築家の関本竜太さんとグラフィックデザイナーの遠藤悦郎さん。関本さんはカフェモイの設計をされ、遠藤さんはカフェモイのホームページを、モイにとってとても所縁の深いおふたりです。
外からの見た目は地味なアールト建築ですが、内部のディテールがとても考えられていることが、関本さんのレクチャーで改めてよくわかったと岩間さん。長い冬など屋内で過ごすことの多いフィンランドの方たちの発想が、建築やその設計にも反映されているのではないかとおっしゃっていました。
また遠藤さんとガイドの池元さんによるセイナヨキからのライブ中継も楽しく拝見しました。このセイナヨキには、教会や庁舎、図書館などからなるアールトセンターがあり、実際に建物の内部などをご紹介していただけました。行ってみたい場所がまたひとつ増えました。
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フィンランドのツアーという流れで、みほこさんにおすすめしていただいたのがフィンランディアホールのガイドツアー。またアカデミア書店のドアの手すりなどディテールにこだわった建築見学をしてみるのも良いかもしれません。
岩間さんからは、カタノヤッカ地区やエイラ地区などサーリネンの建築が残っている場所がまだあるということ、観光案内所に周囲の建築についてのパンフレットもあったりするのでチェックしてみては、という情報をいただきました。
そんなサーリネンの建築を実際に見てまわりたいというゆかさんからは、カヤヌクセン・サウナを紹介していただきました。サーリネンらしく石造りなのですね。
作曲家・指揮者のロベルト・カヤヌスが、サーリネンに設計を依頼したサウナで、もしかしたらシベリウスやアクセリ・ガッレン=カッレラなども使ったかもしれないとのこと。ヘルシンキから西へ45kmくらいの岬にあるこのサウナ、ちょっと灯台みたいで気になります。
時間オーバーで紹介できなかった話題をすこし
ラプアンカンクリ表参道の『Taito Kauppa / フィンランドの工芸』へ行きました。その時のことを書いていますので、お時間のある時に。
nuotio|takibi サークルで教えてもらった『ヘヴィメタル・ニッティング』を観ました。ヘヴィメタルを演奏(?)しながら、編み物をするというコンテストです。とてもフィンランドらしい?というか、ですね、はい、笑。
日本全国シナモンロールの旅、まさかの第二弾。ロバーツコーヒーでシナモンロールをいただきました。サイズが大きめでふわっとしたパン生地、トッピングの砂糖も粒が大きかったです。カフェモイのシナモンロールで育ってきたので、カルダモンは控えめに感じました。甘さも控えめなので朝や昼のごはんにもおすすめです!
── レポートのタイトルはすべて曲名からつけているのですが「president」という単語には「司会者」という意味もあるんですね、初めて知りました。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。
text : harada
#015|Here Comes President Kill Again – XTC