ウェルビーイングな北欧の暮らし〜松坂屋上野店が初となる「北欧展」を開催

いま、東京・上野の松坂屋上野店 6階催事場で「北欧展」が開催中です(10月31日まで)。上野松坂屋で「北欧展」が開催されるのは今回が初めて。どんなアイテムが並んでいるの? イベントは? 気になる北欧ファンも多いのではないでしょうか。そこで、会場の様子やみどころのほんの一部を以下にレポートします。

北欧といえば、最近では「世界幸福度ランキング」で常に上位を占めていることで有名ですが、今回の「北欧展」では“ウェルビーイングな北欧の暮らし”をテーマに、ファブリックや食器、家具や雑貨から食品まで、北欧の人びとの生活を彩るアイテムの数々をとおして日々の暮らしをワンランクアップさせてくれるヒントを紹介する内容となっています。

デザインだけでなく装飾にこだわってセレクトされているというKIRSIKKA(松本)

KIRSIKKAは、民菱のまちとして知られる長野県松本市にお店をかまえています。オーナーの落合さんいわく、北欧の自然をモチーフとした愛らしいデザインに心惹かれるとのこと。北欧のお話をうかがいながら品定めするのも楽しそうです。

吉祥寺にショウルームのあるBellbet。1950年代からの家具が並ぶ。

デンマークを中心に、おもに1950年代から70年代につくられた家具を取り扱うBellbet。最近では、職 人の手仕事から生まれた良質な家具であれば時代にかかわらず紹介することもあるそう。相談してみれば、展示品以外にもお目当てがみつかるかもしれません。

ヘルシンキ・ロングドリンク、通称ロンケロ。ピンクグレープフルーツ&ゆずフレーバー。

ヘルシンキ・ドライジンをベースにつくられたカクテル「ヘルシンキ・ロングドリンク」に待望の街バージョンが登場。家飲みはもちろん、持ち運びも楽になって「サ活」にもぴったりです。

いろいろなアレンジで楽しめるジンは種類も豊富。

最近人気のクラフトジン。「ヘルシンキ・ドライジン」は、北極圏のリンゴンベリーをはじめ厳選されたボタニカルで蒸留される風味豊かなフィンランド生まれのプレミアムジンです。ストレートはもちろん、炭酸で割ったりカクテルのベースにしたりと自由に楽しめるジンの魅力を堪能できます。

AQUAVIT JAPANでは、ベリージャムにお菓子、ニシンやサーモンなどのフード類が充実。

入手しづらい北欧の食材がまとめて購入できるのも「北欧展」だからこそ。AQUAVIT JAPANでは、ノルウェー産のスモークサーモンや乳製品、北欧紅茶から森の香りを堪能できるベリーのジャムまで食卓をにぎやかに彩ってくれる食材が勢ぞろい。

谷中のSWEDEN GRACE。川上玲子さんと川上麻衣子さんによるトークイベントも。

東京・谷中のSWEDEN GRACE。先日スウェーデンから帰ったばかりというオーナーでガラスデザイナー/女優の川上麻衣子さんにスウェーデンの魅力をお訊きしたところ、「かわいいけれど甘すぎないところ。そしてユーモア!」と教えてくださいました。29日(土)には川上玲子・麻衣子親子によるトークイベントも予定されています。

フィンランドやエストニアをはじめとする北欧の音楽を紹介するJuhla tokyo。

フィンランドやエストニアの音楽を紹介するJuhlatokyo。いろいろ質問してお気に入りを探してみて は? 週末限定で Maiian Pullat のシナモンロールの販売も予定。

佐倉市のCAFE SUCRE

クッキー缶が人気のカフェ・シュクレ。シナモンロールもあります。

京都マイセマ。ルート・ブリュックのレリーフやビョルン・ヴェックストロームのジュエリーも。

京都と博多に店舗をもつ Maisema。ビンテージからアクセサリー、古着まで、オーナーの確かなセンスでセレクトされたアイテムが並びます。ビンテージでは、ビョルン・ヴェックストロームのジュエリーやルート・ブリュックのレリーフが目を引きます。

現役ガラスデザイナー、マルック・サロによるヌータヤルヴィ製品。こちらもマイセマにて。

カラフルな香水瓶のようなマルック・サロのガラス。飾りとしてはもちろん、アロマスティックを立てたりするのにも役立ちそう。そのほか、ヌータヤルヴィのスタジオ・ヴィーニカイネンでつくられる入れ子状のガラス器「Babushka」など他ではあまり見かけないアイテムと出会えるのも魅力。

Pahkataideのククサ。お手入れは布で包んだクルミで。

Pahkataide のククサ。本来は白樺のこぶから作られるものですが、最近ではククサに影響を受けた職人の手によりシベリアやパリ島などさまざまな土地でククサに似た器が作れるようになっているのだとか。かんたんなお手入れの方法なども気軽に教えてくれます。

映画『かもめ食堂』のロケ地、Ravintola Kamomeのシナモンロール。

映画『かもめ食堂』のロケ地にもなったヘルシンキのRavintola Kamomeのシナモンロールはイートインでもいただけます。小腹を減らして訪れましょう。

ヘルシンキオールドマーケットホールにあるカフェ、STORYのレシピによるサーモンスープ。

フィンランドを旅したことのある人にはきっとなつかしい味なのではないでしょうか。ヘルシンキのオールドマーケットホールに店舗をかまえる STORYのレシピでつくったサーモンスープ。ぜひイートインスペースで。

おなじみファッツェルのミルクチョコレートやラクリッツィ(リコリス味のグミ)など北欧の菓子類も 充実。自分だけでなく、北欧好きの仲間とシェアして楽しみたいですね。

“ウェルビーイングな北欧の暮らし”をテーマに展開される今回の「北欧展」では、ワークショップやトークイベントでも、日々の暮らしに取り入れたい北欧ライフスタイルのヒントが紹介されます。

30日(日)には、フィンランド大使館商務部の木村正裕さんによるフィンランドの「秋」の魅力を紹介するトークイベントが開催されます。秋の夜長を心地よく過ごすためのヒントなども聞くことができるかもしれません(15時30分〜/参加費無料/定員20名)。

日々の暮らしをワンランクアップするヒントが見つかる「北欧展」。松坂屋上野店で10月31日(月)ま で開催中です。

text : Iwama
photo : harada

北欧展 Nordic fair

会期:2022年10月26日[水]~10月31日[月]
   最終日は18時閉場
会場:松坂屋上野店 6F催事場

後援:フィンランド大使館、スウェーデン大使館、デンマー ク王国大使館、ノルウェー大使館、駐日エストニア大使館、 駐日ラトビア共和国大使館、駐日リトアニア共和国大使館

WEB:matsuzakaya.co.jp/ueno/hokuoten