フィンランドを旅するひと、旅したいひとのためのお役立ちセミナー
を開催します。吉祥寺での開催は初となりますが、
自分だけのガイドマップをつくろう!
をキャッチフレーズに、参加くださるみなさんのニーズを重視した具体的&実践的にとことんこだわった旅の講座となっています(そのため、参加者のみなさんにはあらかじめかんたんなアンケートにお答えいただきます)。
案内役は、仕事として観光やテクノロジーなどさまざまな分野でフィンランドと関わってきた上山美保子さん。上山さんは、フィンランド語の翻訳、通訳、語学学校講師としても活躍されており、最近出版された『タビトモ会話・フィンランド編』の著者としてもおなじみです。
全2回のプログラムは、
第一日
・旅の基本情報~フィンランド編
・おすすめ街歩き~お店やスポット、カフェなど
ヘルシンキ編
・季節別おすすめアクティビティー
第二日
・旅のフィンランド語講座
・Q&Aとフリートーク
となっています。おすすめのスポットやお店などは、フィンランド好きならではの足で集めた情報をもとにご案内してゆきます。また、二日目には参加者のみなさんとおしゃべりを楽しみながらそれぞれの旅をプランニングする時間をもうけたいと考えています。これは、今回初めての試みです。また、二回ともドリンクおよびmoi特製のプッラ(フィンランド風の菓子パン)をお楽しみいただきますのでそちらもお楽しみに。
──
◎ 旅講座@フィンランド
日 程/11月18日[水]、25[水]の全2回
時 間/両日とも19時30分~21時
会 場/moi(吉祥寺)
案内役/上山美保子さん&moi店主(見習い)
参加費/4,500円(2回分) ドリンク&プッラつき
定 員/最大12名(テーブルにて着席いただくため)
フィンランド旅行を計画中の方はもちろん、来年こそは絶対行くぞ!と心の中で盛り上がっている方、バーチャルフィンランド旅行を楽しみたい方(?)もぜひお待ちしています。旅行を考えているお友達などにもぜひ教えてあげて下さいね。
みなさまのご参加お待ちしております!
風こそ冷たいものの気持ちよく晴れた午後、家から歩いて15分ほどのところにある大田黒公園へ行った。
ここはもともと音楽評論家の大田黒元雄の屋敷があった場所で、いまはこじんまりとした日本庭園となっているが、庭の片隅には昭和8年に建てられたという大田黒氏のかつての「アトリエ」がいまもポツンとたたずんでいる。そしてきょうは、そのアトリエでコンサートがひらかれる。出演は、
尾池亜美(ヴァイオリン)/内田佳宏(チェロ)
のおふたり。ヴァイオリンの尾池さんは、じつはモイが荻窪にあったころからのお客様のひとりである。とはいえ、実演に接するのはきょうが初めて(なにせ、こっちのお休みが火曜日だけなもので)。今回火曜日にコンサートがあるということで、出演が決まると同時にご連絡をいただいていたのだ。
尾池さんが初めてモイに来てくださったのはたしか3年ほど前のことだったと思う。カギを忘れて外出してしまい家に入ることができず、ご家族が戻られるまでの時間つぶしで……、そんな感じだったはずだ。ちょうどヴァイオリンケースを抱えていらしゃったので「ヴァイオリンをやってるんですか?」と尋ねたら、「こんどベートーヴェンの8番のソナタを弾くのでその練習をしていて」といったような話になり、たぶんかなりの腕前の持ち主なのだろうと予想はついたけれどそのまま名前を伺っていなかったので、ぼくの中では
「ヴァイオリンをやっているカギを忘れちゃった女の子」
ということになっていた。その後モイが吉祥寺に移って、ご本人から「あのー、荻窪のときの、カギ忘れちゃったヴァイオリンやってる子ですけど……」という電話をもらって、このままどんどん長くなっていったらえらいこっちゃ! というワケで、晴れてお名前を伺ったのだった。
演奏はいくつかの小品のほか、前半にラヴェルの二重奏曲、後半にコダーイの二重奏曲とピアソラの「ル・グランタンゴ」(アレンジはチェロの内田さん)というかなりヘヴィー(笑)なプログラム。
ヴァイオリンというのは、豆の種類や焙煎の度合い、抽出するひとの技術で味がまったく異なってしまうコーヒーという飲み物とどこか似ている、そうぼくは思っている。ひとくちにヴァイオリンといっても、弾き手の個性でほんとうに聞こえてくるものがちがってしまうからだ。当然、好き嫌いもでやすい。なので、尾池さんのヴァイオリンはどんな響きを聞かせてくれるのだろうかと、きょうも内心ちょっとドキドキしながら出かけたのだった。そして最初の曲を聴いたとたんうれしくなったのは、ぼくにとってとても好きなタイプの音だったからだ。旅先で偶然入った喫茶店で飲んだコーヒーの味がとても好きな味だった……そんな感じ、わかるだろうか?
まず、なにより、強い。音にしっかりと芯が通っていて重心が低い。ぼくは、こういうタイプの音を耳にすると一気にその演奏に引き込まれてしまう。そして、さらに、歌心がある。ぼくは声の通らないひとなので、声のデカいひとに会うとそれだけで「負けた」という気分になってしまうのだけど(笑)、大きな呼吸で気持ちよさそうに歌うヴァイオリンを聞いて、正直「負けた」と思った(どんな勝負なのかまったく意味がわからないが……笑)。
演奏された曲のなかでいちばん印象に残ったのは、ラヴェルの二重奏曲。尾池さんと内田さんのふたりは、この複雑な難曲を前にしても猫背になることなく、堂々と自信をもってアプローチしていてとても痛快だったのだ。つい先だっておこなわれた「日本音楽コンクール」のヴァイオリン部門で、尾池さんは見事「第一位」を、そしてあわせて聴衆の投票によって選ばれる「岩谷賞」を獲得されたわけだけれど、その「理由」がよくわかるような「キャラクターのしっかりある」充実した演奏だった。
もちろんぼくの中では、これを機に
カギを忘れちゃった女の子
改め、
かっこいいヴァイオリンを弾く女の子
に変わったことはいうまでもない。
なお、おなじプログラムの公演が
11/14[土] 荻窪・かん芸館
12/20[日] 京都・青山音楽記念館
でもあるとのことなので、ご興味のある方はぜひ!
本日、メルマガ第8号配信いたしました。このあいだ、お客様から「メルマガ読んでます」と声を掛けていただきうれしかったです。
ちなみにブログとメルマガのちがいをひとことで説明するなら、応接間と茶の間、そんな感じでお送りしています。まだの方、ご購読よろしくお願いいたします!
それはそうと、
休み明けのせいかひまなので、スタッフと『耳をすませば(実写版)』のキャスティングに没頭しています。設定としては一応、アニメから20年後の後日談ということになっています。なんか、スタッフと意見が合いません。
みなさんも通勤途中など手持ちぶさたなときにどうでしょう? って言うほどの提案じゃないですね。
どんな細かい粉もキャッチするというふれこみの、すぐれものの「茶こし」を買った。なんといっても、一本1,782円(税込み)だ。
たしかに1,782円だけあって、1,782円に相応しい見事なキャッチぶりである。ところが、使いはじめて一日もたっていないというのにスッポリと柄が抜けてしまった↑。鳴り物入りで入団した大型新人が右ひじ痛のため二週間で戦線離脱……といった残念な状況。なんといっても、
1,782円(税込み)なのに
である。茶こしの柄の中ってこんな感じになってるんですよ、知ってました?(って……なかばヤケ気味) まあ、たしかにふつうの家庭でいえば一ヶ月ぶんくらいの仕事はしたかもしれない、が。そこでやむをえず、よりハードな仕事にも耐えられそうな「茶こし」(@750円 税・送料込み)を一挙に5本(!)投入。
あたたかいお茶系のオーダーが増えるこれから季節、確実に活躍してくれるはずである……たぶん……なんといったって@750円(税・送料込み)なのだから。
本日メールマガジン「moi通信 009号」、配信させていただきました。
来週末、浅草のレトロビルで開催されるスウェーデン・イベントの告知、お客様から教えていただいたフィンランドの新聞誌上に掲載された「フィンランドのコーヒー」に関する興味深いレポートなど、またまたブログとはかぶらないオリジナルコンテンツにてお送りしております。
まだご購読されていない方、ぜひこちらのページからご登録下さい。ちなみに、Softbankユーザーの方のご購読が極端に少ない模様。Softbankユーザーの方、がんばって下さい?!
よろしくお願い致します!
※最近家にデジカメを置き忘れたままなのでどうも画像がいまひとつです
このあいだ村サンが、なにやら珍しいものをくれたのだった。パッケージをみると
Pocket Espresso To Go
と書いてある。かんがえるまでもなく、これは携帯用エスプレッソ飲料であるらしい。大きさは4cm×5cmくらいで、5cmほどのストローが付属している。このストローを容器に挿してそのままチューと吸え、ということなのだ。ためしに容器を振ってみると、チャポンチャポンと液体の音がする。ちなみに内容量はたったの21.8ml。
調べてみると、チョコレートで有名なイタリアのFERRERO社というところの製品らしい。たぶんジローラモのような「ちょいワル」がスーツのポケットにこれを忍ばせ、午前1時のローマの街角で女を口説きながらこいつをチューっとやるのだろう……
などと勝手に妄想しつつ、「ちょいワル」気分でチューっとやったはいいが
うげっ、甘っ!
思わず
マンマ・ミーア!
と叫びたくなるような強烈な甘さが舌の上で炸裂する。なんだろうか、これは、まるで溶かしたコーヒーシュガーを飲んでいるような……たったの21.8mlを飲みきるのがこんなに大変とは。
これを飲んでもまだ苦虫を噛みつぶしたような顔をしている男こそ、まさしく
真のちょいワル
とイタリアでは呼ばれるのだろうか。
本日メールマガジン「moi通信 010号」配信いたしました。今回は、なぜか
銀座特集(前編)
です。まあ、たまたまきのう行ったからなのですが。途中立ち寄った銀座6丁目にある和菓子屋「甘楽」さんの栗きんとん、とても濃密な味わいで美味でした。あと、白あんをつかった「いちご大福」もちょっと意外な組み合わせと思ったのですが、口あたりがとても軽快で一気に2個、3個食べれてしまうくらい絶品でした。ちなみに、ここでは菓子職人の修業をしているお客様がはたらいているので、銀座にゆく楽しみがまたひとつふえた感じです。
ところで、フィンランド語で11月をMarraskuuといいます。なんでも、「死者の月」といった意味があるらしいです。いよいよ暗く、長い冬の始まりということなのでしょう。モイの11月も、ここのところ「死者の月」といった様相を呈しています。みなさん、いいですか、
冬ごもりにはまだ早いです!ムーミン谷じゃないんだからっ!
というわけで、これからの季節を元気に乗り切るためにもぜひモイへお越しください。お待ちしております!
きのうの晩は、おなじみ上山美保子さんを案内人にお迎えし、イベント「旅講座@フィンランド」の「前編」をおこないました。
イベントといってもただ一方的にお話しをするのではなく、むしろ参加者のみなさんとのコミュニュケーションを通して旅のプランニングのお手伝いをさせていただく、そんなワークショップ的な色合いの濃いのがこの「旅講座」の特徴。荻窪時代に開催していたときよりも、そうした点でバージョンアップ(?)が図られています。
また、ガイドブック的な情報はバッサリと斬り捨て、「現地をよく知っている友だちのおすすめ」的な情報に特化してご案内するのもmoiの「旅講座」ならではです。言いかえれば、初めてフィンランドに行くひとでも、ちょっとマニアックで「通っぽい」旅を体験できるということ。次回はぼくも、これまでに回ったカフェの情報をまとめた秘蔵(?)リストなど差し上げる予定です。
来週の「後編」では、「旅のフィンランド会話」、それに参加者のみなさんの声を聞きながらより具体的なおすすめスポットのご紹介などさせていただく予定です。
それにしても、きのう教えてもらったフィンランド・ビールの銘柄を覚えるための替え歌が頭の中で延々とリフレインしてしまい・・・(笑)。
ここ数日にくらべ、きょうはひなたがポカポカ気持ちのよい一日でしたね。
三連休ということもあってか、旅行中と思しきお客様もずいぶんといらっしゃいました。そのなかにはわざわざ奈良県からお越し下さったお客様もいらっしゃったりしてうれしい限りです。旅行中にお立ち寄りのお客様は、ぜひ「わざわざ来てやったゾー」と自慢してやって下さいね。
さて、そんななか大変恐縮ですが、あす、あさってとスカンジナヴィアンホットドッグは都合によりお休みさせていただきます。よって、フードは「サーモンの北欧風タルタルサンド」「チーズスコーン」の2種類とさせていただきます。スイーツは、パウンドケーキが「プレーン」のほか、「りんごとさつまいも」「きなことお豆」の3種類、シフォンケーキ、北欧風キャロットケーキ、スコーン、ベリーのトライフル、おやつセットなど、ご用意しております。
さて、本日メールマガジン「moi通信」012号を配信いたしました。12月にコーヒーを淹れにお邪魔するフィンランドイベント情報など、一足先にご案内させていただいております。
丸ノ内線にのって、上海にゆく夢をみた。
まさかウチから10分足らずのところに上海があるとは思わなかったし、いままでそのことに気づかずにきたことがまずもって不思議だった。地下鉄とはいえ、「上海」の駅はちょうど「四谷」駅とおなじように地上にあった。徐々に速度を落とした地下鉄がトンネルを抜けると、そこにはこじんまりとした埠頭が広がっていて、水辺のむこうには特徴的な丸屋根の塔をもつ白いビルディングが真っ青な空を背景に建っているのがみえた。晴れているわけでもないのに空が青いのも不思議だったが、それは目が覚めてからそう思ったにすぎない。むしろ、地下鉄の窓からみる景色の美しさのほうに気をとられていたせいだろう。
あまりの美しさに、気づいたらぼくは途中下車して上海の街を散策していた。いわゆる「租界」なのだろうか? 茶褐色の古びた教会や灰色の石でできた洋館が建ち並ぶ通りをゆっくりと、迷子にならないよう注意を払いながらぼくは歩いた。なにせ言葉もわからないうえ、地図さえ持っていないのだ。赤茶色の蔓草を壁に埋め込んだ上から、貝殻の粉からつくられているという白い塗料をぬった風変わりな外観のビルディングを見物した後、一休みしようとクラシックな佇まいのカフェに入ってみた。そして、大皿に並べられたたくさんの菓子の中からすもものタルトに手をのばした瞬間、目がさめた。
ただそれだけの話なのだが、夢でみた「上海」の、そのほんのりと湿り気を帯びた情景があまりにも美しかったので、
一生ほんものの上海にゆくのはやめよう
そう、ねぼけまなこのまま心に誓ったのだった。
メルマガではだいぶ前にご案内していたのですが、ブログの方ではうっかりギリギリの告知になってしまいました・・・
Lammin Joulu=あたたかいクリスマス
という名前のイベントが、あす12/1[火]から13[日]まで代々木上原のピロイネンギャラリー(=+casE gallery)で開催されます(9月に岩間がトークイベントでお邪魔させていただいたギャラリーです)。
フィンランドのカレリア地方で料理や織りを学んだ西尾ひろ子さんをはじめ、フィンランド大好き、ものづくり大好きなメンバーが一堂に会して
フィンランドのクリスマス
をテーマにした作品展示、ワークショップなどをおこないます。たとえば、
○12/4&5は「カード織り」のワークショップ(要予約)
○12/11&12は「フェルトのコサージュ作り」のワークショップ(要予約)
○機織り(随時、ただし要予約)
などなど。最終日の12/13には、カンテレ奏者のはざた雅子さんを迎えてキャンドルの灯りの中クリスマスパーティーもひらかれます(要予約)。
また、今週土曜日12/5には
フィンランド人にとってのクリスマス
を語るトークイベント(17時~) が開催されます。そして当日は、わたくし岩間が出張で会場にてコーヒーを淹れさせていただきます(11時くらいから17時くらいまで)。せっかくのイベントですので、ちょっと趣向を変えてアールトコーヒーさんイチ押しのストレートコーヒーをお持ちする予定です(味の傾向としてはよりフィンランド人好み?)。
トークイベントのほうは参加費1,000円で、コーヒーと西尾さん特製のフィンランド菓子がつきますのでぜひご予約を!
というわけで、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。