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#107|嵐からの隠れ場所







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きょうの一枚 puisto|hiroba


Aakkoset. フィンランドのことば

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テーブルの上のフィンランド

テーブルの上のフィンランド

きょうは通り雨に、雹までろ降ったそう。こちらは部屋に篭りきりでした ──

Moi ! フィンランドをもっと好きになる107回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

たき火とガラス
カイ・フランクの芥子入れ
フィンランド語ことはじめ
サウナと銭湯の生きる道
レンコン再発見〜日本の食材案内
おしらせたくさん


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たき火とガラス

clubhouseアプリの仕様が変わり、あたふたしながら始まった今回の配信。最初は自分の報告からです。

今週、表参道にあるアウトドアショップUPIへ行きました 。フィンランドのブランドではSAVOTTAなど、北欧 のメーカーのものも多く取り扱っています。目的はサークルで4月20日に開催する「たき火」の会で使う鉄板を求めて。スウェーデン製のDALUMというたき火台のうえに載せて使うものです。使う前にいちどシーズニングという鉄板を焼く工程があり、河原へ行ってきました。どうかよい天気になりますように。

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そしてもうひとつ。UPIへ行ったその足でラプアンカンクリ表参道へ。藤本咲さんのガラス作品を観てきました。型にガラスを流し入れて電気炉で焼いて作るそうです。淡い色あいでガラスなのにどこかあたたかみが感じらるようでした。

ハ:4月22日にLAPUANKANKURITのオーナー、ヤーナ・ヒェルトさんが来日されるので、ぜひ来てくださいとのことでした。
ミ:お店に来られるんですか?
ハ:はい、13時から15 時まで店頭に立たれるそうです。通駅の方もいらっしゃるということです。みなさんもぜひ。

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カイ・フランクの芥子入れ

次は、岩間さん の報告。2018年にリーヒマキのフィンランド国立ガラス美術館(Suomen Lasimuseo)で開催された展覧会の図録「Kaj Franck & Geometria』を読みました。そのなかで注目したのが、どこかで見たことのあるようなカイ・フランクの芥子入れ。

月刊『太陽』の北欧特集(1965年)で 、家具デザイナーの藤森健次が紹介したエピソードを思い出したと岩間さん。1956年にカイ・フランクが来日した時、汽車士瓶をお土産に持ち帰ったそう。その数年後に芥子入れのデザインが生まれた、と。

こちらは、塩・こしょう・オイル・芥子入れの4組セット(木製トレイ付き)で1958年にデザインされ、1958年から1968年まで販売されたそうです。

イ:図録のキャプションには1952年デザインと書かれていたけれど間違いだと思います。
ミ:今だったら騒がれそうなデザインかもしれませんね。
イ:昔はおおらかでしたし、デザインの権利というものも。アールトのスツールにしてもいまではどこにでもあるし、シンプルなものになるとどこまでオリジナリティが保てるのかといったところもありますね。

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フィンランド語ことはじめ

4月ということでミホコさんが講師をされているフィンランド語講座も開講。ここでないとフィンランド語に触れられないと復帰された方もいらっしゃったそうです。clubhouseの配信もフィンランドに触れられる場所であったらといいですねとミホコさん。

フィンランド語の教室にご興味のある方は、下記リンクをご覧になってみてください。

▶︎ マトカトリ朝日カルチャーセンター

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サウナと銭湯の生きる道

昨今のサウナブームでフィンランドからたくさんサウナが入ってきていいね、とフィンランドの方と話したというミホコさん。

ミ:参波師という方もいるそうです。
イ:アウフグースというやつですね。
ミ:ドイツ式ですよね。フィンランドでは本当はなにもしないですけれど。
イ:ブームの火付け役になった「サ道」のように、日本では華道、茶道と、なんでも「道」にしちゃうから。
ミ:サウナはおふろなんだから。
イ : 銭湯は手順を守らないと怒られるね、笑。
ミ:公共サウナだとね。

「サウナはおふろなんだから」という言葉が胸に響きました。

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レンコン再発見〜日本の食材案内

さらにミホコさん。日本に住んでいるフィンランドの友人に、「日本食」と「和食」の違い、食材などについて解説する機会がありました。春菊、ほうれん草、小松菜の特徴、大根と蕪、芋という名のつく食材が多いこと、海藻類にもワカメ、昆布、海苔などなど。

フィンランドへ行って驚くものもあるけれど、日本の食材は本当に豊富だとミホコさん。友人に食感がいいと好評だったのが蓮根。説明してもらえなかったら見つけられなかったとおっしゃられていたそうです。海外の方などに説明することで、身近にある食材のことをあらためて振り返ることができるというのも面白いなと思いました。

イ:フィンランドに日本のお菓子をお土産に行ったことがあるんですが、きのこの山とたけのこの里。
ミ:はい、笑。
イ:きのこの里は見た目ですぐにわかってもらえるんですが、たけのこはどう説明したらいいのか‥‥
ミ:バンブーの子どもだよ!と。
ハ:(フィンランドに竹はあるんでしょうか?)

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おしらせたくさん

最後にフィンランド関連のイベントなどをご紹介しました。

* フィンランドのライフスタイル展@高松市美術館
* Vappuイベント@カフェひなぎく
* Kalevalaポップアップ@NEWoMan新宿
* LAPUAN KANKURITオーナー、ヤーナ・ヒェルトさん来店
* イッタラ展@島根県立石見美術館
* フィンランドセンター文学サロン「レーナ・レヘトライネン」
* ムーミンカフェ軽井沢オープン
* 北欧建築デザイン協会セミナー「フィンランドの森と木と木造」
* マリアンネ・フオタリ作品展@doinel


── 雨男/雨女というのは迷信です、迷信です(2度いいます)。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text : harada

#107|Shelter From the Storm – Bob Dylan

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