#059 ピクニックでひとやすみ

今回は久しぶりに森からお届け。いつのまにか木々が鬱蒼としてきて初夏の雰囲気を感じます ──

Moi!フィンランドをもっと好きになる59回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

+ 森の贈り物─北欧ヒーリング紀行
+ 行こう!野ウサギ/ミステリーと電話
+ 大人のムーミンビスケット
+ ニンジンケーキとフィンランドのきゅうり
+ BS世界のドキュメンタリーとお知らせ


森の贈り物─北欧ヒーリング紀行

先週の配信でミホコさんが紹介してくれた深井せつ子さんの本を読みました。残念ながら『北欧グラフィティ』は見つけられなかったのですが、ここでは図書館で見つけた2冊をご紹介します。

まず1冊目は『森の贈り物北欧ヒーリング紀行』(1999年/大和出版)。北欧4カ国を旅した深井さんが現地で出会った方々とのエピソードを絵と文で綴った本です。穏やかな色あいのスケッチからは深井さんの優しいまなざしが感じられるかのようです。またただの憧れではない軽やかな文章も素敵です。読めばきっとフィンランドや北欧を好きになった理由を思い出させてくれるのではないでしょうか。リンドグレーンの家を訪れるエピソードが好きです。

そしてもう1冊が『児童文学の中の家』(2021年/エクスナレッジ)。その題名の通り、欧米の児童文学について紹介されています。実際の

挿絵にはない深井さん独自のイラストが、物語に対する想像をよりかき立てます。児童文学を再読する際のガイドとしてもおすすめです。

ユ:改めて紹介すると深井さんというのはどんな方ですか。
ハ:山と渓谷社に勤めていた方で退職後に北欧を旅行したところ、その魅力にみせられて何度も訪れるようになったそうです。
ユ:ほかに出版されている本はありますか?
ハ:ほかにもたくさんあります。えっと、気になる方は調べてみてください!

|深井さんのホームページのWORKSという項目で、これまで出版された書籍や絵本が紹介されています。また雑誌連載のページも読むことができるので、ご覧になってみてください。

▶︎ setsukofukai.com


行こう!野ウサギ/ミステリーと電話

次の報告は、ミホコさん。フィンランド語教室で読まれたアルト・パーシリンナ『行こう!野ウサギ|Jäniksenvuosi』について紹介してくれました。カワイイとは真逆なユーモアが楽しく、大人向けのロードムービーのような小説とのことです。

「本はどこにいても手に入れることができるため、オンラインでもみんなで楽しめるからいいですね」とミホコさん。超お勧めとのことなので『行こう!野ウサギ』、読んでみたいと思います。

©︎mihoko-san

また【フィンランドの小説を楽しむ】という講座では「電話」が登場するミステリーを試し読みしました。

主人公がベッドの上で電話をとるシーンがあり、その「電話」が、固定電話なのか、それともケータイなのか、ハンズフリーで話しているのか、はたまたカメラがついているのか、など読み手によって思い

「描く「電話」が全く違うところがおもしろかったそうです。

ユ:ウサギの小説ですが、日本で上演された舞台で初めて知りました。
イ:そういえば、舞台ありましたね。
ユ:一番前の席に座っていたので、ウサギから手紙をもらいました。
ミ:手紙に何か書かれていましたか?
ユ:はい。「なまえウサギ」って、笑。


大人のムーミンビスケット

そして岩間さんが紹介してくれたのが、北陸製菓の大人のムーミンビスケット。いったいどこが「大人」なのでしょうか、その答えは材料。

こだわり発酵バター味と濃厚チョコチップ味の2種類があり、バターは19.8%入り、うち50%がフランス産バター。そしてチョコチップは7.8%配合。

「通常のものよりも若干カリッとしていてクッキー感が強い気がする」と岩間さん。にがみばしっているようなパッケージのムーミンもなんだか大人っぽい?

どこで買えますかね?というミホコさんの質問に、カルディとかで販売しているのではとユカさん。

みなさんもぜひ「大人のムーミンビスケット」を試してみてください!

ミ:大人だとコレステロールが気になるから、バター少なめの方がいいんじゃない?
イ:大人はコレステロールなんか気にしちゃダメです。好きなものを好きなだけ食べるのが大人の醍醐味ですから!


ニンジンケーキとフィンランドのきゅうり

最後はユカさん。マクヤマク料理教室でニンジンケーキ(Porkkanakakku)を作りました。すりおろしたにんじんがたっぷり1本分入っているそうです。「フィンランドでも何度かいただいたことがあるけれど、自分で作れることがわかってうれしい」とユ力さん。

「クルミやレーズンなどが入っていないプレーンなケーキが好みなので自分で作れるといいですね。cafemoiで出していたニンジンケーキのレシピで、久しぶりに作ってみようかな」と岩間さん。

また料理教室で聞いたところ、フィンランドのにんじんはとっても甘くて、肉じゃがにはちょっと、、というほど。ケーキもとっても甘いので、ユカさんはひと切れで充分だそうです。

そこから、フィンランドの野菜についての話題へ。

ミ:日本のとサイズが違いますよね。
イ:フィンランドのきゅうりは大きいよね。
ユ:じつは日本のきゅうり苦手なんですが、フィンランドのきゅうりは食べられます。反対に日本のきゅうりは食べられるけど、フィンランドのは苦手というフィンランド人もいましたけど。
イ:以前、日本の小さなきゅうりを見たフィンランド人が、日本のきゅうりは可哀想って言ってました、笑。
ミ:日本の大きなイチゴを見て、すごい(でも高い、笑)って驚いていたこともありましたよ。


BS世界のドキュメンタリーとお知らせ

もうひとつユカさんが報告してくれたのが、NHKで放映されたソマリア内戦を逃れてフィンランドにやってきた男性(当時6歳)が家族と共に故国に戻るというドキュメンタリー(2022年フィンランド制作)について。

ソマリアでの暮らしに戸惑うフィンランドで生まれ育った子どもたちと悩む父親の姿が描かれているそうです。NHKオンデマンドで観ることができますので、ご興味のある方はぜひ。

▶︎ BS世界のドキュメンタリー「フィンランドから”アフリカの角”ヘーある難民家族の帰還―」

そしてミホコさんから【EU FILM DAYS 2022】のお知らせがありました。フィンランドからは『TOVE/トーべ』を上映。今回はEU加盟全27ヵ国が参加するそうです。ご注目ください。

東京:5月28日(土)~6月23日(木)@国立映画アーカイブ
京都:6月21日(火)~7月18日(月)@京都府京都文化博物館
広島:8月23日(火)~8月31日(水)@広島市映像文化ライブラリー

▶︎ EU FILM DAYS 2022

そしてユカさんから、表参道アルスギャラリーで開催される展覧会のお知らせです。写真家マーリット・クリスティーナ・ヴェプサライネンによる北欧の冬の風景をテーマにした写真展『FROZEN LAND』25日にはなんとユカさんが会場にいらっしゃるそうなので、みなさんもぜひお出かけください!

【フローズン・ランド】
 会期:2022年5月17日(火)~5月29日(日)
 時間:11時~18時(最終日15時)月曜日休廊
 主催:フィンランドセンター

── せっかくの爽やかな季節、ピクニックにでも行きたいものです。森へいって、野うさぎを探して、きゅうりのサンドイッチを詰めて、おやつにはムーミンクッキーを!それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text:harada

#59|Stoned Soul Picnic – Laura Nyro