清冽な、フィンランドの森の空気と水をその内部にとじこめたような、イルマ・クロネン(IRMA KURONEN)のガラスアート作品を展示しています(~8/22 販売もあり)。
イルマは、フィンランド北西部の都市オウルを拠点に制作活動をつづけるガラス作家です。
北欧といえばエコロジーに対する意識の高い国々というイメージがありますが、彼女もまた、積極的にリサイクルガラスをとりいれた作品を制作しています。
いまmoiでごらんいただいているガラス皿でも、窓ガラスや空きビンといったリサイクルガラスがとても効果的に使用されています。
ガラスの中に入りこむ光のうつくしさを感じてほしいと語るイルマ。その作品にぼくらは、かつてさまざまなべつのモノとして存在し、その役割をとおして蓄積してきた「光」が、ふたたび姿をかえてきらめき、反射するさま〈光のリヴァイヴァル〉を見ることになるのです。
光にたいする繊細な感受性に裏うちされたイルマ・クロネンの作品は、そのまま、光をいつくしむこころをぼくらに伝えるものでもあります。
フィンランドとベリーが大好きな六人組によるにぎやかな展示、「Marjakerho[ベリー展]」の開幕です。
ブルーベリー、ラズベリー、ワイルドストロベリー、リンゴベリー、クラウドベリーなどなど色とりどりのベリーを、イラストや写真、キャンドル、モビールといった思い思いの「かたち」で表現するほか、北欧織りによるハンドクラフトのバッグ、そしてテキスタイルアーティスト、福田パイビさんによる手織りのティーマットなどを展示(一部販売もあり)しています。
ベリーでいっぱいの2週間、いつもとはまたちがった表情のmoiをおたのしみください。
◎ MarjaKerho[ベリー展] 8/24[火]~9/5[日] ※月曜定休
なお、週末は混雑が予想されるため平日のご来店をおすすめします。また週末にご来店の場合は、混雑状況を確認の上お越しになられることをおすすめします(小さなお店のため、人数、時間帯等によってはお入りいただけない場合があります)。
ミニコミ『Plat-form』を主宰するアイコさんが、フィンランドの旅のなかで出会った日用雑貨の数々を展示&販売するイベント、「Plat-formが見つけた北欧の日用雑貨たち」がはじまりました(19日まで)。
図柄がかわいい切手やノート、定番の日用雑貨などが大きな旅行鞄にぎっしりディスプレイされているほか、北欧関連の本をお茶をのみながら閲覧できる「Plat-formのミニライブラリー」と銘打ったボックスも用意されています。
また、このイベントのために制作されたフリーペーパーも必見です。5日間だけの小さなイベントですが、北欧が気になるという方にはまさにおあつらえむきの楽しい催し、ぜひぶらりとのぞいてみてください。
さてもうひとつ、キノイグルーの渡辺さんより次回上映会の速報がとどきました(10/16,17 読売ランド前「ザ・グリソム・ギャング」)。作品は〈日本のビリー・ワイルダー〉こと中平康監督によるコメディー「才女気質」(1959)!
じつはこの作品、昨年の特集上映で観ているのですが、ペーソスあふれるなかなかの佳作でおススメです!なつかしい京都の景色もふんだんに盛りこまれていますし、なんといってもイノダコーヒがなんども登場するのが最高です。ビデオ、DVD等には一切なっていませんので、次いつ観れるかはまったくわかりません。お見逃しなく!(詳細はまた追ってお知らせします)。
ひらいみもイラスト展「森のカモメ」が、いよいよ明日からはじまります(9/21~10/3)。
この展示は、都内12のカフェ&ギャラリーをむすんで行われるイベント「アートと喫茶」への参加企画として開催されるものです。
今回展示されるのはイラストと、最近はじめたという「織り」。いずれも、みるひとをふわりとくるんでしまうような、やわらかい色合いがなんとも心地いい作品です。
この展示にからんでは、ちょっとしたエピソードがありました。じつは、今回の作品制作のために、みもさんはこの夏はじめてフィンランドを旅されてきたのですが、なんと偶然にも往復のフライトがぼくといっしょだったのです(!)。
フィンランドで感じた光や風、空気が今回の作品のなかに真空パッケージよろしく閉じ込められているのが、そんなわけでぼくにはよくわかります。
みもさんのイラストとmoiの空間との「出会い」が織りなすやさしいひとときを、どうぞごゆっくりお楽しみください。
※店内では、「オリジナルてぬぐい」と同名の「イラストブック」も発売中。お早めにどうぞ。
ひらいみもさんのイラスト展「森のカモメ」最終日はあいにくの土砂降り雨の一日となってしまいましたが、おかげさまをもちまして無事終了、カモメたちはmoiから旅立っていきました。
会期中は、たくさんのかたがたにご来店いただきどうもありがとうございました。また、満席でおはいりいただけなかったお客さま、ほんとうにごめんなさい。
今回のメインビジュアルとして使用したイラスト作品一点、ひらいみもさんのご厚意により引き続きmoiにて展示&販売させていただくことになりました。見逃してしまった、というかたはぜひこの機会にごらんいただければとおもいます。
さまざまな「縁」あって実現することができたこの企画、カモメたちが残していったタマゴから、また新たな、すてきな「縁」がうまれますように。
フリーペーパー「Yuran(ユラン)」がなにやら楽しげなイベントの開催をたくらんでいる様子・・・
その名もYuran Aozora Cafe。きもちのいい秋空の下、芝生の上にシートをひろげ、ケータリングユニット ヤドカリズムさん特製のお弁当に舌鼓をうったり、作品集『ペレイの町まで』(新風舎)の著者で画家の西島忍さんとともに、拾った落ち葉など自然の素材をつかったポストカードを手作りしたり、たそがれ時にはManhan(マニャン)、そしてBOSSA51の小嶋佐和子&トガゼンによるアコースティックユニット、ウッフコック号によるライブまであるという、なんとも欲張りなイベントなのです。
この一日だけのイベントYuran Aozora Cafeに参加するには予約が必要とのことですので、「なんか気になる」というかたはぜひ、下記の「Yuran」のウェブサイトから早めのお申し込みを!
◎ Yuran Aozora Cafe in Autumn
と き:2004年10月31日[日]12:00~17:00
ところ:葛西臨海公園(JR京葉線「葛西臨海公園」駅から徒歩すぐ)
参加費:3,000円(要予約)
きょうから7日[日]まで、4人の作家によるテキスタイル展「30×30=?」を開催中です。
ひとくちに「テキスタイル」といっても、糸で絵をえがいたようなものもあれば、生地に切れ目を入れたり、平面と組み合わせたりして不思議な効果をねらったもの、複雑に編みこまれた糸が独特のテクスチュアをあらわしているものなどさまざま。
点数はすくないながらも(ぜんぶで8点)、30cm×30cmという「テーマ」のなかでさまざまな「冒険」を試みたたのしい展示です。moiへお越しの折には、ぜひごらんください。
◎ textile exhibition 「30cm×30cm=?」
11/2[火]-11/7[日]
11時-20時(土日祝:12時-) LO.19:45
テキスタイル展『30×30=?』は、おかげさまをもちまして終了いたしました。会期中ご来店いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。また週末の一部時間帯、混雑のためお入りいただけなかったお客様、いつもながらごめんなさい。
ところで、moiでのテキスタイルの作品展は今回がはじめてでした。作品数も控え目でしたし、大きさも30cm×30cmというフォーマットで共通していたこともあり、ある意味空間をぜいたくにつかった展示になっていたようにおもいます。それは、作品を「鑑賞する」というよりは、むしろ「作品のある空間」に身を置くことのたのしみにつながっていました。
moiとしては、今後、インスタレーションなど「空間」をうまくつかったカフェ/ギャラリーならではの展示スタイルにもこだわっていきたいとかんがえています。
孔雀洞雑貨舗(クジャクドウザッカテン)のワスレモノ設置展vol.2「リカキョウシツ ノ ワスレモノ」がはじまりました。
試験管をもちいた「液式万華鏡」、「乾式万華鏡」は、ガラス片が幾何学模様をつくりだすおなじみのものや底部にガラス玉やビー玉をはめこんだものなどさまざまな独創的な「万華鏡」が設置され、コーヒーを飲みながら手にとって楽しむことができます(店内にいる全員が目に「万華鏡」をあてがっている光景には思わず吹き出してしまいましたが・・・)。
ほかにも「標本箱をイメージさせるオブジェ」や「豆本」、ゼリーのような透明でプルプルした「鑞」をつかった「キャンドル」など、人気の消えた理科室のような孔雀洞の静謐な小宇宙が展開されています。
孔雀洞雑貨舗とmoiの化学反応(?)がはたしてどんな空間を生みだすのか、それはぜひご自身の目でお確かめください(12/5まで開催中)。
※画像提供/孔雀洞雑貨舗
夏日かよっ、と思わずツッコミを入れたくなるほど、12月だというのにきょうの東京の天気は異常そのもの。都心の最高気温は24.8℃、埼玉県の熊谷ではなんと26.3℃!まさに「猛暑のワスレモノ」というべき一日でありました。
そして「ワスレモノ」といえば(って、かなり強引ですが)、孔雀洞雑貨舗さんによる展示「リカキョウシツノワスレモノ」が、本日をもちまして無事終了いたしました。ご来場いただきましたみなさま、どうもありがとうございます。以前からの孔雀洞ファンの方々はもちろんのこと、偶然手にした万華鏡に魅了されてお買い上げくださった方々が思った以上に多かったのが、店主としてはうれしい出来事でした。
最終日には、池袋東武で作品展を開催中のフィンランド人画家ヴィーヴィ・ケンパイネンさんも来店され、すっかり万華鏡にハマってしまいお買い上げとなりました。
孔雀洞雑貨舗さんは、来年2/12[土]、13[日]の二日間、西荻窪のGallery MADOさんにて展示をされるそうなので、惜しくも今回見逃してしまったという方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
万華鏡の不思議さ・面白さと同時に、のぞく人々のリアクションも楽しまさせていただいた(?)二週間でした。
今回で3回めとなるmoeさんのポストカ-ド展がはじまりました。名づけて「moiでmoe展 3rd」。
ことしも定番、新作など織りまぜたクリスマスカード各種、ヴィンテージのファブリックを使用した布カード、カレンダー、フレーム入りの貼り絵など、moeさんのほのぼのワールドがたっぷり楽しめる展示となっています(もちろん、すべて販売しています)。
近ごろは、年賀状がわりにクリスマスカードを出すひともふえているそう・・・そんな方にぜひチェックしていただきたい充実の品揃えです。
また、moiのスウィーツをつくっていただいているおなじみWILL cafeさんにくわえ、Figueさん、Little bakerさんら「おいしい仲間たち」によるクリスマスクッキーやシュトーレンなどのお菓子も会期中スタンバイ。カードとお菓子のたのしいセットなど売り切れご免の商品もありますので、ぜひお早めにどうぞ!
ことし最後の展示となる「moiでmoe展 3rd」、お近くにおこしの折にはぜひお立ち寄りください。
◎ moiでmoe展 3rd
12/19[日]まで開催中(営業時間は通常通り)
moeさんとおいしい仲間たちによる展示『moiでmoe展 3rd』は、本日をもちまして無事終了いたしました。ご来店いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。
いつもながらほのぼのとしたmoeさんのポストカードたち、そしてWILL cafe(祝!1周年)、figue、Little bakerのみなさんによる心のこもったお菓子たちがあわただしい年末のひととき、ほんのちょっと「ほっこり」とさせてくれたのではないでしょうか?会期中クリスマスのにぎわいを感じさせてくれた店内も、なんだかちょっと寂しくなってしまったような気がします(まだクリスマス前だというのに・・・)。
なお、あす20[月]、21[火]は連休させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
フィンランドの作家によるシルクスクリーン、銅版画、水彩画などのアート作品を展示中です。以前から気がむくと飾っていたものが中心で、フィンランドから買い付けてきたものばかりです。
「かわいい!」という表現ひとつとっても、その国ごとの「かわいさ」の尺度は千差万別、フィンランド人が「かわいい」と思うものでも日本ではぜんぜん「かわいくない」、そんなこともめずらしくはありません。ですから、日本でも受けいれられそうなフィンランドのアートをみつけるのは、それはそれでなかなか骨の折れることだったりもします。
いま展示中の作品は北欧のデザインや雑貨がすきなひとの部屋をイメージして、そんな部屋に飾ったらすてきだろうな、とかんがえながらセレクトしたもの。サイズも日本の家を想定して、ちいさな部屋でも飾り映えのする作品が中心です。アートとしての「質」を保ちながらも肩のこらない、雑貨感覚でたのしめる小品。
冬が長く部屋ですごす時間のおおいフィンランドのひとたちにとって、「絵を買うこと」は日々の生活をより豊かなものにするささやかな贅沢なのかもしれません。ことしの夏、フィンランドのギャラリーで目にした光景はそんなことをぼくに教えてくれたのでした。そしてそれはまた、ぼくらにとっても有意義なことかもしれない、と。
アンネ・マケラ
「しゃぼん玉」
(部分・エッチング)
アンネ・マケラは「藍」。フィンランドの夜空のように深い青。イェンニ・トゥオミネンの「強さ」。紙の上に弾けるエネルギーの充溢。レーナ・ゴルニックの「無垢」。素朴な「線」が生む透明な詩情。ヘリ・プッキの「ユーモア」。ムーミンにも通じる《どこか》の物語。
moiにご来店の折りには、ぜひごらんください(会期は未定ですが、1月上旬くらいまでは展示しているつもり)。なおこれらの作品はご希望があればお譲りしますので、価格等お気軽にお問い合わせください。
佐々木知子さんがフィンランドを撮った写真展が、きょうからはじまりました。
いままでにも佐々木さんにはいろいろな写真をみせていただいていたのですが、個人的にはその《空気》ごと閉じこめてしまったような写真世界がとても気に入っていたので、今回こうしてmoiで展示することができうれしくおもっています。
展示されている9点の写真はどれもフィンランドで撮影された風景写真です。とはいえ、あるいは言わなければそうとは気づかないような、それらは「ありふれた光景」でもあります。それでもやはりそこにはまぎれもなく、あのフィンランドの空気が息づいているようにおもわれるのです。日々フィンランドのひとびとが目にしているだろうようなリアルな「景色」を、ぼくは佐々木さんの写真にみているのかもしれません。
今回の展示、会期が今週いっぱいと短かめではありますが、どうぞ機会がありましたらご覧ください。
※画像は、けさ仕込みをしていたところ、朝日が投じたシルエットが佐々木さんの作品と「競演」していてきれいだったので撮ってみたものです。
◎ TOMOKO SASAKI/FINLAND Pictures 1/25[火]~30[日]
全10席のちいさな空間のため、週末は混雑が予想されます。
可能な方は平日のご来場をおすすめします。
喫茶 茂井、と書いて「きっさ もい」と読む。って、いきなりなにを言いだすんだとお思いでしょうが、春、三月のmoiはこんなイメージでいってみようかな、といま思案中。
じつはさきほど、あすからはじまる柏木江里子さんの展示「パターンは踊る展」の搬入を終え、すっかりそんな気分になっているところなのです。柏木さんは、最近では井上由季子さんの著書『紙から生まれる暮しの愉しみ』のブックデザインなど手がけていらっしゃるグラフィックデザイナーで、その凛とした空気をたたえたデザインは、思わず姿勢を正したくなるようなきりりとしたうつくしさが印象的。「和」の意匠を連想させる柏木さんの作品ですが、そこにはまた、どこか北欧の空気を思い出させるものも・・・。そこで、「ぜひmoiで展示を」と無理を承知でお願いしたところ、晴れて今回の展示が実現したという次第なのです。
この「パターンは踊る展」は、先ごろ柏木さんのデザインによってつくられた「ブックカバーになるグリーティングカード(画像)」のモチーフとしてもつかわれている、シンプルでありながらとても緻密に考え抜かれたオリジナルの「パターン」作品の数々を展示するものです。ほかにも、オリジナルの「文様」をあしらった「てぬぐい」や「ぽち袋」、「文箱」といった小物、桜のはなびらや葉っぱをかたどった「コースター」や「ティーコジー」もあわせて展示・販売します。
より多くのみなさんにごらんいただきたいので、会期はおよそ一ヶ月間と長めに設定しました。いつもより、「和」のテイストざっと50%増量中(当社比)の「moi」、あ、いや「喫茶 茂井」をぜひよろしくお願いいたします!
杉並区の児童青少年センターというところからの依頼で、「カフェオーナーの仕事を知ろう」をテーマに参加を希望した中高生たちにお話しをする機会がありました。
あいにくの土砂降り雨の中、参加してくれたのは15~18才までの女の子。じっさいにmoiに足をはこんでもらい、「カフェができるまで」「日々のしごと」といったことがらを中心に、およそ2時間あまりお話しをしました。相手が中高生ということもあり、あらかじめ中身をきめることはせずに、彼女たちの興味や関心にあわせて話をすすめてゆくことに。すこし話をしたところで、想像以上にみんなじぶんの将来や仕事に対する意識が高いことに気づきました。じぶんが中高生だったころとくらべると、みんなずっとしっかりしているし「おとな」かも・・・。
当初の予定より参加者がすくなかったので、後半は急きょ、カウンターにはいりアドバイスをうけながらコーヒーを淹れる「実習タイム」を敢行。じぶんでドリップしたコーヒーを、「おいしい、おいしい」と目を輝かせながら口にはこぶ彼女たちのすがたは、なんともいえずほほえましい光景でした。
「目標にむかってまっすぐ進め!」なんてかっこいいセリフは口が裂けても言えやしませんが、そのときどきの「心持ち」にしたがって日々たのしく仕事している(ラクに仕事しているという意味じゃありませんよ。念のため。)ということがほんのちょっとでも伝わったなら、たぶんそれで十分なんじゃないかと思います。
早耳のあなたに?! 新着情報をひとつ。
フィンランドを旅するひと、旅したいひとを対象に、このほどmoiではフィンランドの旅をめいっぱい楽しむための「ヒント」を満載した講座を開講することとなりました。名づけて、
「北欧ブーム」などといわれ、ちかごろでは雑誌の特集などにも登場する機会のふえた「フィンランド」ですが、「いざ旅に!」と思うとまだまだ情報がすくないのが現実です。ガイドブックに登場するショップや観光スポットもおなじところばかり・・・。そこでこの「moiの旅講座*フィンランド」では、観光情報のみならず、さまざまな角度からフィンランドの旅を満喫するためのヒントを伝授します!
講座は全2回(各1時間30分/隔週)完結。ガイドは、フィンランド留学経験をもち、現在フィンランド語教師、翻訳業など多岐にわたってフィンランドと関係した仕事に携わっている日本人講師がつとめます。内容は、三本だて。
* きほん情報
定番の観光スポットや季節ごとのみどころはもちろん、ガイドブックに載っていない「穴場」までこっそり教えちゃいます。
* お役立ち情報
言語や気候、服装のこと。トラムやメトロの乗り方、スーパーマーケットでの買い物の仕方など、知っていると便利な小ワザ(Tips)の数々を伝授。
* 旅のフィンランド語
トイレのドアの「M」と「N」、どっちが「男」でどっちが「女」?!「KASSA」?!「avoinna」?!・・・街でほとんど「英語」の表記を見かけないフィンランドだからこそ、ちょっとしたフィンランド語の知識が役立ちます。もちろん、ちょっとした「あいさつ」など、現地で使えるかんたんなフィンランド語会話もさわりだけ。
ほかにも、カフェオーナーの「目」でみたおすすめカフェやショップなどmoiならではの情報もご紹介する予定。お楽しみに!
この夏、旅行の計画を立てているひとも、いつか行きたいとおもっているひとも、次回はもっとじっくり歩いてみたいとかんがえているひとも、ぜひぜひ「moiの旅講座*フィンランド」でばっちり予習してください!
◎ moiの旅講座*フィンランド(全2回)
日 時 お問い合わせください
会 場 moi(荻窪)
受講料 5,600円(2回分/税込み)
人 数 10名(定員になり次第〆切)
なお、ご興味のある方には詳細が確定次第いち早くメールにてご案内を差し上げます。「旅講座案内希望」と明記の上、メールをお送りください。
春の企画展として約一ヶ月にわたり開催した作家・柏木江里子さんの展示「パターンは踊る」展は、本日をもちまして終了いたしました。会期中、足を運んでくださったみなさまどうもありがとうございます。
会期中、日々ふれていた柏木さんの「パターン」は、はなれて見ている分にはとても柔らかな印象があるのですが、ちかくで見るとその「柔らかさ」を引き立てるためにつよい「線」が繊細かつ緻密な心遣いのもと効果的に配されている奥行きを感じさせるものでした。作家の柏木さんもまたその作品のイメージ同様とてもすてきな方で、ぼくの中では作品の印象と作家さんの印象とが見事に重なりあう感じでした。
moiの空間にふわりとやさしい春の風を呼びこんでくれた今回の展示の終わりを待っていたかのように、まちには桜の花が咲きはじめました。春本番です。
先日こちらでご案内させていただいた「moiの旅講座*フィンランド」ですが、現在みなさまからの「案内希望メール」を受付中です。
すでにメールをいただいたみなさま、どうもありがとうございます。また、あたたかいメッセージを添えて下さったみなさまには、本来ならおひとりおひとりに返信を差し上げたいところなのですが、この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございます!
この「moiの旅講座*フィンランド」の詳細および申し込み開始のご案内は、来週早々にあらかじめメールをいただいたみなさんに優先的に一斉にお送りする予定です。お申し込みは、先着順・メールのみでの受け付けとさせていただきますので、この講座に関心をおもちのかたはぜひあらかじめ「案内希望メール」をお送りいただけますようお願い致します(万が一、早々に定員に達した場合には当店サイト、およびこちらのブログ等での「告知/募集」は行いません)。
なお、今回は「夏バージョン」ということで、お話の内容も「夏の旅」にスポットをあてたものになりますのでご了承ください。なお、「はじめてフィンランドを訪れる」という方にも理解しやすいよう、「入門」的な基本情報を多く含んだ内容となる予定です。
では、みなさまからの「案内希望メール」お待ちしております!お早めにどうぞ!
本日より24日[日]まで、moiではカクタミチコさんの作品展「a message from another cosmos 2005」を開催中です。
カクタさんは岩手県花巻市の出身、大学の被服学科を卒業後、ダネラ(Danella=デンマークの織物)教室を主宰するなどされていましたが、30代のときに「絵」と出会い、専念するようになったというプロフィールの持ち主です。現在は画家として都内のギャラリーで個展など開催するかたわら、イラストレーターとして雑誌などにも作品を提供されています。
── シンプルな要素による半抽象表現を追求している
というカクタさんの作品は、ヴィヴィッドな色彩感覚と立体的な構成から、ふとユーモアがこぼれおちるような独特の世界観を垣間みせてくれます。こうした雰囲気の作品の展示はmoiとしても初めてなので、きっと新鮮な印象をもたれることと思います。
みなさまのご来店、お待ちしております。
moiが贈るイベント「旅講座*フィンランド」。
おかげさまで、先だってお知らせしたぶんにつきましてはお申し込みが定員に達しましたため受付を終了いたしました。早々とお申し込みいただきましたみなさま、どうもありがとうございました。お申し込みいただきましたお客様には、こちらから確認のためメールにて受付完了のお知らせをさせていただいております。もし、申し込んだにもかかわらず確認のメールが届いていないという方がいらっしゃいましたら、お手数ですが至急ご一報ください。
なお、ご好評におこたえして下記の要領で新たに追加開講させていただくことが決定しました。すでに残席が少なくなっておりますので、ご興味をお持ちのかたはぜひお早めにmoiまでお問い合わせください。
──
◎ moiの旅講座*フィンランド[夏バージョン]
開催日:2005年6月7日[火][前編]・21日[火][後編] (全2回完結)
時 間:19時30分~21時(両日とも)
料 金:5,600円(税込み 2回分 コーヒーつき)
定 員:約10名
内 容:フィンランドへこれから行く、行ってみたいという方を対象に、はじめてのステイ、みじかいステイでも存分にフィンランドの旅を楽しんでいただけるよう、さまざまな基本情報やショップ、スポット情報、また現地でつかえるちょっとした「フィンランド語」などを伝授するレクチャーです。あわせて、moi店主からも「おすすめカフェ情報」などをご披露。北欧旅行のプランニングにぜひお役立てください。
なお、お問い合わせはメールにてどうぞ。折り返し、ご案内メールをお送りします。
カクタミチコさんの作品展「a message from anoher cosmos 2005」は、本日をもちまして無事終了いたしました。会期中ご来店くださったみなさま、どうもありがとうございました。
抽象なのだけれど、けっして無機的ではなくてどこか体温のぬくもりを感じさせるようなカクタさんの作品・・・まさに、そのお人柄が作品ににじみでているような印象を受けました。なお、カクタさんの作品はArt Addiction Medial Museumのサイトでもごらんいただくことができます。ぜひそちらもチェックしてみてください。
「旅講座*フィンランド」ですが、おかげさまをもちまして満席につき受付を終了いたしました。どうもありがとうございました。
なお、今後参加をご希望の方には日程等が決まり次第ご連絡させていただきます。連絡を希望される方は、メールにてその旨お知らせください。
よろしくお願いいたします。
きょうは、「旅講座*フィンランド」の記念すべき(?)第一回目でした。
フィンランドという国の位置や歴史にはじまり、国民性、それにサウナの入り方やヘルシンキの見どころなどが今回のテーマ。ぼくも「フィンランドのおすすめカフェ」などをご紹介させていただきました。けっきょく予定の一時間半をオーバーして、約二時間ほどになってしまったのですが、それでもまだまだ時間が足りないというのが正直なところ。後編となる次回は、より内容を絞り込んでコンパクトにお伝えできるようつとめたいところです。
「第一回」というのはだいたいいつもそうなのですが、なんとなくおたがい緊張してしまいますね。準備も想像以上に手こずったし・・・。でも、二回目となる次回はもっとリラックスしたものになることでしょう。練って練って、これからいいイベントに育ててゆきたいものです。
今月よりスタートした新企画「moiの旅講座*フィンランド」。きょうは、第一組の「後編」がありました。
今回は、ヘルシンキ以外の街を中心に夏のフィンランドのおすすめスポットへとご案内したあとで、ガイドブックではとりあげられていないような地元で人気のレストランのご紹介、ちょっと差のつく(?)「フィンランドみやげ」情報、そして街でよく目にするフィンランド語の説明やかんたんんなあいさつを中心とした「フィンランド語講座」などなど、またまた気づけば盛り沢山の内容になってしまいました。
また、途中には「案内人」よりフィンランドの「おいし~いキャンディー」がふるまわれるサービス(?)つき・・・。質問コーナーでは「スーパーマーケットでの買い物の仕方」といった具体的な内容の質問も飛び出すなど、参加者のみなさんの旅への「意気込み」(?)を感じることのできたひとときでした。
さて、moiでは現在、そんな「旅講座*フィンランド」の新規参加者を募集中です。ご興味をお持ちの方は、ぜひ下記までお問い合わせください。
◎ moiの旅講座*フィンランド〈全2回〉
日 程:前編:6/8[水] 後編:6/22[水]
時 間:両日とも 19時30分~21時予定
会 場:カフェmoi [JR・東京メトロ 荻窪駅]
参加費:5,600円(コーヒーつき/税込/2回分)
サッカー日本代表が「ドイツゆき」のチケットを手に入れたこの日、負けじとばかり(?)moiでは「旅講座*フィンランド」が開催されました。
参加者のみなさんにはメールやコメントでさまざまな感想をよせていただき、案内人ともどもとてもよろこんでおります。この「旅講座」、当初の予想を上回る反響をいただき、ここまでのところぜんぶで4クラス実施させていただいています。原則としてお話の内容は毎回おなじなのですが、それでも、参加者の顔ぶれにあわせてできるだけ満足度の高い内容になるようアタマを悩ませながら奮闘中です。
これまでフィンランドに行かれた経験のあるなし、近々行かれるご予定のあるなし、関心のある場所やモノ、コトなど、事前におしえていただいた「声」をもとに、内容を微調整しながら進めています。このあたりは、なんといっても「案内人」をつとめるみほこさんの手腕によるところが大きいです。また、みなさんからの「質問」にはできるだけていねいに、かつ具体的にお返事するよう心がけているつもりです。最初のうちちょっと緊張気味だったみなさんも、だんだん質問にも熱がこもってきて、テンポよくキャッチボールできるようになってきたところで無念の時間切れ!!!、いつもそんな感じの展開にじつはギリギリ歯ぎしりしたりしているのです。
見知らぬ土地で見知らぬ人々にかこまれて、当惑したり恥をかいたりしながらも、ちょっとずつその土地のリズムに慣れてゆく快感・・・旅の醍醐味というのはたぶんそんなところにあるのかな、と思います。でも残念なことに、ぼくらの旅はとても短い。欧米のひとのように一ヶ月かけてゆっくり旅する、悲しいかな、そんな過ごし方が許されないのがぼくら日本人です。でも、その国のことやひとびとのこと、じぶんが行きたい場所やぜひやってみたい物事など事前にすこしだけでも知っていることで、旅はずっと濃厚で印象深いものに変わるはず・・・この「旅講座」は、そんなふうな思いから誕生しました。
これからも、フィンランドを味わうひとにとっての「オードブル」、いやせめて「食前酒」くらいにはお役に立てればと願っています。
ことしも、店主みずから北欧でみつけた「おみやげ」の数々をご披露&販売させていただく一日限りのイベント「北欧みやげ市」を開催します。題して、「北欧みやげ市 2(カクシ)」。日用雑貨からヴィンテージまで、重量制限におびえつつ、反則ギリギリの手荷物を引きずりながら運んできた「おみやげ」の数々とともにmoiでみなさまのご来店をお待ちしております!
◎ 一日限りの~北欧みやげ市 2[カクシ]
日 時/7月24日[日] 14時より19時まで(ただし商品がなくなり次第終了)
会 場/moi(JR、東京メトロ「荻窪」より徒歩6分)
以下の注意事項をよくお読みください。
・当日は、お客様の状況次第で「整理券」を発行の上、入店制限させていただく場合があります。
ご入店までしばらくお待ちいただくケースもありますので、あらかじめご了承ください。
・当日はカフェ営業はお休みさせていただきます。
・お支払いは「現金」にてお願い致します(クレジットカード使用不可)。
・商品のラッピングについてはできかねます。あらかじめご了承ください。
・ヴィンテージ品につきましては、コンディションをご自身の目でよくご確認の上お求め下さい。お買い上げ後の、コンディションを理由とした返品はお受けできない場合もあります。
・ヴィンテージ品を中心に一点もの、また数の少ないものがほとんどとなります。売り切れの際にはご容赦ください。
なお、今回出品する商品のリストを作成しました。ご希望のお客様は、件名に「出品リスト希望」としるした空メールを下記までお送りください(23日夕方到着分まで)。折返しお送りいたします。
あす24日[日]は、イベント「北欧みやげ市」開催のためカフェ営業はお休みさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
なお、「北欧みやげ市」は14時から19時まで(品切れの際は閉店を繰り上げます)開催いたします。すでにお知らせしておりますとおり、万が一混雑が予測される場合には開店前に整理券を発行の上、10名程度ずつ時間差でご入店いただくこともかんがえています。その際は、あらかじめご了承ください。
天気予報によれば、あしたのお天気は曇りベースでしのぎやすい一日とのこと。日曜日の午後、散歩がてらぜひmoiで「宝探し」してみませんか?みなさんのお越しをお待ちしております!
ながらく引っぱってきました「北欧みやげ市」ですが、本日無事開催&終了いたしました。蒸し蒸しした曇り空の中、お越しいただいたたくさんのみなさまどうもありがとうございました!
予想通り、ヴィンテージ品については早い時間に売り切れてしまったものが大半でした。その他の雑貨類につきましてはまだ若干手元に残っているものもありますので、そちらはお店のほうにディスプレイしておきたいと思います。きょうお越しになれなかったかたは、ぜひそちらをチェックされてみてください。
北欧から連れ帰ったモノたちが、みなさんのくらしの中でこの先どんなふうに使われてゆくのか、そんな楽しい想像にかられながらきょう一日をすごさせていただきました。機会がありましたら、ぜひそんなこともまたmoiで聞かせていただければ、と思っています。
「moiの旅講座*フィンランド~秋・冬ヴァージョン」の開講が決定しました!
「moiの旅講座*フィンランド」は、《フィンランドを旅したい、そんなアナタにお贈りするスペシャルな講座》です。前回開講した「春・夏ヴァージョン」ではたくさんの方々にご参加いただき、ご好評いただきました。その後、フィンランドを旅されてきた参加者のみなさまからは、とても役立ったとの声を多数お寄せいただきうれしい限りです。
今回お届けする「秋・冬ヴァージョン」では、これからの季節フィンランドへの旅を予定されている方々を対象に、幻想的な冬のフィンランドへとみなさまをご案内いたします。もちろん、すぐに予定があるわけじゃないけれど「フィンランドがすごく気になるー」という方々のご参加も大歓迎です。
興味がある方は、ぜひお早めにお問い合わせください。
──
◎ moiの旅講座*フィンランド[秋・冬バージョン]
開催日:2005年10月7日[金][前編]
21日[金][後編] (全2回完結)
時 間:19時30分~21時(両日とも)
料 金:5,600円(税込み 2回分 コーヒーつき)
定 員:約10名
内 容:
フィンランドへこれから行く、行ってみたいという方を対象に、はじめてのステイ、みじかいステイでも存分にフィンランドの旅を楽しんでいただけるよう、さまざまな基本情報やショップ、スポット情報、また現地でつかえるちょっとした「フィンランド語」などを伝授するレクチャーです。
今回は特に、秋から冬にかけてぜひ行ってみたい「ラップランド」を重点的にご案内する予定です。いちどはオーロラも見てみたい、そんな方にもおすすめです。またmoi店主からは、「ヘルシンキのおすすめカフェMAP」などもさしあげます。北欧旅行のプランニングにぜひお役立てください。
なお、お問い合わせは件名に「旅講座案内希望」と明記の上、「空メール」をお送り下さい。折り返しご案内メールをお送りします。
フィンランドへの旅の「即戦力」といえば、来月ここmoiで開催されるイベント「旅講座*フィンランド」です。う~ん、どうしよう・・・とまだ迷っているアナタに、背中をどかどかプッシュするトピックをふたつ。
まずこの時期、フィンランド航空の正規料金が底値になります。11/15から12/15、1/1から2/16までのあいだならなんと最低8万円!でフィンランド(ヘルシンキ)へ行くことができます。もちろん直行便、最短でたったの9時間半のフライトです。
もうひとつは、つい先だってラップランドのイヴァロにオープンした注目のデザインミュージアム&ショップ「DESIGN HOUSE IDOLI」です。ハッリ・コスキネンら、現代のフィンランドを代表するデザイナーたちによる「ラップランド」からインスパイアされた作品が展示されているようです。巨匠タピオ・ヴィルッカラがこよなく愛したラップランドの地で、フィンランド・デザインを再発見する絶好のチャンスになりそうです。
ここまで読んでグッときたアナタ、この冬ラップランドへGO、ですよ。まずは、おかげさまで締め切り間近の「旅講座」でテンションを高めてゆきましょう!
みなさまのお申し込み、お待ちしております!
本日をもちまして、孔雀洞雑貨舗さんの『ワスレモノ設置展~Fragments Of Planet』は無事終了いたしました。会期中ご来店いただいたみなさま、どうもありがとうございました。また、満席でお入りいただけなかったみなさま、ゴメンナサイ。またのお越しをお待ちしております。
なお孔雀洞雑貨舗さんは、11月に「デザインフェスタ」、12月には経堂のROBA ROBA cafeさんでの企画展に登場予定とのこと。そちらも、ぜひおたのしみに!
ここmoiのオープン当初からあたためてきた企画が、ようやく陽の目をみることになりました。カフェの空間で、moiになじみの深い方々にフィンランドをはじめとする北欧のアートや文化について語っていただこうという、カジュアルなトークショーです。
今回お話をしていただくのは、moiの設計者でもある建築家の関本竜太(せきもとりょうた)さんです。関本さんは現在、みずから主宰するRIOTADESIGNで数多くの住宅建築を手がけるなど活躍中ですが、2000年にはアルヴァー・アールトの母校であるフィンランドのヘルシンキ工科大学へと建築留学、帰国後も「アルヴァー・アールトの住宅」東京展や「フィンランドカフェ」といったイベントに関わるなど、フィンランドとは切っても切れない関係にあります。
そんな関本さんが今回語ってくださるテーマは、「建築家アールトの30代」。パイミオのサナトリウム、ヴィープリの図書館、自邸、そしてマイレア邸など、大胆な発想と野心的な試みで数多くの「傑作」を世に送り出したアルヴァー・アールトの「30代」を、おなじく「30代」の関本さんが建築家の目線で、自身のフィンランド生活の体験などを織り交ぜつつ、わかりやすくお話ししてくださる予定です。ふるってご参加ください!
◎ トークカフェvol.1「建築家アールトの30代」
おはなし:関本竜太(建築家、「RIOTADESIGN」主宰)
日 時:10月12日[水] 19:30~21:00(予定)
会 場:moi(場所はウェブサイトをごらんください)
参 加 費:2,000円(税込み)
申込方法:メールにて受付。定員に達し次第終了させていただきます。ご了承ください。
参加をご希望の方は、「トークカフェ」参加希望と明記の上、メールにてお名前、お電話番号、参加人数をでお知らせください。お申し込みはお早めに!
10/2追記:おかげさまをもちまして、予定人数に達したため締め切りを終了させていただきます。なお、引き続き「参加希望のメール」を頂いた方につきましては、追加開催がある場合ご連絡させていただきます。追加開催につきましては、今後の動向を見つつ決定させていただきます。よろしくお願いいたします。
10/6追記:追加開催(10/19)が決定。お申し込み受付中です。くわしくはこちらをご覧下さい。受付人数が少なくなっていますので、お早めにお申し込みください(満席の際にはご了承ください)。
10/7追記:追加分10/19につきましても、受付を終了させていただきました。
先日ごあんないさせていただいたイベント、トークカフェ「建築家アールトの30代」は、おかげさまをもちまして早々に受付を終了させていただきましたが、今回新たに追加開催させていただくことが決定しましたのでお知らせいたします。
◎ トークカフェVol.1(追加)「建築家アールトの30代」
おはなし:関本竜太(建築家、「RIOTADESIGN」主宰)
日 時:2005年10月19日[水] 19時30分開演
会 場:moi(場所はウェブサイトでご確認ください)
参 加 費:2,000円(税込み)
申込方法:メールによる予約制。
なお、お問い合わせいただいた方から順番にご案内を差し上げている関係上、お早めにお申し込みいただかないと早々と満席になってしまう可能性がございますのでご注意ください。なお、満席の場合はご了承ください。
では、みなさまのご参加をお待ちしております!
10/7追記:おかげさまで定員に達しましたため、受付を終了させていただきました。どうもありがとうございます。
きょうは、イベント「moiの旅講座*フィンランド[秋冬vers.]」の「前編」が開催されました。参加してくださったのはぜんぶで10名。フィンランド経験者と未経験者との割合はちょうど半々、moiに来てくださったことのある方とはじめての方の割合も、ちょうど半々といったところでした。
今回の「旅講座」のテーマは、ずばりラップランド。まずは秋のラップランドのおすすめ、紅葉やベリー、きのこ狩りのお話、それにシラク大統領もびっくりな(?!)「フィンランドのおいしいたべもの」のお話などがありました。
ところで、こんな店をやっていながら何ですが、ぼくはいまだ冬のフィンランド、それにラップランドは未体験です。そもそもデザインや建築への関心からフィンランド好きになったもので、どうしてもあちらでも「街あるき」が中心の旅になってしまい、なかなか辿り着けないままここまできてしまったというのが実際のところです。だいたい、真冬のフィンランドじゃあまり歩き回れないですしね・・・。けれども、冬のラップランドでしか出会えない「色」なんて話をきいてしまうと、やっぱりフィンランドデザインの《原風景》を体感するためには絶対いちどは足を踏み入れるべき場所だな・・・と確信しました。
というわけで、よりくわしくラップランドのおすすめスポットが紹介される「後編」が、いまから楽しみな「旅講座」です。
・・・手前味噌ですいません。
三十にして立つ、などと言いますが、いったい「三十代のアールト」になにが起こったのか?
きょう開催されたイベント、トークカフェvol.1「建築家アールトの三十代」では、建築家の関本竜太さんをガイド役にお迎えして、見なれた「巨匠・アールト」とは異なる情熱的で野心に燃える「若きアールト」の魅力を存分に語っていただきました。
雑誌や本には登場しない「とっておきの話」を含め、建築家の視点で、しかもわかりやすく語られるアールト建築はなんとも表情豊かで、いますぐにでもフィンランドに飛んでいってこの目でつぶさに眺めてみたい、そんな気分にさせるものでした。
来週ご参加いただくみなさんは、ぜひお楽しみに!
あす、18時閉店です
建築家の関本竜太さん(RIOTADESIGN主宰)をお迎えして、先週に引き続き《建築家アールトの三十代》というテーマでお話しをしていただきました。参加してくださいましたみなさま、本当にありがとうございました!
とても乱暴に括ってしまえば、関本さんのお話はアールトの魂は細部に宿る、そんな内容だったと思います。そして、その「アールトらしさ」がもっとも際立っているのが、有名なパイミオのサナトリウムやマイレア邸を手がけた「三十代」だった、と。そしてまた、いまおなじ「三十代」の建築家として、野心にみちアグレッシブな態度で仕事と向き合っていたアールトに対して、関本さん自身つよいシンパシーを感じていることがその語り口から感じとることができました。
おまけコーナーでは、前回好評(?)だった「moiができるまでストーリー」がなつかしい写真とともに披露されました。エピソードのなかには、ぼくも知らなかったような内容のことがけっこう含まれていてびっくり。シンプルな空間をつくるために、moiもまた若きアールトの作品同様、じつは「細部」にとても気を配った空間なのです。 moiにいらしゃったら、ぜひそんなことをちょっと思い出して、ぐるりと見回してみてくださいね。
moiでは、「建築」に限らずさまざまなテーマでこんなトークイベントを続けていきたいとかんがえています。ちいさな発見がおおきな喜びにつながる、そんな体験をぜひみなさんと共有していきたいものです。
おなじみ、「moiの旅講座*フィンランド~秋冬ver.」の後編が開催されました。
フィンランドでアクティブに遊びたいのならぜひ「冬」に、ということで、犬ぞり、スノーモービル(スピード狂向けのスポットもあわせて)、クロカン、そして「氷海遊泳(!!)」などをスポットごとにご案内。コレをやってみたい!!!という方は、もうこれで迷いませんね。もちろん、そういうのはちょっと苦手かもという方にも、ラップランドの暮らしや歴史を知りたいという方におすすめの博物館「アルクティクム」や、「雪のホテル」、それにフィンランドのサンタクロースを見分ける方法なんて話をきくことができました。
ぼくはぜひ、秋にしかみることができないという七色のオーロラと出会ってみたいですね。あとはやはり、冬の光と色を体験してみたいです。
ところで「旅講座」をなんどか開催してみて思うのですが、前編ではまだ緊張気味で表情の硬い方々が、後編ではとてもリラックスしてお話しに耳傾けている姿はとてもいいものです。気持ちがすこしだけフィンランドに近づいたのかな、そんな気がします。参加者のおひとりが差し入れてくださったお手製のピパリ(北欧のスパイスクッキー)もこうばしく、あったかい一夜になりました。
ご参加くださったみなさまどうもありがとうございました! 旅の土産話、たのしみにしています!
あまり考えたくはないのだけれど、今年も残すところあと二ヶ月です。そしてその前には当然「クリスマス」もやってくるわけで。
今年こそあたふたせず穏やかにクリスマスを迎えたいという方、国立のWILL cafeで8日[火]からひらかれる「Yukiko Masuda クリスマスリース展」(~11/20(sun))に行かれてみてはいかがでしょう。
フラワーアーティストの増田由希子さんが、「すこしずつ拾いあつめた自然のカケラ」を使ってつくるすてきなクリスマスリースやオーナメントの数々。あったかい香り漂う優しい空間に、一足はやく手作りのちいさなクリスマスがやってきます。
会期中は、WILL cafe×増田由希子による"お菓子とオーナメントのコラボ作品"も登場予定とのこと。そろそろ気分をクリスマスモードに、なんて考え中の方、ぜひこの「クリスマスリース展」でいいスタートを切ってください。
なお会期中に限り「日曜日も営業」とのことですので、日頃なかなか訪れるチャンスがないという方もこの機会にどうぞ。場所、営業時間などはWILL cafeのWEBサイトをチェックされてみてください。
にぎやかに開催中の小野寺真理作品展『My Planet 2005』も折り返し地点、残すところあと一週間となりました。
自他ともに認めるゴリラ好きの小野寺さんですが、なんでも創作にあたっては「ゴリ神様」が降りてくるのだとか・・・は、はぁ・・・。たしかに、見事なゴリっぷり(?!)です。ゴリラの体のラインなどは、まさにゴリ好きにしか表現できないリアルさを感じます、ハイ。
というわけで、お時間のある方はぜひ「小野寺ワールド」で楽しんでいただきたいと思います。なお、週末の土曜、最終日となる日曜日は時間帯によって混雑が見込まれますので、ご都合のつくかたはゆっくりご覧いただける「平日」のご来店をおすすめします。
フィンランドへ行ったら誰もがかならず一度は立ち寄る場所といえば、フィンランドの郵便局「posti」。なんといっても、そこではちょっと気のきいた「おみやげ」の数々を手に入れることができます。なかでも一番人気なのは、やはり「切手」ではないでしょうか。
フィンランドは、その国の規模からすればちょっと考えられないほどの「切手天国」といえます。さまざまなデザインの美しい「切手」がほんとうにたくさん発行されていて、「切手」になんの興味のない人でも思わず手に取ってしまうほどです。先日、そんな話を「旅講座*フィンランド」でガイドを務めていただいたみほこさんとしていたところ、なんと、そのみほこさんが子供のころからの筋金入り(?)の「切手コレクター」であることが判明!当然「フィンランドの切手」もたくさんお持ちになられているとのことで、さっそく切手のデザインからフィンランドの文化や自然を読み解こうをテーマに、ここmoiでお話をしていただくことにしちゃいました。題して、
トークカフェvol.2「切手にみるフィンランド」
「かわいい」だとか「おしゃれ」だとか、ただぼんやりと眺めていた「切手」も、じつはフィンランドを理解するための恰好の手引きだったりするのですね。というわけで、フィンランド好きな方にも、はたまた切手好きの方にも楽しんでいただけるトークイベントです。
年末のせわしない時期ではありますが、ぜひみなさまのご参加お待ちしております!
◎ トークカフェvol.2「切手にみるフィンランド」
おはなし:上山美保子
※ みほこさんは、フィンランド語の通訳/翻訳やフィンランド語講師、その他フィンランド関係のお仕事に携わっていらっしゃる、いわば「フィンランド・ジェネラリスト」(!?)です。
日時:12月16日[金] 19:30~21:00(予定)
会場:moi(場所はウェブサイトをごらんください)
参加費:2,000円(税込み)
申込方法:メールにて受付。定員に達し次第終了させていただきます。ご了承ください。
参加をご希望の方は、「トークカフェ」参加希望と明記の上、メールにてお名前、お電話番号、参加人数をお知らせください。
受付はメール到着順となります。お申し込みはお早めに!
雪が降ってますよとお客様から教えられ、びっくり。初雪まで舞った東京は、寒い日曜日でした。
本日をもちまして、「moiでmoe展2005」は終了させていただきました。会期中ご来店いただきましたみなさま、どうもありがとうございました!この時期moeさんの展示を行うのは今回で3回目でしたが、毎年これが終わるとなぜかクリスマスを通り越し、はやくもココロは年の瀬モードに突入します。たぶん、moeちゃんのほのぼのとしたクリスマスカードが店から消え、いつものちょっと殺風景なmoiに戻ってしまうからなんでしょうね・・・。
年内での展示はこれにて終了、年明け1/17(tue)~22(sun)にはイラストレーター糸乃(しの)さんの個展が予定されています。ぜひお楽しみに!
イベント、moiのトークカフェvol.2「切手にみるフィンランド」が開催されました。年末の忙しいなか、時間を繰り合わせてかけつけてくれたみなさん、どうもありがとうございました!
動物や植物、人物はもちろん、食べ物や雑貨の類まで、ありとあらゆるものが「切手」になってしまうフィンランドという国にあらためてビックリです。しかも写実的なものからデザイン的なもの、遊び心あふれるものまで、見ているだけで十分楽しめるものばかり。さらにフィンランドのひとびとの嗜好やものの考え方までもが、そんな「切手」をつうじて伝わってくるような気がします。おみやげに買ったはいいけれど、ザラザラと未整理のまま放置されている「切手」をそろそろなんとかしなければ・・・そんな気分になったのでした。
今回、興味はあったのだけれども時間のやりくりがどうにもつかなくて・・・という方も、聞くところでは少なからずいらっしゃるようです。リクエストが多いようであれば、またあらためて時間をつくって開催できればと思っていますので、気になった方はぜひひと声かけてくださいね。
「サベン・ペ ウカロ工房のフィンランド展」というイベントがひらかれるそうです(3/23~28まで 神楽坂「ギャラリー坂」にて)。
サベン・ペウカロ工房は、大阪を拠点に「手で粘土をこねる自然の感覚とコンピュータを使った最新技術とが調和した作品づくり」にこだわり活動するアーティスト。大好きなフィンランドにちなみ、フィンランド語で「粘土の親指」という意味を持つ「saven peukalo」と名づけたのだそうです。
今回の展示は、発刊にむけて準備中の『anthro絵本1~フィンランド』の世界を映像や粘土で立体的に紹介するというもの。かれらのサイトでも一部紹介されているこの「絵本」では、粘土の人形と実際のフィンランドの風景写真などをミックスして独特の「サベンペウカロ・ワールド」が展開されています。
気になった方はぜひ、展示会場へ足を運ばれてみてはいかがでしょう?
物欲ならおさえられても、「マメ欲」(!?)だけはどうしたっておさえられない。気がつけば、カバンのなかはマメだらけ。コーヒー豆ではちきれそうなカバンをかつぎ、あたりにコーヒーの薫りを漂わせながら、京都の街を上ル下ル。そして、我にかえってふと思うことは、さて、このマメいったいどうしたものか?
こうして、「京都珈琲フェア」は唐突にはじまるのでした。
期間中は裏メニュー(?)として、ぼくが京都で出会ったおいしいコーヒーを3種類ご提供させていただきます。もちろん、数に限りがありますので売り切れ次第終了となります。ラインナップは、以下のとおり。
① 「SARASAかもがわ」さんのハウスブレンド 深煎り
② 「カフェ・ドゥ・ガウディ」さんのグアテマラSHB 中深煎り
③ 「六曜社地下店」さんのブレンド 中深煎り
各550円。なお、もともとじぶんで飲むつもりでセレクトしているため、すべて中深(の深め)~深煎りになっています。よって、しっかりした苦みのあるコーヒーをお好きな方におすすめです。なお、豆をお分けすることはできませんのでご了承ください。
春のひととき、しばし京都のコーヒーでほっこりと。
おかげさまをもちまして、第一回(?!)「京都珈琲フェア」は終了させていただきました。期間中ご来店いただきましたみなさま、どうもありがとうございました!
コーヒー豆というのは、かんがえてみれば「楽譜」のようなものかもしれません。おなじ「楽譜」を使っても、どうしてもそこに「演奏者」の解釈がはいってしまう。だから、原曲の魅力を存分に引き出すことのできる演奏者もいれば、反対にもてあましてしまう演奏者だっているでしょう。
今回登場したコーヒーは、どれもぼくが京都で口にして「おいしい」と感じたコーヒーばかりです。そんな魅力的な「原曲」をはたしてぼくがどれだけ上手に「演奏」できたかはさだかではありませんが、「楽曲」のよさをすこしでも多く伝えたい、そんな気持ちでたどたどしくも、いっしょうけんめい淹れていたといったところでしょうか。
すこしでも「原曲」の魅力がみなさんに伝わって、そうだ、京都行こうなんて気分になっていただけたならまさに本望、です。
カレリア地方の村に滞在し、現地のひとびとと交流しながら「森と湖の国」を濃く、そして深く体感できる旅。そのあらましは、先日こちらでご紹介したとおり。
急ですが、今回、この旅を主宰されている西尾さんをお招きして「旅の説明会」を開催させていただくことにしました。旅への参加を希望されている方はもちろん、「今回はちょっとムリだけど、いつかぜひ参加したい」とお考えの方、また、「フィンランドの村ではいったいどんなことが体験できるの?」という方の参加も大歓迎です。なごやかな雰囲気の中、西尾さんが村で学んできた本場の(?)「カレリア風パイ(ピーラッカ)」をいただきながら、いざカレリアへ!心の「荷造り」をはじめませんか?
◎ 説明会について
日時:5月4日(木・祝) 午前11時~正午まで
会場:moi [モイ]
JR、東京メトロ「荻窪」駅より徒歩6分
参加費:1,000円(西尾さんのピーラッカ&コーヒーつき)
みなさまのご参加をお待ちしております!
お客様で「森林インストラクター」の川澄さんから、ちょっとおもしろそうな「散歩の会」のお知らせをいただきました。都会の中で、「もう少しだけ、木を身近に感じてみたいひと」のためのカジュアルなお散歩会「木・連(MOKU・REN)」の第4回です。
今回のテーマは、「エゴノキの花を見よう!」、そして「葉っぱの見方」のふたつ。「どれだけ知っているかではなく、どれだけ面白いことを見つけられるか」という視点から、初夏の緑を歩きます。
なお今回お散歩する場所は、港区白金台にある「自然教育園」。そして「自然教育園」といえば、いま「北欧のスタイリッシュ・デザイン~フィンランドのアラビア窯」展を絶賛(?!)開催中の東京都庭園美術館のすぐおとなり。川澄さんによると現地解散も可ということですので、森をこよなく愛するフィンランド人の気分で軽いお散歩を楽しんだ後、庭園美術館で「アラビア展」を観る、なんてコースはいかがでしょう?なにか、「あたらしい発見」があるかもしれませんね。
詳細はつぎのとおり。とくに予約は不要ということですので、気が向いたらふらりと参加されてみてください!
◎ 木・連(MOKU・REN) 第4回
日 時 5月27日[土] 13時~15時くらい
散策場所 自然教育園(港区白金台)
集合時間 13時
集合場所 JR目黒駅「びゅうプラザ前」(改札口出てすぐの構内)
参加費 無料(ただし入園料300円が必要です)
予約 不要
雨天時 お茶をしながら、多少の座学をたのしみます
なお、このイベントについて質問等のある方は、moiまでご連絡ください。主宰の川澄さんのご連絡先をお知らせいたします。
イラストやショートアニメーションの制作をされている荻田宗明さんの「珈琲絵本展」がはじまりました(~18日マデ)。
昨今よく耳にする《ニート》というキーワードからインスピレーションを得た、長さ5メートル55センチにおよぶ巻物のような「絵本」を店内にて展示しています。また、彩色にあたっては、さまざまな質感をもつ紙にコーヒー液を落としそれをPCでスキャンして使用するなどユニークな試みがおこなわれています。
ぜひ、ご来店の折にはお楽しみいただければと思います。
以下は、荻田宗明さんによるコメントです:
ニート。
ちょっと問題を抱えた言葉ですよね。
でも、英語で‘品の良い’‘素敵な’という意味の‘neat’というニュアンスもあるかもしれません。その二つの異なる響きを、絵本と珈琲でつくった空間が荻窪のカフェにあります。
neatとニートが焙煎された絵本カフェへ、どうぞお越し下さい。
荻田宗明さんの「珈琲絵本展・Pathofeu blend in moi」は、本日をもちまして終了させていただきました。会期中ご来店いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。また、展示にあわせてコーヒーをつかったケーキやクッキーをご提供いただいた国立のWILL cafeさん、そして丁寧にローストされたコーヒー豆を届けてくださった徳島のアアルトコーヒーさんにもこの場を借りてお礼を申し上げさせていただきます。ありがとうございました!
一枚の静止したイラストの中に「動き」を予感させる荻田さんの作品、また斬新なアイデアの展示方法など、とても新鮮な印象を残してくれました。今後のご活躍に期待したいと思います。
ことしも「打ち水大作戦」がはじまりました。
こよみの上で「大暑」にあたるきょうは、各地で「全国いっせい打ち水」がおこなわれる予定でしたが、東京の空模様は「くもり」、また日本のあちらこちらで豪雨の被害がでているということもあり、「打ち水」を必要とはしない「打ち水大作戦」の初日となりました。
ただこの夏も、空模様とにらめっこしながらちょこちょこ「打ち水」に励みたいと思ってます。実際の効果よりも、「打ち水する」という行為そものになんともいえない清涼感があるんですよね。みなさんもぜひお試しください。
そうそう、きのうの記事でご紹介した上野桜木で開催中の展覧会「あたたかいフィンランド」に関連して、ひとつイベントがあるそうです。
いま、写真家としてこの展示に参加中のアリエッタ・カイラさんのご主人、パヌ・カイラさんによる講演会《日本とフィンランドの木造建築》です。
アリエッタさんのお話によると、パヌさんはオウル大学の教授で、おもに木造建築の修復・保存について研究をされているとのこと。そして、この春からは東京芸術大学でも教壇にも立たれているそうです(語学苦手なもので、ちょっと違ってたらごめんなさい)。ちなみに下の写真はパヌさんの著書、『ハウス・ドクター』というタイトルです。
講演会の日時は以下の通り。事前の申し込み等は不要、直接会場においでくださいとのことです。関心のある方、ぜひ参加されてみてはいかがでしょう。
◎ 講演会「日本とフィンランドの木造建築」
日 時/10月22日[日] 14時から
会 場/市田邸(上野桜木)
※「あたたかいフィンランド展」会場
講 師/パヌ・カイラ
参加費/無料
ことしも政府観光局主催のイベント、「Finland Cafe 2006」が11/1からはじまりました。そして、それと同時に表参道のスパイラルでは「finland collection フィンランド新進ファッションデザイナー展」がはじまります(11/13から19まで)。
イヴァナ・ヘルシンキ、ラストウェアー、ナオト・ニイドメら、フィンランドデザインの伝統―天然素材をつかったシンプルなもの―に実験的な要素をもちこむことで、従来の素材やカラーパターンの再構築を図ろうと試みる6組の若いフィンランド人ファッションデザイナーたちを紹介する展示です。会場構成は、ここmoiの設計者である関本竜太さん、常連のSさんも助っ人として参加するとかしないとか。ぜひ行かねば!
そしてさらに、15[水]まではおなじスパイラルのマーケットにて「和菓子展」が開催中。こちらは「和菓子」をテーマにしたアート展で、以前ここmoiで「パターンは踊る」展を開催していただいたグラフィックデザイナー柏木江里子さんも紙、布による小物で参加されています。あわせて行かねばっ!
というわけで、こちらふたつのイベントもどうぞお忘れなく。
あす6日[水]より10日[日]まで、西尾ひろ子さんによる展示
『フィンランドの香りと手作りの小物たち』展
がはじまります。フィンランドの布や織物による西尾さん手作りのトートバッグなどにくわえ、フィンランドと日本の作家によるあたたかい手作り雑貨を展示販売いたします(すべて一点ものにつき、売り切れの際にはご容赦ください)。また、あわせてカレリア地方ヴオニスラハティ村の子供たちが描いたかわいいクリスマスの絵も展示しております。
なお、会期中は相当な混雑が予想されます。万が一お席に余裕のない場合でも、展示のみご覧いただくこともできますので、何卒よろしくお願い致します。
また、今週は勝手ながらドリンク&スイーツのみの営業とさせていただきます。ただし、プッラ(フィンランド風シナモンロール)や期間限定メニューとしてカレリアパイもご用意(それぞれ数量限定)しておりますので、そちらのほうもお楽しみいただければと思います。
西尾ひろ子さんの個展、「フィンランドの香りと手作りの小物たち」がはじまりました。
フィンランドや日本の古布からつくられたオリジナルのトートバッグは、どれも西尾さんの愛着やこだわりが感じられる「一点もの」ならではのていねいな作り。それゆえ、お目当てのバッグを手に入れようと初日からたくさんのお客様にご来店いただいています。
また、西尾さんが毎年訪れているカレリア地方の村ヴオニスラフティの暮しぶりが垣間見れる地元アーティストによる織物やニット製品も同時に展示されています。ヴオニスラフティの小学生が描いたクリスマスの絵も必見。
この「フィンランドの香りと手作りの小物たち」は今週いっぱいの開催、週末は混雑が見込まれますのでお早めにどうぞ。
※なお、今週はドリンク&スイーツのみの営業となります。ご了承ください。
本日をもちまして、西尾ひろ子さんの展示『フィンランドの香りと手作りの小物たち』(別名「カレリア祭り」!?)は無事終了いたしました。会期中ご来店いただきましたみなさま、どうもありがとうございました!また、満席のためお入りいただけなかったお客様、ほんとうにゴメンナサイ!
この一週間の展示のため、西尾さんにはまさに「本場」の、いや、もしかしたら本場のよりもおいしいかもしれない「カレリアパイ」を特別に焼いてきていただいたのですが、終わってみればなんとその数
110個!!!
ほんとうにおつかれさまでした!でも、みなさんにピーラッカのおいしさを体感していただくことができ大満足です。機会がありましたら(これに懲りず)またよろしくお願いいたします。
たらこキューピーのような、はたまた「Hot Pepper」のキャラクターのような、フェルト製のトントゥfromカレリア。居残り組、です(あ、非売品ですのであしからず)。
北欧のひとびとはアートが大好き。街のちいさなギャラリーをのぞいてみると、若者からお年を召したご夫婦まで、さまざまなひとびとがまるで本やCDを買うような感じで絵画を買ってゆく光景に遭遇します。けっして高価な買い物をするわけではなく、どちらかというと手の出しやすいちいさな作品がよく売れるようです。冬の長い北欧ではどうしても家ですごす時間が長いので、そんな時間をより大切なひとときに変えるためのちょっとした「小道具」として、かれら北欧のひとびとにとって絵画はなくてはならないアイテムということなのかもしれません。
そんな北欧のひとびとにも人気の高いフィンランドのアーティスト、ヴィーヴィ・ケンパイネンの小品をあつめた展示が本日よりmoiではじまりました(~29日マデ)。
ヴィーヴィ・ケンパイネン「月とねこ」水彩 1997年
ヴィーヴィの作品の特徴はというと、やはりなんといってもその「色」。とりわけ、ノルディック・ブルーとでも名づけたくなるような透明感あふれる「青」のうつくしさには定評があります。今回はそんなヴィーヴィの作品のうちでも、プレゼント(出産祝いや新築・転居祝いなどで人気です)や自宅用としても飾りやすい比較的ちいさな作品ばかりをあつめてみました。
価格も、すべて水彩画の一点もので
額つき /10,000円~18,000円
額なし(シート)/5,000円~13,000円
と、たいへんお求めやすくなっています。ぜひご覧いただければと思います(展示をご覧になるだけのご利用も可能です)。
三軒茶屋の昭和女子大学オープンカレッジで、五回にわたり『小さなフィンランド・大きな魅力』というセミナーが開催されます。毎回テーマに沿ってその道のプロフェッショナルな方々が登場することになっていますが、2月10日[土]に開催される
第3回「フィンランド・デザイン」
には、ここmoiの設計者としておなじみの建築家関本竜太さんが登場します。関本さんには一昨年、ここmoiでも「アルヴァー・アールトの三十代」をテーマにお話ししていただいたのですが、建築家の視点からアールトの魅力をわかりやすく解説した内容はたいへん好評で充実したものでした。
今回は「建築家の目で見たフィンランドの造形美、その背景にあるライフスタイルを紹介」とのことで、建築にかぎらず、フィンランドのデザイン全般について幅広く、またフィンランドで実際に生活していた経験をふまえてさまざまなエピソードが聞けるはずです。フィンランドの建築やデザインをもっと身近に感じたいひと、この機会にぜひ参加されてみてはいかがでしょう。
このセミナーについてのくわしい情報、および参加のお申し込みは昭和女子大学オープンカレッジのサイトをごらんください。
開催が迫ってマス!
おなじみ、moiのカップ&ソーサーセット「eclipse」をデザインされた梅田弘樹サンの講演会が開催されます。梅田さんは七年間フィンランドでプロダクトデザイナーとして活動された後、おととし帰国。現在は東北工業大学で講師をつとめるとともに、プロダクトデザイナーとしても活躍されています。仙台在住で多忙を極める梅田サンの話をきくまたとない機会です。興味のある方はぜひ参加されてみてください!
◎ 講演会:フィンランドデザインの今~誠実な前衛
・講師/梅田弘樹(東北工業大学講師、プロダクトデザイナー)
・日時/2007年3月13日[火] 18時30分~21時30分(開場18時)
・会場/工学院大学28階第一会議室(JR新宿駅より徒歩5分)
・会費/1,500円 ※申し込み不要。
詳細はコチラ(北欧建築・デザイン協会)でご確認下さい。
山之内晶子さんの展示「Trees」は、本日をもちまして無事終了いたしました。会期中ご来場いただきましたみなさま、どうもありがとうございました!
余談ですが、山之内さんはこの四月から船橋のイケアの近くにある中学校で美術の先生になられるそうです。きっと、生徒さんから慕われる先生になられることでしょう。
昨日をもちまして、孔雀洞雑貨舗サンによる展示"Pointe"は無事終了いたしました。初日が延期されるアクシデントがありましたが、おかげさまでたくさんのお客様においでいただくことができました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
北欧をはじめとするアンティークやインテリア雑貨のバイヤーとして活躍されている田中さんが、一日限りの北欧雑貨の「蚤の市」を開催されます。
当日は、ストックホルムやヘルシンキのアンティーク見本市で買い付けたGustavsberg、Arabiaなどの北欧アンティーク陶器やムーミンヴィンテージなどの北欧雑貨の数々が展示・販売されるとのこと。また、あわせて私物、非売品のエアラインノベルティグッズの販売も予定されており、こちらの売上はUNICEFに寄付されるそうです。思わぬ掘り出し物と出会えるかもしれませんよ。お時間のある方は、散歩がてらぶらりと覗いてみてはいかがでしょう。
・日時:6月17日[日] 12時~18時
・会場:TRADE WING 神宮前サロン
くわしくはコチラ→◎ をごらんください。
きたる26日の日曜日、TRADE WINGさん主催のイベント「北欧マーケットin 神宮前~Finland ウィークエンドマーケット」がひらかれます。
今回は特に、フィンランドで買い付けられたムーミングッズが多数登場とのこと。前回を上回る人気となりそうです。まだまだ残暑も厳しいですが、お目当てのムーミングッズ&フィンランド雑貨を求めてお散歩されてみてはいかがでしょう?
くわしくは、TRADE WINGさんのサイトをチェックしてください。
スウェーデンの映画監督ロイ・アンダーソンの新作『愛おしき隣人』が、26日[土]より恵比寿ガーデンシネマにて公開されます。
これを記念してmoiでは明日19日[土]より、この『愛おしき隣人』をイメージしたオリジナルカクテル「ミッケ Micke」(800円)が登場します。
北欧では夏の到来を告げる味として人気の高いエルダーフラワーのシロップを辛口の白ワイン、炭酸水で割った爽やかなドリンクです。ちなみに「ミッケ」というのは、この映画に登場する少女があこがれるロックギタリストの名前。ロックギタリストに恋い焦がれる女の子の一途な思いをピンクペッパーのほろ苦さで表現してみました。ぜひ期間中お試し下さい!
なお、「ミッケ」は五月下旬までの提供を予定しております。
ご注意/こちらのドリンクは若干ですがアルコールを使用しております。アルコールの苦手な方、妊娠中の方はお気をつけ下さい。また、未成年の方にはご提供できませんのでご了承下さい。
先日お知らせした建築家関本竜太さんのトークイベントの詳細が決定いたしましたので、ご案内させていただきます。
関本竜太さんは1971年生まれ。国内の建築事務所での勤務を経て、2000年フィンランドのヘルシンキ工科大学に留学。帰国後の2002年に「リオタデザイン」を設立、現在に至っています。moiとのつながりでいえば、2000年に関本さんと知り合いヘルシンキで初めてお会いして以来、荻窪、そしてここ吉祥寺とmoiの空間デザインを一手に引き受けていただいています。
今回のイベントでは、「moiを語ることはフィンランドでの経験や生活を語ることとイコール」と言う関本さんに、moiを通してフィンランドの建築やデザインの魅力について(脱線を含め)楽しくお話ししていただく予定です。ぜひぜひふるってご参加下さい!
◎ トークカフェ『フィンランドからモイへ』
おはなし:関本竜太(建築家)
日 時:7月16日[水]19時30分~21時
会 場:moi[吉祥寺]
参 加 費:2,000円(1drinkつき)
申し込み:メールにて予約受付。
定員に達し次第受付を終了させていただきます。
参加を希望される方は、メールの件名に「トークカフェ」と明記の上、お名前、お電話番号、参加人数を記したメールをお送り下さい。折り返し予約確認のメールをお送り致します。
みなさまのご参加、心よりお待ちしております。
7/8追記 おかげさまをもちましてお申し込み人数に達しましたので、受付を締め切らせていただきました。ありがとうございました。
八月は通常の火曜日にくわえて、夏休みとして水曜日もお休みをいただいているmoiですが、きょうはイベント開催のため夜のみ営業させていただきました。以前よりご案内しているトークカフェ#03『切手で旅するフィンランド』です。
夜になってもいっこうに暑さが引かない鬱陶しい天気の中、今回もたくさんの方においでいただくことができました。足を運んでくださったみなさま、どうもありがとうございます!
イベントはフィンランドの四季をさまざまな切手デザインをとおして辿ってゆくような内容で、歴史的なお話からフィンランドのひとびとの意外な一面まで、上山美保子さんのわかりやすいお話でご紹介していきました。背景にあるストーリーを知ることで、一枚一枚の切手の図案が愛おしく感じられるような、そんなお話になっていたのではないでしょうか?
なお、来週の水曜日20日開催分につきましてはまだ若干の空きがございます。ぜひ参加されたいという方は、お早めにお申し込みいただければと思います。どうぞよろしくお願い致します!
トークカフェ『切手で旅するフィンランド』。おかげさまで8/13分は受付終了しましたが、追加開催が決定致しましたのでご案内させていただきます。なお、内容は13日と同じです。
フィンランドといえば、じつは知るひとぞ知る切手天国。ヘルシンキ中央郵便局のミュージアムで、その多様な切手デザインの世界に魅了されたひとも少なくないはず。そして、その一枚一枚の愛らしい図柄の数々はまた、フィンランドのひとびとの暮らしや文化を知る重要な手がかりでもあります。
今回は、フィンランドの子供たちに大人気の『フーさん』シリーズの翻訳家で、自身切手コレクターでもある上山美保子さんをお迎えし、切手を道しるべにしたフィンランドの旅へとご案内いたします。
参加方法については下記の通り、どうぞふるってご参加下さい!
◎ トークカフェ『切手で旅するフィンランド』
おはなし:上山美保子(翻訳家/通訳/語学学校講師)
日 時:8月20日[水]19時30分~21時
※13日分は受付終了いたしました。
会 場:moi[吉祥寺]
参 加 費:2,000円(おみやげつき)
申し込み:メールにて予約受付。定員に達し次第受付を終了させていただきます。
おかげさまをもちまして、無事終了致しました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
きょうは、遅い夏休みで徳島から上京中のアアルトコーヒーの庄野さんが、忙しい合間をぬって顔を出してくださいました。
のんびりと過ごされるのかと思いきや働き者の庄野さんのこと、そうはゆかない様子。というわけで、
OKAZ DESIGN(オカズデザイン)さんのアトリエ「カモシカ」でひらかれている手作り靴屋uzura(うずら)さんの展示会「うずらまめ」にあわせて、あす月曜日、あさって火曜日の二日間「喫茶イベント」でコーヒーを淹れるとのこと。佐々木美穂さんのイラストによるオリジナルコーヒー缶の販売もあるそうなので、お時間のある方はぜひ遊びにいらしてはいかがでしょう。庄野さんとお話しできるめったにないチャンスですヨ。
吉祥寺の街ではあす四日から十三日[月祝]まで、第十回「吉祥寺アニメワンダーランド」というイベントが開催されます。今回はとくに、生誕二十五周年をむかえる「北斗の拳」、そしておなじみのロシアのアニメーション「チェブラーシカ」を中心に会期中さまざまなイベントが開催されます。
moiでも、協賛企画として(おとなりの国ではありますが)期間中特別限定メニューを提供させていただくこととなりました。名づけて、
チェブのおやつセット
まずは、遠い国からオレンジの木箱に入ってやってきたというエピソードにちなんで、オレンジのシロップ煮入り紅茶。濃いめの紅茶に無農薬のオレンジを厚めの輪切りにしてじっくり煮込んだものが入っています。もちろん皮までまるごと食べられます。
そして、WILL cafeの来栖さんにまたまた無茶を言ってつくっていただいた特製チェブクッキー!チェブラーシカのライセンスを所有している会社のチェックをクリアしたお墨付き(?)です。
こちらのセットは、会期中一日15セット限定でお召し上がりいただけます(売り切れの際はご容赦ください)。950 円。ちなみにチェブラーシカ、フィンランドではMuksis(ムクシス)というのだそうです。
ご来店お待ちしております。
いま、渋谷の青山学院大学にほどちかい雑貨店オルネ ド フォイユで、『京都〇七五 第二号』の発刊を記念したイベント「COFFEE FESTIVAL 2008」がひらかれています。
イベントでは、コーヒーにかんするさまざまなグッズや焼き菓子をはじめ日本各地の有名コーヒー店からお取り寄せしたスペシャルなコーヒー豆の販売もされています。ラインナップは、森彦(札幌)、コーヒーカジタ(名古屋)、オオヤコーヒ焙煎所(京都)、そして我らがアアルトコーヒー(徳島)という豪華なもの。そして今週末の三連休には、なんとオオヤコーヒ焙煎所がご自慢の「屋台」でオルネドフォイユに登場!三日間限定で直々にコーヒーを淹れてくれるそうです。これはなかなかないチャンスですね。
さらにさらに、会期中店内ではモイのスタッフとしても活躍してくれているイラストレーター日置由香さんによる作品展「コーヒーとくらし」も同時開催されています。
切り絵やシンプルな線画のひとつひとつから、日置さんのコーヒーへの愛情や日々の暮らしへの思いがゆっくり香るように立ちのぼってくるすてきな作品ばかりです。ぜひぜひご覧ください。余談ですが、作品にはモイで日々使われているコーヒーの器具たちや、ときには店主も、ちらっとモデルとして登場しております・・・。
今月、三十日[日]までの開催です。
出張します(ただしmoiの定休日に2日間だけですが)。
2/19[木]から3/3[火]まで、千葉のインテリアショップ「TIMBER YARD(ティンバーヤード)」さんで「Scandinavia vol.4」というイベントがおこなわれます。会期中は店内にて、北欧の子供たちに人気の絵本やモビール、おもちゃなどが紹介されるほか、編み物教室やARBIAやGUSTAVSBERGのセカンドハンド品の入荷なども予定されているとのこと。
そしてさらに、
会期中の火曜日2/24と3/3の2回店内の仮設カフェペースにて、ティンバーヤードさんでも人気のアアルトコーヒーさんの豆を使ってぼくがコーヒーを淹れさせていただきます。
お飲みいただけるのは中深煎りのアアルトブレンド、それにいつもmoiで淹れている深煎りのアルヴァーブレンドの二種類です。
当日はただコーヒーを淹れるだけでなく、明るく広々としたティンバーヤードさんの店内で↓の画像のカフェのような感じで、北欧好きの方々との会話なども楽しみながらゆったりとした気分で過ごせたらと思っています。
平日の昼間ではありますが、千葉方面のみなさんをはじめ、ぜひぜひ当日たくさんの方々にご来場いただければと思っております。
なお、くわしくはTIMBER YARDさんのWEBサイトをご覧下さい。ちなみにTIMBER YARDさんの店内には神戸のカフェ「MOTHER MOON CAFE」さんも併設されているのでお食事などもお楽しみいただけますよ。
千葉のインテリアショップTIMBER YARD(ティンバーヤード)さんで開催中のイベント「Scandinavia vol.004」でコーヒーを淹れてきました。
JR稲毛駅からタクシーにのって、たどりついたそこは東京湾にもほど近い倉庫街。しかも天気はあいにくの曇り空(夕刻からは雨も降り出して)と、ほんとうにお客様は来るのだろうか?とやや心細くなりながらのスタートでしたが、開店と同時にお子様連れのお母さんや近隣の方々などが集まってきてくださいました。なかにはご実家がこの近くという荻窪時代からの常連さんやmoiにもお越し頂いたことのある千葉在住のお客様など、なじみのある方々も何人かいらっしゃって下さりとてもうれしかったです。
ショップは倉庫を改装したようなつくりになっていて、1階はマリメッコやイーッタラ、スウェーデンやデンマークのテキスタイルや玩具といった雑貨が所狭しと並ぶ、北欧雑貨が好きなひとにはたまらない空間です。いっぽうコーヒーを淹れていた2階のスペースは家具を中心にしたスペースで、デンマーク製の柔らかなあかりの下、手触りのいい木のダイニングセットに腰掛けてコーヒーで一息ついていただけるようになっていました。ぼくもしばらくこのダイニングセットに座らせていただいたのですが、その心地よさといったらもう最高で、欲を言えばこれで暖かい日差しがあったなら、などと考えながらコーヒーを淹れていたのでした。
スタッフのみなさんもとてもあたたかい雰囲気で、そのせいかお客様も心なしか笑顔の方が多かったような気がします。おかげでこちらも気持ちよくコーヒーを淹れることができました。
次回も、
3/3[火] 10:30~夕方まで
TIMBER YARDさんにお邪魔させていただく予定ですので、ぜひお近くの方は遊びにいらしてください。お待ちしております!
来月、3/15[日]夕刻よりイベントをおこないます。
「フィンランドのカフェ」や「フィンランド人とコーヒー」といったテーマでお送りするトークイベントなのですが、今回、ワタクシmoi店主こと岩間がお話しさせていただくことになりました。
なんでこんなことになっちゃったかと言いますと、、、
じつは、ふだんから人前で話すような機会はできるかぎり避けてきたのですが(理由は、ぼくが出演したラジオ番組を耳にされた方かならきっと想像つきますよね)、フィンランドの紅茶「NORDQVIST」を日本に紹介し、また北欧買い付けツアーなども実施されているTRADE WINGの田中裕美子さんから「北欧カフェのマスターの口から、フィンランドのコーヒーやカフェについて直に聞きたいと思ってる人がきっといるはず」とおだてられ(?)、それでも躊躇しているとついに痺れを切らして「じゃあ、わたしがインタビュアーやりますからっ」と、みずから「進行役」まで買って出ていただいた手前さすがに逃げられなくなった(?)、というのが真相。
とはいえ、決まったからには
カフェのマスター視点でみたフィンランドのカフェやフィンランド人にとってのコーヒーについて、またそれがどんなかたちでいまのmoiに反映されているか
といったことなど、この機会に知っていただければなあと思ってます。もちろん、今回の結果いかんではこれが最初で最後(笑)になるかもしれませんが・・・。
なお、最新のヘルシンキ事情やおすすめスポットについては裕美子さんがみなさんの質問にビシッと答えてくれることと思いますので、これからフィンランドへの旅行を計画しているという方もぜひふるってご参加ください!
◎ moi店主によるフィンランドのコーヒー&カフェ座談会
・日 時:2009年3月15日[日]18:00~19:30
・会 場:moi(吉祥寺)
・入場料:2,500円
(NORDQVISTアロマティー+シナモンンロール付き)
・出 演:岩間洋介(moi)
田中裕美子(きき手、TRADE WING)
※フィンランドのカフェのお話ということで、今回はフィンランドでも人気のアロマティーとシナモンロールを召し上がっていただく予定です。ちなみにシナモンロールは、ひろ子さんによるカレリア地方仕込みの本場の味(?!)となっています。お楽しみに。
photo ©Yumico
千葉市のインテリアショップ、「TIMBER YARD(ティンバーヤード)」さんで開催中のイベントScandinavia vol.4もいよいよ明日が最終日です。
そして明日も、2Fのスペースではモイが出張してコーヒーを淹れております。
天気予報では、いまのところ先週同様「くもり のち 雨」といったあまりうれしくない予報が出ていますが、千葉周辺の北欧好きのみなさま、ぜひぜひご来店をお待ちしております!
ちなみにぼくは午前10時半の開店から夕方くらいまで会場におりますので、どうぞよろしくお願い致します!
きょうもイベントScandinavia vol.4の会場でコーヒーを淹れるため、千葉市のインテリアショップ「TIMBER YARD(ティンバーヤード)」さんにお邪魔してきました。
今日こそ晴れてほしいっっっ
という願いもむなしく、空はあいにくの曇り空。しかも夜には雪まで降り出す始末でイベントにはいまひとつのコンディションではありましたが、こちらは前回同様とても気持ちよくコーヒーを淹れさせていただきました。
お客様も2週連続でご来店いただいた方や、荻窪時代にお越し頂いたことのあるお客様が偶然ご来店されたりと、うれしいこともちょこちょこありました。
また、ふだんはなかなかお目にかかれない北欧つながりの方々にもお会いすることができました。鎌倉で北欧雑貨を扱う店「krone(クローネ)」のオーナーさんや、渋谷で北欧のヴィンテージを扱う店「haluta(旧ComaGoma)」を経営するTRAFFICのNさんなど。
ところでなにを隠そう、この日はぼくの誕生日でもありました。
というわけで、行きがけにお手伝いで同行してくれた元スタッフより超高級(?)コショウのプレゼント。もちろん、ぼくが無類のコショウジャンキー、ひと呼んでペッパー警部(!?)であるのを知ってのこと。そしてイベント終了後にはサプライズで、ティンバーヤードのスタッフのみなさん(全員とてもすてきな女性ばかり)より千葉のおいしい~ごま油をプレゼントしていただきました。ちなみにぼくは、マヨラーならぬごまアブラーでもあるのです。アブラー(ものすごくいやな響きだ)であることはもちろん、誕生日のことすら話していなかったのになぜわかったのだろう・・・。それにしたってコショウとごま油、ブラピとアンジェリーナ・ジョリーにも匹敵するBIGカップルである。
さらに帰りには、稲毛在住で「Kortti」のほうでお世話になっているさおりさんのご自宅にお邪魔して、おいしい焼き菓子とアップルティーまでごちそうになってしまった。しかもお土産つき。
帰りの車中で元スタッフが云うには、
わたしが言うことじゃないですが、いわまさん、こんなにちやほやされる誕生日、きっと後にも先にもこれが最後ですよ。
たしかに。こんなに甘やかされて、オレ死んじゃうんだろうか?
いやいや、でも、だからって、
キミに言われたくはないよっ!
降りしきる雪の中、苦々しい思いで荷物を引きずって帰ったのだった(←ウソ、むしろほくほくです。スイマセン)。
きょうは、閉店後「フィンランドのコーヒー、そしてカフェのお話」というテーマでお話しさせていただきました。ご来場いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
TRADEWINGのYumicoさんによる巧みなリードがあったとはいえ、自分が日ごろ感じていることや考えていることを、言葉を介して的確に伝えることの難しさをあらためて痛感したひとときでもありました。恥ずかしいことを思い出してついつい声が出てしまう、そんなことがよくありますが、きょうは家に戻ってからひとり「あ"ー」とか「うげぇ」とか叫んでは家の者に不審がられておりました(苦笑)。
ただ、そんなヘタクソなりに伝えたかったこと。それは、ぼくにとってmoiの《原点》はやはりフィンランドのカフェに流れるあの「時間」なのであって(デザインでもコーヒーの味でもなく)、そんなコーヒーカップ一杯分の豊かな「時間」をみなさんと共有したくてこの場所をつくったのだということ。なので、それがなんとなく、少しでも感じていただけたのならとてもうれしく思います。
ところで、いままで日頃お世話になっている方々を引っ張り出してはトークイベントなどやってきましたが、今回初めて自分が前に出てしゃべることで見えたもの、というのもありました。
たとえば、みなさん終わった後に参加されたお客様の感想をけっこう気にされるのですね。「なんか感想とか聞きましたか?」とか「だいじょぶでした?」とか・・・。いままでは、ぜんぜん大丈夫、面白かったですよーとかふつうに答えながらも、なんでそんなに気になるのだろう?なんて思っていたのですが、いざ自分がやってみると
気になる。たしかに気になる~
というわけで、これからはもっと他人にやさしくなろうと心に決めました・・・
それにしても、お話は一時間くらいの見込みだったのですが、ああ、しまった一時間半くらいしゃべっちゃったよ~と思って時計をみたら、なんと二時間でした・・・ほんとスイマセン。今年はひさびさに六月にフィンランドに行ってこようと思っているので、またあらためて情報を仕入れ、チャンスがありましたらよりヴァージョンアップしてみなさんにお伝えできればいいなと考えています。
ありがとうございました!!!
あらかじめ詳細をお知らせすることができず申し訳なかったのですが、本日は閉店後に日ごろから大変お世話になっている「aalto coffee」の庄野雄治さんを徳島からお迎えし「コーヒーの淹れかた教室」を開催しました。
今回は急きょ決定したため月曜日の夜にたった一回、しかもぜんぶで十名ほどの参加者しか受け付けられなかったこともあり、ほとんどの参加者は日ごろからモイによく足を運んでいただいていたり、あるいはコーヒー豆をコンスタントに購入していただいたりしてくださっている方々の中から、さらにタイミングよくご来店くださった方々に直接お声をかけさせていただきました。言ってみればラッキーガール&ラッキーボーイたちですね。
コーヒーはあくまで日常の飲み物なのだから、おいしくて新鮮なコーヒーができるだけ安く手に入った方がいい。そして当然、誰でも自分の家で、しかもできるだけかんたんにおいしいコーヒーを淹れられた方がいい。
かいつまんで言ってしまえば、庄野さんの仕事人としての「ツボ」はつねにそこにあるのだと思うのです。だからコーヒーの淹れかたにしても細かい理屈を並べ立てるのではなく、あくまでシンプルに、かつ実践的であることにこだわっています。そして、結果できあがるコーヒーの味もさらさらと柔らかく、ほのかに甘く、「毎日、何杯でも飲めるコーヒー」をめざす庄野さんの方向性を見事に体現しているのでした。
また、みんなで淹れたコーヒーがどれもひとつひとつ、まるでそれぞれの「ひと」を表しているかのように少しずつ変わっているのを楽しげに自分の舌で確認している参加者の方々の表情がとても印象的でもありました。
最後には、ものぐさ向けに?大胆かつ原始的な抽出方法を披露。究極のアールトイズム、ここに見たりといった感じでしょうか?
ゴールデンウィークの予定はもうお決まりですか?まだの方、いっしょにmoiで映画を観ませんか?
5/5[火祝]、6[水祝]の二日間、moiでは初めての試みとしてキノ・イグルーさんとのコラボレーションにより映画の上映会「ISO ROBA」をおこないます!
そして、せっかくmoiで観ていただくのだからとセレクトしたのは、北欧フィンランドが生んだ世界的な映画監督(&キノ・イグルーの名付け親でもある)アキ・カウリスマキの長編第2作
『カラマリユニオン』
15人の「フランク」がヘルシンキを舞台に繰り広げる史上最短距離の(?)ロードムーヴィーです。正直ちょっと、いや、かなりマニアックな作品ですが、なにをかくそう、ぼく自身アキ・カウリスマキ監督の映画の中でもとりわけ大好きな作品なのです。理由は、
その1 フィンランド好きにはたまらないオール・ヘルシンキ・ロケ!
その2 ときにヌーヴェルヴァーグを思い出させるスタイリッシュな映像、そして音楽!
その3 青い!驚くほどに饒舌!まさにロケンロー!
荒削りながらも、近年の作品にはないパワーを感じさせてくれる作品、みなさんといっしょに観ることができましたらとてもうれしいです。ぜひふるってご参加ください!お待ちしております!!!
◎ シネクラブ「ISO ROBA」
日時: 5/5(火・祝),5/6(水・祝)
各日 ①15:00~/②18:00~(各回15名限定です)
会場: 吉祥寺 moi
4/28追記 おかげさまをもちまして、すべての回につきまして「満席」となりました。どうもありがとうございました。
きょうと明日カフェはお休み。イベントで映画上映会をおこないます。
五月に似合う音楽といえば、チェット・ベイカー、そしてシューベルト。
五月が孕む不穏さについては、ずいぶん前になるけれど、その名もずばり『五月のミル』という映画について書いたときにも触れたとおり。そして不穏さはまた、シューベルトの書く音楽につねにつきまとう影のようなものでもある。
ここ最近よく聴くのは、ちいさなイ長調のソナタ。パウル・バドゥラ=スコダというピアニストが録音した1958年の演奏で。バドゥラ=スコダの、いっさいのケレンを排した演奏は一見したところ幸福な感覚にあふれたこの曲の、しかしところどころで顔をのぞかせる不安な翳りをむしろ無造作にあぶりだしてしまう。
第一楽章のバドゥラ=スコダはかなり速い。早足でスタスタと、それはいかなる感傷とも無縁のいかにも若者らしい歩みである。なんたって、この曲を書いたときのシューベルトはまだ二十二歳なのだ。こうこなくっちゃ、と思わせる。とはいえ、そのわずか九年後に三十一歳で(村上春樹の表現を借りれば)「消え入るように死んでしまった」のを知っているぼくらからすれば、そんなに生き急がなくてもいいのにとむしろ切ない気分にもなる。
わずか四分弱の第二楽章。すでにこのひとの魂はこの地上にはない。二十二歳の若者の身にいったいなにが起こったのか? その静けさとは裏腹に、ひどく聴くものを不安にさせる音楽である。
夢からはっと覚めるように、まるでもうなにも覚えていないかのようなあっけらかんとした顔で第三楽章は開始する。寄せては返す波のようになんども繰り返しあらわれる可憐なテーマはちょっとショパンにも通じるような気もするが、大輪のバラの花を思わせるショパンとはちがって、シューベルトの場合はほのかな香りのちいさな白い花をブーケにしたような感じ、表情が素朴で人懐っこいのだ。途中あらわれるワルツでのバドゥラ=スコダの脱力ぶりはもう見事としか言いようがない。こういう絶妙な間合いは、やっぱり彼がウィーンっ子だからこそ出せる味なんだろうか。
おなじ「アレグロ」でもふつうよりかなり飛ばしていた第一楽章とはちがって、最後の楽章でのバドゥラ=スコダはむしろ一貫して安全運転に徹しているような印象をあたえる。が、それがかえって危うさのようなものを感じさせるのは、すこし強い風にあおられでもしようものならすぐさま吹き飛ばされてしまいそうな頼りなさを感じさせるからじゃないだろうか。ここから引きはがされて、どこかに持っていかれそうになるのだ。
五月にシューベルトを聴きたくなるのは、この時期、新緑があまりにも無神経にその若々しさを誇っているせいなのだと思う、なんて書くとじぶんがものすごく年寄りになってしまったみたい。
きのう、そしてきょうは、Kino Igluさんといっしょにシネクラブ「Iso-Roba」というタイトルで映画上映会をおこないました。あいにくの天気の中(ある意味、今回の作品にはふさわしい!?)、ご来場いただいたみなさんありがとうございました!!!
「カラマリユニオン」という映画は、アキ・カウリスマキ監督の数ある作品の中でも独特のテンションをもった異色作なので、上映後のみなさんの「?」という表情がとても印象的(笑)でした。ストーリーを追うよりは、ヌーヴェルバーグの映画を楽しむようにむしろ直観的に接したほうが入り込みやすい作品かもしれません。ヘルシンキが舞台とはいえ、「かもめ食堂」の世界を想像していた方には、・・・。
上映後はKino Iglu有坂サンと、店内に充満したビミョーな空気にやや気圧されながらのミニトーク。アキ・カウリスマキ監督と「Kino Iglu」のおふたりとの隠されたエピソードなども披露されました。トークの後は心持ち店内の空気もなごみ、ひと安心(笑)。
帰りがけには次回の予定を尋ねてくださるお客様もいらっしゃったりして、「Kino Iglu」のおふたりとも次回の開催を約束してお開きとなりました。今回予定が合わずに参加できなかった方、次回はぜひお待ちしております!
フィンランドで「もっとも美しい本」賞を受賞した『フィンランド・森の精霊と旅をする』日本語版の刊行を記念してトークイベントをおこないます。
しばしば「森の民」とも呼ばれるフィンランドの人々。
森に生き、というよりは森とともに生きてきた、そんな表現こそがふさわしいフィンランド人の「心性」を美しい写真によってぼくらに伝えてくれる、リトヴァ・コヴァライネンとサンニ・セッポによる『Puiden Kansa』(英題『Tree People』)。その日本語版となる『フィンランド・森の精霊と旅をする』がこのたび刊行されました(本日5/13発売です)。
数々の幻想的な森の写真とともに、この本ではフィンランド人と森にまつわる興味深い「エピソード」が披露されています。たとえば、家族の死を悼み、死者のイニシャルと生没年を松の幹に刻む「カルシッコ」と呼ばれる儀式や、「森の王」としての「熊」の存在など。森はフィンランド人の想像力の源であり、そこからたとえば「ムーミン」の物語が紡がれてきたこともこの本を眺めているとよく理解できるように思われます。
そしておそらく、勘のよい方はもうお気づきかもしれませんが、以前NHKで放映された番組「世界里山紀行 フィンランド 森・妖精との対話」の原点となったのがじつはこの写真集なのです。
今回のイベントでは、この「世界里山紀行 フィンランド」のディレクター&プロデューサーであり、『フィンランド・森の精霊と旅をする』の訳者でもある柴田昌平さんをお迎えし、フィンランド人と森について、また取材中のエピソードなど織り交ぜながらお話しいただきます。お話にあわせて、フィンランドの映像などもご覧いただければと思っています。なお、きき手にはこの本の監修をつとめたおなじみ、上山美保子さんにご登場いただく予定です。
ぜひふるってご参加下さい!
日 時 2009年5月27日[水]19時30分より(終演21:30予定)
会 場 吉祥寺 moi[カフェモイ]
お話し 柴田昌平(映画監督,プロダクション・エイシア代表)
参加費 3,000円
この参加費には、ワンドリンク、およびリトヴァ・コヴァライネン/サンニ・セッポ著『フィンランド・森の精霊と旅をする』(定価1,890円)が含まれます。
すでに書店等でお求めの方は、受付の際に本書をご提示いただけましたら1,200円とさせていただきます。
5/21追記 おかげさまをもちまして、受付は終了させていただきました。どうもありがとうございました。
昨夜は、先日ご案内したとおり『フィンランド 森の精霊と旅をする』日本語版の刊行を記念してトークイベントをおこないました。ご来場くださったみなさま、あらためましてありがとうございました!
前半ではフィンランドの森を感じていただけるような映像をご覧いただき、後半ではこの本の訳者であり、またすっかりこの本の世界に引き込まれて自費出版までしてしまった映画監督・柴田昌平さん、そして監修をつとめた上山美保子さんのおふたりに、この本との出会いや柴田さんが制作されたNHKの番組「世界里山紀行~フィンランド」撮影時の印象的なエピソードの数々など披露していただきました。
ぼくはバックヤードでおふたりのトークに耳傾けていたのですが、フィンランド人と森についてとても深いお話を聞くことができたととても満足しています。
かんたんに説明するのは難しいのですが、たとえばぼくが「森」という言葉を発するとき、それはとても抽象的なイメージで語っていると思うのです。けれども、柴田さんがフィンランドで出会ったひとびと、農夫であったり熊撃ちであったり木こりであったり、はたぶん全然ちがうのですね。彼らにとって「森」とはとても具体的なあの森のことであって、それはやはり具体的なこの松やそのトウヒの木、あのクマやフクロウからできている特定の「場」のことなのです。だから当然、彼らが発する「森」という言葉にはそうした木々や動物と彼らとのあいだに培われた「関係」、彼らと共に過ごした時間の蓄積が含まれているので、彼らに対し「森」について尋ねることはとてもプライヴェートな質問であり、場合によっては彼らの世界に土足で踏み込むような行為をも意味するのです。
柴田さんは、おそらく現地のひとびととのやりとりの中でそうしたことを少しずつ理解することになったのではないでしょうか? 腰をすえて彼らの世界に、森に身を置き、耳を澄まし、その世界を構成するひとつひとつと「あいさつ」を交わすことで、その世界を「理解」していったのだと感じました。この本『フィンランド 森の精霊と旅をする』や柴田さんの『世界里山紀行』は、その意味で森とフィンランド人についてとても深い部分で理解したうえで紹介されたとても貴重な記録です。
とはいえ、フィンランド人のすべてがすべてこういう感覚をもっているというわけではないでしょう。逆に、日本人だって、いまだにこういう感覚を大切にしながら生きているひとびともけっして多くないとはいえ、いるにちがいありません。フィンランドだから、と別世界の話にしてしまうのではなく
こんなふうに、じぶんの近くにあって、じぶんを生かしてくれているひとつひとつの「もの」や「こと」に日々敬意を払いながら生きるひとでありたい
そんな思いをふつふつと感じさせてくれた夜でした。
なお、この『フィンランド 森の精霊と旅をする』ですが、自費出版のため書店ではまだまだ扱いが少なく入手するのがたやすくない状況です。そこでmoiでも、いくらかお預かりして販売させていただくことになりましたのでご興味のある方、ぜひお手に取っていただければと思います。なお、地方の方はプロダクション・エイシアのウェブサイトをご覧下さい。
いま、代々木上原にある+casE galleryではマリメッコとのコラボレートでも知られるフィンランドの家具メーカー、PIIROINEN社のスタイリッシュでカラフルな椅子(↑)が展示されています。
そしてこの秋、一日限定でその+casE galleryがピロイネンの椅子に腰掛けてフィンランドの雰囲気を味わえる「カフェ空間」に変身します。題して、
この一日カフェに、TRADE WINGさんとともにmoiも参加させていただくことになりました。
ピロイネンの椅子がならぶ明るいギャラリースペースにフィンランドのカフェを思わせるドリンクバーを設置、パンや焼き菓子などとともにセルフスタイルでドリンクをお楽しみいただけるほか、会場内では北欧カフェ雑貨の販売なども予定しています。
さらに当日は、「ヘルシンキ カフェめぐり」というタイトルでわたくし岩間がカフェのマスター視線でフィンランドのコーヒー、そしてカフェについてお話しさせていただく時間もご用意しております(無料。ただし事前のお申し込みが必要です)。先月のフィンランド旅行の際に得た最新情報もお伝えできそうです。申し込みが少ないとかなり恥ずかしいので・・・ぜひご都合のよい方は遊びにいらして下さいね。お待ちしております!
◎ ピロイネンカフェ@+casE Gallery~カフェとデザインでフィンランドを感じる一日
日 時:9月26日[土]12時~18時(トークは14時~、16時~の2回)
会 場:+casE gallery (代々木上原)
入場料:無料 ただしドリンクその他は有料。
ご注意:トークのみ事前のお申し込みが必要です。
なお、+casE galleryのウェブサイトにはまだ情報はアップされていませんが、イベントの詳細およびトークのお申し込み方法につきましては下記のサイトでもご案内しております。ご参照ください。よろしくお願い致します。
こちらは正真正銘のフィンランドのカフェ。
立場上? こんなふうに言うのもどうかと思うのだが、ここ最近は北欧について書かれた本や北欧を特集した雑誌にどうも食傷気味というか、前のようには反応できなくなっている自分がいて、なんとなく本屋さんなどで見かけても手にとらない、そんな日々がつづいていた。
そんな折、北欧の深いところにそっと、遠慮がちに手を触れるような美しい本と出会った。小泉隆さんの写真と文による『フィンランド 光の旅 北欧建築探訪』である。
フィンランドの建築家たちの手になるたくさんの教会や博物館、図書館や劇場といった公共建築、それにサウナ小屋や氷の城といったさまざまな「たてもの」を紹介するこの本の「主役」は、でもじつは「たてもの」であるよりはむしろ「光」、なのである。
この本を静かにめくっていると、フィンランドのひとびとがいかに「光」を慈しみながら日々暮らしているか、手にとるように伝わってくる。「たてもの」は「光」を導き入れる装置であり、教会は「絶対なるもの」としての「光」を感じ、対話するための空間である。そしてまた氷や雪の白でさえ、ときにフィンランドのひとびとは「光」に変えてしまうのだ。そう、フィンランドの建築家は、「光の調律師」でもあるのだ。
けっして声高に叫ぶわけではないけれど、フィンランドを旅しながら「光」を《発見》し、そのつど深く感動している小泉さんの興奮がこちらにまで伝わってくるような一冊である。
そして、
この『フィンランド 光の旅 北欧建築探訪』の刊行を記念して、著者の小泉隆さんによるトークイベントをプチグラパブリッシングさんとともに開催させていただくことになりました。9/9[水]の夜となりますが、お申し込み方法などくわしくはまた決定次第こちらのブログにてご案内させていただきますので、どうぞお楽しみに!
先日お知らせしましたとおり、『フィンランド光の旅 北欧建築探訪』(プチグラパブリッシング)の刊行を記念しまして、著者の小泉隆さんによるトークイベントを開催します!
小泉隆さんがフィンランドで出会った「光」。その「光」と調和した美しい佇まいの建築の数々。
建築家として、教育者として、そしてひとりの旅人として、小泉さんが見たフィンランドの建築を書籍では掲載できなかった秘蔵写真もまじえてご紹介しつつ、お話ししていただきます。また、翻訳を手がけた坂根シルクさんからはフィンランド人の視点から語っていただく予定です。。
あわせて、リゾネーターギター(ブルースなどの演奏に用いられるアコースティックギター)奏者でもある小泉さんと、この本で翻訳を担当されている坂根シルクさんによるミニライブもおこないます。こちらは、かつてフィンランドの合唱団で歌っていた経験をもつシルクさんによるフィンランド民謡や本のなかでも紹介されている「光」をめぐって書かれたフィンランドの詩の朗読など、お聴きいただきます。
どうぞふるってご参加下さい!
『フィンランド光の旅 北欧建築探訪』
刊行記念トークイベント&ミニライブ
日 時:2009年9月9日[水] 19時30分 START
会 場:吉祥寺 moi[カフェ モイ]
出 演:小泉 隆(九州産業大学工学部建築学科教授)
坂根シルク(翻訳/通訳/コーディネート)
参加費:1,800円(1ドリンクつき)
主 催:プチグラパブリッシング / moi
9/26におこなうピロイネンカフェ@+casE Galleryの打ち合わせのため、会場となる代々木上原のプラスケースギャラリーさんに行ってきました。
午後の柔らかい光が降り注ぐ白い空間にスタイリッシュなピロイネンの椅子が並ぶそこは、もうそのまんまカフェ! といっていいオシャレさ&快適さ(↑こんな感じです)。
当日は、
コーヒー(アアルトコーヒーさんの豆を使用しますが、今回はハンドドリップではありません)やベリージュース、NORDQVISTのアロマティー各種に加え、フィンランドのレシピによる手作りパンや焼き菓子などをご用意(有料)するほか、 ヴィンテージの食器やノヴェルティーグッズなどの北欧カフェ雑貨、白樺から作られた幸福を呼ぶカップ「ククサ」各種、ジャムをはじめとした北欧の食材などの販売、
さらには、なかなか入手困難なヘルシンキ観光に役立つパンフレットの配布なども予定しています。もちろん、
入場無料 。
また、
「ヘルシンキ カフェめぐり」
というテーマでカフェ モイ店主(←つまり、ボクです)によるトークもさせていただきます(14時~、16時~の2回)。ぶらりとご来場いただければお話を聞いていただくことはできますが、事前にご予約いただければ確実に椅子に腰掛けてお話を聞いていただくことができますので、できれば事前のご予約をおススメします。
いまのところ、
14時~の回は受付終了させていただきましたが、16時~の回にまだ若干の余裕がございます。よろしくお願い致します。
と言いつつも、一ヶ月を切ってちょっとドキドキしてきました・・・大丈夫か?
昨夜は『フィンランド 光の旅 北欧建築探訪』の出版を記念して、著者の小泉隆さん、そして翻訳などさまざまな面からこの本の誕生をサポートした坂根シルクさんのお二人をお迎えしてスペシャルトーク&ライブを開催させていただきました。ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました! じつは、今回イベントでどんなことが行われるのかぼくも事前にほとんど知らなかったので、参加してくださったみなさん同様ちょっとドキドキしながら観させていただきました。
前半は小泉さんのギターとシルクさんのボーカルで、フィンランドの民謡、そしてフィンランド語による詩の朗読(民族叙事詩「カレワラ」からの一節など)が披露されました。フィンランドの「うた」は素朴なメロディーとちょっとユーモラスな節回し、言葉遊びなどが印象的。「短調」で「過去の出来事」を歌ったものが多いというシルクさんの指摘は、なるほどフィンランドっぽいなぁと感じました。
後半は、小泉さんが撮影した建築写真をスライドで見ながらのトークでした。「光おたく」を自称する? 小泉さんの、「光」に対する並々ならぬこだわりが感じられる撮影時のエピソードにはただただ感心。この本でとりあげられた一枚の写真にかけられた時間、そして労力にはとんでもないものがありますね。この本のありそうでない魅力の「ツボ」はそんなところにあるのだな、と独り合点していました。
今回のお話を聞いて、秋の夜長にあらためて『フィンランド光の旅』をじっくり、できればキャンドルなど灯しつつ眺めてみたいと思いました。
写真右より小泉さん、シルクさん、プチグラ伊藤さん
いよいよ明日に迫ってまりました。
ピロイネンカフェ@+casE Gallery
会場では、ククサ(=白樺からつくるコーヒーカップ)をはじめアラビアのヴィンテージなど、さまざまなカフェグッズの販売があります。カフェメニュー(有料)としては
コーヒー(アアルトコーヒーの豆を使用 ※ハンドドリップではありません)
アロマティー(フィンランドNORDQVIST社各種)
ベリージュース
シナモンロール
ウィルヘルミーナピックレイパ(ちびパン)
ピパルカック(ジンジャークッキー)
フィンランドレシピのパンセット
その他、北欧のお菓子を数種類ご用意しております。また、スウェーデンのオーガニックジャムの販売なども行います。なお売り切れ次第終了となりますので、どうぞお早めに!
14時~と16時~の2回のトークショーですが、事前の予約受付はすでに終了しておりますが、ふらりと遊びにきていただいても入場することは可能です(入場無料)。
天気予報によればどうやら秋晴れの模様。土曜日の午後、お散歩がてらぜひお立ち寄りいただければと思います。
きのうは、秋晴れの、ちょっと汗ばむくらいの陽気の中、代々木上原の+casE Galleryさんで一日限定のカフェイベント「ピロイネンカフェ」を行いました。ご来場いただきましたみなさま、どうもありがとうございました!!!
日ごろモイにお越しいただいているお客様、初めてのお客様、そして仕事などさまざまなかたちでフィンランドとかかわっている方々などなど、たくさんの方々とお会いしお話しするすることができ楽しいひとときを過ごさせていただきました。
photo ©Yuki Kato
そして今回は、「ヘルシンキカフェめぐり フィンランドのカフェ、そしてコーヒー」というテーマでお話もさせていただきました。クロストークではなくひとりで、一日2回各1時間のトークということでしたので準備を含めなかなか大変でしたが、結果的に楽しんでいただけたようでなによりでした。ぼくが惹かれるのが「なぜフィンランドなのか?」、そしてモイが「どうしてカフェでなきゃならなかったのか?」、その理由(ワケ)がみなさんに少しでも伝わったのならうれしく思います。ご参加いただいたみなさまにはメール、あるいはこちらのブログに感想など書き込んでいただけましたらとてもうれしいです。
またこのような機会がありましたらぜひやっていきたいと思ってます。今回ご参加いただけなかったみなさまも、その際にはいっしょに盛り上げていただければと思います。
あらためて、ありがとうございました!!!
photo ©Yuki Kato
ことしも3日[土]より、吉祥寺では「アニメワンダーランド」が開催され、さまざまなイベントがあちらこちらで行われます。
moiでは、昨年に引き続き会期中の期間限定メニューとして、《チェブラーシカのおやつセット》が登場します。
WILL cafeの来栖さんに特別にお願いして作っていただいたチェブラーシカの顔をかたどったクッキーに、オレンジの木箱で漂着したというストーリーにちなんで、皮ごとシロップで煮込んだオレンジの厚切りスライス入り紅茶をセットにしました。どちらも、すでに昨年ご好評をいただいたものです。
提供は火曜日を除く、10/3[土]から12[月祝]までの毎日。数量限定となりますのでお早めにどうぞ。
フィンランドを旅するひと、旅したいひとのためのお役立ちセミナー
を開催します。吉祥寺での開催は初となりますが、
自分だけのガイドマップをつくろう!
をキャッチフレーズに、参加くださるみなさんのニーズを重視した具体的&実践的にとことんこだわった旅の講座となっています(そのため、参加者のみなさんにはあらかじめかんたんなアンケートにお答えいただきます)。
案内役は、仕事として観光やテクノロジーなどさまざまな分野でフィンランドと関わってきた上山美保子さん。上山さんは、フィンランド語の翻訳、通訳、語学学校講師としても活躍されており、最近出版された『タビトモ会話・フィンランド編』の著者としてもおなじみです。
全2回のプログラムは、
第一日
・旅の基本情報~フィンランド編
・おすすめ街歩き~お店やスポット、カフェなど
ヘルシンキ編
・季節別おすすめアクティビティー
第二日
・旅のフィンランド語講座
・Q&Aとフリートーク
となっています。おすすめのスポットやお店などは、フィンランド好きならではの足で集めた情報をもとにご案内してゆきます。また、二日目には参加者のみなさんとおしゃべりを楽しみながらそれぞれの旅をプランニングする時間をもうけたいと考えています。これは、今回初めての試みです。また、二回ともドリンクおよびmoi特製のプッラ(フィンランド風の菓子パン)をお楽しみいただきますのでそちらもお楽しみに。
──
◎ 旅講座@フィンランド
日 程/11月18日[水]、25[水]の全2回
時 間/両日とも19時30分~21時
会 場/moi(吉祥寺)
案内役/上山美保子さん&moi店主(見習い)
参加費/4,500円(2回分) ドリンク&プッラつき
定 員/最大12名(テーブルにて着席いただくため)
フィンランド旅行を計画中の方はもちろん、来年こそは絶対行くぞ!と心の中で盛り上がっている方、バーチャルフィンランド旅行を楽しみたい方(?)もぜひお待ちしています。旅行を考えているお友達などにもぜひ教えてあげて下さいね。
みなさまのご参加お待ちしております!
きのうの晩は、おなじみ上山美保子さんを案内人にお迎えし、イベント「旅講座@フィンランド」の「前編」をおこないました。
イベントといってもただ一方的にお話しをするのではなく、むしろ参加者のみなさんとのコミュニュケーションを通して旅のプランニングのお手伝いをさせていただく、そんなワークショップ的な色合いの濃いのがこの「旅講座」の特徴。荻窪時代に開催していたときよりも、そうした点でバージョンアップ(?)が図られています。
また、ガイドブック的な情報はバッサリと斬り捨て、「現地をよく知っている友だちのおすすめ」的な情報に特化してご案内するのもmoiの「旅講座」ならではです。言いかえれば、初めてフィンランドに行くひとでも、ちょっとマニアックで「通っぽい」旅を体験できるということ。次回はぼくも、これまでに回ったカフェの情報をまとめた秘蔵(?)リストなど差し上げる予定です。
来週の「後編」では、「旅のフィンランド会話」、それに参加者のみなさんの声を聞きながらより具体的なおすすめスポットのご紹介などさせていただく予定です。
それにしても、きのう教えてもらったフィンランド・ビールの銘柄を覚えるための替え歌が頭の中で延々とリフレインしてしまい・・・(笑)。
メルマガではだいぶ前にご案内していたのですが、ブログの方ではうっかりギリギリの告知になってしまいました・・・
Lammin Joulu=あたたかいクリスマス
という名前のイベントが、あす12/1[火]から13[日]まで代々木上原のピロイネンギャラリー(=+casE gallery)で開催されます(9月に岩間がトークイベントでお邪魔させていただいたギャラリーです)。
フィンランドのカレリア地方で料理や織りを学んだ西尾ひろ子さんをはじめ、フィンランド大好き、ものづくり大好きなメンバーが一堂に会して
フィンランドのクリスマス
をテーマにした作品展示、ワークショップなどをおこないます。たとえば、
○12/4&5は「カード織り」のワークショップ(要予約)
○12/11&12は「フェルトのコサージュ作り」のワークショップ(要予約)
○機織り(随時、ただし要予約)
などなど。最終日の12/13には、カンテレ奏者のはざた雅子さんを迎えてキャンドルの灯りの中クリスマスパーティーもひらかれます(要予約)。
また、今週土曜日12/5には
フィンランド人にとってのクリスマス
を語るトークイベント(17時~) が開催されます。そして当日は、わたくし岩間が出張で会場にてコーヒーを淹れさせていただきます(11時くらいから17時くらいまで)。せっかくのイベントですので、ちょっと趣向を変えてアールトコーヒーさんイチ押しのストレートコーヒーをお持ちする予定です(味の傾向としてはよりフィンランド人好み?)。
トークイベントのほうは参加費1,000円で、コーヒーと西尾さん特製のフィンランド菓子がつきますのでぜひご予約を!
というわけで、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。
あす、コーヒーを淹れるためお邪魔させていただく代々木上原の+casE gallery@さんに、道具の搬入のためいってきました。
イベント「ランミンヨウル~あたたかいクリスマス」はすでに1日から始まっていて、いかにもフィンランドのクリスマスらしい素朴で心あたたまる雰囲気でいっぱいになっていました(写真)。
あすはお昼前から17時くらいまで、会場にてコーヒーを淹れさせていただきます。ふだんお店では深煎りのコーヒーをお楽しみいただいていますが、今回はちょっと趣向を変えて「アアルトコーヒー」庄野さんおすすめのタンザニア・ブルガ農園の中煎りを飲んでいただこうかと思っています。品のいい酸味と口のなかに広がる上質な甘みが特徴のおだやかな一杯です。
なお、17時からのトークイベントはすでに満席とのこと。けっきょくぼくも、話の輪に加わらせていただくことになったみたいです・・・。気の利いた「あいづち」が打てるよう、家に帰ったら「あいづち」の猛練習をしなければ、、、と思ってます。
では、会場でお待ちしております! なお、吉祥寺のmoiも通常通り営業しておりますのでよろしくお願い致します!!!
そして、追伸。あさって6日[日]は
フィンランドの独立記念日
そしてさらに
moiの吉祥寺移転2周年
です! というわけで、心よりお待ちし申し上げております!!!
さて、
きのうはあいにくのお天気ではありましたが、代々木上原の+casE galleryで開催中のイベント「ランミンヨウル あたたかいクリスマス」にお邪魔し、終日コーヒーを淹れさせていただきました。ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
イベントに参加されている作家さんたちはみな、荻窪時代からちょくちょくモイに顔を出してくださっているフィンランド好きということもあって、こちらもリラックスして楽しい一日を過ごさせていただきました。スタッフのみなさま、おつかれさま&ありがとうございました! ひろ子さん、おいしいスープランチのまかない、ごちそうさまでした!
山口美賀子さん&西尾ひろ子さんというフィンランドを愛するおふたりによるX'masトークもたくさんの写真とともに大変楽しく参考になる内容で、後半から話の輪に加わらせていただいたのですが幸か不幸かほとんど口を差し挟む場面もなく、気のきかない置物のようになっておりました(笑)。
参考までに、ぼくが話を聞きながらまとめた「我が家のクリスマスをフィンランド流にするコツ」を伝授させていただきたいと思います。
一、クリスマスツリーには生のモミの木を使うべし
一、オーナメントは極力控えめにすべし
一、窓辺にはあたたかい光を放つ照明器具を置くべし
一、ツリーと一緒にヒヤシンスの花を飾るべし(入手できない場合は、来年のクリスマスにむけて球根から育てる)
一、ドアをノックして入ってくるサンタクロースのみを家にいれるべし(その他はニセモノ→すぐ通報のこと)
そんなところでしょうか。
そして、一夜が明け
きょうは吉祥寺へ移転して2周年。ことしは特になにをするわけでもなく淡々とという感じだったのですが、スタッフがお祝いに手作りのアップルパイを持ってきてくれました(「2」のキャンドルつき)。
年末にむけて、あともうひと踏んばりです。
千葉(美浜区)のインテリアショップ「TIMBER YARD」さんでは、2/11[木祝]より28[日]までイベント「scandinavia vol.5」が開催されます。
をテーマに、自然に寄り添って生きる北欧の人々のくらしから生まれた雑貨や家具を紹介・販売します。じつは、昨年の「scandinavia vol.4」では会場にお邪魔してアアルトコーヒーさんのコーヒーを淹れさせていただきましたが、今回も自慢のコーヒー&シナモンロールをもって会場に向かいます。
ということで、これまでヘルシンキを中心に30軒以上のカフェを巡った中で感じたこと、見えてみたこと~フィンランド人にとってのカフェ、そしてコーヒー、はたまたデザインのことなどをスライドをまじえつつお話しさせていただきます。焼きたてシナモンロール&コーヒーつきで参加費2,100円。
千葉方面にお住まいの方には、ぜひぜひお越しいただきたいと思ってます。くわしい内容、お申し込み方法についてはTIMBER YARDさんのウェブサイトにてご確認下さい。
どうぞよろしくお願い致します!
PS.クルマで連れて行ってくれるボランティアも絶賛募集中(最寄り駅から離れているため)! 併設のMother Moon Cafeさんでゴハンおごりますよ(笑)。
あす、蔵前のアノニマスタジオさんでひらかれるイベント「スナオマルシェ」に、
moiの人気メニュー「北欧風シナモンロール」、そして今回のイベントのために特別にご用意した「木苺とカルダモンのケーキ」
の二品を出品させていただきます。
スナオマルシェは、つくば市の北欧雑貨店「ハントヴェルク」さんが中心となって近隣のつくり手さんたちとともに定期的にひらかれているマーケットなのですが、今回はスウェーデン映画『サーミ・ニエイダ・ヨイク』の上映会にあわせてここ東京で開催されるものです。
上映に先立ち11時~15時におこなわれる「マルシェ」には、この日のために集まった13組のつくり手が登場します(以下)
(出店のお店/つくり手)
・伊藤桃子(ロールキャベツとスープ)
・itonowa(玄米のお弁当)
・au bon gout(布+クロスステッチ)
・kiki(卵、乳製品を使わないお菓子と自然酵母のパン)
・keica(焼き菓子)
・チーズ研究家かのうかおり(ブルーチーズのチーズケーキ)
・ハシバミ(焼き菓子)
・ハナウタ(クロスステッチ)
・Backe*分室no.605(べーグル、イングリッシュマフィン、焼き菓子)
・robinet(焼き菓子)
・TE HANDEL(スウェーデンのブレンドティー)
・moi(北欧のお菓子)
・ハントヴェルク(北欧のカゴ)
残念ながら上映会のほうはすでに予約で満席とのことですが、マルシェのほうは予約不要・入場無料ですのでぜひお散歩がてら会場のアノニマスタジオまでご来場いただければと思います。
なお、moiのお菓子に限り、14時からの販売となりますのでお気をつけ下さい。また数には限りがございますので、万が一売り切れの際にはご容赦下さい。焼きたてをスタッフがお届けします!
先日お知らせさせていただきましたとおり、昨日は蔵前のアノニマスタジオでひらかれた「スナオマルシェ」に参加させていただきました。モイからは、
フィンランド風シナモンロール
木苺とカルダモンのケーキ
の2種類を出品させていただきました。冷たい風が吹く中ご来場くださいましたみなさまには、この場を借りて御礼申し上げます。
朝、パンを焼いてその足で会場まで運んでくれたスタッフによると、販売を開始した14時以前からずいぶんとたくさんのお客様がお待ちくださっていたようで、アッという間に完売になってしまったとのこと。とりわけ、シナモンロールはふだん「平日限定・イートインのみ」でご提供させていただいているため、いつもはお店にお越しいただいているお客様が「家族にもぜひ食べさせたい」と言ってわざわざご来場くださったりと、うれしい報告もたくさん聞きました。ちいさなオーブンでていねいにこしらえているためご用意できる数に限界があり、せっかくお越しいただいたにもかかわらずお求めいただけなかったお客様には申し訳ありませんでした。
ふだんは「つくばの森」でおこなわれているというこの「スナオマルシェ」、いつかぜひ伺ってみたいものです。
あさって土曜日は、千葉(稲毛)のインテリアショップ「TIMBER YARD」さんで開催中のイベント「Scandinavia vol.5」に出張してきます。もともとは焼きたてのシナモンロールの配達のみのつもりだったのですが、せっかくお邪魔するのに配達だけというのもつまらないと思いご厚意により「おはなし会」を設定していただきました。
内容は「フィンランドのカフェ、そしてコーヒーのおはなし」ということで昨年9月におこなわれた「ピロイネンカフェ」@+casE Galleryでお話しさせていただいたものと同じなのですが、ここにきてあらためて構成を見直しだいぶ贅肉が削ぎ落とされた感じ、お越しいただいたみなさんに伝えたいこともかなりクリアになりました。ある意味「持ちネタ化」してきたというか……。
相変わらず人前でお話しするという行為自体は(まちがいなく)緊張すると思うのですが、それ以上にみなさんにお話しできることがいまは楽しみで仕方ありません。それはたぶん、おはなしがたんにスライドを見せながらヘルシンキのカフェを紹介するといったこと以上に、
── じぶんがなぜフィンランドのカフェをやっているのか
ということを、つまりじぶんにとって「たいせつ」と考えていることをみなさんにお知らせすることにぼく自身が意味を感じているからかもしれません。もちろんそれは、きっとみなさんもそれを「たいせつ」と感じてくれるであろうという希望的観測がもとになっているわけですが……。
そういうわけで、あさって「TIMBER YARD」さんでお会いできることをとても楽しみにしております。そしてさらに、どこかにぼくの拙いおはなしに耳傾けてくれるひとがいるのであれば、よろこんで出かけてゆきたいというのがぼくのささやかな「夢」でもあります。それは、カフェという場所を好きになってもらうための、言いかえれば「現場」からの草の根運動みたいなものだからです。
それでは、「TIMBER YARD」さんで上手く話せるよう店内の「ムーミン様」にお願いすることとします。
こんにちは。
モイでいつもお飲みいただいているコーヒーといえば、徳島「アアルトコーヒー」の店主、庄野雄治さんがていねいに焙煎したブレンドコーヒー。
そんな庄野さんが東京にやってくる、というわけで、モイで
をやっていただくこととなりました。日々のコーヒーをより美味しくするための「ちょっとしたコツ」を、庄野さんみずから伝授して下さいます。なかなかない機会ですので、ぜひお時間がありましたらご参加下さい。
日 時:2010年3月15日[月]19時30分~21時
会 場:moi(吉祥寺)
参加費:3,000円(おみやげにコーヒー豆がつきます)
定 員:10名
資 格:コーヒー好きならどなたでも。ビギナー大歓迎です。
なお、ご自宅で美味しいコーヒーを淹れることが目的ですので、ふだんご自宅で使われているドリッパー、ドリップポット(あれば)、サーバー、ペーパーフィルターをご持参下さい。
報告が遅くなってしまいましたが、先週の土曜日、千葉のインテリアショップ「TIMBER YARD」さんまで出張してまいりました。恒例の「Scandinavia vol.5」にあたって開催されたトークイベントでお話しをするためです。
当日はそぼ降る雨の中、焼きたてのシナモンロールを手に吉祥寺を出発。途中、建設中の「東京スカイツリー」など眺めつつひたすら東へ、東へ。1時間半ほどかけて「TIMBER YARD」さんに到着、コーヒーを淹れながらお客様をお待ちします。今回のイベントでは、事前にご予約くださった10名ほどのお客様を相手に
というテーマで約1時間ほどお話しをさせていただきました。内容は、「ヘルシンキカフェめぐり」をテーマに20軒ほどのカフェをカテゴリー別にご紹介してゆく前半と、3つのキーワード「日本茶」「うつわ」「エスプレッソ」を手がかりに「フィンランドの人々にとってコーヒーとは?」「フィンランドの人々にとってカフェとは?」を探ってゆく二部構成。そしてその先にぼんやり見える《答え》こそは、なにをかくそう10年くらい前ぼくが「カフェ」をつくろうと思ったまさに「理由」そのものでもあるのですが……。
そんなわけでかなり個人的な思い入れたっぷりの話でもありましたし、相変わらず思いどおりにしゃべれない箇所があったり、準備してきたにもかかわらずうっかり言い忘れてしまったギャグがあったりと(笑)残念な部分も多々ありましたが、参加してくださったみなさんがとても熱心に耳を傾けてくださったおかげて楽しいひとときを過ごすことができました。この場を借りて御礼申し上げます。
そして「TIMBER YARD」さん。電車で行くにはちょっと不便な場所にあるとはいえ、一本筋の通った商品構成と(マニュアル的ではない)ていねいな 接客で近隣に暮らすひとたちからとても愛されているお店です。なんでも気軽にネットで手に入れることのできる時代ですが、いつもここを訪れるたびお店とお客様とのしあわせな絆を体感できとても清々しい気分になります。機会がありましたら、ぜひ足を運んでみて下さい。
また、いつかチャンスがありましたら、こんな話をしにどこかの街を訪ねてみたいと思っています。
本日より来月12日[月]まで、店内のカウンタースペースにてフィンランドの作家ウッラ=マイヤ・ピトカネンによる展示「みえない扉をもつちいさな部屋」を開催します。
ウッラ=マイヤは1981年にフィンランドのケラヴァで生まれたテキスタイル作家で、現在はヘルシンキを拠点に活動しています。ウッラ=マイヤとの出会いは、昨年フィンランドを旅したときに訪れたヘルシンキのギャラリーででした。今回は、その「出会い」から生まれたオリジナルのインスタレーション作品の展示となります。
これが今回の展示のタイトルです。タイトルどおり、作品は布でつくられた8個のちいさな箱(=部屋)から構成されていて、それぞれには詩の断片がしるされたちいさな本、そしてそこからイメージされた刺繍があしらわれています。ウッラ=マイヤから作品とともに届けられた「詩」を、参考までここに掲載しておきたいと思います。拙い和訳でかえって原詩のもつイメージのふくらみを損なってしまっては仕方ないので、あえてここでは英語の原文のママ掲載します。
──
there were rooms,books,and somebody's dreams.
going through the whitest landscape.
carrying some behind left thoughts in mind.
passing deer in the field.
returning to the rooms where the trees smell.
the rooms which doors were invisible.
──
さすがは生まれながらの森ガール!? 幻想的な森の光景と「部屋」のメタファーとがソフトフォーカスで重ね合わされてゆくようです・・・ ご来店の折にはぜひご覧いただけましたら幸いです。なお、作品はすべて販売もしておりますのでご希望の方はお気軽にスタッフまでお申し付け下さい。
その端正なたたずまいがどこか北欧デザインにも通じる「ドーナツドリッパー」ですが、じっさいロンドンやLA以外にもスウェーデンのカフェ「da Matteo」で販売されています。
2007年に出た雑誌「北欧スタイル」には、このカフェ「ダ・マテオ」とそのオーナーであるマッツ・ヨハンソンさんのことが大きく紹介されています(No.13 60ページ)。記事によると、このマッツ・ヨハンソンさんはなんでも「スウェーデンのコーヒー業界の重鎮」とのこと。第1回世界バリスタ選手権(WBS)でも審判を務めたこの人なくしてはスウェーデンの、とりわけ実力店のひしめくヨーテボリのコーヒー文化は語れないということでした。
そしてそんなマッツさんが惚れ込んだのが、なにをかくそうこの「ドーナツドリッパー」。
デザインに対して意識の高い北欧人にして、コーヒーに対しても並々ならぬ情熱を注いできたこのマッツさんが、どんなふうにして「ドーナツドリッパー」と出会い、彼の店で扱うこととなったのか?、またスウェーデンのひとびとの反応はどうなのか? 5/4(祝)に開催するイベント「ドーナツドリッパーができるまで」では、一応「北欧」がコンセプトのカフェらしく(?)そのあたりのことを「欧米のハンドドリップ事情」なんかも含めてお聞きしてみたいとかんがえています。
みなさまのご参加、お待ちしております!
ここのところ、5/4のイベント「ドーナツドリッパーができるまで」についてずっと考えているのですが、考えているうちますます楽しくなってきました!
中林孝之さんの「ドーナツドリッパー」(右)と梅田弘樹さんの「エクリプス」(左)
さて、いつもお世話になっている「aalto coffee」の庄野さん愛用のドリッパーはといえば「メリタ」。理由をたずねると、こんな答えが返ってきます。
── どこでも手に入り、誰にでもカンタンに扱えるから
なるほど。そして、、、
── 世界でいちばん愛情にあふれたドリッパーだから
ん? 庄野さんは、ドイツのメリタ・ベンツ夫人が夫においしいコーヒーを飲ませてあげたいと思いこのドリッパーを考案したというエピソードから、そう言っているのですね。上手いっ!
コーヒーの器具をテーマにしたイベントなんて聞くと、なかにはずいぶんマニアックな、むずかしい話なのでは? と感じる方も少なからずいらっしゃることでしょう。でも、じつは今回のイベントでぼくがぜひ中林さんにお伺いしたいと思っているのは、上のメリタ夫人のエピソードのようなお話なのです。
── いつ、どこで、だれと、どんなふうに
すべてのデザインが生まれる背後には、デザインしたひとならではの「風景」があるものです。「ドーナツドリッパー」が生まれた背後にも「こんなふうにコーヒーを飲めたらいいな」という思い、そんな「風景」がきっとあると思うのです。そしてこうしたエピソードに触れることで、またぼくらの「コーヒー時間」もより味わい深いものになるにちがいありません。なので、「ドーナツドリッパー」には興味あるけれどコーヒーについてはぜんぜん詳しくない、そんなひとにも十分楽しく聞いていただける内容にしたいと考えています。いま、メリタ夫人に「メリタ」の話を聞くことはできませんが、中林さんに「ドーナツドリッパー」のお話を聞くことはできます。そして、これは贅沢なことです。
もうひとつ、中林さんの「ドーナツドリッパー」と梅田弘樹さんにこしらえていただいた「moi」のオリジナルのうつわ「エクリプス」には、じつはひとつの「共通点」があると思うのです。当日は、そんな話も少しできればと考えています。
空席状況ですが、13時30分の回、16時の回ともかなり予約が埋まってきております。ただし、引き続き予約を受付中ですのでご興味のある方はお早めにお申し込みください。
もちろん、ぼくはコーヒーを飲むのも淹れるのも大好きです。なので、ポットやドリッパーなど家にはいろいろな種類のコーヒーを淹れるための器具が転がっていますが、じぶんでドリッパーをつくってしまおうなんて考えてみたことは一度だってありません。
ところが、実際にオリジナルのドリッパーつくってしまったひとがいるのです。それが、(おそらく)世界でもっともあたらしく、もっとも洗練されたフォルムをもつコーヒーの器具「ドーナツドリッパー」の作者、中林孝之さんです。
この愛らしいデザインのドリッパーがいかにして生まれたのか? 「ドーナツドリッパー」で淹れるとどんな味のコーヒーになるのか? そもそもどんな「思い」で考案されたのか? そんなちいさな「?」の数々をぜひ直接中林さん自身の「ことば」で聞いてみたいと考え、こんなイベントを企画してみました。題して、
「ドーナツドリッパーができるまで」
当日は中林さん、さらに『休みの日には、コーヒーを淹れよう。』の著者で、焙煎人の狩野知代さんをお迎えして「ドーナツドリッパー」誕生のエピソードに耳を傾けるとともに、中林さんの実演により「ドーナツドリッパー」を使っておいしくコーヒーを淹れるコツを教えていただきます。また、当日は狩野さんがこの日のために特別に焙煎してくださったオリジナルブレンドを「ドーナツドリッパー」で抽出、いっしょに召し上がっていただきます。
連休中のひととき、コーヒーのあたらしい楽しみ方をひとつ増やしてみませんか? みなさまのご参加お待ちしております!
──
◎ ドーナツドリッパーができるまで
・日時 5月4日[火祝]
・時間 1)13時30分~ 2)16時~
※各回とも90分程度を予定。内容は同じです。
・おはなし 中林孝之(TORCH)
狩野知代(GLAUBELL)
岩間洋介(moi)
・参加費 2500円(コーヒーつき)
お早めのお申し込み、お待ちしております!
フィンランド旅行を計画中の方に耳寄りな情報です。
映画「かもめ食堂」ですっかり有名になったフィンランドのシナモンロール(コルヴァプースティ)。フィンランドではお母さんが子供のために焼いてあげるおやつの定番として、まさに「おふくろの味」の代名詞です。
この「シナモンロール」を、ヘルシンキから程近い人気の古都ポルヴォーでフィンランド人の「お母さん」から学べる現地集合型のオプショナルツアーができました。教えてくれるのは、元ベーカリーカフェ店主のマイレさん、日本語堪能なリーッタさんも一緒なので言葉の心配もいりません。ポルヴォーの歴史的建造物で手作りのシナモンロールとスープでランチタイム、なんてそれだけでとてもいい旅の思い出になるはず。
くわしい内容は以下の通り:
・ オプショナルツアー(日帰り)※現地集合
ヘルシンキよりバスで約50分、その後徒歩10分くらい
・ 1名様より催行
・ 来年3/31までの月曜日、火曜日
・ 11時~14時の約3時間(ランチ含む)
・ 料金 おひとり様 8,925円
※料金は参加費、昼食代です。現地までの交通費等は各自ご負担下さい。
こちらのプランのチケットはmoi店頭でも予約受付&販売しております(メール、電話等での受付はございません)。チラシ、その他旅のプランニングに役立つ資料などもご用意しておりますので、フィンランドへの旅行を計画されている方はぜひご来店下さい。お待ちしております。
moiの部活 #1
ところで「部活」って ?!
2002年にオープンした「moi」は、ことしでいよいよ「10年目」に突入します。そしていま強く思うのは、「moi」にとって「最高の財産」はなにより「ひと」だということです。それは、ひとりひとりのお客様との出会いであり、また「北欧」や「フィンランド」、「コーヒー」といったキーワードが引き合わせてくれた魅力的な才能との出会いでもあります。そうして、これから「moi」としてやっていきたいことを思いめぐらしてみたとき、まず思い浮かんだのはこうして出会った「ひと」と「ひと」とを結びあわせてゆく場所となる、ということでした。これまでにも、「moi」ではさまざまなイベントなどおこなってきましたが、「ひと」と「ひと」とがゆるやかにつながってゆく場所というイメージを思い描くとき、よりふさわしいのは「イベント」ではなく「部活」だとかんがえるようになりました。
つまり、放課後、部室に集まって興味のあることに熱心に打ち込んでみたり、あるいはなんとはなしにおしゃべりに興じてみたり…… そんな愉しくも有意義なひとときをみなさんとともに分かち合うのが「moiの部活」です。
具体的には、5名~10名程度の参加者のみなさんとテーブルを囲んでひとつのテーマについておしゃべりを楽しみます。毎回テーマにちなんでゲストスピーカーの方をお迎えします。テーマについて知っているとか、詳しいとか、そういったことは一切必要ありません。参加者を募集する際テーマにあわせていくつかのキーワードを挙げますので、そのなかのひとつに漠然とでも関心があれば、きっと十分楽しんでいただけるはずです。「きょうは放課後、ちょっと『部室』に顔を出してみよう♪」そんな気軽さでご参加いただければ最高です! どうぞよろしくお願いいたします。
部活#1
フィンランドを代表するアカペラ・ボーカルグループ「Rajaton(ラヤトン)」のCD絵本『ラヤトン 無限の森へ』が、今月末いよいよリリースされます。フィンランドの神秘的な森や清らかな湖からたったいま生まれてきたかのようなその美しいハーモニーは、フィンランドの人たちに大変愛されています。
そして、今回のゲストスピーカーは映画監督の柴田昌平さんです。柴田さんはNHKのドキュメンタリー番組『世界里山紀行~フィンランド』の制作がきっかけでラヤトンの歌声と出会い、今回このCDの発売を手がけることになりました。また、3月より劇場公開される最新作『森聞き』でも、全編にわたってラヤトンの楽曲が使用されています。ほかにも、フィンランドの森に魅せられ『フィンランド 森の精霊と旅をする』という美しい本の日本版の出版なさっています。
そんな柴田さん、そしてこのCD絵本で見事に「ラヤトン」の歌声をヴィジュアル化しているイラストレーターの三田圭介さんとともに、彼らの音楽に耳傾け、フィンランドの「森」に思いをめぐらすひとときを楽しみましょう。
次のキーワードの中でひとつでも引っかかるもののある方、ぜひご参加をお待ちしております♪
Rajaton(ラヤトン)/北欧/フィンランド/森/北の暮らし/神話や伝説/アカペラ/絵本……
・日 時 2月2日[水] 受付終了
2月9日[水] 受付終了
・場 所 moi(吉祥寺)
・ゲスト 柴田昌平(映画監督)
三田圭介(イラストレーター)
・参加費 1,000円(1ドリンクつき)
なお、当日はCD+絵本『ラヤトン 無限の森へ』の販売もさせていただきます。
お申し込みは、お名前、人数、連絡先お電話番号を明記の上、メールにてお願いします。なお、件名は「部活」として下さい。
定員に達し次第の締め切りです。ゆるっとご参加、お待ちしてます(笑)。
moiの「部活」第2弾が決定しました。
テーマは「ジャズ」、しかも「フィンランドのジャズ」です。ジャズについてはまったくの「若葉マーク」であるぼくですが、それでも、たまに出会うフィンランドのジャズにはいつもなにか「違和感」というか、独特の「匂い」を感じずにはいられません。どうしてなんだろう? フィンランドの景色や知り合いのを思い浮かべてみたり、知っているかぎりのフィンランドにかんする知識を総動員してみてもいっこうに埒があきません。
そこで、事情通(笑)「o-moro」の塩見さんにご登場いただき、「フィンランドジャズと出会う5枚」というテーマでお話ししていただくことにしました。とはいえ、「部室」でフィンランドのジャズにくわしい先輩の話を聞きながら、わいわいがやがや盛り上がるといった雰囲気ですので、ジャズに詳しくない初心者の方でもぜんぜんOK、どしどしご参加ください!
なお、今回はフィンランドジャズの歴史や特徴を物語るCDを5枚セレクトしていただき、その音源を聴きつつお話しを進めていただくとともに、当日なかなか手に入りにくいそれらCDの販売もあわせておこなっていただく予定です。
フィンランド/ジャズ/北欧/エレクトロミュージック/現代音楽/フィンランドのライブハウス/ファイブコーナーズクインテットとその周辺…
といったキーワードのうちどれかひとつにでも引っかかったなら、ぜひ一緒に楽しい「音楽の時間」を過ごしませんか?
日 時:3月21日[月祝] 19時30分~21時 ※受付終了しました
3月30日[水] 19時30分~21時 ※受付終了しました
場 所:moi(吉祥寺)
お話し:塩見 裕(o-moro)
部 費:1,000円
武蔵野市国際交流協会(MIA)が4月23日[土]に開催する「MIA市民講座・国際理解リレートーク(北欧・フィンランド編)」でお話しをさせていただけることになりました。
というテーマで一時間ほどおしゃべりします。前半は、ヘルシンキを中心にさまざまなスタイルのカフェを写真とともにご紹介、後半は「一人あたりの消費量で世界一」といわれるフィンランド人とコーヒーの関係を、他の北欧諸国との比較やフィンランドデザインなどの話もまじえつつ「カフェのマスター視線」で考察してみたいと思っています。
概要は下記のとおり、お申し込みは武蔵野市国際交流協会のホームページ内「専用応募フォーム」よりお願い致します。なお、今後「武蔵野市広報」などでも記事が掲載されてゆく予定のためお申し込みは早めの方がよいようです。
日 時:4月23日[土]18時~19時30分
会 場:MIA会議室(JR「武蔵境」駅前スイングビル9F)
定 員:25名
参加費:300円(MIA会員は無料)
お話し:岩間洋介(「moi」店主)
申込み:今回の企画は武蔵野市国際交流協会主催のイベントのため、お申し込みは「武蔵野市国際交流協会」ウェブサイトの専用応募フォームからお願い致します。
ふだん、お役所(?)からこのようなお誘いをいただくなどめったにないことなので緊張もしますが(スーツを着なければ叱られるのだろうか? とか……笑)、なごやかな集いにしたいと思いますのでフィンランドや北欧のカフェ、コーヒー、デザインなどに関心のあるみなさま、ぜひぜひご参加ください。
お待ちしております♪
『森聞き』というタイトルの映画(3/5よりポレポレ東中野にて公開中)について、そろそろ書かなければ。
4人の高校生が、それぞれ山里や森で昔ながらの暮らしをつづける老人たちを訪ねてゆく。木こりや、伝統的な焼き畑農業をする彼ら「森の名人」たちのことばを、タイトルが示すとおり、高校生たちは聞き、そして書きとめる。この映画は、そんな高校生たちの姿をフィルムにおさめたドキュメンタリーである。音楽には、全編フィンランドを代表するアカペラグループ「ラヤトン」の楽曲が使われている。
監督の柴田昌平さんは、NHKの「新シルクロード」シリーズや映画『ひめゆり』などドキュメンタリー作品を得意としている方で、おととし、柴田さんがその日本語版を出版されたフィンランドの本『フィンランド 森の精霊と旅をする』のイベントをモイでやったときお会いしたのが最初。ちなみに、ぼくは
『世界里山紀行・フィンランド』(NHKで放映)、『フィンランド 森の精霊と旅をする』(日本語版を柴田さんが出版)、そして、この『森聞き』(と、それにあわせて制作されたCD絵本『ラヤトン 無限の森へ』)
をまとめて「柴田監督の『森』三部作」と勝手に呼んでいる(笑)。
それはともかく、この映画の「よいところ」についてぼくなりにかんがえてみた。いちばんよいのは、登場する高校生たちが「森の名人」たちと出会うことで感動したり、劇的に変化したりしないところ、だとぼくはかんがえる。年齢も、生活環境もかけはなれた両者が、ほんの短い時間の中でなにを分かりあえるというのか? もしかしたら、同じ年代の異なる言語をしゃべる人たちよりもずっと「遠い」存在であるかもしれないのに……。
けれども、だからこそ、というべきか、「森の名人」たる老人たちは高校生たちにじぶんの生きる世界について伝えようと、訥々と、でも真っ直ぐにじぶんのことばでもって語り始める。目の前の「?」顔の高校生たちの瞳が、あたりまえのように先祖から受け取ってきたいまの生活について語ることを促したのだと思う。そして、こうして発せられた「ことば」の重み、深みといったら!
これらの「ことば」を聞き、心に書きとめるためだけでも、映画館に足を運んで損はないと思う。というわけで、みなさんぜひ映画館へ!
オマケ情報↓
なお、「観終わるとなにかを語りたくなる作品」(柴田監督談)ということで、ポレポレ東中野での上映期間中は毎日監督自身が足を運び、上映後ゲストを招いて語り合う「毎日トーク」、そして柴田さん、ゲスト、お客様がお茶を飲みながら映画の感想など思い思いに語り合う「森聞きコーヒータイム」がおこなわれるとのこと。
いや、なにを隠そう3月15日[火]の第一回(10時30分~)上映後のゲストに、ぼく、岩間もお呼びいただいているのだ。話したいことがありすぎて、うまくしゃべれるかどうかかなり不安……。
映画上映 10時30分~
トーク 12時50分~13時05分 ☆映画をご覧になった方のみ
コーヒータイム 13時30分~14時30分 ☆先着10名程度、要お茶代
というわけで、平日の午前中ではありますが、ぜひご都合がよろしければ東中野で映画なんぞ観ませんか? そして、お茶のひととき(フィンランド流に言えば、kahvitaukoですね)をご一緒しませんか? ぜひぜひお待ちしておりますよっ!
3/15 地震の影響に伴い、急きょゲストトークへの参加は中止となりました。
☆映画『森聞き』の前売りチケットは、当店でも販売しております(1,300円)。ぜひご利用下さい。
5/2[月]より5/9[月]まで吉祥寺のギャラリー・フェブで、イラストレーター福田利之さんとアンネ・ヴァスコさん(フィンランド)の二人展「森」が開催されます。
この展示にあわせて、モイでも福田さん、アンネさんをお迎えして
フィンランドのこと、日本のこと、森のこと、絵本のこと
についておしゃべりしていただくことになりました。お時間のあるかた、展示とあわせてどうぞご来場下さい。
◎ アンネ・ヴァスコ+福田利之 トークイベント
・日 程 2011.5.3(火・祝)
・時 間 ①受付終了 ②受付終了
・会 場 moi[カフェ モイ]
・出 演 アンネ・ヴァスコ + 福田利之 + 森下圭子(通訳)
・参加料 1,300円(コーヒー代込)
・定 員 各回15名
【お申し込み方法】 4/14[木]正午よりメールにて受付いたします。
おかげさまをもちまして、定員に達しましたため2回とも受付を終了いたしました。多数のお申し込み、ありがとうございました。(4/14 14:05 記)
モイの「部活」第三弾は
です。ケアリングハンズ(Caring Hands)は、フィンランド発アフリカ生まれのリサイクルペーパーを使用したフェアトレートアクセサリー。
「援助より雇用を」との声に押されるように、ミッラ・ハッポネンがこの「ケアリング・ハンズ」というプロジェクトを起ち上げたのは2005年のこと。雑誌や新聞などのリサイクルペーパーは、アフリカ・ウガンダの女性たちの手にかかるとひとつひとつ表情の異なる、まるでイーッタラの「オリゴ」のようなかわいらしいビーズに生まれ変わりました。そして同時に、それまで「貧困層の中でももっとも貧しい人たち」と呼ばれていたウガンダの女性(おもにシングルマザーや未亡人といった)が経済的に自立し、子供に教育を受けさせることができるようになったのだそうです。素晴らしいですよね。
ちなみに、この「ケアリングハンズ」プロジェクトはフィンランドでも多くの人たちから賛同を得ており、あの、タルヤ・ハロネン大統領も身に着けていたり、ヘルシンキのデザインショップ「Bling Life」で扱われたりしているそうです。
──
というわけで、今回は自分で好きなデザインのビーズを選び、岡田牧子先生の指導のもとオリジナルのブレスレットをつくっていただきます(かんたんな作業ですので、初心者の方でも時間内に完成します)。
部活の【概要】と【参加方法】は下記の通り、ぜひお気軽にご参加ください!!
・日 時 5月18日[水] 19時30分~21時
・場 所 吉祥寺 moi[カフェ モイ]
・定 員 10名
・講 師 岡田 牧子(HANDKERTIC)
・部 費 1,500円(材料費・ドリンク代含む)
5/6 おかげさまをもちまして、定員に達しましたため受付は終了させて頂きました。どうもありがとうございました。
フィンランドジャズを中心とした北欧音楽の紹介・販売サイト「o-moro」の代表、シオミ ユタカさんを案内役に、フィンランドの音楽をみんなで聴きつつ、ゆったりおしゃべりしようという「部活」です。
シオミさんには、前回3月に「フィンランドジャズと出会う5枚」ということでご登場いただきましたが、今回はよりカジュアルに楽しめる雰囲気をかんがえています。もちろん「初心者大歓迎」、というか、フィンランドのジャズやその他の音楽についてバリバリ詳しいひとの方が少ないと思うので(笑)、むしろ、「へぇーこんな音なんだね」と「発見」することを楽しむ感じになればいいと思っています。
そして今回のテーマは、
3人以下の編成で演奏される音楽を「ピエニ・ムシーッキ(小さな音楽)」と命名して、ご紹介してゆく予定です。さて、どんな組み合わせの、どんな音楽と出会えるのでしょうか……?
──
オ・モロのフィン音楽部「ピエニ・ムシーッキの楽しみ」
・日 時 5月25日[水] 19時30分~
・場 所 moi[カフェ モイ] 吉祥寺
・定 員 10名
・ガイド シオミ ユタカ(o-moro)
・部 費 1,000円(ドリンクつき)
お申し込みは、お名前、人数、連絡先を明記の上メールにてお願いします。なお、お手数ですがメールの件名は「フィン音楽部」として下さい。店頭でお申し付けいただいてもかまいません。
みなさまのご参加、心よりお待ち申し上げております♪
ゆうべは【部活】、o-moroシオミさんを招いての【フィン音楽部】だった。
テーマは「ピエニ・ムシーッキの楽しみ」。ピエニ・ムシーッキ(pieni musiikki)というのはフィンランド語で「ちいさな音楽」、その名の通りソロ、デュオ、トリオといった小編成で演奏されたフィンランドの音楽(おもにジャズ)をみんなで聴き、おしゃべりに興じようという内容。そのなかで、なんとなく感じたことをメモとして書き留めておこう。
自由さ
これは、前回おなじくシオミさんに解説してもらった「フィンランドジャズと出会う5枚」という【部活】の場で話題にのぼったキーワード。
60年代に入ってから一気に「輸入」されたフィンランドのジャズは、それゆえ時系列に消化され進展するかわりに、あらゆるスタイルがごった煮的に混ぜ合わさった独特のスタイルを身にまとい進化することになる。さらに、当時ジャズを演奏していたミュージシャンたちが、ジャズにかぎらずロックやポップス、クラシック、あるいは民族音楽などのさまざまなバックボーンを持っていたため、よりいっそうその演奏はよくいえば「多種多様」、悪くいえば「つかみどころのない」ものとなっていった。フィンジャズが、いわゆるアメリカのジャズとも、その影響のもと開花したデンマークやスウェーデンなどスカンジナヴィアのジャズとも明らかに異なる印象を受けるのはそのためである。
編成という点にも、フィンランドのジャズの「自由さ」は際立っている。
たとえば、いま来日中のニクラス・ウィンターとテーム・ヴィーニカイネンは、ギター2本だけで一枚のアルバムをつくってしまったし、同じく来日中のレイヤ・ラング・トリオは女声ボーカル、ギター,それにベース(ときにヴァイオリンに持ち替えたりもする)という不思議な編成だったりする。こうあるべきという「定型」がまったく頭にないようでもある。それが彼らのルールなのだろうか? いや、もっと自然体で破綻(?)しているのが彼らのユニークさじゃないだろうか。
それは、いってみれば「DIY精神」のようなものかもしれない。北欧の人たちが大好きな「DIY」。休日に、あるいは仕事の後に、ありあわせの材料でコツコツと黙々と大工仕事に打ち込むあの感じ。いい鍵盤奏者がみつからなかったら仲間のギター弾きを連れてきてトリオを組んだり、ドラムがみつからなかったらいっそドラムレスにしてしまったり……。そんなDIY的な音作りのなかから、思いがけず新鮮なサウンドや絶妙な駆け引きが生まれてくるのだ。
アタマの中から、いちど「~はこうあるべき」という先入観を取り払ってしまうと、フィンジャズはいままでよりずっと親しげに微笑んでくれるような気がする。
12月に入り、ここ吉祥寺にもようやく冬がやってきたようです。
慌ただしい年末を迎える前に、しばし北欧のクリスマスに思いをはせるひとときを……
ということで、フィンランドの音楽を紹介するWEB SHOP「o-moro」のオーナー塩見 裕さんの案内で
を開催します。今回は、ふだん耳にする機会の少ないフィンランド語で歌われるクリスマス音楽をたくさん聴かせていただく予定です。北欧、フィンランドの音楽に関心のある方はもちろん、フィンランド語を勉強中の方々にもためになると思います。
当日は、リリースされたばかりでまだ日本では入手しづらいフィンランドのアカペラグループ「Rajaton(ラヤトン)」の素敵なクリスマスアルバムをはじめ、フィンランドのクリスマスCDの販売も行いますので、自分用としてはもちろん、プレゼント用としてもぜひお役立てください。
みなさまのご参加をお待ちしております。
◎ フィンランドのクリスマス音楽を聴くちいさな集い
日 時/12月11日[日]19時~(20時30分閉会予定)
案内役/塩見 裕(o-moro)
会 場/吉祥寺 moi[カフェ モイ]
参加費/1,000円(あたたかいドリンクつき)
申込み/先着順 下記の要領でメールよりお申し込み下さい。
12/4 定員に達しましたため受付は終了させていただきました。ありがとうございました。
あと二週間ほどで、いよいよクリスマスの週末がやってきます。
ここ吉祥寺の「moi」では、フィンランドのクリスマス(Joulu)にちなんだお菓子をワンプレートにした
を23日(祝)、24日[土]、25日[日]の3日間(各日10セット限定)
でご用意いたしました。メニューは、
・ヨウルトルットゥ
(星をかたどったクリスマスパイ)
・ピパルカック
(クリスマスのジンジャークッキー)
・コルヴァプースティ
(フィンランド風シナモンロール)
・アイスクリーム
(クラウドベリージャムorリンゴンベリージャム添え)
そして
・ぶどうジュースのグロッギ
(スパイスを使ったあたたかいクリスマスの飲み物)
で、お値段は1,500円(税込み)です。なお、こちらは23日(祝)、24日[土]、25日[日]各10セット限定となりますが、あらかじめお電話でのお取り置きもさせていただきます(お席のご予約ではありませんのでご了承ください)。
お取り置きは営業時間内(正午~20時、火曜日を除く)にお電話いただき、お日にちと数をお知らせ下さい。
ぜひ、北の国の家庭的なクリスマスの雰囲気をお楽しみいただければと思います。みなさまのご来店をお待ちしております♪
moi店主
2月4日[土]&2月5日[日]の二日間、吉祥寺のmoi [カフェ モイ]では「ルーネベリのタルト」が食べられます(各日とも10個限定)
今週の日曜日、2月5日はヨハン=ルードヴィグ・ルーネベリおじさんの誕生日です。ルーネベリおじさんの誕生日には、
を食べるのがきまりです。ルーネベリのタルトというのは、こういう感じのおやつです。
で、ルーネベリおじさんって誰? という話ですが、フィンランド国歌(「わが祖国」)の原詞を書いた国民的詩人です。えらい人です。そこでフィンランドでは、このルーネベリおじさんの好物だったと云われるお菓子を毎年2月5日、彼の誕生日に食べるならわしとなりました。
このルーネベリタルト(ぼくも大好物!!)、見たところは小振りなおやつですが実はとっても凝っています。アーモンドの香りが漂う生地には砕いたジンジャークッキーを入れ、シロップをしみ込ませてしっとりと焼き上げます。そしててっぺんには甘酸っぱいラズベリージャムが乗り、その周囲をぐるっとアイシングで目玉のように飾ります。マリメッコのテキスタイルに、このお菓子のデザインをあしらったものがあることをご存知の方もいらっしゃるでしょう。
ともかくこのお菓子、とても手間ひまかかってます。手間ひまかかるというのは原価がかかるということで、お店としては「ぶっちゃけ儲からない」ということでもあります(汗)。なのでメニューとして出すかどうか悩ましいところではありましたが、お菓子担当のスタッフと相談の上、ルーネベリおじさんに敬意を表して、二日間だけ数量限定でお召し上がりいただくこととなりました。両日とも10個限定ですので、どうぞお早めにご来店下さいね。フィンランドの方角を向いて黙々と食べると今年一年よい年になるかもしれません、よ!? ご来店お待ちしております。
◎ ルーネベリのタルト 450円
・2/4[土]、2/5[日]各10個限定
・ドリンクとのセット割引対象外となります。ご了承下さい。
3月7日[水]より19日[月]まで店内の一部スペースにて
を開催します。
これは、今回の発起人である上山美保子さんが職場や仲間からあつめたフィンランド関連のグッズ、書籍など(新古品、中古品)を当店にて陳列・販売し、その売上を一部経費等を除いた上で「あしなが東日本大地震・津波被害遺児募金」(東日本大震災遺児への一時金、貸与奨学金、心のケアプログラム開催費など)に寄付しようというものです。上山美保子さんはフィンランド語の講師、翻訳などされており、以前からmoiでもイベント等でお世話になっているご縁で今回のプロジェクト実施にあたり会場としてお声掛けいただきました。
プロジェクトの詳しい趣旨、プロジェクト名の由来(「フーさんって誰?」)などにつきましては、ぜひ上山美保子さんのブログをご参照下さい。
以下は、このプロジェクトにあたっての当店からのお願いとなります(随時追加する可能性があります)。
【商品について】
スペースの都合上、商品をいっぺんに陳列することができません。商品(現時点で100点近く集まっているようです)は、様子をみながら随時こちらで追加補充させていただくことになります。また、出品予定の商品にかんするお問い合わせはご遠慮いただいております。早く来たほうがいい物と巡り会えるというわけでは必ずしもありませんので、お時間のあるときにぶらりと覗いていただき、もし気に入ったものがあればご購入いただければ幸いです。
【販売について】
商品は入口右手の棚に陳列しますので、特にカフェのご利用がなくてもお買い物していただけます。
【お支払いについて】
現金のみとなります。また、こちらのお買い物は「寄付」となる関係上、当店の通常のお買い物、ご飲食代の精算とは別会計にさせていただきます。お手数をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い致します。
【包装について】
商品につきましては、中古品なども多いため箱がないもの、包装されていないものがほとんどです。最低限のショッピングバッグなどはご用意させていただく予定ですが、お客様にてエコバッグなどご持参いただけますと大変助かります。またプレゼント用ラッピングなども受け付けられません。何卒よろしくお願い致します。
【商品のご提供について】
今回のプロジェクトで出品する商品はすべて、上山さんの個人的なつながりであつめられた物となります。当初の予定を上回る量の商品が集められましたため、追加での商品提供のお申し出はお断りさせていただいております。今後、広く商品提供をお願いさせていただく場合には、あらためて上山さんのブログ等を通じて呼びかけさせていただくことになるかと思いますので、その折りにはご協力の程お願い致します。
みなさまのご協力よろしくお願い致します。 店主
◎ 3/22 追記
フーさんから日本の子どもたちへプロジェクト。おかげさまをもちまして無事終了、予想をはるかに超えるたくさんの方々に関心を持っていただき、ご参加いただきました。あらためてこの場を借りて御礼申し上げます。
売上(経費を除く)93,915円は、すでに主宰者の上山みほこさんの手を通じて「あしなが東日本大地震・津波被害遺児募金」にすでに振り込まれております。くわしくは上山みほこさんのブログ→ ★ をご覧下さい。
また今後このような機会がありましたら何卒よろしくお願い致します。 店主
2000年12月28日の朝、ちょっと大げさに言えば世界がいましも21世紀に突入せんとするその直前、ぼくは当時フィンランドに暮らしていた「関本竜太」なる人物に一通のメールを送信した。「お店の設計をぜひお願いしたいのですが…」。そのころぼくはBunkamuraというところで働くサラリーマンだったし、物件が決まっているワケでもなかった。にもかかわらず、なんの面識もない「どうやら一応、一級建築士ではあるらしい」人物に仕事の依頼をしてしまった。どうにも怪しすぎる…。しかし数時間後、関本さんからの返信を見て思わずのけぞった。「その仕事、ぜひ引き受けさせて下さい」。こっちがこっちなら、あっちもあっちだ。どうかしてる!! 佐藤春夫の短編「美しき町」のようだと思った。
その後フィンランドから帰国した関本さんは、2002年2月「一級建築士事務所リオタデザイン」を設立する。そしてそのおよそ半年後の2002年7月18日、独立後の初仕事として彼が手がけた店「moi カフェ モイ」が荻窪にオープンする。つまり、moiもRIOTADESIGNも今年で
というわけで、moi(荻窪→吉祥寺)の設計者にして、フィンランドに建築留学していた経験ももつRIOTADESIGN主宰・関本竜太さんにこの10年間に手がけた作品をご紹介いただきながら、北欧で感じたこと、現在の日本に思うことなどをお話しいただく機会をもうけました。
イベントの概要、申し込み方法は下記の通りです。建築や北欧のデザインに関心のある方はもちろん、いつかは理想の家を建ててみたい!! という方も、ぜひぜひふるってご参加下さい!! 店主
──
◎ リオタデザインの10年
出 演:関本竜太(「RIOTADESIGN」主宰)
日 時:2012年7月25日[水]19時~(開場18:45)
場 所:moi[カフェ モイ] 吉祥寺
参 加 費:1,500円(ワンドリンクつき)
申し込み:先着順(定員に達し次第締め切らせていただきます)
ライブのお知らせです。
いつも散歩の途中ふらりと立ち寄ってくださる山田稔明(GOMES THE HITMAN)さんのアコースティックライブをモイで開催します。
タイトルは
フィンランド語になじみのある方ならおわかりかと思いますが、フィンランド語で「猫」はkissa(キッサ)、「喫茶店」はkahvila(カハヴィラ)、猫好きな山田さんの歌声を喫茶店できく夕べ、そんな感じの一夜です。特に今回は、学生時代を吉祥寺で過ごした安宅浩司さんを迎えてわずか20名足らずのお客様と過ごすスペシャルなセット、ぜひこの機会をお見逃しなく!!
──
◎ 〈関東百景#5〉utagoe kissa kahvila
2012年8月18日[土]@吉祥寺 moi [カフェ モイ]
19:00開場/19:30開演/前売2,500円(1ドリンク付き)
*ドリンクはアイスコーヒーかオレンジジュースをお選びください
出演;山田稔明 with 安宅浩司
2012.7.25追記 おかげさまをもちまして、チケットは完売となりました。お申し込みいただいた皆様、ありがとうございます!
*予約受付は「GOMES THE HITMANオフィシャルサイト」からお願い致します。moiでは予約受付はしておりませんのでご了承下さい。
もしもあしたからフィンランドで暮らすことになったら……?
あなたなら、さて、まず最初になにをしますか? 家を探す? 仕事を探す? 頼りになりそうな友人をつくる? それともまずは映画でも観て気を落ち着かせる? そんなときなんとも頼りになる、つまりこうした情報をすべていっぺんに手に入れることのできるものが、フィンランドにはあります。
です。フィンランドの新聞は、日本の新聞とはくらべものにならないくらいたくさんの情報がぎっしりつまった「情報の玉手箱やぁ~」なのです(笑)。そこで今回は、「もしもあしたからフィンランドで暮らすことになったら?」という仮定で「フィンランドの新聞を読む」、そんなワークショップをおこないます。
参加者ひとりひとりが「あしたからフィンランドで暮らさなきゃ! えらいこっちゃ!!」という気分で求人情報、賃貸情報、映画館情報、スーパーマーケットの広告など必要な(&たいして必要ないかもしれない)情報をフィンランドの新聞から読み取っていきます。
参加資格は、
とりあえずリアルでもバーチャルでも、いつかフィンランドに暮らしてみたい人!!!
フィンランド語は、読めても読めなくてもどちらでもかまいません。でも、勉強中の方ならいっそう楽しいことでしょうね。とにもかくにも、大好きなフィンランドのことをもっともっとよく知ることができますよ!!! ワークショップは2回完結、お申し込みはいつもながら先着順なので早め早めにお願いいたします。ご参加お待ちしております。
◎ もしもあしたからフィンランドで暮らすことになったら……?
日 時 2012年8月29日[水]&9月19日[水] *2回完結 各日とも19時~20時30分
場 所 moi(カフェ モイ) 吉祥寺
講 師 上山 美保子(フィンランド語講師/翻訳/通訳)
定 員 12名
参加費 3,800円(2回分)
◎ 8/10追記 おかげさまをもちまして受付は終了させていただきました。
よろしくお願いいたします!!
冬。雪景色に包まれた静寂の街。夜空に揺れるオーロラの幻想的な光。そして、クリスマス……。フィンランドが、ある意味一年でもっともフィンランドらしい季節、冬。そんな冬のフィンランドの人たちのくらしを、冬のフィンランドを題材にした絵本を紹介しながらみなさんと一緒に知り、楽しむトークイベントです。
おはなしは、フィンランドでよく知られる児童文学『フーさん』シリーズの邦訳や『タビトモ会話〜フィンランド語』の著者でもある上山美保子さんです。クリスマス前のひととき、フィンランドの冬と人々のくらしに思いをはせてみませんか? ご参加お待ちしております!!
──────
絵本で知る〜フィンランド冬物語
出 演:上山美保子
日時:2012年12月19日[水]18時30分〜(開場18:10)
場所:moi[カフェ モイ] 吉祥寺
参加費:1,500円(小さなおみやげつき)
申し込み:先着順(定員に達し次第締め切らせていただきます)
参加希望の方は、
お名前、連絡先お電話番号、人数を明記の上、メール(件名「フィンランド冬物語」)にて下記アドレスまでお申し込み下さい。折り返し、受付確認メールを送らせていただきます。
また、申し込み受付完了のご連絡は営業時間内(正午~20時)となりますので、あらかじめご了承下さい。
昨年に続き、今年も「フーさんから日本の子どもたちへ」プロジェクトを開催します。
これは、フィンランドにゆかりのある品物(中古品)をお客様に買っていただき、その売上から諸経費を除いたものを「あしなが東日本大地震・津波被害遺児募金」に寄付、震災によって被害を受けた子どもたちのために使っていただこうという趣旨のイベントです。
今年も主宰者・上山美保子さんのご尽力の結果、たくさんの雑貨、CD、雑誌などフィンランド好きにとって垂涎モノの品物がmoiに集まっております(趣旨に賛同いただき品物をご提供いただいた皆様、この場を借りて御礼申し上げます)。できるだけたくさん売り切って寄付金を多くすることが目的ゆえ、価格もビックリするくらいお値打ちとなっております。特に書籍、雑誌関係は日本では入手困難なもの、すでに絶版となっているものも少なくありませんのでぜひこの機会にお求めいただければと思います。
また、同時に写真洗浄ボランティア「あらいぐま作戦」でもお世話になった「りす会」の佐藤咲子さんによる写真展示、ポストカード販売、写真絵本「空のカーテン」の販売も行います。これは、咲子さんがフィンランドの北極圏で体験した「極夜」という現象をリスの視点で表現した作品となっており、フィンランドの冬の荘厳な「光」と可憐なリスたちの姿を楽しむことができます。今回は咲子さんの御厚意により、こちらの売上の一部も「フーさんから日本の子どもたちへ」プロジェクトに寄付していただけることになりました。あわせてぜひお求めいただければと思います。
なお、ひとつお願いですが、募金にあたって梱包材の経費を極力抑えたく思いますので、ぜひご来店の折にはエコバッグをご持参くださいますようお願い致します。
日程は下記の通りです
会期 3月7日[木]〜3月20日(祝)
営業時間 正午〜20時 13日[水]のみ13時〜16時
場所 moi[カフェモイ]吉祥寺
みなさまのご来店、ご協力をお待ちしております!
出品される品物について(販売CDリスト)、「フーさんから日本の子どもたちへプロジェクト」趣旨、最新情報などにつきましては、ぜひ主宰者・上山美保子さんのブログ「北極星を真上に見上げて」をご覧いただけますようお願い致します。
ひさしぶりにトークイベントのご案内です。しかも、昨年7月のイベントで大好評だった建築家・関本竜太さんが再登場します。
今回は、「moi」の設計者でありフィンランド建築留学の経験ももつ関本さんが、見慣れた街の光景の中にそこからデザインが芽生える、いわば「デザインのたね」を見つけ出し、素朴な生活者の目線からいっしょにデザインについて考えてみようというもの。
プロフェッショナルではないけれど建築やデザインに興味がある、街を歩きながら不思議なもの、面白い光景を見つけるのが好きというみなさんのご参加お待ちしております!
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◎ 無意識のデザイン
出 演:関本竜太(「RIOTADESIGN」主宰)
日 時:2013年10月30日[水]19時~(開場18:45)
場 所:moi[カフェ モイ] 吉祥寺
参 加 費:1,500円(ワンドリンクつき)
申し込み:先着順(定員に達し次第締め切らせていただきます)
参加希望の方は、お名前、連絡先お電話番号、人数を明記の上、メール(件名「トークイベント」)にてお申し込み下さい。折り返し、受付確認メールを送らせていただきます。
また、申し込み受付完了のご連絡は営業時間内(正午~20時)となりますので、あらかじめご了承下さい。
11/30[土]より12/23(祝)まで、moiではノルウェーの絵本から飛び出した人気キャラクター「キュッパ」とのコラボカフェを期間限定で開催します。
先日テレビ番組『世界ふしぎ発見』であの「スーパーヒトシ君」とも夢の競演(?)を果たし人気沸騰中の「キュッパ」ですが、期間中は新商品をふくむ入手可能なキャラクターグッズのほぼすべてをお求めいただけます。新商品「キャンドルホルダー」はクリスマスプレゼントに最適!その他、クリアファイル、ハンカチ、ポストカードなど多数。
また、期間中カフェでは次のような限定メニューもご用意しておりますので、ぜひお召し上がり下さい。
◎ キュッパのキャラメルケーキ 500円(ドリンクと一緒にご注文ください)
優しいキャラメル風味は谷保「WILL cafe」特製。イベント期間限定の特別仕様です。
◎ キュッパのチキンサンド 800円
ササミと玉ねぎを使ったヴィオレマスタードのまろやかな甘みが特徴のサンドイッチ。
*週末&数量限定につき売り切れの際はご容赦ください。
みなさまのご来店をキュッパともどもお待ちしております!!
「GLAUBELL」は、「自家焙煎コーヒー豆とコーヒータイムを楽しむ」をコンセプトに、焙煎だけでなく、抽出器具の提案、コーヒー教室や本の執筆などさまざまなかたちで「コーヒーのある暮らし」を提案してくれるお店。そんな「GLAUBELL」のカタチは、店主であるロースター狩野知代さんのキャラクターそのもの、とボクはつねづね感じています。研究熱心で好奇心の塊、そしてなんといっても陽気!!
昨年の夏、「パリのコーヒーがおもしろい」、そんな話をフランス旅行から戻ったばかりの狩野さんから伺いました。開店前だったためゆっくり伺う時間はなかったのですが、コーヒーの嗜好やロースターの話、最新の人気カフェについてなど興味津々な話題は尽きず、その場でぜひイベントをやりましょう!とお誘いしたのでした。そして、さらにその後2回のパリ旅行(もはや「視察」?)を経てこぎつけたのが今回のこのイベントです。
カフェといえばパリ、パリといえばカフェ。そんな「花の都」パリではいま、どんなコーヒーが愛され、どんなカフェが注目されているのか。フランス好き、コーヒー好き、カフェ好き、そんなみなさんに「パリのコーヒー」の最新トレンドをいち早くお伝えするイベントです。当日、狩野さんが淹れてくださるパリみやげのコーヒーとともに、ぜひ楽しいお話に耳傾けてみてはいかがでしょう?
なお、人数が各回とも少なめになっておりますのでぜひ早めにお申し込み下さい。
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出 演:狩野 知代(「GLAUBELL」店主)
日 時:2014年3月21日(祝金)
☆1回目 13時〜(開場12:40・約90分)
☆2回目 16時〜(開場15:40・約90分)
なお、1回目、2回目とも内容は同じです
場 所:moi[カフェ モイ] 吉祥寺
参 加 費:2,000円(狩野さんが淹れるパリみやげのコーヒーつき)
*当日会場にてご精算いただきます
定 員:各回12名
申し込み:先着順(定員に達し次第締め切らせていただきます)
参加希望の方は、
お名前、連絡先お電話番号、人数、ご希望の回/1回目(13時)or2回目(16時)を明記の上、メール(件名「トークイベント」)にてお申し込み下さい。折り返し、受付確認メールを送らせていただきます。
また、申し込み受付完了のご連絡は営業時間内(正午~20時)となりますので、あらかじめご了承下さい。
70年代に登場して以来、世界中の子どもたちから愛され続けてきたチェコのアニメ「アマールカ」。
3/18[火]から3/31[月]まで、その「アマールカ」にちなんだイベント『アマールカ・スプリング・フェスタ』が吉祥寺・三鷹エリアで開催されます。期間中、上映会やワークショップなどアマールカにちなんだイベントが多々開催されますが、moiもコラボメニューというかたちで参加させていただきます。
メニューは、
アマールカのおやつセット 1,100円(税込)
(キャラメルミルク + WILLcafe特製カップケーキ1個)
黄色い髪に青い花の冠をかぶったアマールカの姿をイメージして、レモン風味のアイシングに青いお花をあしらったクランベリー&柑橘の特製カップケーキを谷保のWILL cafeさんにつくっていただきました。ドリンクは、あたたかいミルクにキャラメルシロップを添えてお出ししますのでお好みでお楽しみください。
数量が少なくなっておりますのでお早めのご来店をお願い致します。売り切れの際にはご容赦ください。
ご来店お待ちしております。
【フィンランドの人と暮らしを知って、さらにそれが震災遺児への募金にもつながるというイベントのご案内です】
多くの尊い命が奪われた東日本大震災から3年が過ぎました。モイでは過去2回にわたり、上山美保子さんの提案のもと「フーさんから日本の子どもたちへ」プロジェクトにご協力させていただきました。北欧・フィンランド関連のリサイクル品を買っていただき、その売上の一部を寄付するという前回、前々回とは趣向を変え、3回目となる今回は、トークイベントへの参加によって「あしなが東日本大震災・津波被害遺児支援募金」への寄付にご協力いただくというかたちでの開催となります。以下、イベント内容のごあんないです。
ムーミン、オーロラ、サウナ、ヘビメタ、モータースポーツ、そしてデザインや建築などなど、ぼくらのフィンランドへの関心は幅広くさまざまですが、じつはそうした多種多様なフィンランドの文化、人びと、自然を知ろうとするとき、たくさん発行されているカラフルで楽しい「フィンランドの切手」がとても役に立つのです。今回は、フィンランドのスペシャリストにして切手コレクターでもある上山美保子さんの案内のもと、切手をとおしてフィンランドを旅していただきます。フィンランドのことをもっと知りたいという方、フィンランドの切手に興味があるという方、ぜひぜひご参加ください!
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◎ 切手で旅するフィンランド〜フーさんから日本の子どもたちへ
出 演:上山美保子[フィンランド語翻訳/通訳/講師]
日 時:2014年5月4日[日]
☆1回目 13時30分〜(開場13時10分・約90分)
☆2回目 16時〜(開場15:40・約90分)
なお、1回目、2回目とも内容は同じです
場 所:moi[カフェ モイ] 吉祥寺
参 加 費:2,500円(当日会場にてご精算ください)
*参加費には下記が含まれます
「あしなが東日本大震災・津波被害遺児募金」への寄付金
フィンランド家庭料理研究家・西尾ひろ子さんによる焼き菓子
フィンランドのコーヒー
定 員:各回15名
申し込み:先着順(定員に達し次第締め切らせていただきます)
参加希望の方は、
お名前、連絡先お電話番号、人数、ご希望の回/1回目(13時30分)or2回目(16時)を明記の上、メール(件名「トークイベント」)にて下記アドレスまでお申し込み下さい。折り返し、受付確認メールを送らせていただきます。なお、ご来店時に直接、もしくは営業時間内にお電話でもお受け致します。
また、申し込み受付完了のご連絡は営業時間内(正午~20時)となりますので、あらかじめご了承下さい。
夏から秋にかけて、フィンランドへの旅を計画されている方も多いと思います。せっかくなので、現地でしか体験できないアクティヴィティーをと考えている方もいらっしゃることでしょう。
そこで、ひさしぶりにイベントのご案内です。フィンランドで「ジャズ」を聴いてみるというのはいかがでしょう? ライブハウスはちょっと敷居が高くて……という方々を対象に、
☆ ヘルシンキを中心におすすめのライブスポット、レコードショップ
☆ いま盛り上がっている最新ジャズフェス事情
☆ フィンランドジャズの魅力と特徴、おすすめのアーティストとCD
など、映像や写真をまじえつつご紹介いたします。もちろん、よくわからないけれどフィンランドのジャズに関心があるというみなさんも大歓迎。
ナビゲーターは、フィンランドのミュージシャンと親交も深く、最新のフィンランドジャズ事情にもくわしい豊嶋淳志、操ご夫妻です。
お申し込みはメールで。また、営業時間内でしたらお電話、あるいはご来店時に直接お声かけいただいてもOKです。この夏は、白夜のフィンランドに思いをはせつつジャズに耳傾けてみませんか? ご参加お待ちしております。
◎ JAZZ IN FINLAND
日 時 2015年7月5日[日]18時30分〜20時予定(OPEN18時)
場 所 moi カフェ モイ(吉祥寺)
出 演 豊嶋 淳志(ジャズトランペット奏者、アレンジャー)
豊嶋 操(通訳案内士、医療通訳)
料 金 1,500円(ドリンクつき)
申し込み(定員に達し次第終了)
お名前、参加人数、お電話番号を記入の上、下記までメールにてお申し込み下さい。件名は「イベント参加希望」として下さい。受付完了次第、メールを差し上げます。2日以上経過しても返信がない場合、お手数ですが確認のご連絡をお願い致します。
当店の営業時間内であれば、お電話、あるいはご来店時にお声掛けいただいても受付させていただきます。
↓ヘルシンキの街がライブスポットに変身…「WE JAZZ」のドキュメンタリーフィルムより映画『365日のシンプルライフ』の音楽担当としてもおなじみTIMO LASSY編です。
萩原健太郎さんの近著『北欧とコーヒ』(青幻舎)が人気です。「北欧」と「コーヒー」については、雑誌媒体などでこれまでもたびたびとりあげられてきましたが、カフェやうつわの紹介などが主で、文化や歴史をふくめた【北欧の暮らしのなかにあるコーヒー】という視点からのアプローチはあまりなかったような気がします。
じつは、著者の萩原さんとはかれこれ10年ほどのおつきあいで、今回の本のなかでも「moi」についても取り上げていただきましたが、その際の取材やそれ以前の雑談のなかでいろいろ興味深いお話しをさせていただきました。そこで、紙面の関係上、本には書けなかったこぼれ話などふくめ写真を眺めつつフリートークスタイルで展開するトークセッションを急きょ開催することにしました。「民藝」についても造詣の深い方なので、そんな話も飛び出すかも…。いわば、別冊『北欧とコーヒー』?!
ぜひふるってご参加下さい!!
◎ 『北欧とコーヒー』トークセッション〜萩原健太郎さんを迎えて
期 日:11月28日[土]18時30分開始(20時終了予定)
会 場:moi(カフェモイ・吉祥寺)
出 演:萩原 健太郎(『北欧とコーヒー』著者、ジャーナリスト)
聞き手:岩間 洋介(moi店主)
参加費:1,500円(1ドリンクつき)
お申込:
お名前、お電話番号、人数を明記の上、メールにてお申し込み下さい(ご来店時にお声掛けいただいてもOK)
※こちらからの返信メールをもって受付完了とさせていただきます。返信がない場合、お手数ですがあらためてご連絡をお願い致します。
※お申し込みは先着順です。満席になり次第終了させていただきますので、お早めに。。
以上、よろしくお願い致します。
3月6日[日]午後6時30分より、『カレワラの夕べ』というこじんまりとしたイベントがおこなわれます。まだ若干名の参加が可能とのことですので、こちらでもご案内させていただきます。
フィンランド各地で語り継がれてきた物語を医師であったエリアス・リョンロットが採集、編纂した民族叙事詩『カレワラ』。
今回は、この『カレワラ』の序章を橋本ライヤさんが朗読、解説してくださいます。フィンランド語の豊かな響きで『カレワラ』の原風景を味わっていただくことのできる貴重な機会です。日本語による訳もつきますので、フィンランド語がわからないという方もご安心ください。
さらにフィンランドで研鑽を積んだメゾゾプラノの駒ヶ嶺ゆかりさん、ピアノの水月恵美子さんのおふたりによるシベリウスの歌曲の演奏もあります。なお、会場の都合上、ピアノ伴奏は録音したものとなります。
ご興味のある方は、ぜひお早めのお申し込みください。
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◎ カレワラの夕べ
公演日 3月6日[日]18時30分〜20時(開場18時)
会 場 moi カフェモイ(吉祥寺)
参加費 2,000円(シナモンロール、ドリンクつき)
フィンランドの国民的叙事詩「カレワラ」にちなんだイベント、《カレワラの夕べ》を開催しました。まずは、ご来場いただきました皆様どうもありがとうございました。
コクミンテキジョジシというとなんだかむずかしく聞こえますが、フィンランドの人びとのあいだで長く語り継がれてきた荒唐無稽の物語です。そのすごさに気づいた医者のエリアス・リョンロットが、各地を訪ね歩いては採集した数々のおはなしをまとめて一冊の本として出版したのが1835年2月28日のこと。この『カレワラ』を手に取った当時のフィンランドの人びとは、自分たちの郷土に独自の、しかもこんなにも豊かな物語があったのか! と驚き、それがやがて独立への機運へとつながっていったともいいます。そんなこともあって、フィンランドでは『カレワラ』が出版された2月28日は、いまでは国民の祝日「カレワラの日」と制定されているのだそう。
今回のイベント《カレワラの夕べ》は、子どものころから「カレワラ」に親しんできたというライヤ橋本さんの「日本でもなにかカレワラにちなんだイベントを!」という思いを受けて、フィンランドで音楽を学んだ駒ケ嶺ゆかりさん、そして水月恵美子さんのおふたりがアレンジしてくださいました。モイとしては会場提供というかたちでの協力でしたので、イベント内容についてはフタを開けてみないことにはわからないという感じでしたが、そのぶんワクワクしながらお客様目線で楽しむことができました。そこで、以下にすこし当夜のレポートを。
まず最初は、ライヤ橋本さんによる朗読で「カレワラ」の序章を聴きます。「カレワラの魅力は、なんといってもまずその韻律にある」と言うライヤさん、ときに歌うように、流れるようにカレワラを読んでいきます。そのリズムは、森の小鳥のさえずりだったりそよぐ風、川のせせらぎを思い起こさせてくれます。そして、段落ごとに駒ケ嶺さんが日本語訳を朗読。
つづいて、カレワラの成り立ちや壮大な物語をかいつまんでライヤさんが説明してくださいました。なんでも、たいがいのフィンランドの家庭にはこの『カレワラ』があるのだとか。自身も、息子さんが子どものころプレゼントしてあげたそうです。こうやってフィンランド人の「DNA」は受け継がれてゆくのでしょうか。
ライヤさんによると、日本で「カレワラ」が紹介されたのは、昭和12(1937年)森本覚丹の訳により日本書荘から出版されたのが最初とのこと。『カレワラ』のフィンランドでも出版からちょうど百年くらい後ですね。ほかにも、来日以前の小泉八雲は「カレワラ」を研究していたとか、『指輪物語』のトールキンは『カレワラ』を原語で読むためにフィンランド語を勉強していたといったエピソードも紹介されました。あるいは小泉八雲は、古代から日本の人びとのあいだで語り継がれてきた昔話の数々に「カレワラ」に通じる豊かさを「発見」したのかもしれません。
会場には、ライヤさん秘蔵の「カレワラ」コレクションの数々も展示され、みなさん自由に手にとってご覧になられていました。
ライヤさんによる楽しいお話の後は、メゾゾプラノの駒ヶ嶺ゆかりさんによる演奏でシベリウスの歌曲を4曲。駒ヶ嶺さんは札幌を拠点に活躍する声楽家で、フィンランドではピアニストの舘野泉さん、夫人で声楽家のマリア・ホロパイネンさんのもとでシベリウスをはじめとした北欧の歌曲とその世界について学ばれました。
演奏されたのは、フィンランド語の詩による「川面の木屑」op.17-7、「泳げ、泳げ、青い鴨」、そしてスウェーデン語による「3月の雪」op.36-5、そして「3月の雪の上のダイヤモンド」op.36-6でした。「川面の木屑」は、水際に流れ着いた木屑をみて、どこか遠くで花嫁を迎えにゆく舟が作られたにちがいないと思いをはせるロマンティックな内容。自然とともに生きるフィンランドの人びとの心情が、メゾソプラノのふくよかな響きで細やかに歌われます。
演奏は、楽器のない当店の環境に合わせて特別に水月さんが制作してくださった音源が用いられました。「カラオケ」では息を合わせるのが大変ではと思いましたが、そこはさすがお互いの呼吸を知り尽くしたおふたりのこと見事なコンビネーションでした。
挨拶をするピアニストの水月さん。水月さんはシベリウス音楽院のご出身。舘野泉さんと共演したCDも発売されています。
お話と演奏の後は歓談タイム。モイのお飲み物とフィンランド風のシナモンロールで余韻を楽しんでいただきました。
「カレワラ」が大好きと語るライヤ橋本さん、少女のように目をキラキラ輝かせながらお話する姿がなんとも印象的でした。遠い北の国のコクミンテキジョジシが、ずいぶんと身近に感じられた一夜。
12月2日[金]は、イベントに出店のため吉祥寺のお店はお休みさせていただきます。
以下、出店するイベントについてご紹介いたします。
サイレント映画ピアニストの第一人者として活躍する柳下美恵さんが毎年クリスマスの時期に開催しているサイレント映画上映会の第10回目です。
★上映作品について
今回は、喜劇王バスター・キートンの代表作『恋愛三代記』(1923)が上映されます(63分長尺版)。キートンが、石器時代=ローマ時代=現代のそれぞれの時代で恋して、恋して、恋しまくるラブコメディーの傑作です。
参考/淀川長治による解説
SAMPLE キートンの『恋愛三代記』より人間ピタゴラ装置!?
Buster Keaton "Three Ages" 1923
★柳下美恵さんについて
映画の上映にあたっては、ピアニスト柳下美恵さんの生演奏による伴奏がつきます。じつは、実際に体験するまでは、場面に合わせていかにもそれっぽい音楽が即興でつけられるだけだとばかり思っていました。ところが、実際には非常に緻密に構成されたオリジナルの映画音楽といった印象で、まるで最初から譜面が残されていたかのように自然に映像と一体化していることに驚かされます。むしろ、音楽の力によって無声映画に新しい命が吹き込まれたような気さえするのですが、こればかりは実際に体験していただかないと伝わらないかもしれません。
映画の上映は18時30分からとなりますが、16時の開場から開演までの2時間半は、会場内にさまざまなショップが出店する「蚤の市」をお楽しみいただけます。
古書ドリスさん、ひるねこbooksさんその他のみなさんと一緒に「モイ」も初参加させていただきます。
メニューは、あたたかいコーヒー、あたたかいココア、そしてクリスマスらしいスパイスクッキーなど販売します。お時間に余裕のある方は少し早めにご来場いただくとよりお楽しみいただけます。
★会場について
会場となる日本基督教団「本郷中央教会」(地下鉄丸ノ内線、地下鉄大江戸線「本郷三丁目」駅5番出口より徒歩5分)は明治23(1890)年に設立、震災後、ヴォーリズ事務所出身のJ・H・ヴォーゲルとアメリカ帰りの川崎忍の共同設計により昭和4(1929)年に竣工した歴史的建造物です。夏目漱石の小説『三四郎』にもこの教会が登場するそうです。なかなか気軽には立ち入ることのできない空間ですので、早めに来場して建物の雰囲気もぜひ堪能してください。
★チケット
チケットは2,000円で、当日券のみのお取り扱いとのことです(定員150名)。当日、急に時間ができた、思ったより早く仕事を上がれたという方もぜひ駆けつけてください。
イベントの詳細は、こちら「柳下美恵さんの情報ページ」もご覧下さい。
建築家・関本竜太さんのトークイベントを開催します。
関本さんは、建築家のアトリエ勤務を経て2000年よりフィンランドのヘルシンキ工科大学(現「アールト大学」)に留学、帰国後の2002年「リオタデザイン」を設立、現在に至るまで住宅を中心に数々の作品を発表しています。おそらくご存知の方も少なくないと思いますが、「moi」も荻窪(2002年〜2007年)、そして現在の吉祥寺(2007年〜)ともに関本さんに内装デザインをお願いしております。
過去にも何回か関本竜太さんおトークイベントを開催、ご好評を得てきましたが、今回は雑誌『建築知識』の連載をまとめた新著『上質に暮らすおもてなし住宅のつくり方』(エクスナレッジ、2,200円+税)の発刊を記念して、快適な暮らしのため空間の隅々にに配された設計者による細やかな気配り=おもてなしの実例を紹介しつつ、いかにして心地よい空間をプロデュースするか、その極意(?)を惜しげも無く披露していただきます。もちろん、北欧フィンランドでのエピソードや「moi」の話もまじえて素人にもわかりやすく、カジュアルいお話しいただく予定です。
家を建てたいひとはもちろん、改築や部屋の模様替え、北欧のインテリアに関心のある方にとっても聞き応えのある内容になると思いますので、ぜひふるってご参加下さい。
なお、当日は会場にて『上質に暮らす おもてなし住宅のつくり方』の販売を行います。ご希望の方には関本さんにサインもしていただけますので、ぜひお求めいただけますようお願いいたします。
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関本竜太トークイベント「おもてなし住宅のつくり方」
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みなさまのご参加お待ちしております。
ポストカードショップとカフェとを兼ね備えたここ「moi」ならではの人気企画、ひさしぶりの開催です。
フィンランドは、じつは知る人ぞ知る「切手天国」。
美しい切手、かわいい切手、楽しい切手、ちょっと風変わりな切手などなど、色とりどりのさまざまなデザインの切手が毎年発行されています。そして、そうした切手たちは、北欧フィンランドの歴史や自然、ひと、文化をよく理解するための優秀な「道先案内人」でもあるのです。
そこで、切手収集家であると同時に、フィンランド語の講師や翻訳も手がける上山美保子さんをお迎えして、貴重なコレクションを手がかかりにもっとフィンランドを知り、もっとフィンランドを身近に感じましょうというのがこのイベント「切手で旅するフィンランド」。
春の日曜日の宵のひととき、ご一緒に楽しく過ごしませんか? お申し込みは以下の通りです。みなさまのご参加、心よりお待ちしております。
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◎ 切手で旅するフィンランド
日時 2018年3月11日[日] 18時30分(18時10分開場) 20時終演予定
会場 moi 吉祥寺駅より徒歩7分
おはなし 上山美保子(フィンランド語講師、翻訳)
参加費 2,500円(ドリンク、焼き菓子、ささやかなプレゼントつき)
以上、どうぞよろしくお願い致します。。
いつもお世話になっているアアルトコーヒーの庄野さんと、9月8日[土]の夜になにかやります。なにをやるかはまだまったく決まっていません。くわしくは決定次第ご案内させていただきますが、なにかやるということだけはとりあえず決定したのでまずはスケジュール帳に予定だけ書き込んでおいてください。
一応、ざっくりと「コーヒーとミステリ(仮)」という感じで、ミステリ好きの庄野さんとミステリ初心者の岩間とで北欧ミステリの話なんかしつつコーヒーを淹れるようなイベントをイメージしています。庄野さん、東京でも頻繁にイベントをやられていますが、いままでよそではやっていないような、庄野さんの趣味が爆発するようなユニークなことをやりたいと考えていますのでどうぞお楽しみに。
「猛暑のトンネル出口見えず」とか「命に関わることもある危険な暑さ」とか、とんでもない見出しと予想気温が連日目に飛び込んできてげんなりです。じっさい、日の高い時間帯にふらふら出歩くのは場合によって危険といえそうです。臨機応変に、すこし日が傾いたころをみはからって買い物に、散歩にと出かけるようなライフスタイルの変更が必要かもしれません。
そこで、2週間限定で平日の営業時間を1時間ずらしてみます。名付けて、
期間は、7月25日[水]〜8月6日[月]までの平日です。
通常11時30分〜19時(18時30分L.O.)のところ、12時30分〜20時(19時30分L.O.)と1時間後ろにずれます。
夕方、いつもより少しのんびりと、また会社帰りにちょろっと気分転換に、そんなふうにご利用いただければ幸いです。また、これにともない一部メニューの変更などの可能性もありますのでご注意下さい。
なお、土日祝はこれまでと変更ありませんのでお気をつけ下さい。春はあけぼの、真夏はヨル活でよろしくお願いいたします。
という、やたら長々しいタイトルのイベントをやります。イベントというよりは、なんかもう暑くていろいろイヤになってしまったのでみんなでお茶でもしつつ北欧の清涼感あふれる景色でも眺めない? というお誘いであります。
内容は、ぼくが秘蔵している北欧関係の映像(だいたい10年くらい前の?)の中からみなさんの投票により2本くらい選んで観ます。お飲み物とおやつ代1,000円いただきます。日時は、来週7月29日[日]の18時から19時半です。
もう暑いのは飽きた〜北欧に行きたい〜というひとが10名くらい集まってくれるとうれしいです。もし思ったよりも集まるようなら、次の週にでもあらためてセッティングします(ネタはあるので)。
北欧好きの暑気払いという感じで、ぜひご参加ください!! お申し込みは、お手数ですがメールでお名前、人数、お電話番号をお知らせください。
★ 7月24日記 受付は締め切らせていただきました。
◎ あまりに暑いので北欧の景色を観ながらただダラダラとお茶を飲むだけの会
日 時:7月29日[日]18時から19時30分
会 場:吉祥寺 moi(カフェ モイ)
お茶代:1,000円(お飲み物+おやつ)
最高気温の予想図をみたら、関東地方一帯がオレンジ色でも赤色でもなく、紫色になっている。これ、黒くなったらすなわち「死」を意味するのだろう。つまり、きょうの気温は「死」の一歩手前ということ。サバイバルだよ、人生は。
ところで、近々イベントをふたつ予定しています。日程のご確認お願いいたします。
徳島よりアアルトコーヒーの庄野雄治さんをお迎えします。「内容未定」ですが、庄野さんの好きなミステリ小説について語り倒してもらおうというモイならではの企画を予定。
北欧関連の著書も多いライターの萩原健太郎さんをお迎えします。こちらは、「公開取材」という初の試み。フィンランドのカルチャーについて、萩原さんがインタビューし岩間が答えるという構成になるらしいのですが ... ...。全体的には、カジュアルな北欧談義という感じになりそうです。
参加受付はあらためてご案内させていただきますので、取り急ぎ日程のみ押さえちゃってください!
なお、8月27日[月]は都合により17時30分にて閉店させていただきます。ご不便をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
読書の秋到来を前に、アアルトコーヒーの庄野雄治さんを徳島よりお迎えしてイベント「ミステリと、アアルトコーヒー」を開催いたします。
知るひとぞ知るミステリ愛好家である庄野さんに「わたしの3冊」をセレクト、ご紹介いただくほか、「ミステリと、ホニャララ」と題して「コーヒー」「北欧」といったキーワードから庄野さんのおすすめのミステリを披露していただく予定です。
庄野さんは都内各所で「コーヒー教室」などさまざまなイベントに参加されていますが、これまで庄野さんとぼくとでプライベートでかわしてきた本の話を今回はじめてイベントとしてみなさんとシェアしようというのがこの「ミステリと、アアルトコーヒー」です。
ミステリ好きも、これからミステリの扉を叩きたいというひとも、敷居の低〜いイベントですのでふるってご参加ください! なお、当日はアアルトコーヒー庄野さんに淹れていただくコーヒーとシナモンロールがつきます。
◎ ミステリと、コーヒー
日 時 2018年9月8日[土] 18時30分より(18時開場)
会 場 カフェモイ(吉祥寺)
出 演 庄野雄治(アアルトコーヒー) ききて:岩間洋介(moi)
参加費 2,000円
(庄野さんの淹れるコーヒー&シナモンロールつき)
申し込み方法
メールにお名前、お電話番号、人数の記入の上、下記アドレスまでお願いいたします。なお、件名は「ミステリ」としてください。こちらからの返信をもって受付完了といたします。
みなさまのご参加お待ちしております。。
9月15日[土]19時より、一風変わったイベント(のようなもの)を開催します。
先日、『北欧デザインの巨人たち あしあとをたどって。』(ビーエヌエヌ新書)、『北欧とコーヒー』(青幻舎)、『ストーリーのある50の名作椅子案内』(スペースシャワーネットワーク)などなど数々の著書でおなじみのデザインジャーナリスト萩原健太郎さんから、唐突にこんな話を持ちかけられました。
「え〜と、取材でフィンランドの音楽とか映画とかの話について岩間さんに聞かせてもらいたいんですけど、せっかくだから興味あるひとも一緒に参加できるよう公開しません?」
そして、なんだかよくわからないうちに「あ、うん、いいですよ」と返事をしてしまっていて、気づけば日程も決まってしまいました。もちろん、いくら好きとはいえ、ぼくはフィンランドの映画や音楽についてのスペシャリストではありません。なので「お勉強」的なお話はできないと思いますが、映画や音楽などフィンランドのカルチャーを通してぼくのかんがえる「フィンランドらしさ」をお伝えすることはできるでしょう。
というわけで、萩原さんとぼくとの北欧談義のような感じになると思いますが、「フィンランド同好会」みたいなノリで一緒になって話を聴いていただける方のご参加をお待ちしております! 漫才にならないよう気をつけます。。
◎ 公開インタビュー「フィンランドのカルチャーをめぐって」
日時 9月15日[土]19時より20時半
会場 カフェモイ(吉祥寺)
出演 聞くひと:萩原健太郎(デザインジャーナリスト)
聞かれるひと:岩間洋介(moi店主)
参加費 1,000円(お茶代)
お申し込みは、メールでお名前、人数、お電話番号を添えてお申し込みくださいませ。返信をもって受付完了とさせていただきます。
9/9追記 おかげさまをもちまして満席となりましたため、いったん受付は締め切らせていただきました。キャンセル等が出た場合、あらためてご案内させていただきます。
すでにとてもゆる〜い会になりそうな気がしておりますが、お気軽にご参加ください(一緒におしゃべりしましょう)。
夜、徳島よりアアルトコーヒーの庄野さんをお迎えして「ミステリと、アアルトコーヒー」なるイベントを開催。
アアルトコーヒーの庄野さんといえば、じつはたいへんな読書家で、しかもかなりの「ミステリ通」である。いっぽうのぼくは、いわゆるミステリを読むようになってまだ数年というビギナー。そのため、これまでにもよくおすすめのミステリを庄野さんから教えていただくということがあり、そんなこんなでいつか庄野さんに好きなミステリについて思い存分語り倒してもらうような超マニアックなイベントをやろうと話していたのである。それがようやく日の目を見た。
今回は、ぜんぶで10冊の思い入れのあるミステリを選んでもらったのだが、うち3冊は「庄野さんをミステリ好きにした出会いの一冊」「庄野さんにとっての永遠の一冊」、そして「庄野さんが選ぶミステリ入門者のための一冊」とし、残りの7冊(結果的に9冊になったけど)は「コーヒー」「警察もの」といったキーワードを挙げて紹介していただいた。イベント前、もし「道場破り」みたいなマニアなお客さんが来たらどうしよう? などとふたりしてドキドキしていたのだが、実際にはいかにも本好きな朗らかなお客様たちばかりで、後半は参加されたみなさんの好きなミステリなどにも耳傾けつつ愉快な時間を過ごすことができた。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました! そして、おそらくこの日最大の見ものといえば、コーヒーを語るとき以上に真剣かつ夢中な庄野さんの表情だったのでは?
イベント終了後、お客様がだれひとり席を立つことなく、しばらくお客様どうしでなごやかに情報交換などされていたのがふだんあまりない光景だけに印象的だったのだが、その間ずっと放置プレイ状態だった庄野さんとぼくはかなり虚しい気分であったことをつけくわえておく。次回、年内にカジュアルな読書会スタイルで続編をやろうという話にまとまったので、興味のある方はぜひご参加ください。お楽しみに。
フィンランドで、「オーロラ監視員」というアルバイトがあるそうだ。日本の旅行代理店が募集しているらしい。極寒のラップランドで一晩じゅう夜空を監視し、出現したら知らせるのがそのおもな業務。応募条件は「眠気に強いひと」。自信のあるひとはいかが?
しごとの合間に、土曜日のイベントにむけた準備を少しずつ。今回のイベントはいつもとちょっとばかり趣向がちがっていて、ライターの萩原健太郎さんを相手にぼくがフィンランドの映画や音楽について知っていることを受け答えしなければならない。責任重大。
正直、カフェの店主がフィンランドの映画や音楽について取材を受けるというのは場違いな気がしなくもないが、長く「フィンランドのカフェ」というけったいなコンセプトで店をやっているおかげで、映画や音楽をふくむ多彩な情報が日常的に飛び込んでくるという環境にある上、それとともに思いがけずさまざまなネットワークが築かれてゆくという実状もあるので、自然と「広く浅くフィンランドを知っているひと」にはなっているかもしれない。専門家ではないので滔々とうんちくを語るというわけにはいかないが、音楽や映画をとおしてフィンランドという国を楽しく面白く味わうためのちょっとしたコツのようなものは提示できるかもしれないし、そんなふうに「ご試食いかがですか〜?」とサイコロ状に刻んだフィンランドにつまようじを刺してみなさんに声をかけることにこそぼくの役割があるのかもしれないと思い引き受けた。以上、先にエクスキューズしておきます。
ちょっと気がかりなことがあったので、予定を変更して池袋でやっている古本まつりへ。本の背表紙を眺めることに、鎮静効果を感じるのはぼくだけでしょうか?
けっこう丹念に見たつもりだったが、いま調べていることに直接的に関わりそうな収穫とは出会えずじまい。アプローチの仕方がまちがっているのだ。薄々感じていたことではあるけれど、古本まつりのようなイベントの場合、なにも考えずただぼんやりと眺めているときのほうが掘り出し物にあたる確率が高い気がする。欲を出しすぎてよいことはないが、だからといって欲がなければ目標にたどり着けないのもまた事実。やはりアプローチの仕方なのだ。
古本の話とはまたちがうが、もともと「欲」をオモテに出すのが得意ではない。それによって損をしたことも少なくない気がするが、欲を出して結果が出なかったときの虚無感や喪失感をなにより恐れているからかもしれない。ときどき思い直して「欲」を前に出してみたりもするのだけれど、相変わらずうまくゆかないことの方が多くため息ばかりが量産されてゆくのだ。
11月17日[土]夜、ミステリ愛好家のアアルトコーヒー庄野さんとイベントをやります。
今回は、初の「読書会」スタイルでの開催! といっても、あまり難しくかんがえないで下さい。庄野さんが淹れたコーヒーとシナモンロールを召し上がったいただきつつ、一冊の本を「肴」にみんなでおしゃべりを楽しみましょうという気楽な会です。ミステリ好きはもちろん、ふだんめったに読まないというひとでもOKです。むしろ、いろいろなひとがいたほうが楽しくなると思います。
そして、今回の「テーマ」は
── いまさら、次郎
「三毛猫ホームズ」シリーズなど、だれもが名前を知っている人気作家でありながら、じつは意外とみんな読んでいない(前回のイベントに参加してくださったミステリ好きのみなさんも誰ひとり読んでいなかった。笑)、赤川次郎の作品をあらためて読んでみようという企画です。
今回取り上げる「課題図書」は、赤川次郎の処女長編作で、庄野さんいわく「フレンチミステリ風味の佳作」
── 『マリオネットの罠』(文春文庫)
です! う〜ん、たしかにフレンチミステリ風味かも。「三毛猫ホームズ」とはまたちがいますね。いろいろなひとの視点を知ることで、おなじ本が5倍、10倍も深くなる読書体験の醍醐味をいっしょに味わいましょう!
◎ ミステリとアアルトコーヒー
日 時:11月17日[土]18時30分(18時15分開場)
場 所:カフェモイ(吉祥寺)
案内人:庄野雄治(アアルトコーヒー)
参加費:2,000円(庄野さんの淹れるコーヒー&シナモンロールつき)
備 考:読書会スタイルでの開催となりますので、極力「課題図書」を御一読の上、ご参加ください。
──フィンランド大使館は日本・フィンランド外交関係樹立100周年を記念して、2019年4月14日[日]に大使館の敷地を初めて一般開放し、 フィンランドの多様な文化を体験できるイベント Feel Finlandを開催します。(『日本フィンランド外交関係樹立100周年』Webページより)
当日は、荻窪のカフェ「キエロティエ」さんとのコラボ出店となります。 moiは、シナモンロール、コーヒーのほか、この日限定のディルをふんだんに使った北欧の香りの食事パンをご用意。 さらに、限定コラボTシャツの販売も予定しております。4月14日はフィンランド大使館でお会いしましょう!
・日時:2019年4月14日[日] 10:30開場、17:00終了
・場所:駐日フィンランド大使館(東京都港区南麻布3-5-39)
・主催・共催:駐日フィンランド大使館、フィンランドセンター、Business Finland、 在日フィンランド商工会議所
・Webページ:www.japanfinland100.jp
※ なお14日[日]、実店舗の営業はお休みさせていただきます。
フィンランドは、1917年12月6日にロシア帝国からの独立を宣言しました。よって、フィンランドではこの日を「独立記念日」と定め、毎年にぎやかにお祝いします。とはいえ、国家としてちゃんと認めてもらおうと思えば、ただ一方的に独立を宣言しただけでは不十分です。世界の各国がその独立を認め、外交関係が樹立されてはじめて「国家」の仲間入りをはたすことができるのです。
日本が、独立国家としてフィンランドを承認したのは1919年5月23日のことでした。つまり、ことし2019年は日本とフィンランドとのあいだに外交関係が築かれてからちょうど100周年のメモリアルイヤーにあたるのです。そしてその「100周年」をお祝いして、先日4月14日に駐日フィンランド大使館では「Feel Finland」というお祭りが開催され、moiも大使館よりお声かけいただきイベントに参加させていただきました!
じつは、これまでにも北欧関連のイベント等への出店についてお声かけをいただくことは幾度もあったのですが、マンパワーはじめさまざまな物理的条件からかならずしもご要望に応えることができませんでした。が、しかし、フィンランド好きの日本人として、こんなメモリアルイヤーに居合わせ、しかも微力ながら関わることができるという〝幸運〟をさすがに逃すわけにはいかないということで、万難を排して参加させていただくことにした次第です。以下、当日のレポートです。
早朝7時に集合したぼくらは、当日手伝ってくれる原田くんの車でまずは吉祥寺へ、荷物をピックアップして一路フィンランド大使館をめざします。心配していた渋滞に巻き込まれることもなく、予定よりも早い8時半には無事現地に到着することができました。だいたいイベントには予期せぬアクシデントがつきもの、早いに越したことありません。
ところで、駐日フィンランド大使館は港区南麻布、有栖川公園にほどちかい世界各地の大使館が立ち並ぶ閑静なエリアの一角にあります。
初代フィンランド代理公使を務めたグスタフ・ヨン・ラムステットの回想によれば、大使館ははじめ築地の精養軒ホテルにしばらく置かれた後、アルゼンチン大使館が使っていた建物をみつけ腰を落ち着けます。当時を振り返ってラムステットは、アルゼンチンの国旗に合わせて旗台が青と白に塗り分けられていたためそのまま塗り直すことなく使用できたと冗談まじりに書いていますが、生まれたばかりの小国に潤沢な資金があるはずもなく、きっと経済面では苦労が絶えなかったのではないでしょうか。大使館は、その後1980年ごろに南麻布のこの地に移転、現在に至ります。
会場をぐるっと見回すと、大使館の建物を背にステージが設えられ、さらに中庭を囲むようにたくさんのテントが並んでいます。大使館のスタッフも、みな緊張した面持ちで忙しそうに立ち働いています。一方、それぞれのテントでは、出展者たちによる準備が着々と進められているところ。
今回の出展者は、Scandex、Novita、Arco Design、Biotope、Hukka Design、Härkis、Moomin stand、Arnolds、Lilla Dalarna、Kyrö、The Helsinki Distilling、そしてmoi & kielotie (順不同)という顔ぶれでした。
じつは、今回のお話をいただいたとき、せっかくなのでなにかお祭りっぽい仕掛けをしたいと思い、近くにいながらふだんなかなか一緒になる機会の少ない荻窪にあるふたつのフィンランドカフェ、istutさんとkielotieさんに「中央線フィンカフェ3兄弟」として一緒にひとつのテントで出店しませんか? とお誘いしました。istutさんは、あいにくちょうどこの時期買い付けのため日本を留守にしているということで叶いませんでしたが、kielotieさんには快諾していただき、今回は「moi」と「kielotie」との記念すべき(?)コラボ出店となりました。
メニューは、kielotieさんがサーモンスープ、マッカラ (ソーセージ)、フィンランドのビールなど、そしてmoiがコーヒー、シナモンロール、ピパルカック(アアルトの花瓶をかたどったジンジャークッキー)、そしてこの日のために中田ベーカリーさんにつくってもらったディルのパン(Tillileipä)をご用意、ひとつのテントで販売しました(写真はmoiで用意したメニュー)。
また、kielotieの新川さんによるデザインでWネームの記念Tシャツも限定販売しました! 普段着としても着られる白地に青と濃紺に白の2色展開。まだ少し在庫があるので興味のある方はお問い合わせください!!
午前10時30分、いよいよ開門の時間。すでに90人くらいのお客様がお待ちになられているとの直前情報に出展ブースではどよめきが起こります。
今回、この「Feel Finland」に入場できるのは招待客ふくめ1,300人あまり。一般の方々はWEBからの事前登録が必要だったのですが、なんと1,200人の枠が登録開始後半日ほどで満員になってしまうという盛況ぶりでした。そんないわば「勝ち組」のみなさんが、正門からどっと押し寄せてくる様子はなかなかのド迫力。そこから、14時すぎくらいまでのことはほとんど記憶にありません…………
下の写真は、ひたすらコーヒーを淹れつづける岩間。
昼ごろにはシナモンロール、そしてディルのパン、クッキーと順次完売していきます。そしてなんと、15時すぎにはまさかのコーヒーまで完売になってしまいました。購入できなかったお客様、ほんとうにゴメンナサイ!
ちなみに、コーヒーはこの日の「お祭り」に合わせて、北欧風の爽やかで軽い味わいのものをグラウベルコーヒーさんにセレクトしていただきました。豆は「エチオピア シャキッソ ナチュラルプロセス」の中浅煎りで、2017年に六本木ミッドタウンの21_21DESIGN SIGHTで行われたイベント「FIN/100」でトークイベントをさせていただいた折、お客様にご好評いただいたのと同じものです。興味のある方はグラウベルさんにお問い合わせください。
そんな感じで、ぼくが顔をあげる余裕すらなくひたすら下を向いてコーヒーを淹れつづけているあいだにも、どうやらステージではさまざまなパフォーマンスが繰り広げられていたようです。
カンテレ奏者のEva Alkulaと二十五絃箏の中井智弥によるデュオ。日本の伝統楽器とフィンランドの伝統楽器の組み合わせという、この日にふさわしい組み合わせ。その音色は、異文化というよりは「遠くて近いふたつの国」を感じさせるごく自然な響きでした。
他にも、エアギターのパフォマーンスや詩の朗読、モダンダンス、それにイスケルマと呼ばれるフィンランド特有の「タンゴ」の生演奏などが続きます。左は、民族衣裳によるフォークダンスの披露。会場内がのどかな雰囲気に包まれていました。
また、フィンランドで人気のシンガー、アイザック・エリオットのアコースティックミニライブもありました。フィンランドでは「Ikke(イッケ)」という愛称でアイドル的な人気を誇るシンガーです。なんでもSpotifyの再生回数1億回とのこと。自然にカラダが動く気持ちいライブパフォーマンスを繰り広げていました。
ちなみに、事前登録制とはいえ、フィンランド大使館を一般公開するのはこれが初めてとのこと。ぼくの予想では、つぎはきっと100年後だと思います。
ところで、この外交関係樹立100周年にあたってフィンランドとゆかりの深い6人の著名人が「親善大使」に任命されました。「親善大使」は、照明デザイナーの石井幹子、スキージャンプの葛西紀明、女優の小林聡美、ピアニストの舘野泉、アイドルの藤咲彩音、そしてデザイナーの皆川明といった面々(敬略称・順不同)、
会場には、ゲストとして「親善大使」の方もいらっしゃっていました。下は、でんぱ組inc.のピンキーこと藤咲彩音さんのツイッターより。
その他にも、大使館の館内ではヒンメリづくり、フラワーアレンジメントといったワークショップ、サウナ体験、フィンランド人シェフによる創作料理の試食などがおこなわれていたようですが、、、テントに張り付いていたためまったく分かりません!!!
そうして「お祭り」は、来場者全員を巻き込んだフィンランド生まれのフォークダンス「Letkiss(日本では「レッツ・キス」でおなじみのあれ)」で大団円へ。せっかくなのでぼくも参加してみましたが、6時間あまり切れ目なしにコーヒーを淹れつづけた疲れとウン十年ぶりのフォークダンスは想像以上にハードで、華麗に踊るつもりが「加齢」でただドタドタのドタに終始しました。いつかリベンジしたいと思います?!
宴の終わりに………… 風にはためくフィンランド国旗を眺めつつ、さらに100年後、日本とフィンランドとはどんなふうになっているのだろうなどとぼんやり考えていました。ていうか、ほぼ放心状態。
最後に、当日ご来場いただきましたみなさん、ありがとうございました! ゆっくりお話しでもと思ってましたが、とてもそんな余裕もなく失礼しました。
そして今回コラボレーションしていただいた「kielotie」の新川ご夫妻、そしてスタッフのみなさんもおつかれさまでした。同じ釜のメシならぬ、同じテントでメシを売った者同士これからも仲良くしてください。
また、朝早くからパンを焼いてくださった中田ベーカリーさん、WILLcafeの来栖さん、グラウベルコーヒーの狩野さん、大変お世話になりました。当日に至るまで、煩雑なやりとりをしていただいたフィンランド大使館商務部スタッフのみなさまもありがとうございました。
さらに、ヘルプ要員としてかけつけてくれた元スタッフ、離れたキッチンまで7リットルの水をもらいに7、8往復するかたわら、ここに掲載したほとんどの写真も撮影してくれた原田くん、大活躍ご苦労さまでした!!! その後、目を合わせてくれないような気がするのはこちらの思い過ごしだとよいのですが…………。
いずれにせよ、これからも日本とフィンランドとをつなぐちいさな「絆」をそこかしこに、いろいろなかたちでつくっていければと思った1日でした。
7月7日日曜日は、イベント「ムンキまつり」を開催しました。
ムンキとはフィンランド語でドーナツのこと。生地には、フィンランドの菓子パンではおなじみカルダモンが練り込んであるためほんのりスパイシーな香りが特徴です。
じつは、スタッフとはすいぶん前から一日中ひたすらドーナツを揚げてむしゃむしゃと頬張ってもらうような、いってみれば文化祭の屋台みたいなイベントをやりたいねと話してはいたのですが、それがとうとう今回このようなかたちで実現した次第。
七夕にしてはあんまりな空模様ではありましたが、常連のお客様、匂いにつられてふらりと立ち寄ってくださった方、元スタッフなど予想以上にたくさんのお客様(なかにはフィンランドから旅行中のご家族も!)にご来店いただきワイワイとにぎやかなイベントになりました。ご来店いただきました皆様、心よりありがとうございます。
当日は、早朝よりスタッフのお子さんも装飾係として参加してくれ、イメージ通り甘酸っぱい文化祭らしさが完成。黒板担当は、スタッフのみぽりん画伯。
また、店内にはPieni Kirjakaappiさんによるフィンランドの小さなえほん屋さんも登場。トーヴェ・ヤンソンやマウリ・クンナスはじめ、日本ではなかなか手に入らないフィンランドの絵本もたくさん並び展示販売されました(こちらは7月いっぱいくらいまで引き続き展開中)。ちなみに、Pieni Kirjakaappiさんの正体はmoiのスタッフのひとりです。
今回ご用意したムンキは「プレーン」「シナモンシュガー」、それに自家製のあんずジャムを入れた「ジャム入り」の3種類をご用意しました。
ムンキ部隊には、頼りになるキッチンスタッフのほか、フィンランド家庭料理の研究家である西尾ひろ子さん、さらに創作和菓子ユニットSavotta?のみっちゃんも参戦してmoi史上最強の陣容となりました。随時揚げたてを提供できたのは、まさにこのメンツが揃ったからこそ。しかも、西尾さんもみっちゃんもみずから名乗りを上げて参加してくださったのが本当にうれしかったです。
イベント終了後、ぼくもようやくひとつ食べることができたのですが、これは本当に掛け値なしにおいしいムンキでした。お客様が、その場でおかわりしたり、また追加でお土産も買ってくださったりしていたのも納得。
お客様、そして当日参加してくださったメンバーふくめ、これまでの時間から生まれたサークル(輪っか)のような、その意味でまさにドーナツのようなドーナツのイベントとなりました。よい思い出ができてしあわせです。
Photo/T.Harada、E.Yokota、Y.Iwama
ご好評いただいた「ムンキまつり」に続くイベント第2弾のご案内です。
7月20日土曜日、創作和菓子ユニット「Savotta?」さんによる「桃のあんみつを食べる会」を開催します。桃のコンポート、桃のピューレ、そして桃の水羊羹と、これでもかとばかり贅沢に桃を使ったあんみつです。
さらに、今回はテーブルに季節の草花を上山美保子さんがアレンジメントしてくださるとのことですので、ふだんとはひと味ちがう「甘味処モイ」をお楽しみいただけます。
なお、当日はオペレーションの都合上、完全予約制とさせて頂きます。
下記をよくお読みいただいた上、メールもしくは店頭にて直接お申し込みください。各時間帯とも定員に達し次第受付を終了させて頂きます。
また、当日は通常のカフェ営業はお休みとなります(物販は通常どおり)。
【イベント概要】
◎ 日程:7月20日[土] moi(カフェモイ)
◎ メニュー:桃のあんみつ(あんみつに合わせて厳選したほうじ茶つき)
メニューは上記のみですが、コーヒー等ドリンクのおかわり(別料金)は可能です
◎ 料金:1,500円(税込)
◎ ご予約時間帯:
第1回 11時30分〜13時 ×受付終了
第2回 13時〜14時30分 ×受付終了
第3回 14時30分〜16時 ×受付終了
第4回 16時〜17時30分 ×受付終了
第5回 17時30分〜19時 ×受付終了
上記の予約時間帯の中であれば、いつ来ていつ帰ってもOKです。ただし各終了時間帯の30分前まで(たとえば第1回の場合12時30分)にはご入店お願いします。
【ご予約方法】
メールもしくは直接店頭にてお申し込みください。受付は先着順です。
◎ 満席になりましたためご予約は締め切らせて頂きました。(7/18)
第1回から第5回までの時間帯は、すべて定員に達し次第受付を締め切らせていただきます。満席の場合はご容赦ください。
皆様のご参加心よりお待ち申し上げております。
12月8日[日]谷中のギャラリーTENで開催される「ランミンヨウル2019 フィンランドのあたたかいクリスマス」展に出張いたします。
当日は「Moiのクリスマス屋台」と銘打ち、
フィンランド風シナモンロール
WILL cafe特製ビクトリアンケーキ
の販売を行います。時間は、12時より15時30分(売り切れ次第終了)まで。
また、同時に「Moiのピックヨウル」と称してハンドドリップのコーヒー&お菓子とともにおしゃべりを楽しむ時間をつくりました。
当日は、会場の都合上、コーヒーのサービスは「Moiのピックヨウル」参加者のみに限らせていただきます。
Moiのピックヨウル@ランミンヨウル
12月8日[日]谷中ギャラリーTEN
①13時15分〜14時15分 ②14時30分〜15時30分
・参加費 1,500円(税込)コーヒーとお菓子付き
コーヒーとお菓子を楽しみながら、今年一年を振り返ったり、フィンランドの話などして楽しく過ごしましょう。
お申し込みは、お名前、電話番号、人数、参加希望の時間帯(①or②)を明記の上、メールにてお願いします。
なお、会場にはバッグやアクセサリーなどフィンランド大好きな作家さんたちの素敵な作品が並んでおりますので併せてご覧ください。
また、北欧好きにはおなじみ「ひるねこブックス」さんも目と鼻の先です。
谷根千散歩がてらぜひお立ち寄りください!
12月14日土曜日12時から、渋谷キャストのイベント「WINTER CAST」にて中田ベーカリーさんとコラボでフィンランド風シナモンロールを販売いたします。 中田ベーカリーさんのシュトーレンなどもあります。 当日の会場では映画上映会やライブなど盛りだくさん。 土曜日は渋谷でお会いしましょう!
WINTER CAST.につきましてはこちらをどうぞ。
▷ WINTER CAST. @ 渋谷キャスト
2019年12月21日[土]神保町ブックカフェ二十世紀で開催される「JUOPPOLALLI」さんのピックヨウルに参加&コーヒーも淹れさせて頂くことになりました。 フィンランド料理やお酒、北欧のクリスマス菓子などもあるそう。 メニューに合うコーヒーを持っていきます。 フィンランド好き集合!
お申し込みなど詳しくはこちらをご確認ください。
▷ JUOPPOLALLI#6 PIKKUJOULU