海の向こうからフィンランドがやってきた

フィンランド ライフスタイルイベント@SaunaLab神田

これから日本進出を目指すフィンランドのライフスタイル企業の展示会イベントに参加してきました。会場はサウナラボ神田のある神田ポートビル。入り口のドアをくぐるとウェルビーイングや心地よい暮らしをテーマに作られた製品が店内いっぱいに展示されていました。

というわけで今回は、海の向こうからフィンランドがそのままやって来たような展示会の模様をお届けしたいと思います!

+ Henua Organics
+ lisakki Järvenpää Osakeyhtiö
+ Jokipiin Pellava
+ PaaPil/ FINSKET
+ Rimita Green
+ ehea LIVING
+ VOAKI

まず最初に、フィンランド大使館商務部ラウラ・コピロウさんより開会のごあいさつ。「このようにフィンランドからさまざまな企業を迎えられて開催できることがうれしいです。おうち時間や、家を大切にすること、またサステナビリティなど、日本もフィンランド化していますね」

創業100年以上のメーカーから、今後展開していくブランドまで、幅広い企業が参加される中、いずれも自然やウェルビーイングなどフィンランドらしさを感じさせてくれるような製品の数々が集まりました。


HENUA Organics

HENUA Organics の創業者ジェニさんが紹介するのはオーガニックなスキンケア製品。植物由来のシ ンプルな成分で作られています。2019年にはヨーロッパでも取り扱いを開始し、現在17カ国で展開しています。ヘヌアとは、フィンランド語でウェルビーイングであることを表す言葉とのこと。

▶ HENUA JAPAN


lisakki Järvenpää Osakeyhtiö

1879年創業のフィンランドで最も古いナイフメーカー。オストロボスニア南部のカウハヴァという町の自社工場で製造しています。ナイフの細工なども全て手作業で行なっています。フィンランドではナイフの扱い方を学ぶのは普通のことだと聞きますが、そのような環境があることに憧れます。

▶ lisakki Järvenpää Osakeyhtiö


Jokipiin Pellava

ヨキピンペラヴァは、1920年創業となるフィンランド南西部ヨキピ地区にあるリネンのテキスタイルブランドです。3代目のティモさんと4代目のユッシさん親子が紹介してくれました。サウナシートやピロー、タオルやバスローブなど、オーガニックにこだわった高品質の素材で、使えば使うほど肌に馴染むそうです。

▶ ヨキピンペラヴァ 日本公式 Instagram


PaaPil/ FINSKET

PaaPiは、女性と子ども向けのテキスタイルや衣料品のデザインメーカー。2011年、デザイナーのアン ニーナさんがご自身の出産を機に設立しました。フィンランドの自然や文化からインスピレーションを受けデザインしています。洋服のキットやステーショナリーなどもあり、男性向けブランド FINSKETも展開しています。

▶ PaaPii Japan


Rimita Green

Rimita Green から紹介されたのは、オーガニックボディケア、スキンケア製品。CEOミンナさんと創業者リク=ペッカさんの親子による家族経営のメーカーで、フィンランド中西部ピエタルサーリという港町を拠点としています。アルミを使用していないオーガニックデオドラントは賞も獲得しています。渋谷西武のオーガニックマーケットにて取り扱いがあります。

▶ Rimita Green


ehea LIVING

ehea LIVING の創業者ティーナさんから紹介されたのは、不思議な形の照明器具。森の中で40年間放置されていたパイプの山がその由来。テーブルランプにペンダントライト、間接照明にもなるセラミック製の照明で、スマートフォンを使ってON/OFF、照度設定などもできる優れものです。2023年には北欧最大級の家具展示会「ストックホルムファニチャーフェア」に出品されるそうです。

▶ ehea LIVING


VOAKI

今年2022年に創業したばかりのVOAKIは、デザイナーのミアさんによるジュエリーブランド。性別や年齢関係なく、またオフィスでもパーティでも、どんなスタイルにも合うようにとデザインされた白樺アクセリーを展開しています。色も形もシンプルですが、木の柔らかさが感じられるような温かみのあるデザインでした。

▶ VOAKI


以上、展示会に参加されていた7社についてお届けしました。今回のイベントで印象に残ったのは、フィンランドのメーカーのみなさんがどなたもフレンドリーにお話してくれること、そして自分たちの製品を自信をもって紹介されている姿です。

今後日本のお店でも手に取れるようになると思いますので、どうぞご注目ください。

text + photo : harada