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#94|彼の過ぎ去ったあとに







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きょうの一枚 puisto|hiroba


Aakkoset. フィンランドのことば

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テーブルの上のフィンランド

テーブルの上のフィンランド

表通りに出ると、霞がかった春みたいな空気。どこからか蝋梅の香りもしてきます ──

Moi!フィンランドをもっと好きになる94回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

アキ・カウリスマキ|過去のない男
アクセリ・ガッレン=カッレラ|ケイテレ湖
エイノ・ケットゥネン|イエヴァン・ポルッカ
アルバイト in フィンランド
今週のお知らせ


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アキ・カウリスマキ|過去のない男

前々回、元日の配信で「今年はアキ・カウリマスキの映画を観ます」と宣言したところ、ありがたいことにそれを聞いてくれていた友人のTさんが「過去のない男』のDVDを貸してくれました。音楽も美術も映画も初めて出会うことができるのは一度きり。というわけで、極力情報を入れないで観ていくことにしようと決めました。ブックレットに目もくれず、さっそく再生ボタンを押します。

アキ・カウリスマキの映画について、シリアスで社会派、はたまたアートフィルムのようなイメージを持っていたのですが、今回の「過去のない男』では、その印象は違っていたようでした。真面目に冗談を伝うような感じ。ユーモアや愚かさ、その向こうにある優しさを感じる作品でした。

これから1作ごとにnoteに書いていこうと思っています。次回は、岩間さんおすすめの「浮雲』を予定。みなさんもカウリスマキの作品をご一緒に楽しみませんか?

▶ アキ・カウリスマキ『過去のない男』|note

イ:初めてフィンランドに行くときに、その下調べとして『過去のない男』を観たんだけど、突然暴漢に優われるシーンから始まって、フィンランドはこんなに暗くて怖い場所なのかと、笑。

ミ:マスター(岩間さん)が最初に観たのはどの作品ですか?

イ:「浮雲」とか「マッチ工場の少女」だったかな。

ハ:あとで『過去のない男』について、ちょっと調べてみたんですが、最高傑作とか代表作という評価を多く読んで、一番最初に代表作を観てしまって大丈夫かなと思いました、笑。

イ:でもカウリスマキを最初に観るには「過去のない男』はいい選択だと思いますよ。

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アクセリ・ガッレン=カッレラ|ケイテレ湖

次の報告は岩間さん。国立西洋美術館に昨年収蔵され、現在常設展で公開されているアクセリ・ガッレン=カッレラの『ケイテレ湖』について。

お正月休みには美術館へ行くことが多いという岩間さん。とくに常設展は混んでいないのでゆったりと観れるのでおすすめとのことです。

「どのようなテーマで展示されていましたか?」というミホコさんの質問に、ガッレン=カッレラに影響を与えた同時代の芸術家や他の「水辺」を描いた作品などと一緒に展示されていました、と岩間さん。

ちょうど絵の正面に椅子があり、のんびり観ることができたそうです。また『ケイテレ湖』を確実に観たい方は、美術館へ行く前に確認してみてくださいとのことでした。

イ:将来、ガッレン=カッレラの個展をやってくれないかなと期待しています。

ミ:ところで『ケイテレ湖』という名前の絵は何枚かあるんですね?

イ:ロンドン、それにアテネウムにもあるんじゃないかな。今回の作品は個人が所有していたものみたい。

ミ:美術館に収蔵されたことでたくさんの人が観られるのでいいですよね。

イ:フィンランドの夏の湖の風景として観てもいいし、カレワラ的世界観を感じてもいいし、いろいろな物語が想像できる絵ですね。

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エイノ・ケットゥネン|イエヴァン・ポルッカ

さっそく年明けからフィンランド語の授業が始まったというミホコさんの報告は、インスタグラムに流れてきた「イエヴァン・ポルッカ|levan polkka」について。

とても有名な曲のようで、岩間さんとミホコさんの間で話がどんどん進んでいくので、自分は遥か彼方に置いていかれます、笑。

・イエヴァン・ポルッカの音楽(—— 歌手の名前?)
・元乃木坂の生田さんが歌ってた(── 曲名?48?)
・歌ったり踊ったり(── ダンスの曲? ポルカ!)
・子音が立っている(── 早口な歌らしい)

というわけで『イエヴァン・ポルッカ』を調べてみました。

1930年代にエイノ・ケットゥネンが伝承曲に調をつけたもので、サヴォ地方の方言が使われているそうです。フィンランドで広まったのは「ロイツマ|Loituma」というグループが1995年のデビューアルバムで取り上げたことから(歌詞はアレンジされているそう)。

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アルバイト in フィンランド

そしてもうひとつミホコさんより、フィンランドの学生アルバイトについての話題。

フィンランドでは年間を通してアルバイトをするというよりも、夏の季節に集中してすることが多いそうです。高校生の頃、市役所でひと月フルにアルバイトをしたという方、3ヶ月から半年かけて「研修」という形でのアルバイト、また夏休みをとる保育士の代わりなど。

イ:夏はみんなたっぷり休みをとるから際間を埋めるという意味もあるのかもね。以前ストックホルムへ行ったとき外国の方がお店で働いていて、(普段働いている人たちは)夏休みをとっているのかなと思いました。

ミ:銀行で学生が慣れない様子で窓口対応していたり。

イ:そういう働き方もおもしろいですよね。みんな夏休みだから仕方ないっておおらかになれますし。

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今週のお知らせ

最後になにかお知らせはありますか?とミホコさん。そこで思いついたイベント情報を自分から。

* 北欧の絵画屋
  ジュンク堂書店福岡店2F MARUZENギャラリーにて、2023年1月18日~1月24日まで。

* HETKINEN ポップアップ
  LAPUAN KANKURIT表参道にて、2023年1月18日~2月5日まで。

* SADI 北欧建築・デザイン協会 オンラインセミナー
  2023年1月18日19時〜「フィンレイソン:フィンランド最古のテキスタイルブランド」。

そして岩間さんから。2月10日から順次公開となる映画『コンパートメントNo.6』の鑑賞感想会?を開催する予定です。原書を読まれているミホコさんにも参加していただけたらと考えていますので、続報をお待ちください!

そしてミホコさんから、フェルト作家の作品展のお知らせ。

* Felt × 4展
 会期:2023年1月16日~1月21日
 時間:11:30~19:00(最終日16時まで)
 会場:AC, Gallery(中央区銀座5-5-9阿部ビル4F)

フィンランドでも活躍されている坂田ルツ子さんをはじめ、安宅未さん、城田直里さん、藤田みんこさん、4名の作家のフェルト作品が並びます。初日16日には17時からInstagram Live配信もあるそうです。


── すこしずつ移ろう季節に切なさを感じます。音楽も美術も映画も残された作品でいつでも出会うことができる。季節が巡るように、新しい季節がやってくるように。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text: harada

#94|Maybe After He’s Gone – The Zombies

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