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Moi!フィンランドをもっと好きになる88回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。


ピックヨウルとアドベントカレンダー

12月はフィンランド語で「Joulukuu」、クリスマスの月です。フィンランドでは、そしてフィンランド好きのみなさんはどのように過ごされるのでしょうか。さっそくミホコさんもいろいろと準備をし始めたそうです。

そのうちのひとつがピックヨウル(Pikkujoulu|小さなクリスマス)。日本でいう忘年会のようなものとよく聞きますが、元々は1800年代から伝わるアドベントのお祝いを1920年〜1930年代に学生たちがパーティの形に変えたものだそうです(参考:this is FINLAND)。

もうひとつはアドベントカレンダー。今年はフィンランドのイラストレーター、ミンナ・イモネン(Minna Immonen)の描くサウナトントゥのカレンダーを用意したミホコさん。また、フラワーアレンジのレッスンでヒムロ杉を使った小さなツリーも作ったそうです。

ユカさんは、Fazerとムーミンのカレンダーを2種類。いずれも扉を開けるとチョコレートが入っているので「毎日2粒ずつ食べます」と言っていました。

岩間さんはといえば、「毎日開けるのを忘れてしまって一度に2,3日分開けることになってしまったり。アドベントカレンダー向けの人間ではないんですよね、笑」と。自分は、Web上で公開されているカレンダーを楽しんでいます。

▶︎ Christmas Calender 2022

イ:ミホコさんの今年のピックヨウルの予定は?
ミ:今年は3つですね、1つは準備だけなのですが。
イ:ゆかさんは?
ユ:まだ予定はありません。
イ:毎日ピックヨウルの予定が入っていると思いましたが。
ユ:毎日、笑。というか、ピックヨウルやりましょう?


リフレクターとフィンランド

先週の配信でも話題になったリフレクター。冬の日照時間が短い北欧では必需品です。「最近はかわいいリフレクターが普及してきていますね」とミホコさん。

ミ:学生がハリネズミやカメのリフレクターを付けていて、つい吸い寄せられそうになりました、笑。
イ:それは、あやしい人になってしまいますね。
ミ:リフレクターとフィンランドを勝手に結びつけて楽しんでいます。脳内フィン活とでもいいましょうか。岩間さんや原田さんはリフレクター付けていますか?
イ:付けてないですねぇ。
ハ:カバンには付けてないですが自転車移動が多いので、自転車にはいくつか付いています。

ミホコさんには、「フィンランド リフレクター普及協会」というものがあったら、ぜひ会長に就任してもらいたいです!


サウナとルール

次の報告は自分から。先々週11月18日に開催された「Sauna & Well-being 〜日本とフィンランドのサウナをめぐって〜」というオンラインセミナーのアーカイブ動画を観ました。主催は仙台フィンランド健康福祉センターと東北工業大学北欧デザイン研究所。サウナ文化研究家のこばやしあやなさんと東京理科大学教授で建築家の垣野義典さんをゲストにサウナについていろいろな話を聞くことができました。

印象に残ったのが、日本でもサウナ施設が増えているけれどサウナが好きで作ったものかビジネスとして作ったものかすぐわかるということ。フィンランド国内でもロウリュをはじめ建築事務所などが設計したユニークなサウナがあるので、日本でも建築家との協力でおもしろいサウナが作れるのでは、ということ。

そして、垣野さんからの「どんなサウナができるといいですか?」という質問に対するこばやしさんの答え「ルールを作らない」というのが、とてもフィンランド的(もしくはスナフキン的)だなと思いました。施設がもうけたルールではなく、そこに集う人たちによって自然とルールが発生するような、誰もが心地よく過ごせる知恵のような。

フィンランドのサウナで一つだけおすすめするとしたら?という質問に、こばやしさんがおすすめしていたのがタンペレの最古のサウナ「ラヤポルティンサウナ(Rajaportin Sauna)」。垣野さんはヘルシンキにある「クルットゥーリサウナ(Kulttuurisauna)」を挙げていました。

イ:ユカさんはラヤポルティンサウナに行ったことはありますか?
ユ:はい、あります。ちょっと観光地化している気もしましたが。庭でみんながタオルを巻いただけでクールダウンしてたりしてましたね。クルットゥーリサウナはありませんが行ってみたいです。
ミ:クルットゥーリサウナありますよ。場所は小さな港に面しているのですが、ほの暗くて心を落ち着かせることができるサウナですね。そこで居合わせた人と小声で話したり。


LOVIからのプレゼント

以前、ユカさんが紹介していた「アンネ・パソ展」。Instagram投稿企画に当選して、LOVIの天使のオブジェが送られてきたそうです。すばらしい〜!

高島屋大阪店で開催中の「アンネ・パソ展」は明日5日まで。そちらでもフォトコンテストが行われていますので、ご都合のつく方はぜひどうぞ。

イ:ミホコさん、原田くんはLOVI持ってますか?
ミ:LOVIはありませんが、アーリッカはあります。
ハ:持っていません(アーリッカはあります、笑)。


カルヤランピーラッカの世界


そしてもうひとつユカさんからの報告。東京・恵比寿にオープンしたばかりの「世界のパン パダリア」というパン屋さんへ行きました。外苑前・吉祥寺・銀座にある「世界の朝ごはん World Breakfast Allday」の系列店とのこと。

こちらでカルヤランピーラッカに遭遇し、もちろん買って帰りましたとユカさん。自作ムナボイ(卵バター)でアレンジしているところもさすがです。

すでに売り切れていたというシナモンロールですが、Korvapuusti 型に縦巻きであるのに、紹介文の中の国名が「スウェーデン」となっていたことが納得いかないと友人の方と話していたそうです。

パン屋を営まれている皆様、どうぞお気をつけて!


愛しのアキ・カウリスマキ

最後の報告は、アキ・カウリスマキの映画『愛しのタチアナ』を家で観て爆笑していたという岩間さん。その独特なユーモアが何度観てもおもしろい映画だそうです。アキ・カウリスマキは『希望のかなた』しか観たことがないので、来年から(鬼が笑う)のおたのしみにしたいと思っています。鑑賞会とかができたらいいですね。

イ:これを観て、笑えるか笑えないかが、友だちになれるかどうか。
ユ:友だちテスターですね!
イ:笑いのツボが同じじゃないと。


クリスマスの平和宣言

フィンランドのトゥルクでは、12月24日の正午「クリスマスの平和宣言|Joulurauhan julistus」が行われますとミホコさん。宣言自体はいろいろな街で行われますが、ラジオ・テレビで全国的に放送されるのはトゥルクだとか。市の担当者から「これからクリスマスなので静かに過ごすように」とお達しがでるそうです。

イ:クリスマスでみんな実家などに帰ってしまうので、留学生たちがひたすら孤独になると聞きますね。
ミ:独居の方が泊まりに行ったりするようなサービスもあるそうですよ。
イ:大人になると誰かが誘ってくれることも少なくなってくるから、クリスマスは自分たちで楽しまないとね。
ミ:友人などにクリスマスカードを送ってみてはどうでしょうか。その前に来週の火曜日(12月6日)はフィンランドの独立記念日ですよ。
イ:独立記念日には何をしましょう。
ユ:みんなでキャンドルを灯しましょう!


── 走っても走らなくてもクリスマスはやってくるようです。慌ただしい毎日のほんのすこしの時間、ロウソクに火を灯して過ごしてみるのもいいかもしれません。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

配信:2022年12月4日
text:harada

#88|Brief Candles

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