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Aakkoset. フィンランドのことば

Aakkoset

テーブルの上のフィンランド

テーブルの上のフィンランド

Moi!フィンランド好きが日曜朝8時から今週のフィン活について報告しあう30分

そろそろ梅雨入りのニュースも聞こえてきましたが、今回も天気に恵まれ、森からお届けすることができました。

日曜のはじまりに天気がいいと気分もいいですね、というIさんの言葉に頷くばかりです。さて本日は、カーリパタ、Nordic Tales、大使館☆晩餐会、ホビーホースなどが話題に上りました。順番にレポートしていきます。


まず、前回ご紹介したYさんがオンライン料理教室で作られたフィンランド料理「カーリパタ|kaalipata」を、今週はIさんも作ってみたそうです。

ニンジンやシメジも入って美味しそうです。やはりディルが決めてでしょうか? 味つけに黒糖を使われたそうなのですが、正解かどうかわからなくなってしまったとおっしゃっていました、笑。その代わりにどんな料理もフィンランドっぽくしてしまうという「魔法のフレーズ」を思いつかれたそうです。料理名のあたまに次の言葉をつけるだけ!

ムーミンママの〜

というわけで、今回のお料理は名づけて「ムーミンママのキャベツのくたくた煮(カーリパタ)」だそうです。

ちなみにYさんの情報によるとカーリパタは調味料を入れるタイミングなどが大事ということです。そして、Yさんが今週教わったというミートボールとマッシュポテト。これまた美味しそうです!

こうして毎週報告しあうことで一人だけの愉しみに終わらないところがいいなあと思っています。自分も作ってみました、行ってきました、やってみました、などなどありましたら、ぜひ教えてください。配信内で挙手していただいたり、TwitterやInstagramで「 #日曜朝フィン 」というハッシュタグをつけていただけたらうれしいです!


さて自分のフィン活です。今週は以前の配信でも取り上げたトーベ・ヤンソン自選短編集『メッセージ』を読みはじめました。Yさんもおっしゃっていたのですが、作家・ジャーナリストのフィリップ・テイルによる前書きがとてもいいです。

▶︎ メッセージ トーベ・ヤンソン自選短篇集 – ムーミン公式サイト

前書きには彼が高校生の頃に出したファンレターへの返信の手紙(トーベ直筆)が掲載されているのですが『トーベ・ヤンソン短編集』(ちくま文庫)の「往復書簡」という短編(※日本人の女の子からの手紙の話)のように、トーベは世界中から数えきれないほどの手紙を受け取っていたんだなあと、そして実際に返事を書いていたことに驚きました。また『メッセージ』については既訳の短編集などと読み比べするのも楽しいと思います。

それからもうひとつ、現在(2021.5.16)臨時休館中の世田谷美術館のブログから「アアルトデザインのある暮らし」というワークショップについてご紹介しました。こちらはアアルトデザインの家具などを自由に配置して、自分だけの部屋を作ってみようというものです。

▶︎ おうちで100円ワークショップ!「アアルトデザインのある暮らし」 | 世田谷美術館

本来ならばシンプルな部屋に仕上げたいところなのですが、プリントしたイラストをハサミやカッターで切り取ったり細かい作業が多いので、その成果を見せたくなり、つい盛ってしまいます。出来上がりが右の写真です。

これがなかなかたのしいです。みなさんもぜひやってみてください。うれしいことに、早速Mさんも挑戦してくださいました! そしてYさんはオンライン版を!ありがとうございます。


そしてMさんが教えてくださったのが、junaida(ジュナイダ)の『Nordic Tales』(サンリード)という画集です。この画集では、トーベ・ヤンソン、セルマ・ラーゲルレーヴ、H.C. アンデルセンという北欧3ヵ国の児童文学作家の作品から着想したイラストが描かれているそうです。

Mさんは、画集を見ながらトーベの短編などを読み返してみると、新たな発見などもあり、とてもたのしいとおっしゃっていました。

▶︎ junaida.com » NORDIC TALES

以前アンデルセン自身が作った切り絵を見たことがあるのですが、画集には切り絵のモチーフのイラストもあるようです。アンデルセンの話では悲劇のヒロインが登場することが多いですが、どんなイラストになっているのでしょうか。今度、実際に手にとって見てみたいなと思っています。

次は、フィンランド大使館が登場した TOKYO MX『大使館☆晩餐会』というテレビ番組の話題です。大使のインタビューやフィンランド料理、サウナ、メッツァ・パビリオンなどが取り上げられています。見逃し配信として5月22日まで観ることができるので、ご興味のある方はぜひ。

▶︎ エムキャス

マリン首相について問われたフィンランド大使は、老若男女関係なく平等であることがなにより大切だとおっしゃっていました。それは単純にヒーローやヒロインが求められているわけではないんだなと思いました。

番組の後半では大使館のみなさんによる「keppijumppa|けっぴゆんぱ」というスティック・エクササイズが紹介されました。エクササイズの詳しい方法については、YouTube動画もあるのでご参考になさってください。


ここでIさんから、馬の頭をつけた棒にまたがってする競技があったよね?という謎なお話がありました。全くイメージがわかなかったのですが、Iさんの言葉どおりの競技でした。この競技「ホビーホース|keppihevosten」は、ドキュメンタリーとしてNHKでも放映されたことがあるそうです。

▶︎ ホビーホース!ガールズ |BS世界のドキュメンタリー|NHK BS1

Mさんによると、フィンランドでは女の子などの娯楽として乗馬をすることがあり、そのポニーの代わりに馬に模した棒に乗って遊ぶとのこと。先週紹介していただいたシーリちゃんシリーズにも、このホビーホースが登場したことがあると教えていただきました(『Siiri ja Heppa Huoleton』)。

▶︎ Home – Keppihevosten Suomenmestaruuskilpailut

今年のホビーホースの競技会は中止のようですが、来年には開催される予定みたいです。ホームページの写真などを見ても、かなり本格的で熱い競技会なのではないでしょうか。


森からの帰り道、通路の柵に棒が立てかけてありました。うわ、こんなところにホビーホースが!と思ったら……。

それでは次回もお楽しみに。以上、7回目のレポートでした。

text : harada

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