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#69|いつでも旅はすぐそこに







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きょうの一枚 puisto|hiroba


Aakkoset. フィンランドのことば

Aakkoset

テーブルの上のフィンランド

テーブルの上のフィンランド

先週までは朝はほとんど鳴いていなかったセミたちの大合唱が始まりました。というわけで今回も部屋からお届け ──

Moi!フィンランドをもっと好きになる69回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

ムーミン・コミックス展ふたたび
ペンションメッツァとアートスとアミン
ラヤトンと映画『森聞き』
機内食で旅気分


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ムーミン・コミックス展ふたたび

今週の報告は「ミン活」をしてきたというミホコさんから。「ミン活」とは、セミの鳴き声を真似するのではなく、ムーミン活動のこと。

まずひとつ目は、東京富士美術館(八王子)で開催中の「ムーミン・コミックス展」。2020年から始まり全国各地を巡回している展覧会で、ミホコさんも以前、横浜そごう美術館で観ています。

祝日で比較的観客は多かったけれど展示スペースが広く作品一つ一つの間隔があったためか、前回観た時とは印象が違ったというミホコさん。今回はラルス・ヤンソンのパートをじっくりと観ました。

八王子の美術館自体も山を越えたような場所にあって、カフェなどで休憩するのもいいのではと、ミホコさん。

▶ ムーミンコミックス展(東京富士美術館)

イ:ムーミン原画をご覧になったことがある方は、ご存知だと思いますが、1作1作とても小さいので、観客が数珠つなぎになっていたりするとゆっくりディテールまで見れないんですよね。広いといいかもしれない。
ミ:ラルスの描いた「ムーミンたちの戦争と平和」のパートも、いまこの状況でみると違った印象がありました。

ユ:観に行きたくなりました!

もうひとつが池袋西武で開催されている「ムーミン・マーケット2022」。ムーミンアイテムが集まるマーケットで関東初開催とのこと。気になる方はぜひ、7月31日までです。

ミ:関西方面では何度か開催されているようですね。
イ:普段のイベントとは違うのかな? ムーミンマニアの方はぜひ「まちがいさがし」を、笑。
ユ:「まちがい」じゃないです!

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ペンションメッツァとアートスとアミン

次の報告はユカさん。『ペンションメッツァ」というWOWOWのTVドラマを紹介してくれました。

話の内容はとくにフィンランドとは関係ありませんが、ちゃんと表記は「metsä」だそうです。主人公を演じるのは小林聡美さん。森の中のペンションを舞台に、二人芝居で話が進みます。

ユカさんによると「かもめ食堂』から連なるようなドラマ(監督・スタッフは「パンとスープとネコ日和』『山のトムさん』なども)で、もたいまさこさんも森の人として登場しています。

「もたいさんの役は森のトントゥ的な感じでしょうか?」という岩間さんの質問に、「まさしく!」とユカさん。そこから、もたいさんについて話に(聞いてくれた方だけのおたのしみということで割愛します)。

▶ ペンションメッツァ(WOWOW)

そして先週、岩間さんがおすすめしていたドキュメンタリー映画「Aatos ja Amine|アートスとアミン』の話題へ。

ユ:岩間さんもおっしゃってましたけと、子どもたちが本当にかわいくて。
ハ:登場する女の子が本当に野生児で、笑。とても好きでした。
イ:原田君は、あの女の子に命令されて色々やらされてるタイプだよね、笑。

ぜひご覧になってみてください(2022年7月31日まで)。

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ラヤトンと映画『森聞き」

そして自分の報告。今週は前回、詩集『スオミの詩』を紹介したときに、ミホコさんが教えてくれた「Rajaton|ラヤトン」というフィンランドのアカペラグループの音楽を聞きました。フィンランド語の響きを大切にフィンランドに伝わる時にメロディをつけていくことから始まった男女6人組のグループです。

聞いていたのは『歌の国からの招待状!AnInvitation From The Land of Harmony』という日本盤のアルバム。フィンランド語を全く聞き取れないので、初めて英語の歌を聞いたときのような新鮮な感覚がしました。本当に響きだけで聞くことができるというのは、ある意味、言葉を知らないことの特権であるようにも思います。

岩間さん曰く、ミホコさんは日本一のラヤトンサポーター。「韓国公演にも駆けつけたことがあります」というミホコさんがおすすめするラヤトンの作品は、絵本と一緒になった「ラヤトン無限の森へ〜フィンランド・アカペラの登き!(2011年作品)。

イ:一時期ブルガリアンヴォイスというのが流行ったことがあるんですが、ラヤトンもその流れに。スウェーデンの「リアルグループ」はもう少しポピュラー寄りの楽曲を歌っていますが。
ミ:最近はラヤトンもThe BeatlesやABBAの曲をやったり。
ハ:以前cafe moiでも発売記念イベントをされていたことがありますよね。
イ:ラヤトンの楽曲は、映画『森聞き』でも使われていて、その監督の柴田昌平さんをお迎えして行いました。
ミ:『森聞き』は今も上映される機会があるんですよ。自主上映会なども可能のようです。

▶ 映画『森聞き』(プロダクションエイシア)

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機内食で旅気分

最後の報告は、岩間さんです。なかなか旅に出られない毎日が続いているということで、お昼ごはんを機内食風に、笑。


みなさんもぜひ、#日曜朝フィン のハッシュタグでInstagramに「機内食風ごはん」を投稿してみてください。拝見しにお邪魔します〜。

イ:四角い器ってなかなかないんですよね。なのでこれはジップロックにナプキンを敷いてます!
ミ・ユ:ナイスアイデア!!


── 陽射しが厳しいので外出するのが億劫になってしまいますが、セミも出てきたことですし、美術館やペンションのある森へ、フィンランドの音楽を聞いて、はたまた機内食を作って、バーチャル・フィンランド旅行というのはいかがでしょうか。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text : harada

#69|You Tripped At Every Step – Elvis Costello

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