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#57|若葉のころ







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きょうの一枚 puisto|hiroba


Aakkoset. フィンランドのことば

Aakkoset

テーブルの上のフィンランド

テーブルの上のフィンランド

朝、目覚めると7時45分でした。配信は8時00分から。はたして間に合うのでしょうか ──

Moi!フィンランドをもっと好きになるる57回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

Hauskaa vappua!
影のない40日間
パイミオサナトリウム
Hyvää Matkaa!
翻訳者が訳書について語る会と北海道フィンランドウィーク


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Hauska vappua!

今回の配信は、ちょうど5月1日ということで、Vappu(ヴァップ:フィンランドのメーデー)の話題から始まりました。労働者の祭典としてのメーデーとは意味合いが違うと岩間さん。フィンランドのヴァップは春の訪れをお祝いするお祭りでもあります。

ヘルシンキでは、マーケット広場近くのハヴィス・アマンダ像への白い学生帽の戴帽式が行われたり、海辺のカイヴォプイスト公園でピクニックをしたりと街中がにぎやかになります。

ちょうど昨夜現地からの中継を観ることができたのですが、ハヴィス・アマンダ像を中心に、画面が見切れるまで人々がひしめき合っていました。── 毎年こんなにいるの?!ワールドカップで優勝したのかと思うくらいだったと、ユカさん。

そんなユカさん。ヴァップ恒例のシマ(Sima)とムンッキ(Munkk)を作りました。

シマについては昨年の配信でも何度か話題に上っていましたが、ミード?レモネード?蜂蜜酒?のような飲み物です。中継でもグラスを持っている人たちが何人か映っていました。ムンッキも昨日の夜にがんばって作ったそうです。とってもおいしそう!

イ:みほこさんは、現地でヴァップを体験したことがありますか?

ミ:留学していたトゥルクでは、マーケット広場に向かってアウラ川沿いを行進する様子は見ました。町なかに行くなと言われていたので広場には行きませんでしたね、当時はいい子だったので、笑。

イ:ヴァップ当日は行ったことがないのですが、ツナギを着た学生を見たことはあります。

ユ:います、います。ヴァップ以外でも時々見ました。

ミ:ツナギを着ているのは現役学生たちで、スポンサーを募ってワッペンを貼ったりします。

イ:せっかくだから東〇大学の北欧学科でやってみたらいいのに、笑。

☆ フィンランドのVappuについて調べて、nuotio|takibi サークルにくわしい記事を投稿しました。サークルに参加していただける方も随時募集しています。どうぞよろしくお願いします!

▶ Vappu|フィンランドのメーデー(nuotio|takibi)

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影のない40日間

岩間さんは、前回ゆかさんが紹介していた「影のない四十日間』を読み始めました。

基本的にノルウェーの話だけれど、サーミの人たちの文化や服装など、ディテールがなんとなく目に浮かぶので物語の舞台に入っていきやすいとのこと。北欧が好きな人にはとくに楽しめるのではないでしょうか、とのこと。

イ:北感をよく知らない人には「塩リコリス」ってなんだろうって思いますよね。

ユ:サルミアッキ!まどのくらい読まれたんですか?

イ:下巻に入ったところで話白体もこれからおもしろくなってきそう、犯人は言わないでください!

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パイミオサナトリウム

次は、自分の報告です。フィンランドセンターによるオンラインイベント「山荘レクチャーシリーズ:パイミオサナトリウム』を視聴しました。

結核という病気やサナトリムの歴史から、アルヴァアアルトとパイミオサナトリウムの建設、そしてアルテックの設立まで、アアルト財団のヨーナスさんによるとてもくわしいレクチャーを聞くことができました。

いつものようにたくさんメモを取ったので、いずれどこかに書きたいと思っています。

ハ:バイミオサナトリウムまで行くのが大変と聞きましたが。

イ:車を使わないと行きづらいですね。

イ:そこはほら、日本のリゾート会社に入ってもらって、笑。

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Hyvää Matkaa!

そして4月29日にオープンした北欧カルチャースペース「Hyvää Matkaa!」の話題

こちらは北欧旅行フィンツアーが表参道にオープンしたお店。カフェだけでなく、今後いろいろなイベントやワークショップなども行われる注目のスポットです。

イ:スタッフであるノーラさんのお家のレシピを参考にしたシナモンロールは、とてもカルダモンが効いていて好きな味でした。

ユ:あのぎゅっとつぶれた感じがフィンランドっぽくてよかったです。新しいメニューも開発中だそうです。

イ:今回あらためて人が集まれる場所って大事だなと思いましたね。

スタッフの方々はいずれも旅行のプロ。北欧への旅行相談などもできるようになるそうです。

表参道周辺はフィンランド関連のお店が集まっているので(そこにはこだわりました!スタッフの方もおっしゃっていました)、フィンランド好きの方にはとくに楽しめると思います。ひさしぶりの明るい話題なので、個人的にもうれしく感じています。ぜひお出かけください。

お店の概要はこちら。

店名:Hyvää Matkaa!(ヒュバ・マトカ)
所在地:東京都渋谷区神宮前5-18-10エクサスペース1-A
営業時間:11:00〜18:00(不定休)

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翻訳者が訳書について語る会と北海道フィンランドウィーク

最後にミホコさんから、お知らせをふたつ。

ひとつめは、先の話題に出てきた『影のない四十日間』の翻訳をされた久山菜子さんら北欧語訳者の会のメンバーによる座談会【翻訳者が訳書について語る会】。参加されているのは、

・枇谷玲子さん『デジタルおしゃぶりを外せない子どもたち」
・セルボ貴子さん『寄生生物の果てしなき進化』
・中村冬美さん『地図の進化史」
・久山葉子『こどもサピエンス史』

翻訳したご本人がそれぞれの書籍についてご紹介されています。熱いトークが繰り広げられているそうなのでひご覧ください。自分もこれから観ます!

▶ 第2回翻訳者が訳書について語る会

そして5月28日〜6月3日までの七日間にわたって札幌で開催される「北海道フィンランドウィーク」について。サイエンスDAY、スタートアップDAY、林業DAY、文化と人々DAY、教育DAYとして、フィンランドからの様々なゲストによるセミナーが開催されます。

とくに現地で参加される方を大募集中とのことなので、ご都合のつく方はぜひ札幌へ!


── なんとか間に合いました。今日から5月、春眠暁を覚えずということで。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text : harada

#57|First Of May – Bee Gees

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