#50|穏やかな場所

klubi50s



clubhouse report #50

Quiet Place

フィンランド好きが日曜朝8時から今週のフィン活について報告する30分

ここ東京の外れではもう早咲きの桜が開花し、だいぶ春めいてきました。そんなお出かけ日和の今回は4人ともいつもの部屋を出て、いろいろな場所からの参加となりました ──。

Moi!フィンランドをもっと好きになる50回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

  • サウナから〜Marimekko Botanical Garden
  • 仕事場から〜UOMI
  • 雪山から〜カイヤ&ヘイッキ・シレン
  • 森から〜オープンダイアローグ

サウナから 〜 Marimekko Botanical Garden

松屋銀座で開催中の「Marimekko Botanical Garden – Prints Inspired by Nature」へ行ったというゆかさん。アンビエントミュージックの流れる会場の中、天井から吊り下げられた大きな布にマリメッコのプリントデザインが投影され、マリメッコの世界を体感するという展示です。

同じフロアには、リニューアルされたばかりのマリメッコの店舗があり、松屋銀座の入り口には大きなマリメッコのディスプレイが展開されています。

会期は2022年4月18日(月)まで。ゆったりと見ることができたとのことなので、ご都合のつく方は出かけてみてはいかがでしょうか。

そんなゆかさんがどこにいたのかというと、なんとサウナの前!『ゆおっぽらっり』の相方のマイキさんが、ご自宅をリノベーションしてサウナをつくられたそうです。

「ロウリュしてみます?」というゆかさんに「ぜひぜひ」と岩間さん。

じゅわわわわわわわぁ〜〜〜〜と聞こえてくるロウリュの音が聞こえてきます。きっと参加していたみなさんも空想の湯気の行方を見上げていたのではないでしょうか。「ととのいましたね」と岩間さん、素晴らしい想像力!

そのマイキさんがもうひとつ参加されているのが『Suosikkisi』。フィンランド語で「あなたのお気に入り」という意味。

いま Suosikkisi ではみなさんの思い出エピソードを集めて、一冊の本を作るというプロジェクトを進めています。フィンランドの思い出をお持ちの方はぜひ以下のページよりご応募ください。

いろいろな魅力のあるフィンランドなので好きになる理由も人それぞれたくさんあると思います。素敵な一冊になりますように。

▶︎ Suosikkisi Kindle出版プロジェクト アンケート募集


仕事場から 〜 UOMI

次の報告は、フィンランド好きの理性を試される現場に遭遇したという岩間さん。

街を歩いていると目の前に止まっていた一台のトラック、その車体に書かれていたのが「UOMI」という文字。それを見た瞬間、フィンランド好きならば「S」を書き足したくて仕方がなくなるはず。もしそのとき手元にスプレー缶を持っていたら書いてしまっていたかもしれないと岩間さん、笑。

気になってあとで調べてみたところ、それは「有限会社うおみ」という運送会社のトラックで、創業者の名前が魚見さんだったそうです。そして「以上、今週のフィン活でした!」と言い切る岩間さん。どうやって話題を広げたらいいのか途方に暮れてしまいました。

そこですかさず「ウオミさんって苗字多いのですかね?」とゆかさんのフォロー。もし名前がシゲルさんとかセイジさんだったら、S.UOMI でいいかもとぼんやり考えていた自分でした。


雪山から 〜 カイヤ&ヘイッキ・シレン

そして、みほこさんがいた場所というのが、とある雪山。ご友人とのスキー旅行先からの参加でした。


イ:スキーといえば、フィンランドではクロスカントリーは一般的だと思うのですが、ダウンヒルに関してはどうですか?
ミ:スキーヤーやボーダーも多いですね。ラップランドやアルプスなどへ行って楽しんでいるようです。
イ:なるほど、海外へ。
ミ:北海道はパウダースノーで雪質が良いと有名なので日本に来る人も。
イ:ああ、ニセコとか。
ユ:みほこさんは毎年スキーに行かれるんですか?
ミ:ええ、そうですね。
ユ:スキーは子どもの頃に1回だけで。雪のあるところに行きたいです!

イ:岩間さん、ミ:みほこさん、ユ:ゆかさん

ちなみに、スキーについて以前みほこさんにお聞きしたところ、スピードは全然平気とのことなのでなかなかの腕前だと思われます。

次に紹介してくれたのが、表参道のアルスギャラリーで開催中の展示会「カイヤ&ヘイッキ・シレン〜日本文化を尊重したフィンランドスタイル」。

シレン夫妻は日本の建築からも影響を受けており、かつて彼らの設計した建物が日本にもあったそうです。

今月17日には展示会のキュレーターによるオンライントークイベントが開催されるので、それを見てから行こうと思っていたとゆかさん。みんなそう考えていて混むかもとみほこさん。自分もトークを聞いてから行こうと思っていました、笑。

ここで、みほこさんからのお知らせ。2022年3月18日(金) 午後10時から、3回目となる「フィンランドをもっと好きになる外伝・おちゃべり会」を開催します。

今回のゲストは千駄木のJuhla Tokyoで調理を担当されているMaijaさん。お時間の合う方はぜひ聴いてみてください。自分も楽しみにしています。

▶︎ フィンランドをもっと好きになる外伝・おちゃべり会 3月の巻


森から 〜 オープンダイアローグ

今回は自分もひさしぶりに森からの参加です。森下圭子さんのお話会「フィンランドで見つけた対話、好奇心、おもてなし〜自分の声を聴くための日常と、自分の声を届けるための日常」の報告をしました。

お話会でいちばん印象に残ったのがオープンダイアローグについて。オープンダイアローグ(「開かれた対話」)とは、精神医療で用いられる治癒の方法で、1980年代に西ラップランドのケロプダス病院で開発されました。薬物治療ではなく「対話」を続けることで症状を改善していくことができるというところから、精神科医の斎藤環さんを中心に日本でも注目を集めています。

▶︎ WHOがグッドプラクティスと認める「オープンダイアローグ」は、日本の精神医療を変えるか?

フィンランドには「安心安全な場所や空気がある」という森下さん。たしかにオープンダイアローグはフィンランド的ではあるけれども、他にも似たような場所があることを思い出していました。

それは写真家田村尚子さんの『ソローニュの森』という本で知ったフランスのラ・ボルド病院のこと。ジャン・ウリやフェリックス・ガタリを中心に1951年に設立されたその精神病院では、患者の方々が閉ざされた環境ではなく、自由な共同生活をおこなっています。

▶︎ INTERVIEW 「正常」とは何ですか?:伝説の精神病院「ラ・ボルド」で写真家・田村尚子が写した問いかけ

そこでさらに思ったのが「居場所」のこと。誰もが居場所の存在によって救われたり、救われなかったりすることがあるのではないでしょうか。もしかしたら心の病というものは環境がつくり出している面もあるのかもしれません。自分の子どもの頃のことを思い出しても、もっと緩やかな居場所(おおらかな許容する空気)があったように感じます。

森下さんお話会については他にもいろいろな興味深い話を聞くことが出来たので、後日レポートのようなかたちで残したいと考えています。

また今回の配信では、森下さんから聞いたエピソードが Moi のロゴマークの由来のひとつでもあることを岩間さんに話してもらいました。とても好きなお話なので、これまでにも何度も話してもらっているのですが、自分にはうまく話すことができません。岩間さんから直接聞いてみてください!

ここでは、そんな「居場所」をつくることが、Moi でやりたいことのひとつですとお伝えしておきます。応援してもらえたらうれしいです。

── それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

配信:2022年3月13日
text: harada

Recommend