#41|ねえ、外は寒いよ

klubi41s



clubhouse report #41

Baby, It’s Cold Outside

フィンランド好きが日曜朝8時から今週のフィン活について報告する30分

先日積もった雪はほとんど消えてしまいましたが、寒い日が続きますね。今日は布団からなかなか出られず部屋からの参加となりました ──。

Moi!フィンランドをもっと好きになる41回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

  • ヘルシンキ生活の練習
  • 少女ソフィアの夏
  • 北欧ブッククラブ
  • お茶べり会 1月の巻
  • 民藝の100年/柚木沙弥郎 life・LIFE

ヘルシンキ生活の練習

『ヘルシンキ生活の練習』(朴沙羅/筑摩書房)は著者が二人の子どもを連れて移住したヘルシンキでの生活を綴った本。朴さん自身の背景や社会学者としての目線からの切り口がおもしろかったとゆかさん。

小さい子どもを学校や幼稚園に入れるときの話などのほか、少しヘビーなところもありつつ、とても読みやすいエッセイになっているそうです。また執筆時(2020年)のフィンランドの状況も書かれているので、タイミング的にもいま読むとよいかもしれませんということでした。

もちろん数年後にこんなことがあったと振り返るのも◯。


少女ソフィアの夏

トーベ・ヤンソンの『少女ソフィアの夏』(講談社)を再読しました。岩間さんにも言われてしまいましたが、たしかにトーベの話題が多い、笑。物語は少女ソフィアとそのおばあさんの話。トーベの母シグネ、弟ラルス、姪ソフィアがモデルです。

みほこさんから「映画を観たり、評伝を読んだりして物語の印象は変わりましたか?」という質問がありました。トーベの人物像やその周辺の人々の存在が物語に強く反映されていたことを知ったことで、より深く理解できるようになった気がします。

前回報告した「ムーミンコミックス展」のレポートを書きました。読んでから展覧会へ行くとより楽しめると思います。お時間のある時にどうぞ。

▶︎ ラルフ・ヤンソンのムーミン


北欧ブッククラブ

そしてみほこさんが紹介してくれたのが、北欧語書籍翻訳者の会のメンバーの方が運営しているFacebookグループ「北欧ブッククラブ」。次回の課題図書はフィンランドの作品ということでその候補を募集しています。

▶︎ 北欧ブッククラブ

北欧ブッククラブにはゆかさんも参加しています。前回はノルウェーの『薪を焚く』。ゆかさんの投稿をみて読んでみたくなりました。またグループにはどなたでも参加できるそうですので、ぜひ。


お茶べり会 1月の巻

今月3日にフィンランドをもっと好きになる外伝として、みほこさんの「お茶べり会 1月の巻」の配信がありました。今回の配信ではフィンランド在住の翻訳者セルボ貴子さんをお迎えして『マリメッコの救世主 キルスティ・パーッカネンの物語』(ウッラーマイヤ・パーヴィライネン/祥伝社)のお話を中心に聞くことができました。

共にフィンランド語の翻訳者である貴子さんとみほこさん、おふたりのキャラクターの違いがおもしろかったと岩間さん。貴子さんが本の著者であるウッラーマイヤさんに直接電話をして翻訳することになったお話など、キルスティさんと同様にバイタリティがあってすごい!と。


民藝の100年/柚木沙弥郎 life・LIFE

続いて岩間さんの報告は、東京国立近代美術館で開催中の「民藝の100年」について。

北欧やフィンランドとのつながりを感じながら展示を観たという岩間さん。柳宗理や藤森健次による北欧特集が掲載された雑誌(1965年)の言葉をひきながら紹介してくれました。

▶︎ 民藝の100年 | 東京国立近代美術館

カイ・フランクがデザインしたマスタード入れが日本の列車内で販売しているお茶の容器をアイデアにしているという話や、同じく彼がデザインしたキルタのコピー製品が出回ったことを、同胞の懐具合に見合う製品をデザインしたもので格好だけを真似ることはナンセンスだと藤森が書いている話(民藝の「用の美」にもつながる)など。

日本で最初にフィンランドデザインが紹介された1958年の「フィンランド・デンマークのデザイン展」(日本橋白木屋/日本民藝協会主催)でフィンランドのガラス製品の展示が少なかったのは、デザインが盗用されるのを懸念していたためだったとの記述が、ザ・フィンランドデザイン展の図録にあったとゆかさん。

そして「柚木沙弥郎 life・LIFE」が、現在立川のPLAY! MUSEUMで開催されている柚木沙弥郎さんのインタビュー(2010年)から。60年代マリメッコの工場へ視察に行った柚木さんが驚いたのは、社長も工員も女性ばかりだったということ、日本の職人の神経質さと比べて製品に対する考え方は大雑把ではあるが、そのおおらかさは健康的でいいと思ったこと。時間をとって柚木さんの展示を観に行きたいと岩間さん。

▶︎ (終了)企画展示「柚木沙弥郎 life・LIFE」

また、みほこさんによると柚木さんの染色品などを取り扱う「クラフトスペース わ」(2017年まで渋谷で営業)では、オンラインでフィンランドの絵本なども購入することができるので、ご興味のある方はご覧になってみてくださいとのことでした。

▶︎ CRAFT SPACE わ


おまけ:展覧会の予定

みほこさんから、BS11『世界の国境を歩いてみたら・・・』というドキュメンタリー番組が本日9日20時から放映されるという情報をいただきました。ロシアとフィンランドの国境を旅して、サンクトペテルブルクやかつてフィンランド人が住んでいたヴィープリ(ヴィボルグ)、サンタクロースのいるサーリセルカを訪れ、イナリでオーロラを見にいくそうです。視聴できる方はぜひ!

部屋からだとやっぱり味気ないなあと思っていた矢先、スピーカーアンプから大きな音を出していしまい、失礼しました、、。次回は、外からお届けしようと思います。みなさんもご紹介した展覧会などへ行ってみてください。寒くても、きっとおもしろいことが待っているはずです。

── それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

配信:2022年1月9日
text: harada

Recommend