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#37|それはただの気分さ







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きょうの一枚 puisto|hiroba


Aakkoset. フィンランドのことば

Aakkoset

テーブルの上のフィンランド

テーブルの上のフィンランド

年末はなかなかどうしていそがしく感じます。いそがしいというか、慌ただしい。なにが違うのかはよくわかりません。焦ります。そんなに急いでも早く年が明けるというわけでもないのですが ──

Moi! 毎週日曜朝8時からのclubhouse「フィンランドをもっと好きになる」37回目のレポートをお届けします。メニューはこちら

+ ヒンメリづくり+アーノルドドーナツ
+ フィンランド独立記念日
+ ムーミンバレーパーク
+ ラジオ・ヘルシンキ
+ 大切なお知らせ


ヒンメリづくり+アーノルドドーナツ

今週のゆかさんはヒンメリづくりのワークショップに参加しました。ヒンメリを作るのは初めてだったそうです。ここでゆかさんからヒンメリを知らないという方への説明です。

「乾燥させたライ麦を糸で繋いだモビールのような飾りのこと。フィンランドの伝統的な工芸品でクリスマスなど冬の時期によく作られます」

ライ麦は部分によって太さやツヤが異なるので、それらを考慮して作るそうです。自分はプラスチックのストローでしか作ったことがないので、やはり本物の麦だと違うなあと思いました。ちなみにフィンランドのライ麦を使って作られたそうです。

そしてフィンランド独立記念日をArnoldsの独立記念日限定ドーナツでお祝いしたというゆかさん。白と青のチョコレートで国旗を模したドーナツでブルベリージャムが入っていたそうです。独立記念日にはドーナツを食べるという習慣があるの?という質問が岩間さんからありましたが、無いと思います(笑)とゆかさん。


フィンランド独立記念日

そんなフィンランドの独立記念日に、それぞれの家庭ではどんなことが行われるのか、みほこさんが教えてくれました。先祖や戦争で亡くなられた方々のお墓参りをしたり、2本の蝋燭を窓辺に灯したり、大統領官邸で行われるパーティをテレビ鑑賞したりするそうです。

残念ながら今年のパーティは中止になってしまったそうですが、大統領夫妻より看護師や病院の清掃員などの功労者に特別に感謝が伝えられたそうです。それらの模様をフィンランド国営放送 YLE(ユレと読むのを初めて知りました)のアーカイブで見たというみほこさん。

その中で一番みほこさんの胸に響いたのが、第2次大戦中に前線でLotta(ロッタ)として活動した方々の話だったそうです。ロッタとは炊き出しや医療、航空監視などの任務を行なっていた民間組織で、組織されたのは1921年、ちょうど今から100年前になります(1944年に解体)。

▶︎ Welcome – Lottamuseo

フィンランドの戦争は国や大切な人を守るためのもので、全然日本とは違うように感じたとみほこさん。とにかく二度と起こらないようにと願うばかりです。

みほこさんのInstagramではクリスマスの人形やアドベントカレンダーなども。配信ではクリスマスの話題がまったく出なかったので、笑。

そしてみほこさんは、そろそろ東京辺りでは公開が終わる映画『TOVE/トーベ』を大慌てで観に行きました。上映が午後5時20分からという微妙な時間だったそうです。みほこさんの感想は「アーティストってこうなんだ」、岩間さん「実際バイタリティがある」、ゆかさん「若い時期のパワフルなトーベが見れる」。自分はこの配信のあった日の午後にようやく観てきました。


ムーミンバレーパーク

トーベ・ヤンソンといえば、今週はリニューアルオープンしたばかりのムーミンバレーパークへ行ってきました。リニューアルのポイントをわかりやすくと言われていたのですが、説明下手ですみませんでした、笑。その代わりというわけではないですが、しっかりとレポート記事を書きました。読んでいただけたらうれしいです!!!

▶︎ 新しいムーミンバレーパークで Well-being を体感しよう


ラジオ・ヘルシンキ

最後は、岩間さんがよく聞いているというラジオ・ヘルシンキの番組『ジャズ・キーンノスター (Jazz Kiinnostaa)』を紹介してくれました。番組の出演者は、WE JAZZでフェスやレーベルのディレクターをしているマッティ・ニヴェス (Matti Nives)、ファイブ・コーナーズ・クインテットなどで活躍するドラマーのテッポ・マキュネン (Teppo Mäkynen)、そしてフィンランドのジャズシーンで最も評価されているベーシストのヴィッレ・ヘッララ (Ville Herrala) の3人。岩間さん曰く、WE JAZZ周辺にいる彼らがフィンランドでいちばんイケてる部類の人たちではないかと。

▶︎ Jazz kiinnostaa – Radio Helsinki

フィンランドのジャズとそれ以外の国のジャズと違うところはありますか?とみほこさん。ジャズが米軍基地の存在によって広まった日本や多くのアメリカのジャズミュージシャンたちが渡ったスウェーデンやデンマークなどと違い、流行の伝播が比較的ゆっくりだったフィンランドでは一種独特なジャズが生まれていったそうです。

フィンランドや北欧のジャズについてくわしく知りたい方は、ぜひ jazz PROBE のウェブサイトをチェックしてみてください。現地取材も多くされていて、北欧ジャズシーンとのコネクションもある素晴らしいサイトです。

▶︎ JazzProbe


大切なお知らせ

そしてゆかさんから大切なお知らせです!

ゆかさんとマイキさんによる Juoppolalli のイベント『【年忘れ】ゆおっぽらっり オンラインピックヨウル』が12月18日(土)に開催されます。いつものようにフィンランド好きの人たちがたくさん集まる楽しいイベントになると思いますので、ぜひご参加ください! 申込みは下のリンクよりどうぞ。

▶︎ 【年忘れ】Juoppolalli〜ゆおっぽらっり〜 オンラインピックヨウル


── きっとただの気分です。カウントダウンするのをやめたらいいのでしょうか。クリスマスだってまだ1週間以上もあるのですから。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに!

text : harada
#37|In The Mood

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