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#33|誕生日って本当は







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Aakkoset. フィンランドのことば

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テーブルの上のフィンランド

テーブルの上のフィンランド

Hyvää syntymäpäivää! 11月14日はスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの誕生日です。リンドグレーンとトーベ・ヤンソンはほぼ同時代に活躍した作家ということで実際に交流もあったようです。トーベはスウェーデン系フィンランド人なので、きっとスウェーデン語で会話をしていたのでしょう。

Moi! 毎週日曜朝8時からのclubhouse【フィンランドをもっと好きになる】33回目のレポートをお届けします。メニューはこちら。

+ 行動力
+ 父の日
+ 体内時計
+ 誕生日の歌


行動力

まずはゆかさんが参加しているオンライン料理教室の話題から。今回は特別ゲストにフットボール選手の田中亜土夢さんを迎えて、サーモンスープを作りました。牛乳の代わりにオーツミルクやアーモンドミルクを使ったそうなのですが、出来上がりは少し甘めとのこと。隠し味のレモンが思っていたよりも美味しかったとゆかさん。みほこさんもレモンのかけらがのっているサーモンスープを見たことがあると言っていました。

次はフィンランドセンター主催のザリガニパーティ。みほこさんから「飲みました?」「歌いました?」と質問されていたのですが、え? ザリガニパーティでは歌うものなのか、と内心驚いていました。ちなみにスウェーデン系フィンランド人ウィークの一環として行われたイベントだったため、みなさんでスウェーデン語の歌を歌ったそうです。また肝心のザリガニは、テーブルのザリガニが少なくなってくると背後から待ち構えていたザリガニの追加がやってくる「わんこザリガニ」方式だそうです!

参加されていたのはどんな方たちでしたか?との質問に、初めてザリガニパーティに参加するという人も半分くらいいたようですとゆかさん。それは良いですねとみほこさん。イベントなどを通じていろいろな国の文化や習慣に触れることは、その国や人、暮らしを知る、ひいては改めて自分の暮らしについて考えるきっかけにもなりますから。ゆかさんたちもJUOPPOLALLIとしてザリガニパーティーを主催されたりしているので、再び開催できるようになればと言っていました。

さらに先週みほこさんが紹介されていた『マリメッコの救世主 キルスティ・パーッカネンの物語』を読みはじめたというゆかさん。とてもおもしろい本ですとおすすめしていました。こちらもなかなかの厚みがあり読むのが大変そうですが、自分も読んでみたいなと思いました。

そしてそして荒川区西尾久のgezellig(ヘゼリヒ)というお店で開催されていたsaimaaLifeのイベントに参加したゆかさん。組み立て式の白樺製ゴーグルでサイマー湖の景色をVR体験することができたそうです。サイマー湖といえばアザラシ(エリック・ブルーンのポスターなどで有名)のぬいぐるみなどはありましたかとみほこさん。リフレクターなどアザラシモチーフのグッズはありましたとゆかさん。

さらにさらにJuhla Tokyoの主催する音楽フェスへ。このフェスはお寺の本堂と境内でライブ演奏があり、境内のステージではワイヤレスヘッドフォンで演奏を聴くという面白い試みをしています。

ゆかさん自身は自分の話ばかりになってしまうと心配されていましたが、その行動力がとてもすごいといつも思っていたので「まだありますよね?まだありますよね?」とまるで尋問しているかのようにたくさん話を聞いてしまいました。ゆかさん、ありがとうございました。


父の日

次の報告はみほこさん。北欧語書籍翻訳者の会のnoteで「ヘルシンキ・ブックフェア2021」について書かれています。『マリメッコの救世主』の話題のときに本が厚いという話が出ましたが、ブックフェアでも厚い本が多くみられたとのこと。やはり作家などが執筆以外の仕事が減っているため、書くことに専念することができたからのようです。ブックフェアの様子についてはぜひ記事をご覧ください。

▶︎ 『ヘルシンキ・ブックフェア2021』ハイブリットで開催

ところで、今日大事なことはフィンランドの父の日ということですとみほこさん。フィンランドでは父の日にカードを送る習慣があるのですが、みなさんも今日はお父さんに一声かけたり連絡してみたりしてくださいねと言っていました。きっかけがないとなかなか気恥ずかしくてできないこともあるので、ぜひこの機会に。

そしてみほこさんからclubhouse内で言い忘れたという情報をひとつ。明日11月16日(火)午前8時から、世界ふれあい街歩き選『秋色に輝く北欧の街 ヘルシンキ〜フィンランド〜』という番組が再放送になります。ご興味のある方はぜひご覧ください!

▶︎ 選「秋色に輝く北欧の街 ヘルシンキ〜フィンランド〜」 – 世界ふれあい街歩き


体内時計

最後は岩間さんの報告です。毎朝6時に起床するという岩間さん。近頃は6時だとまだ薄暗くスッキリと目覚められないことも。ちょうど「北欧・フィンランドの人たちから学ぶ体内時計の整え方」というNHKの番組があり、そこで特集されていた冬の日照時間が少ないロヴァニエミで暮らすフィンランド人の4つの朝の習慣を紹介してくれました。

1. 毎朝同じ時間に起きる。
2. 適度な運動。
3. 炭水化物とタンパク質を摂る。
4. 光を浴びる。

1は、休みの日も同じ時間にするとのこと。休みの日くらいゆっくりしたいと思いがちですが、良い目覚めのためです、笑。

2は、毎日通勤・通学されている方はそれで大丈夫だそうです。散歩や意識的に歩くことを心がけるとよいのではないでしょうか。

3は、フィンランドの食事で紹介されていたのは、パンとサーモンとチーズ。日本の場合はごはんに納豆、お味噌汁。

4は、丸いボール型のライトというのがあるそうです。明るさが重要でコンビニの照明くらいの光量が必要、5〜10分くらい浴びた方がよいそうです。

なかなかすべてをクリアするのは難しそうですが、体内時計を整えるために参考にしてみてはいかがでしょうか。


誕生日の歌

おまけで自分の報告。土曜日の昼に打ち合わせのため、Moiのオフィスへ向かいました。用事があるということで、普段と違う時間帯になっていたのですが、昼食を用意しておきますと言われていました。何の疑問も持たずいつもの打ち合わせの部屋へ入ると、そこにいつもMoiのお手伝いをしてくれているTさんとYさんがいました。

あれ? どうしているのだろうと疑問に思っていると目の前にバースデイケーキがあることに気づきました。ロウソクに火が灯され、フィンランド語でハッピーバースデイの歌をうたってもらっています。それでもまだ何が起こっているのか理解できていない自分。フーッとロウソクを吹き消して、おめでとうございますの声 ── 自分の誕生日でした。

こんなに疑問を持たないのもめずらしいと言われながら、今度はスウェーデン語でハッピーバースデイをうたってもらいました。プレゼントにラプアンカンクリのリネンハンカチをいただきました。”Hyvää päivänjatkoa!” という刺繍までしてくれました。よいいち日を!という意味だそうです。きっと一生忘れません “Hyvää päivänjatkoa!” ありがとうございました!

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── リンドグレーンと一日違いの誕生日。きっとその次の日も誰かの誕生日で、またその次の日も。毎日誰かがどこかで「誕生日おめでとう」と言われていることを想像するとちょっとうれしくなってきませんか。それでは今回はこの辺で、次回もお楽しみに。

text : harada

#33|The Birth of the True

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