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#23|父へのお願い







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きょうの一枚 puisto|hiroba


Aakkoset. フィンランドのことば

Aakkoset

テーブルの上のフィンランド

テーブルの上のフィンランド

9月に入ってから雨続きでしたね。ちょうど今朝は雨がやんでいたので、いつもの森へ行くことにしました。その道すがら柿の木に緑の実がたくさんなっているのに気づきました。森の中はすっかり蝉の声もしなくなり、秋の虫たちが鳴いています ──

Moi!フィンランド好きが日曜朝8時から今週のフィン活について報告しあう30分

23回目となる今回は岩間さんからのバトンを受けてゆかさんの司会です。メニューはこちら。

+ ヒンメリの試作
+ 簡単な毎日の鶏肉煮込み
+ 映画『TOVE/トーベ』写真展
+ フィンランドが作品の舞台に!
+ 今週のお知らせ


ヒンメリの試作

今回は自分の報告から。先週ふとした会話にMoiのオフィスにヒンメリを飾っては?という話が出ました。以前からもしかしたら作れるんじゃないかなあという根拠のない自信もあり、図書館でヒンメリの作り方の本を借りてきてストローで試作してみました。じゃん!

初めてにしてはなかなか上手くできたと思うのですがどうでしょう。本番の時は(いつ?笑)やはり麦わらで挑戦したいと思います。

そしてみほこさんよりヒンメリを検索してみたらヘアサロンがヒットしたという情報が。そのお店にもヒンメリが飾られているようです。オーナーの名前に「藁」の文字が入ってついてるからじゃないかと、笑。


簡単な毎日の鶏肉煮込み

次は岩間さん。フィンランドのインテリア雑誌のサイトを見ていたところ「簡単な毎日の鶏肉煮込み(Helppo kanakastike arkeen)」という料理のレシピが掲載されており、確かに簡単そうだったので作ってみたそうです。

トマトベースでパプリカパウダーなども入ったこの料理、フィンランドというよりハンガリー風かもしれないと言っていましたが、ほんのりカレー風味でご飯にもディルとバターを和えて工夫されたとのこと。美味しそうです。

また、先月刊行されたばかりのミア・カンキマキの『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』(末延弘子訳・草思社)という一冊を紹介してくれました。清少納言について調べるためにフィンランドからやってきた女性の旅日記で、彼女の感じる京都や日本人の様子などが描かれているそうです。

著者が清少納言のことを「セイ」と呼んでいるのがおもしろいというゆかさん。確かに「少納言」は役職だから「セイ」で正しいよねと岩間さん。自分も読んでみようと思っています。


映画『TOVE/トーベ』写真展

そしてゆかさんは、 YOSEIDO銀座店で開催されている映画『TOVE』の写真展へ行かれたそうです。会場にはたくさんの写真と映画で使われた衣装や小道具なども展示されています。

ギャラリーの2階にあるカフェの「さつまいものキーッセリ」がとてもおいしかったとゆかさん。キーッセリはとろみのある冷たいスープでパンナコッタにはブドウのスライスが並べてあると。最後の写真を見てその意味がようやくわかりました。

映画を観る前に行くか、それとも観た後に行くか悩んだというゆかさん。写真展の会期は10月17日までですので、ご興味のある方はお早めにどうぞ。

また、ゆかさんもいま購読中の一冊を紹介してくれました。ソフィ・オクサネン『粛清』(上野元美訳/早川書房)です。エストニアを舞台に戦後の様子などを描いた物語だそうです。

みほこさんによるとフィンランディア文学賞も受賞したベストセラーで元々は舞台の戯曲として書かれたそうです。またエストニアとフィンランドの両親の元に生まれた著者のオクサネンはフィンランド語で執筆し、注目の作家であると共にオピニオンリーダーでもあるそうです。

ちょっと調べてみたところ「北欧の文学的レディ・ガガ」と一部で呼ばれることもあるそうです。写真を見たところ確かにそんな感じも。


フィンランドが作品の舞台に!

最後はみほこさん。

写真でお気づきになりましたでしょうか。アルテックガチャをコンプリートされたそうです。こんなことができるのも大人の特権と岩間さん。早く大人になりたいです。

そして先週予告だけお伝えしていた「北欧語書籍翻訳者の会」のnoteで、みほこさんの担当された記事が公開されました。フィンランドが舞台となっていたり、フィンランド人が登場する作品を紹介しています。読書にぴったりの季節ですので参考にされてはいかがでしょうか。

▶︎ 「フィンランド」が作品の舞台になっている!

記事の執筆後にみほこさんが読み始めたのが韓国の小説『我らが願いは戦争』(チャン・ガンミョン著/小西直子訳/新泉社)。近未来の朝鮮半島情勢を描いたディストピア小説で、平和維持活動を行う多国籍軍に参加する国の一つとしてフィンランドも登場するそうです。

フィンランドという国はやはりそのように捉えられているんだと興味深く感じたとみほこさん。フィンランド登場作品紹介、第2弾もあるかもと。


今週のお知らせ

そんなみほこさんよりお知らせをふたつ。

まずは「DREAM IT, BE IT!」。英語スピーチ動画コンテストが開催されます。2分以内の動画を撮影して応募してくださいとのことです。9月14日までと締切が近いですが、お知り合いに対象年齢の方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。最優秀賞がフィンランドにご招待ということで「参加したい!」とゆかさん。自分も参加したいです!

駐日フィンランド大使館は日本の15-18歳の女子を対象に、Dream it, Be it の英語スピーチ動画を募集します。最優秀賞に選ばれた方は、優れた教育システムと美しい自然で知られるフィンランドでの6日間のスタディキャンプにご招待。(下記ウェブサイトより抜粋)

▶︎ 最近の出来事 – Finland abroad: Japani

そしてまだ情報公開前ですが、9月8日(水) フィンランド大使館で「世界識字デー」を記念してフィンランド語絵本の読み聞かせのイベントを行うそうです。フィンランド語の響きを楽しみたいという方におすすめです(日本語でも説明してくれるとのこと)。詳細などにつきましては今後の「フィンたん(駐日フィンランド大使館)」のツイートにご注目を。

情報が公開され次第、moicafe.comのTwitterアカウントでもお知らせします。他にもフィンランドの情報についてご紹介しているので、ご興味のある方はぜひフォローしていただければと思います。


柿の木で思い出すのが父親に頼んで竹竿で柿をとってもらったこと。幼い頃家の前に大きな柿の木が3本あり、秋になるといつもとってもらうので(ちなみに自分たちはシャツを袋にして受け取る係)柿に不自由しませんでした。八百屋さんで買うのを躊躇ってしまうのはそんな経験があるからかもしれません、笑。そろそろ柿が食べたいなあ。

というわけで今回はこの辺で。次回もお楽しみに。

text : harada

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