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#16|愛するということ

好きなものやことを聞くのはとても楽しい。たとえ自分が知らなかったことだとしても、そこには愛があるから。森の中のベンチに座っていて、蚊の大群にモテモテだっため身体のあちこちがかゆいです(虫除けしているのですが)。愛でしょうか ──

Moi!フィンランド好きが日曜朝8時から今週のフィン活について報告しあう30分

本日クラブのメンバーが100名を超えました。(わーい!)いつもありがとうございます。もうすこし司会がうまくなったら、みなさんの声をお聞きしてみたいです! それでは16回目となる今回のレポート、メニューはこちらです。

+ カレリアシチュー
+ フィンランド風カレー?
+ トーベ・ヤンソン -仕事、愛、ムーミン-
+ オリ・マキの人生で最も幸せな日


カレリアシチュー

今週の最初の報告は、ゆかさん。参加されているオンライン料理教室のお題がフィンランド伝統料理のカレリアシチュー(karjalanpaisti)だったそうです。

材料はお肉に玉ねぎと人参。ジャガイモの入っていない肉じゃがのようですが、味付けは塩胡椒のシンプルな料理です。鍋ごとオーブンに入れて、焼き色がつくくらいまで煮込むと美味しいそうです。ちょっと調べてみるとフィンランドではカレリアシチュー用のお肉パック(牛肉と豚肉の角切り)が販売されていました。とてもポピュラーな料理なのでしょう。

どんなところがカレリア風なのでしょうという岩間さんの質問に、あくまで推測ですがと、みほこさんがフィンランドの暖炉事情について教えてくださいました。

フィンランドの東側と西側では暖炉の形に違いがあり、東側(カレリア地方を含む)では料理を暖炉の中に入れられるようになっていて、西側では暖炉の上に鍋などが置けるようになっているそうです(ストーブ型といった感じでしょうか?)

よって、鍋ごとオーブンに入れる作り方から「カレリア風シチュー」と呼ばれているのではないかということでした。

また、フィンランドの中央あたりサヴォ地方クオピオの郷土料理カラクッコ(kalakukko)のお話も。魚(kala)と薄切りの豚肉をライ麦の生地で大きなパンのように包んだ料理です。

岩間さんもゆかさんもまだ試したことがないそうですが、おうちで作られたカラクッコはとても美味しいとみほこさん。元々は森で働く木こりたちのお弁当として作られていたようです。


フィンランド風カレー?

みほこさんは、EUフィルムデーズで上映されていた『ラストディール 美術商と名前を失くした肖像』をご覧になられたそうです。この映画の公式サイトには、岩間さんのコメントも掲載されていますので、ぜひどうぞ。

▶︎ 映画「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」

みほこさんが後ほどこの映画の鑑賞記を書かれるということですので、おってリンクなどお知らせします。

追記)こちらです↓どうぞご覧ください。

▶︎ 【映画鑑賞記】 『ラストディール 美術商と名前を失くした肖像』: 北極星を真上に見上げて

そして、湯浴み後のムーミンたち。フィン活かどうかわからないですがと仰っていましたが、フィン活です!(と勝手に断言、笑)

それから、みほこさんが最近考えているというフィンランド風カレーについて。フィンランドだったらどんなカレーが受け入れられるでしょうか。

まずは肉をソーセージかウインナーにしましょうと。カレーはどんな種類がよいでしょうか、スパイスから?と、ゆかさん。ここで岩間さんが、カフェモイのフィンランド語教室で講師をされていたLさんが好きだったのは「ハウスバーモントカレー」だったと教えてくれました。フィンランドにも持ち帰られたりしていたそうです。

というわけで、カレーのルーは「ハウスバーモントカレー」の甘口に決まりです。ちなみにフィンランド語でのカレーの発音は「カリー」だそうです。

いま思いついたのですが、カレリアシチューにカレールーを入れてしまうのはどうでしょうか。もしくはカラクッコに入れてカレーパンのようにしてもよいかもしれません。


トーベ・ヤンソン ─ 仕事、愛、ムーミン ─

今年10月に公開される映画『TOVE|トーベ』の前売り券を購入しました。最後のアンケートで『TOVE』を観てみたい方は?とお聞きしたところ、17名の方が挙手してくださいました。

そこで映画の予習として、トーベの評伝『トーベ・ヤンソン ─仕事、愛、ムーミン─』(ボエル・ウェスティン著/講談社)を読み始めました。

まだ最初の数章だけなのですが、弟のラルフやペール・ウロフも作家活動をしていたことを初めて知りました。作者のボエル・ウェスティンは、トーベの数多くの資料の閲覧を特別に許可されていたそうで、日記や私信なども紹介されているためとても興味深い一冊です。

そしてそしてみなさんお待ちかね? 日本全国シナモンロールの旅、第三弾はNさんのシナモンロールです! 朝ごはんにいただいて配信で話そうと思っていたのですが、うっかりしてしまいました。そしてなんと、ルバーブのジャムまで作ってくださいました、幸せです。


オリ・マキの人生で最も幸せな日

岩間さんは、2016年に公開された映画『オリ・マキの人生で最も幸せな日』をアマゾンプライムで観られたそうです。

映画はタイトルマッチを控えたボクサー(パン屋さん!)が恋に落ちる話。あまりにふわふわしている主人公にダメ出しをしたくなるところ、アスリートなどに対してストイックさや聖人君子的なイメージを期待してしまう自分に気づかされたと仰っていました。

あと残り5分、どうしようかなあと思っていたところ、岩間さんがみほこさんに今回のオリンピックで注目のフィンランド選手はいますか?という話題をふってくださいました。

みほこさんからリストをいただきました、ありがとうございます。

陸上 女子三段跳び:Senni Salminen(センニ・サルミネン)
 今年に入って自己最高記録を2度破り、フィンランド記録も破っているという伸び盛りの選手。

陸上 男子やり投げ:Lassi Etelätalo, Oliver Helander, Toni Kuusela
 全員がファイナリストになる可能性あり。

スケートボード :Lizzie Armanto(リッツィエ・アルマント)
 読み方表記は怪しいです。 

ボクシング 女子:Mira Potkonen(ミラ・ポトゥコネン)
 リオ・オリンピックの銅メダリスト(60キロ級) 

ヨット競技:Tuuli Petäjä-Siren, Sinem Kurtbay / Akseli Keskinen

競泳:Ari-Pekka Liukkonen (アリ=ペッカ・リウッコネン)
 男子50メートル自由形ヨーロッパ選手権 50メートル自由形で優勝

最後は「オリンピック期間中にオリ・マキを」という岩間さんの言葉で今回はお開きとなりました。


映画にパンにムーミン、とてもフィンランド愛に包まれた配信だったのではないでしょうか。今週も参加していただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

text : harada

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