深堀りフィンランド夏休み番外編 第2弾
みなさん、こんにちは。原田です。深堀りフィンランド夏休み番外編 第2弾は、麻布十番にできたロバーツコーヒーの初体験レポートをお届けします。言葉通り今まで一度もロバーツコーヒーへ行ったことのない初心者です。こういった場合、大抵ドタバタやアクシデントが起こりがちな星の下に生まれているのですが、今回はどうなるでしょう?
麻布十番駅、その響きからして都会です。実は今まで一度も降りたことがありません。お店に近い4番出口のエスカレーターを上がると正面にオスロコーヒーがありました。一瞬入ってしまいそうになります。いやいや、ここではありません。
左手の道を進むと、すぐに見えてきました、今回の目的地ロバーツコーヒー麻布十番店です。

お店は、ビルの立ち並ぶ角地にあります。建物の周囲は舞台のようになっていてベンチや二人がけの丸テーブルがたくさん並んでいます。店内の客席と同じくらいの広さがあるでしょうか。とても開放的な感じを受けました。
またオープン部分の屋根からはマーケットのテントのようにたくさんの電灯が下がっています。夕暮れ時に明かりが灯ったらとてもいい雰囲気になるだろうなあと思いました。きっと通りすがりの人たちもその明かりに誘われてしまうのでは。

店内に入るとすぐジェラート(jäätelö)の冷蔵ディスプレイがあります。フィンランドのお店や他の店舗の様子はわからないのですが、後ろの白い壁に「gelato FACTORY」と書かれているだけあって、麻布十番店はジェラート推しなのかもしれません。
ちなみに日本アイスクリーム協会の発表(2016年)によると、フィンランドのアイスクリーム消費量は世界3位、ヨーロッパでは1位でした。やはりフィンランドの人たちにとって、コーヒーとアイスクリームは欠かせないようです。
みなさんにご紹介するにあたってすこし変化球を狙わなければと思い、アイスルイボスティーを注文しました。店内が混み合っていたので時間がかかるだろうなあと思っていたら、
「注文が前後して申し訳ありません。16番のかた〜」 ── 呼ばれました、16番です。
他のお客さんにお先にすみませんという心持ちで、すごすごとルイボスティーを受け取りに行きます。

ああ、なんだか難しいものを頼んでしまいました。トレーの上になにかたくさん載っています。まるで科学の実験のようです。それはともかくルイボスティー、すっきりとしていて飲みやすいお茶でした。
先日ラジオである歌手が喉をケアするのにルイボスティーを飲むといいと言っていたので、どことなくすっきりとした声になっているような。
プレオープンしたばかりで慣れないながらも忙しく立ち回るお店の方たちの様子がとてもよかったなあと思います。ひさしぶりに活気のある場所に来れたこともとてもうれしかったです。街にとけ込んで親しみのあるお店になることを願っています。
お近くに来た際には普段着のフィンランドを味わいに立ち寄られてみてはいかがでしょうか。今度はぜひジェラートに挑戦してみたいと思います。そうですね、あかりの灯る夕暮れ時に。

岩間さんの紹介記事はこちらをどうぞ > http://moicafe.com/article/roberts-azabu/
2021年7月7日
text & photo:harada